あなたは傷病手当金という制度をご存知でしょうか?傷病手当金は会社の社会保険に加入していれば誰でも利用できる制度で、病気やケガなどで働けない状態のときに、給料の2/3(月80万円が上限)を最大1年6ヶ月受け取れるという制度です。

特筆すべきなのが「うつ病でも貰える」「退職後も受け取れる」という点です。

実は私は前職で軽度のうつ病という診断を受けて退職するに至ったため、やりようによっては退職後に傷病手当金を受け取れることも可能でした。

それをしなかったのは、前職を辞めたことでメンタルが回復しすでに働ける状態にあったからです。要は、働けない状態であることを証明し続けることが傷病手当金を受け取れる条件ということです。

  • 働きたくても働けない
  • 退職後の生活費が心配

この制度を利用することで、上記のような不安を解消できるありがたい制度なので、もし病気やケガを抱えていて退職を検討している場合は、ご参考にしてください。

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傷病手当金と失業保険の違い

傷病手当金と失業保険の違いは3つあります。

  • 傷病手当金は社会保険に加入していれば貰えるのに対し、失業保険は雇用保険に1年加入する必要がある
  • 傷病手当金は在職中でも貰えるのに対し、失業保険は退職後にしか貰えない
  • 働ける状態にあるかどうか

稀に、傷病手当金と失業保険は同時に貰えるんじゃ?と考える方がいますが、同時に貰うことはできません。働けるなら失業保険のみですし、働けないなら傷病手当金のみです。

但し、退職後に病気やケガで働けない状態であるなら、その間は傷病手当金を貰い、働ける状態になってから失業保険をもらうということは可能です。

その場合、退職日の翌日から30日経過後の1ヶ月以内に、受給期間延長申請をハローワークで行いましょう。失業保険の申請期限は離職した日の翌日から1年間とされていますが、この手続を行うことで、最大3年間期限が延長できます。

傷病手当金をもらえる条件

これは私が退職前に健康保険組合から受け取った書類ですが、傷病手当金の支給条件は上記4つとなっております。

要は、医師の診断のもと、働くことが困難と証明できれば、退職前・退職後に関わらず傷病手当金は貰えるということです。但し、3日連続で会社を休む必要があり、4日目以降から手当金を受け取れます。

退職後にもらうには退職日当日も休む必要がありますし、社会保険に1年以上、加入している必要があります。そのため新入社員は退職後に受給することはできません。

受け取れる金額は冒頭て給料の2/3(上限は月80万円)と説明しましたが、厳密に言えば日額の2/3です。傷病手当金は1日あたりに支給される制度となっています。

傷病手当金の支払いは、初回は申請後約6週間ほどかかりますが、2回目以降は約4週間程度で振り込まれます。

傷病手当金申請の流れ

例として、上司のパワハラなどでうつ病に追い込まれて退職する場合の申請の流れを、時系列でまとめてみました。

  1. ①会社に体調不良などで出勤できない連絡をする

    メンタル的に追い込まれていることを同僚も察していれば、休む理由も察しているはずです。

  2. ②その日のうちに心療内科に行き診断書をもらう

    私は「軽度のうつ病のため、1ヶ月程度の自宅療養を要す」という診断書を書いてもらえました。

  3. ③数日間、有給休暇で休みつつ退職するか休職するか検討する

    おそらく、最初は有給消化という形で休むことになるでしょう。この間に退職するかを決めて下さい。尚、有給消化で3日連続休んでも4日目からは傷病手当金は支給されます。

  4. ④会社に迷惑をかけたくないという理由で退職する旨を伝える

    辞めると決めたのであれば、休職せずその月に辞めることを伝えましょう。前述しましたが、退職日に出勤しては傷病手当金は受け取れないので必ず休んだまま退職してください。尚、健康保険証のコピーもとっておきましょう。申請に必要となってきます。

  5. ⑤退職後、健康保険組合から健康保険傷病手当金支給申請書を取得し申請する


    本人記入欄を書き、医師に意見書欄を書いてもらう⇒会社の総務に書類を郵送⇒会社記入欄を埋めてもらい健康保険組合や協会けんぽの都道府県支部の窓口へ提出。会社が書いてくれない場合は、全都道府県支部に相談して、行政に協力してもらいましょう。我々の権利ですからね。尚、退職後遡って申請できますので、在職中や退職直後に必ずしも申請する必要はありません。

  6. ⑥完治後に失業保険の申請をする

    1年以上の療養が必要であれば前述したように、退職日の翌日から30日経過後にハローワークで受給期間延長申請を行ってください。

ざっとこういう流れで傷病手当金は申請していきます。ポイントは、診断書と申請書です。当然ですが医師に診断書を書いてもらい、働けないことを証明してもらう必要があります。

また、退職後に1ヶ月に1回は診療を受ける必要があるので、不正に受給することはできませんし、そんなことは考えないでください。

それと、退職前の休みを有給消化する場合ですが、健康保険組合によっては休みを全て有給で消化した場合は支給を認めていないので、必ず退職前にメールでも電話でもいいので確認は取るようにしてください。

傷病手当金はあくまでも会社は関係なく健康保険組合とのやりとりなので、親身に相談に乗ってくれますよ。

まとめ

傷病手当金は通常の病気やケガだけでなく、うつ病にも適用される非常にありがたい制度です。

もし、あなたが上司のパワハラで悩んでいるのでしたら、この制度があるだけで非常に気持も楽になるはずです。私もそうでしたからね。

私の場合、軽度のうつという診断でしたし、退職すれば元気になると思っていたので退職後に申請は行わず、すぐに失業保険をもらいつつ転職活動をスタートしました。

実は、失業保険は通常、退職後に約3ヶ月の給付制限があるのですが、医師の診断書つきで病気やケガで退職したことを証明できれば、給付制限なしで退職後すぐに貰うことができます。

また、通常1年以上加入していないともらえない失業保険も、半年の加入でもらうこともできます。

詳しくは、「失業保険の受給資格やもらえる金額について!2倍以上貰える方法もご紹介!」の記事をご参考にして欲しいですが、退職後に元気になる見込みがあれば、なるべく早い段階で失業保険に切り替えましょう。

働かずにお金は貰えるかもしれませんが、空白期間が空けば社会復帰する気力が削がれていってしまいます。

それに、退職後に地元に帰る場合などは、病院を変更する必要もありますし、そうなればまた病院探しからスタートで非常に面倒くさいですしね。傷病手当金は、あくまでも辞めるときの保険程度に考えましょう。

また、退職後に傷病手当金をもらう場合、健康保険や年金の手続きも必要になりますので、詳しくは「会社の辞め方の手順!(退職後にやるべきこと)」で手続方法などをご覧になってください。

傷病手当金をもらうからといって、国民健康保険にしなければいけないという制限などは一切ないので、なるべく保険料が安いものに切り替えましょう。

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