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簡単ですが、先ずは自己紹介をいたします。現在40代後半のメーカー勤務のサラリーマンです。

ずっと同じ会社で勤務した訳では無く、スキーのインストラクターや建築設計、材料メーカーでのセールスエンジニア等を経て現在に至ります。

元々、私は大学で土木工学を専攻していましたが、中学生の頃から漠然と海外への憧れを持っていました。就職活動時には、その想いが叶わず、土木施工管理業務に1年ほど携わっていましたが、海外への想いは断ち切れずに退職し、カナダへ渡航しました。

先ずは、英語が話せない事にはどうにもなりませんので、先ずは半年ほど英語学校に通いました。

その後は、一冬をスキーインストラクターとして過ごし、春からはバンクーバーで建築設計の仕事に約9年従事してから、日本へ帰国し鋳造業界でセールスエンジニアとして約5年、関連の材料メーカーで約12年仕事をして来ました。

現在の仕事と自分のキャリアパスとのギャップに悩み、迷ったほんの僅か先輩として、自分の経験談をお話出来ればと思います。

【この記事の執筆者の経歴】
施工管理(1年)⇒カナダへ留学⇒現地で9年⇒日本帰国でセールスエンジニア5年⇒メーカー12年

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仕事を辞めて渡加したきっかけは?

  • 漠然といつかは外国に住んでみたいと思っていた
  • やらないでで後悔するよりも、やって後悔した方が良いと思った
  • 上司の自律神経がおかしくなっている様を見て、同様な境遇になりたくはなかった

元々、中学、高校生時代にサッカーをしており、海外への憧れは漠然と持っていました。かと言って、英語の成績が良かったかというと、むしろ悪く、学習意欲は低かったです。

一方で、当時の日本と海外(欧州、南米)とのレベルの違いが大きく、どうしてこんなにもレベル差があるのか?という疑問を子供なりに持っており、また、自分自身のスキルは高くはなかったですが、漠然と海外への憧れを持つきっかけが、サッカーであったと思います。

大学生になり、自分でアルバイトをしてお金を貯めるようになると、欧州や北米、東南アジアなどに行くようになりました。今では信じられないかもしれませんが、当時はインターンシップのような制度も無く、将来に向けて明瞭な目的などは有りませんでした。

そんな風に時間を過ごしていると、いつしか就職活動の時期になり、やりたい事も目標も明確に出来ないままに会社訪問の時期を迎えてしまいました。

時はバブル崩壊直後の就職活動時期で、諸先輩方の就職時と大きく状況は様変わりしていました。

そんな中、十分な準備をしていないのですから、エントリーした企業にはことごとく受からず、そうしてくると受ける会社と自分のやりたい仕事との意識の間に徐々に溝が生まれて来、結果的に悪循環に陥ってしまい、最終的には大学の研究室から紹介された会社に収まる事となりました。

仕事自体は交通インフラを維持、点検する社会的に重要な仕事であり、それなりに得るものは有りました。

ですが、仕事の性質上、深夜の勤務があったので、体力的にキツイ部分も有り、また、この状況は、自分の思い描いた事との乖離が大きく、このまま社会人としての責務を全うするか?あるいは、ダメもとでも自分の希望を試せば、残りの社会人人生を悔いなく過ごす事ができると思い、数か月迷いましたが、退職する事を決めました。

目的地は、学生時代に何度か行った事のあるカナダに決めました。

本来は、欧州、特に当時の西ドイツがサッカーの主流でしたが、外国人に対して排他的な印象があり、一方でカナダは移民の国なので、溶け込みやすいのかと思って渡航先を決めました。

渡加後の感想 -カナダへ渡って良かった?

  • 一人で渡加したので否が応でも英語で使う必要に迫られて、英語への抵抗感が無くなった
  • カナダ人の論理思考や生活習慣が理解出来、日本への帰国後に外国人と仕事をするようになり、外国人のメンタリティーが理解出来るようになった
  • 一人暮らしをしたことが無かったので、精神的にも自立出来る様になった

旅行では、何度か行った事のあるカナダへ退職して初めて降り立った時の感想は、『ついに来ちゃったな』というものでした。

色々と思い悩んだものの、思い切って来て良かったと思う反面、退職して渡加したので、職業上、無職という社会人としての不安定な立場への不安とが入り混じった感じは、今でも覚えています。

駐在員での渡航では無かったので、何も守られるものが有りませんでした。辛うじて学生時代にアルバイトで貯めていた少しのお金と海外旅行保険、何度か行った事のある場所だったので、土地勘が僅かにあるくらいでした。

当初は、少なからず知り合いを当ており、何とかなるかと思っていた部分も否めませんでしたが、直ぐにその淡い期待は消え、自分で行動しない事には何も始まらない事を理解しました。

知り合いに紹介してもらったホームステイ先に寝床を確保して、先ずは英語学校に通い抵抗感を無くすようにしましたが、直ぐに飽きてしまいました。

と、言うのも、当然のことながらクラスメイトは英語を母国語にしない主に中華系や韓国人が主なので、発音や独特の言い回し、スラング等は、彼らから得るものはありませんでした。

勿論、近隣の国ですので親しみは有りますが、求めるものとは異なる事が明確になりました。

そこで、元々サッカーを学生時代にしており、また、行ってから気が付きましたがカナダも意外に?サッカー好きが結構多く、電話帳でサッカーショップを探し、お店の人に常連のお客さんが所属するチームを紹介して貰いました。

できれば白人主体のチームを。サッカーの知識、テクニックは、それなりにできる自負がありましたので、物怖じせずにプレーをする事ができ、チームメイトから興味を持ってもらい話しかけてもらうようになりました

そこで私の求めているネイティブの発音、話し方やコミュニケーションが身近にとる事ができるようになりました。

仲良くなったチームメイトと色々な話をするようになってから、私がスキーインストラクターをしたい事を話すと、ある日、チームメイトの1人がスキースクールの校長先生の直通番号を教えてくれました。

サッカーチームを探すときと同様、積極的にアプローチをし、時にはファーストエイド(緊急救助)の講習を受けた事など、何か履歴書にアップデートした項目があれば、適宜、意中の会社にコンタクトを取り顔を覚えて貰う事をし、幸運にもスキーインストラクターの職を得る事ができました

その後、インストラクターをしていた時に幸運にその後の上司になる建築設計会社の社長が生徒の一人で、私に関心を持っていただき、スキーシーズン終了後に採用して頂く事となりました。
 
カナダ式の職探しやライフスタイル、また、自分の適性や職業観、キャリアパスなど学ぶべき事は、多々ありました。

日本では、学校を卒業したら後は働くだけですが、カナダ人は、自身のキャリアに必要だと思えば平日の仕事の後や週末、場合によっては一旦、退職をして勉強をし、学んだ事を実社会に反映させると言う、アカデミックと社会とが密接に関与している点については、とても学ぶべき点が多いと感じました。

英語を学ぶ事も重要でしたが、英語を使って自分の意思を伝えると言う行為を行う事ができたのは、その後の価値観に大きく影響を与え、苦労した事ももちろんありましたが、非常に得難い経験をする事ができたと思います。

約9年で日本に帰国しセールスエンジニアへ転職した理由

  • 製造業に携わりたかった
  • せっかく英語圏に住んでおり、何とか意思疎通が出来るようになったので、それを活かせる仕事をしたかった
  • カナダでは建築業界に携わっていたが、日本では建築業界に関わりたくなかった為、その他の職種を鑑みるとセールス分野が妥当であると考慮した為

諸般の都合で日本に帰国をする事とした際の自分なりの職業選択基準として、技術系のバックグラウンドはなくしたくかったので、「物作りをしている会社」「せっかく学んだ英語を活かしたかった」「海外と日本との接点を維持したかった」を自分なりの基準としました。
 
また、カナダでの自分なりの職業経験として、BtoCではなくBtoB の仕事をしたいと思うようになった点。

また、私の場合は、日本からの出向という形態でカナダに在住していた訳では無かったので、雇用側の企業からしたら技術者としての私の需要はないであろうという点、それらの条件から技術者としてではなく、技術的なバックグラウンドが重宝されるであろうセールスエンジニアとして求職するに至りました。

仕事を辞めて海外へ行ってOKな人、NGな人

色々と自分なりの経験や考えを思うままに書いてきましたが、一方で渡航する事のデメリットも考えねばなりません。それは、各々の置かれた状況も異なりますので、一概には言えませんが、私の場合で言いますと、無職になる事、自ずと収入源が無くなる事、将来への不安が大きい事が挙げられます。

リスクと捉える事もありますが、何もしなければ何も始まらないので、仮に希望に沿う結果でなかったとしても、その経験から得られる事もありますので、私の場合は渡加して良かったと今でも思っています。

一方で、いまだ日本の社会は、学校を卒業してから社会に出て働き続ける事を良しとする風潮があるので、その点は十二分の考慮してご決断をされた方が良いかと思います。

OKな人

  • 新しい事に興味を持つ事が出来る人
  • 自分の意思、目的がある人
  • 努力して現地の社会に溶け込もうと努力出来る人

殆どの人が、生まれ育った環境や思考が、現在の御自身に大きく影響していると思います。そんな状況を乗り越えて、思い切って海外へ渡航するという事になるかと思いますが、海外旅行と住むのとでは、大きく異なります。

例えば、生活のためにアパートの契約をする、銀行口座を開く、携帯電話を契約する、など。そんな一つ一つに日本でのそれとは、大きく異なる事が日常茶飯事になろうかと思いますので、都度、目くじらを立てていると疲れてしまいます。

『郷に入っては郷に従え』の言葉通り、その国の文化や風習というものがありますので、そんな得難い経験が出来ていると考えて、気楽に乗り切れる柔軟性は、必要かと思います。

また、何らか目的があっての渡航かと思いますので、周囲に流されない意志の強さと言うのも現地の人々に混じって切磋琢磨すると言う点では、必要な要素かと思います。

NGな人

  • 日本が大好きな人
  • 柔軟性がない人
  • 意思の弱い人

一方で、たまにどうして渡航して来たのかと思うような、同じ国の人と固まり、日本の雑誌や食事で生活している人を見かける事もありますが、やはりせっかくの貴重な経験ですので、草の根の交流を重ねる努力ができない人は、せっかくの機会損失をしています。

なので、渡航する目的を何度も自分に自問自答してみて欲しいと思います。

もちろん、見知らぬ土地で生活をするだけでも十分に得難い経験をする事はできますが、それよりも現地の友人を作って、お互いの文化や風習の違いを知ると言う事が出来れば、なお良い経験ができると思います。

仕事を辞めて海外へ行くまでの流れ

  1. 現在の仕事を失ってでも渡航する目的を何度も自問自答する
  2. 学校に行く人は、どんな目的のどんな学校に行くのか?を地域も含めて選定する
  3. 退職届を出し、会社に辞意を伝える
  4. 渡航先の語学学習をする。特に会話を強化する
  5. 退職日まで業務の引継ぎをする
  6. 歯科治療を行う

会社員生活に別れを告げ、新たな環境に身を委ねると言うのは、あまり周囲にそう言う境遇の人がいないであろう状況から、アドバイスできる友人、知人は、なかなかいないのかと思います。

そんな環境下で会社を辞めると言うのは、非常に勇気がいる事と思います。

何度も書いて恐縮ですが、もし渡航できるチャンスがあるのならば、如何なる結果であっても得られる経験というのは、貴重なものですので、是非ともチャレンジして欲しいとは思います。

言葉の面は、是非とも渡航前に出来る限り勉強をして欲しいと思います。と言うのも、多くの人が行ってから何とかなると思っているフシがありますが、生活は渡航してから始まりますので、限られた期間の滞在を設定している方は、言葉が話せない事による機会損失は極力避けて欲しいと思います。

また、意外に気に掛からない事かもしれませんが、医療費、しかも歯科治療は、渡航先の健康保険対象外の国、或いは治療技術が劣る国は、結構あるかと思いますので、虫歯の治療は、渡航前にシッカリと治してから渡航して下さい。

仕事を辞めて海外へ行きたいあなたに最後に伝えたいこと

  • 渡航出来るチャンスのある人は、そう多く無いです。その中の1人である事に、大いに期待して下さい
  • 帰国後の御自身は、どの様になっているか?想像できますか?帰国後のご自身をイメージし、また、現在との差を埋める為の努力をして下さい
  • 仮に1年の渡航だとしても、人生80年だとしたら80分の1って限りなく0に近いので、恐るる事なく、色々な事にチャレンジをして欲しいと思います

現在の仕事が嫌で現実逃避をしたいが為の渡航のケースや、本当に何かを海外でしたいという目標の為の渡航や色々なケースがあると思いますが、能動的に行動できない人を海外では、評価してくれません。

今後、より多くの海外との接点が多くなるであろう事を考えると、行かない事による機会損失よりも、行った事で得られる機会損失の方が、非常に大きい様に思えます。良い事も悪い事も全て御自身の経験になりますので、是非勇気を振り絞って、渡航して下さい。

まとめ

色々と思うがままに書き連ねてみました。『それは違うよ』と言うご意見もあるかと思いますが、それもまた正しいのかと思います。大切なのは、自分なりの価値観や基準という芯がある事なのかと思います。

海外の方々の多くは、それぞれ宗教観があり、確固たる信念を持っている方が多いです。そんな人々と交流をする機会が、今後も増える事を考えると、渡航すると思う事だけでも非常に良い機会だと思います。

何事も新しい事を始めるのに遅すぎる事はないです。勇気を持って新しい境遇に身を置く事を楽しんで欲しいと思います。

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この記事の監修者

株式会社eia

 

この記事の企画・監修者は株式会社eiaです。クラウドソーシングサービスより実際の体験談の執筆依頼・インタビュー調査した内容をまとめた記事になります。

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