新入社員で「仕事を辞めたい」と思った時、「でも、どういう退職理由にすればいいのかわからない」と悩むこともありますよね。

私も、あなたと同じように、新入社員時代に退職を考えた時、その理由で悩んだことがありました。もちろん、退職するにはそれなりの理由はあるわけですが、それを正直に告げることがはばかられることも多いですよね。

退職する際は、その意志を直属の上司に伝える必要がありますが、たとえばパワハラなど、その上司が原因で辞める場合、その本人にそのことを正直に話すことはできません。

では、どんな理由にしたらいいのか。おすすめの退職理由を5つ紹介しましょう。

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仕事に自分が合わず、苦痛を感じている

退職したいという旨を上司に伝えた場合、まず、ほとんどの場合、上司から引き止められます。自分の部下に退職されるのは、上司にとって大きなマイナスになるからです。

特に新入社員が辞めた場合、「新入社員をマネジメントすることができない無能な上司」という評価を、会社の人事や上の人からされてしまうこともあるんですよね。

なので、あなたが辞めたい旨を伝えれば、上司はあなたをなんとかして引き止めようとするだろうということを想定しておいた方がいいでしょう。

ですから、できるだけ上司が引き止めにくい理由にした方がいいんですよね。

たとえば、「仕事が覚えられないから辛い」という理由にすると、「時間が経てば必ず覚えられる」といわれてしまうに違いありません。

「職場になじめない」という理由も同じで、時間が解決できる問題なわけです。それに、「職場になじめない」という理由だと、職場のメンバーや上司自身に問題があるというニュアンスになってしまいますので、角が立ってしまいますよね。

円満退社のためには、上司との関係を良好なものにしておく必要がありますから、こうした退職理由は避けたほうが賢明でしょう。

そこでおすすめしたいのは、「仕事に自分が合わない」という理由です。「仕事が合わない」と言われてしまうと、「そんなはずはない」という反論はできませんよね。本人が「合わない」と言っているのですから。

ポイントが2つあります。

「この仕事に自分が合わない」という言い方にする

1つ目のポイントは、「仕事が自分に合わない」という言い方ではなく、「この仕事に自分が合わない」という言い方にすることです。

「仕事が自分に合わない」と言うと、仕事の方に問題があるように聞こえます。けれど、「この仕事に自分が合わない」と言えば、自分サイドに問題があるというニュアンスになりますよね。

たとえば、「営業という仕事に、自分の性が合わない」と言った場合、「営業の仕事が合う人はたくさんいるけれど、たまたま、自分には合わなかった」というニュアンスになるわけです。

つまり、「非は自分にある」という意味合いになりますから、角は立ちません。

仕事が苦痛であることを伝える

もう1つのポイントは、単に合わないと主張するだけでなく、それが苦痛に感じられていることを明言することです。

ただ合わないというだけでは、「もう少し続けて見れば、だんだん仕事になじんで、しっくりくると思うよ」というように引き止められてしまうかもしれませんよね。

そうならないよう、「自分が仕事に合わないために苦痛を感じている」ということを、はっきり伝えましょう。「その苦痛が、日を追うごとに強くなっている」という言い方をすれば、説得力が増すでしょう。

「合わないから、仕事をすることが苦しい。その苦しさはどんどん強まっている」というようにアピールすれば、上司も引き止めにくいに違いありません。

知人や身内の仕事を手伝いたい

知人などからヘッドハンティングされているというのも、新入社員が仕事を辞める際に使える退職理由でしょう。ちょっとわかりにくいかもしれませんので、ストーリーを例示しますね。

たとえば、こんなふうに話を切り出してみるのです。「大学時代の先輩から、仕事を手伝ってほしいと言われた」と。その先輩は高校も同じで、学生時代に大変にお世話になった。その先輩が昨年、勤めていた会社を辞めて起業し、ベンチャービジネスを始めた。

1人で立ち上げた会社だったが、1年経って軌道に乗り、仕事量も急増してきた。「とても1人ではこなせない量になったので、手伝ってもらえないか」という依頼を先輩から受けた。・・・こういう話の流れにして、最後にこう告げましょう。

「直接会って、話をじっくり聞いたところ、ぜひやってみたい仕事の内容でもあったし、世話になった先輩からのたっての依頼なので、ぜひそれに応えたいと思ったのです」と。

仕事の内容も魅力的に思えていること、その先輩との人間関係を大切にしたいこと、この2つをアピールすれば、上司も引き止めにくいですよね。例え引き止められたとしても、「どうしても先輩の気持ちに応えたい」ということを強調すれば、上司も最後は納得してくれるのではないでしょうか。

「先輩」ではなく「兄・姉」を登場させる手もあります。同じように独立開業している兄や姉の仕事を手伝いたいからという退職理由にするという方法です。

「先輩」ではなく「肉親、身内」なのですから、説得力はより強まるかもしれませんよね。「兄弟関係」を持ちだされては、赤の他人である上司は、強く引き止めるわけにもいかなくなるでしょう。

いずれにしても、この退職理由は「個人的な人間関係」にもとづくもので、人間の情がからんできますから、上司も口が出しにくいと思いますよ。

しぶしぶながらだとしても、上司に納得してもらいやすい理由ではないでしょうか。

実家に帰らなくてはいけなくなった

実家ぐらしをしている人は使えませんが、そうでない人で、実家がある程度離れたところにある場合なら、「実家に帰らなくてはならなくなった」という理由も使えます。

たとえば、「父が倒れ、母が一人で介護をしている。母まで倒れてしまっては大変なので、自分も実家に戻って母の手伝いをしたい」というように話しましょう。親の病気を言い訳にするのは、ちょっと気が引けるかもしれませんが、ここは親に助けてもらいましょう。

部下にそう言われて、「親の介護なんか放っておいて、仕事を続けろ」という上司はいませんよね。もし、そんなことを言う上司なら、ケンカして辞めてしまってもいいでしょう。

実家が職場から通勤圏外であれば、実家から通うことは物理的にできません。今の仕事を辞めて、実家近くの仕事に変わるというのは、やむを得ないことです。

ですから、上司はあなたの申し出を断ることはできないはずですよね。また、あなたの実家が、何か商売をしていたり、自営の場合は、「実家の仕事を手伝う」という理由にすることもできます。

この場合は、「父が体調を崩し、店の仕事が思うようにできなくなった。親がやっている店は、自分にとっては何よりも大切な存在なので、なんとか存続させたい。だから、実家に戻って、家業を継ぎたい」というように話すといいでしょう。

親の病気に加え、「家業を続けたい」という、子どもとしての強い希望も加わるのですから、上司は納得せざるを得ないでしょう。

実際には実家が自営でなくても、それまで、会社の人に実家や親の話をしていない場合は、実家が何か商売をやっていることにして、それを退職理由にするという手もあります。

ただし、その場合は、かなりリアルに、細部にわたって綿密なストーリーを考えておくようにしてください。上司から細かいところを突っ込まれて、話のつじつまがあわなくなっては困りますからね。

いずれにしても「実家」を理由にすれば、上司は引き止めにくいものですし、新入社員の退職理由としては、説得力があると思いますよ。

夢をかなえたい

「子どもの頃に見た夢、学生時代に思い抱いていた夢を実現したい」というのも、新入社員が使える退職理由の1つでしょう。

だれでも、子供の頃「大きくなったら○○になりたい」という夢を見るものです。たいていの場合、その夢は実現されることがなく、まったく違う職業に就くことになります。そして、ほとんどの人は、大人になると、その夢のことをすっかり忘れてしまうものですよね。

けれど、中には、就職してからふとその夢を思い出し、その実現のために仕事を変える人もいます。また、学生時代に思い描いた夢を、その通り実現する人も、実際にいます。

ですから、あなたも、その夢の実現を退職理由にしてみてはどうでしょうか。

たとえば、こんなストーリーにしてみるのです。

子どものころ、シェフになりたいと思っていた。けれど、年齢を重ねるうちに、その夢のことはすっかり忘れ、こうしてこちらの会社に就職した。けれど、社会人になって仕事をするようになってから、突然、その夢のことを思い出し、いてもたってもいられない気持ちになった。

・・・このような話の流れにして、「今はどうしてもその夢を実現したいという気持ちでいっぱいなのです」と、熱っぽく語りましょう。

そして、「シェフになるためには資格を取る必要もあるし、修業も必要だから、一刻も早く始めたいと思います」と告げれば、上司も反論しにくいですよね。

もう1つのストーリーを紹介しておきます。学生時代にオーストラリア旅行をして、その国の魅力を知った。「こんなすてきな国で生活できたら最高だな」と思ったが、それはそのときだけの夢で終わった。

ところが、先日、ある飲食店でオーストラリア人の学生とたまたま隣席になり、話をしているうちに、学生時代に思い描いた「オーストラリアに住みたい」という夢が蘇った。・・・という流れにして、「だから、ぜひとも、オーストラリアへ留学して、その夢の実現のためのスタートを切りたいんです」とアピールするのです。

新入社員の退職理由の一つに「留学したい」というものがありますが、単に留学希望というだけでは、説得力はイマイチですよね。いったん社会人になってから、やっぱり会社を辞めて留学したいというには、それなりの説明が必要でしょう。

「外国人と出会って、学生時代の夢が蘇った」という話にすれば、説得力が増すわけですね。

自分探しの旅に出たい

上司が呆れてしまい、「勝手にすれば」という気持ちになる退職理由があります。それは「自分探しの旅に出たい」という理由。あなたは、「そんな子どもじみた理由が使えるの?」と思ったかもしれませんね。

確かに、ふつうの大人は、「自分探しをしたいから、仕事を辞めたい」とは思わないものですし、たとえそう思ったとしても、実際にそれを口にするケースはほとんどないでしょう。

実は、それだけにこの理由は「使える理由」だと思うんですよね。具体的に説明します。たとえば、こんなふうに上司に話してみましょう。

「私はこれまで一度も、自分自身と真剣に向き合ったことがなかったように思います。学生時代の就活の際に自己分析はしましたが、真剣に『自分とは何か』とか『ほんとうの自分とは』というテーマに取り組んだことがないと思うのです。それが、就職してこちらで働くようになってから、『ほんとうの自分はどこにいるのだろう』という疑問を感じるようになったのです。今ここでこうして仕事をしている自分は、どうもほんとうの自分ではないように思えてなりません。本当の自分は別の所にいるような気がしてならないのです」

なんとも抽象的な話ですよね。けれど、その抽象的なところが、この理由の強みなんですよ。上司は「ああ、そうですか」としか答えられないでしょう。

さらに、こう続けます。

「ですから、ぜひ、ほんとうの自分を探す旅に出てみたいんです。わがままな希望だということはわかっています。しかし、これは若いころにしかできないことです。ぜひ、今の私に自分探しの旅をさせてください」

真剣に、目を輝かせて熱っぽく語るのがポイントですよ。

この退職理由のメリットの一つが、その意外性にあります。これまで何人もの部下から退職の意志表示を受けたベテラン上司でも、こんな退職理由は耳にしたことがないに違いありません。

意表を突いた、意外な退職理由だけに、上司はどう応えたらいいのか、どう引き止めたらいいのかわからないのではないでしょうか。

「この人には何を言っても話が通じないだろう。勝手にすれば」と上司に思わせれば、大成功です。

まとめ

「どんな退職理由にすればいいのかわからない」と悩んでおられる新入社員のあなたへ、経験者の私からおすすめの理由を5つ、お話しさせていただきました。

ポイントは、上司との関係を悪くしないこと、職場内に角を立てないこと、そして、上司が引き止めにくい理由にすることです。

上場企業に入社した新入社員が、入社式の社長のセリフを退職理由に使い退職したなんて話もあります。

社長としては引き止めたいのが本心ですが、自分が言ったことだから引き止めるに引き止めれない・・・という状況だったのでしょう。

これまでお伝えしたことを参考に、上手な理由を見つけて無事退職してください。

また、退職理由については「円満退職は退職の切り出し方で決まる!上司への退職の伝え方まとめ【退職理由の例文つき】」の記事でも詳しくまとめていますので、是非ご参考にしてください。

まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?

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