大学生、もしくは高校生という立場から社会人になり、急に責任ある仕事を任されるようになりましたね。もしかしたらアルバイトをしていたこともあったかもしれませんが、やはりアルバイトと社員では責任の重さが違います。
思っていた以上の重圧に苦痛を感じておられるのでしょう。どんなに辛いと思っていても仕事はなくなりませんし、時には追い打ちをかけるように上司に叱責されることだってあるかもしれません。
こんなに辛いならもう辞めたい…という思いに支配されながら毎日出勤していくことはとても辛いことだと思います。そこで、新卒女性で仕事を辞めたいと思った時の解決法を考えてみたいと思います。
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(診断時間は約5分です)
自分は何のために仕事をしているのか考える
あなたはどうしてその会社に入ったのでしょうか?
第一志望の会社で希望や夢を持って入社したという人はもちろん、学生生活が終わったら働くことが当たり前だから特に自分の意志とは関係なく就職したという人は大勢いるでしょう。でも誰にでも働くということには少なからずなんらかの目的があるはずです。
自分の夢をかなえるため、人の役に立つ人になるため、やりがいのある日々を送るため・・・。いろいろ目的はあると思います。その中で、一番多い目的は生活のためにお金を稼ぐことではないでしょうか。
生活していくのに誰でもお金は必ず必要だからです。
もしあなたが特に仕事に理由を見いだせず、なんとなく働いているということであれば、このように考えてみるのはどうでしょうか?お金のために、自分の生活のために頑張るんだ、と。
慣れない社会人生活で日々の仕事をこなすのは本当に大変なことです。でもその見返りとして毎月一定のお給料をもらえているでしょう。それは、あなたがこれまで仕事を辞めることなく頑張った証なのです。それはやめてしまっていたら手に入っていなかったお金なのです。
そう思ったらもう少し頑張ってみようと思いませんか?
そして、とりあえずお金のためと思って、とにかくがむしゃらに仕事をしてみる。自分に与えられた仕事をもくもくとやっていくと、慣れない仕事もだんだんコツをつかむようになってきて、早くこなせるようになるかもしれません。
仕事が早いと上司の評価もあがり、そうすることで新たに仕事へのやりがいをみつけることができるかもしれません。辞めたいとばかり思っているとその考えで頭がいっぱいになり、そのせいで仕事が思うようにできなくなってしまっているのかもしれません。
あなた本来の実力が出し切れていない状態でやめてしまってはもったいないのです。あなたは仕事をするため、見返りとして報酬をもらうために会社に入ったのです。
もう一度なぜ仕事をするのかを考えて、仕事に思いっきり打ち込んでみる姿勢を持ってみてはどうでしょうか。
同期や家族に相談する
その会社であなたと同じ立場である新卒仲間の同期に、思い切って今自分が悩んでいることを打ち明けてみましょう。
自分が辛いときには周りが楽しそうに見えてしまいがちですが、イキイキと仕事をしているように見えても、実は同期だって同じような悩みをかかえているかもしれません。
もう仕事がつらいんだよね、と軽く愚痴を聞いてもらうようなかんじで仲間に話してみてください。仕事に愚痴がない人はほとんどいないでしょうから、みんなで同じように愚痴を言い合ってみましょう。
そうすることで少しすっきりするかもしれません。
悩み事は一人で考えているともんもんとしてしまって、冷静に答えを考えることが難しくなってしまいます。人に話すことでストレスや悩みが解消されることもあります。
自分が抱えているその悩みを、同期はどのように向き合っているのかを知ることで、新しい道ができるかもしれません。
また、相談し合うことで同期との仲も深まり、それ以降困った時にお互い助け合えるようになれるでしょう。仕事をしていくうえで、上司以外に気軽に相談できる相手を持つということはとても重要なのです。
次に、あなたを一番よく知る家族に相談してみるのもよいでしょう。特に親は社会人経験者であることが多いでしょうから、あなたの性格を把握したうえで的確なアドバイスをしてくれるかもしれません。
あなた自身も、他人には相談しにくい悩みでも、家族になら気兼ねなく話すことができるでしょう。また、家族はあなたが悩んでいることを知ることで、あなたが家にいる時には何気ない気遣いなどで支えてくれることでしょう。
こういった悩みは、信頼できる相談相手が必要なのと、たとえ的確な答えが得られなくても、話をすることでストレスを少しでも解消することに意味があるのです。
上司に相談する
同期や家族に相談してみても悩みが解決しないようであれば、上司に相談してみましょう。上司も過去にはあなたと同じ会社で新卒時代を通って来た経験者。いろいろと相談にのってくれるかもしれません。
辞めたい原因が上司なら、先輩でも構いません。あなたは今何に悩んでいるのでしょうか?
あなたが辞めたいと思う理由が給料であれば、自分のこれまでの仕事内容をアピールし、頑張りをもう少し評価してもらえないかと相談してみたり、仕事の内容が自分に合わないことで悩んでいるのであれば、部署移動をお願いしてみたりするのもいいでしょう。
仕事の量に問題があるのであれば、他の人にも割り振ってもらうことであなたの負担が軽くなり、悩みの解決へと繋がります。このように多くの問題は意外に相談、直訴してみることによって解決できそうなものが多いのです。
悩みの内容はいずれにしても、あなたが仕事を辛いと思っているその責任は上司にもあります。部下の状態を把握しておくことだって上司の立派な仕事なのです。
あなたが辞めたいと思うほどに辛く感じている、ということをきちんと伝え、上司の力で改善が図れるようなことであれば、そのようにしてもらうべきなのです。
ただ、相談するにあたってその上司の性格をよく把握しておくことは重要です。威圧的なタイプの上司であれば、悩んでいると伝えても、そんなことで甘い!と、かえってきつく怒られてしまうかもしれません。
そうなると余計にその職場が辛くなってしまいます。上司が複数いる場合には、一番自分に合いそうな上司に相談してみるとよいでしょう。
また、上司に恵まれず、その上司自身のパワハラで悩んでいる場合には、会社の人事部などのもう1つ上の機関への相談が効果的です。パワハラが社会的にも問題になっていますが、そういったことは1人で悩みを抱えずに、会社自体に訴えかける必要性がでてきます。
有給休暇をうまく利用する
辛いと思っている中毎日出勤するのはとても大変なことです。そんな生活は場合によってはあなたの心を壊してしまうことがあるかもしれません。そうなってしまっては元も子もありません。今の仕事はおろか、転職することだって難しくなってきます。
会社には有給休暇というシステムがありますから、それをうまく活用して辛い日々に少しずつ休憩を挟んでいくことも時には大切になってきます。
有給休暇はあなたの権利ですから、使える雰囲気であれば遠慮なく使っていきましょう。堂々と取れないのであれば、「友人の結婚式で」など怪しまれない嘘で無理やりとってみてください。
そして休暇を取った日には、次の仕事の日に向けて準備しておくことが大切です。
精神的に不安定なのであれば、心療内科へ行って診察を受け、投薬をしてもらうことで少しは症状が改善するかもしれません。心療内科と聞くとハードルが高いように思いがちですが、そんなことはありません。
1対1で専門家の先生に話をゆっくり聞いてもらえ、必要に応じて精神が安定するようなあなたにあった薬を処方してもらえるのでおすすめです。不安になった時の相談相手として完全な第3者の目を入れておくと、身内とはまた違うアドバイスがもらえて、はっとすることもあるかもしれません。
また、仕事自体に自信がなく、不安を覚えるのであれば1日かけて専門分野を勉強してみたり、資格を取ってみたりすると自分に自信もつきますし、仕事をしていくうえで役に立つことがあるかもしれません。
そしてどうしても転職を、ということであれば転職サイトをあたってみたり、実際に会社を見に行ってみたりと、それに向けての準備も必要かもしれません。
とにかくせっかく休みをもらったのですから、休息をとりつつ、今の状況への解決策を練ることが大切です。しかし、それをするには上司によく相談に乗っておいてもらうことが必要不可欠。休みを取りたい今のあなたの状態をよく理解しておいてもらうことです。
みんな仕事は嫌なのに我慢してやっているんだ、甘えるなと言う人もいるかもしれません。しかし、人は人、あなたはあなたです。
あなたが心が壊れそうなほどに辛いのであれば、休みを取ることだって大切な仕事ですし、それを許可することは上司の仕事です。時には思いきって休みを取ってみましょう。
そこで上司や周りの思わぬやさしさに触れて、いい職場だな、もう少し頑張ろうかなと思えることもあるかもしれません。
全てやってみてダメなら転職も視野に
上司に相談していろいろな対策をしてもらい、休息をはさんでもまったく改善が見られない、ずっと辛いままだ、という時には転職してみることも考えてもよいかもしれません。
しかし、「転職しよう!」と思って突っ走ってしまうと、まわりが見えなくなってまた同じ過ちをしてしまうかもしれません。次の会社に行こうとする前に、もう少し立ち止まって考えてみましょう。
まず、あなたは新卒で転職しようとしているわけです。前の会社ではほとんどキャリアも資格もなく、自己都合で辞めている。そういった人をあえて雇ってくれる会社は多くはないでしょう。転職活動はなかなか困難であろうことを覚悟しておいてください。
そして、もし新たな会社を見つけられたところで、その会社が全てを解決してくれるわけではありません。
あなたは今の会社に入ると決めたとき、こうなってしまうことは予想できていましたか?恐らく全く想像していなかったのではないでしょうか?会社説明会や人事との面接だけではわからないことがたくさんあるからです。
つまり、新しい会社にあなたの望んでいるような人間関係や仕事があるかどうかは、実際に働いてみないとわからないのです。場合によっては今の方がまだマシだったな・・・と思うこともあるかもしれません。
転職は一般的に、十分にスキルを積み、資格もとった状態であることが推奨されます。そうすれば転職前よりもよい職場に出会える可能性が高いからです。
どうみてもブラック企業で一刻も早くこの会社を出たい!というわけでなければ、少し思い直してもう少しキャリアを積んでから、改めて転職を考えてみることも再度選択肢に入れてみてください。その方が将来的に長く務めることのできる会社に再就職できると思うからです。
まだそこまで先を想像するのは難しいかもしれませんが、1つの会社に長く務めることは多くのメリットがあります。給料も年功序列でだんだんあがっていく会社が多いですし、退職金も勤続年数でかわってきます。
やっぱり辛いから次いこう、と次から次へと転職してばかりいると、なかなか給料が安定しませんし、老後に大きな不安が残ります。簡単に転職したらいいと安易には言えないのにはそういった理由があるのです。
ここまで転職を思い直すよう述べましたが、それを考慮してもやっぱり辞めたいという場合には、迷いをすっぱり断ち切り、第2新卒者として新たな職場を探しましょう。
今の会社を辞めることで、今抱えている精神的苦痛から解放されるのは大きなメリットです。
新たな気持ちで、今回の失敗経験を踏まえて、自分が興味のある他の分野の仕事に就いてみてもいいかもしれません。早くの転職についてのデメリットはありますが、慎重に転職活動をし、失敗を生かすことができればメリットも多くあるのです。
まとめ
仕事は誰しもが必ず悩み、辞めたい、逃げたいと思うことがあるものだと思います。今あなたが抱えているその悩みは、みんなが悩んだことのある悩みです。
そして、あなたと同じように悩んでいる新入社員の女性は全国にたくさんいます。なので、決してどうして自分だけ・・・と卑下する必要はありません。
そこをどう乗り越えていくのかは人それぞれです。時が解決するかもしれないとそのまま頑張ってみるもよし、思い切って転職をしてみるもよし。しかしここで大切なことは、あなたが自分で考えて自分で決断をすることです。
あなたの大切な人生が、よりよい方向へ向かっていけるように、今の自分ときちんと向き合って今後の方向性を決めていってください。
まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?
もし、今の仕事が不満なら、ミイダスを使い転職した場合の想定年収を確かめてください。
診断後に無料登録すると、7万人の転職事例ビフォー・アフターが検索できるので、同職業の先輩の転職先も調べることができます。
辞めた後どうなる?を知ることで、何か今の現状を解決するヒントが掴めるはずですよ。
(診断時間は約5分です)