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理学療法士は患者さんのリハビリを担当し、人の役に立てると思って仕事を始められる方が多いと思います。

私も当時、患者さんを治してあげたい、患者さんの役に立ちたいと思いこの業界に入りましたが、実際に働いてみると辛いことばかりでした。ストレスで夜眠れなくなるなることも多々あり、毎日が苦痛の連続でした。

入職してから2年くらいでそのような状態になり、3年目で退職の旨を相談し、4年目で辞めることができました。

中には今現在も私と同じような想いで悩んでいる方がいるかも知れませんので、今回は理学療法士を退職した私の経験についてご紹介したいと思います。

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理学療法士を辞めたくなる理由

ここでは私が理学療法士を辞めた5つの理由について紹介していきます。人それぞれ辞めたい理由は違うと思いますが、理学療法士をやっている方でしたら共有して頂ける内容だと思います。

人間関係(スタッフ同士、上司とスタッフ、患者さん)

上司は病院の経営のことばかりを考えているため、とにかく現場のことはあまり考えずとにかく利益のことしか考えませんでした。

スタッフに対しても相談などはほとんどなく、一方的な決定事項だけを伝え、それに従うことしか許されませんでした。俗に言う風通しの悪い雰囲気というものです。

スタッフ同士は仲良いものの、上司からそのような形で毎日プレッシャーを受けていることもあり、皆が疲弊しきっており、それぞれに対応が自然と厳しくなってしまい悪循環を生んでいました。

雑務でもなにかミスがあるとお互いをけなす習慣や、患者さんのリハビリについて相談をしても、お互いが自分の意見の正当化しかせず、結果として最低限の会話しかしないようになりました。

そんな感じで過ごしているとなかなか職場で笑顔も作れません。その中で患者さんの治療をしなければなりませんでした。

患者さんはそういったこちらの雰囲気を察するのが非常に敏感です。笑顔がない理学療法士は患者さんから好かれませんし、何よりこちらの治療に対して受け入れていただけず、結果として適切な治療を100%の形で提供することができませんでした。

とにかく、人間関係の悪さが悪循環を生む、それがすべてのスタッフに対して悪影響を働いている状態でした。

指導不足

この指導不足も人間関係からの影響もあると思いますが、とにかく指導スタッフに恵まれませんでした。

私の育成スタッフはよく言う言葉として「人に教えるの嫌いだからさ、勝手に覚えて」であり、私としては「こんな人に理学療法士なのか」と思い、上司に早い段階で相談しました。

しかし、上司は全く話も聞いてくれず、「指導を受ける姿勢をみせなさい」というだけでした。そんな中で受けた指導ですから、もちろん患者さんに通用するわけがりません。通用しないからまた育成スタッフに相談すると「自分で考えろ」です。

そんなことの繰り返しで、結果的に患者さんからも治療の質に対して私にクレームがあり、担当を外されたことも何回かありました。もちろん、私の力量不足がありますが、もう少し指導環境がしっかりしていれば違った結果だったんでなないかと今でも思います。

また、まだ経験間もない育成中にシフト上1人としてカウントされ、十分な指導を受ける間もなく実際現場に出されました。

結局、わからないことも多く、スタッフに確認しながらの業務になるため、全体の流れも悪くなり、他職種のスタッフ(看護師や受付)からは「できないスタッフ」のレッテルを貼られる事になりました。

1日の患者さんの数(単位)について厳しい

先程もお話しましたが、うちの上司は理学療法士にもかかわらず経営に関して口うるさい方でした。

「1人でも多く患者さんを見ろ」、「1人に何分かかっているんだ」「はやくまわせ」などとなかなか1人1人の患者さんに集中してリハビリをすることができませんでした。

もちろん、社会人として、組織の一員として経営を考えた行動は大切ですが、患者さんあっての理学療法士の存在がそこにはありませんでした。

とにかく、患者さんを早く回す回転ばかりを考えたリハビリしか考えないやり方に嫌気が差しました。

理学療法士の将来性

理学療法士の数は年々増加しています。理学療法士の養成校が増えているため、それは仕方ありませんが、その結果何が起こるかというと就職難民が増えるということです。

せっかく何年も学校に通い、やっとの思いで理学療法士になっても就職先がないってことが実際にあります。実際に前の職場をやめた後の再就職先はなかなか見つける事ができませんでした。

このようにこのまま理学療法士で大丈夫なのか・・・と不安に感じている方は、かなり多いのではないでしょうか?

給料の面

給料に関しても決して高いとは思えません。病院勤務ということもあり、患者さんの都合で夜遅くまで残業をすることもあります。

しかしその労働時間に対して相当の給料かと言うと疑問を感じます。

上司などは経営を任されていることもあり、比較的良い給料をもらっていると思いますが、現場のスタッフとしては朝早くから夜遅くまで働いても安い給料しかもらえません。

そうなれば、割に合わない=辞めたいと思うのは当然なのかもしれません。

私は人間関係が嫌で辞めました

上記のように私の辞めたい理由は色々ありましたが、1番は人間関係で辞めました。

私は長く働いていく上で一番大切なことは人間関係だと思っています。しかし、前の職場では人間関係が回復する兆しを全く感じませんでした。

上司からはプレッシャーを与えられ、仲間とはバチバチした関係が続き、他職種からは仕事ができないレッテルを貼られる、そういった状況では長くいると今後自分が精神的におかしくなってしまうと思い辞める決心をしました。

理学療法士を辞めるべき人・辞めないほうがいい人

私はせっかく大学も行き国家資格も取ったため、あっさり辞めてしまうのはもったいないと考えていたため、最低3年は続けてみようと思っていました。

最終的には辞めてしまったのですが、その中で私なりに「理学療法士を辞めるべきでない人」「理学療法士を辞めても良い人」について考えることがあり、それについて紹介します。

辞めるべきではない人

入社してから1、2年目の新人理学療法士は、ひとまず辞めたい気持ちがあってもまず考えたほうが良いと思います。精神的に追い詰められたりする状況以外は、まだ色々と経験をして判断材料を増やしていくべきだと思います。

石の上にも3年と言われますが、どの仕事も1年や2年ですべてを理解することは難しいと思います。もしかしたら、嫌な面はあるかもしれないけど、自分にとってやりがいを見いだせることもあるかもしれないです。

また、職場環境によって違いますが、上司を含めたスタッフ同士の仲がよい職場も考えてみてもいいかもしれません。

給料が安くても、仕事がハードでも、それを共有できるスタッフや上司がいるのであれば、今後の話し合い次第で変化させることができるかもしれません。

辞めることを考えながらも、少しだけ辞めない方向性の考えも持ちながら仕事をしても良いかもしれません。

辞めてもいい人

経験年数にかかわらず、精神的・心理的な病状が現れている時は辞めるべきだと思います。自分の体を傷つけてまでその仕事を続けることも無意味です。

まして、理学療法士は人を治療する仕事です。自分が治療を必要としている体の人が他人を治療できるわけがありません。それは患者さんにとっても大変危険なことに繋がる可能性がありますので、直ちに辞めるべきだと思います。

退職時に注意してほしいこと

では、実際に退職を行動に移す時に、どういったことに注意しなければならないのでしょうか。私が経験したこと、配慮したことについてご紹介します。

理学療法士を退職するタイミング

自分が退職を決意した段階で、その旨を上司にすぐに伝えることは大事なことです。しかし、社会人としてタイミングを考えることも必要なことです。

自分の立ち位置などにもよりますが、私の場合はシフト上で一人前と判断された割り振り方をされた時期でしたので、ここで私がすぐに退職をしては残されたスタッフに迷惑がかかる。

さらに業務が円滑に回らなかったり、スタッフ不足で患者さんに迷惑をかけることがあっては決していけません。そうなることを考えると、退職を上司に告げるタイミングは最低でも3ヶ月前には伝えるべきだと思います。

退職後にスタッフの配置をどうするのか、患者さんの割り振りはどうしていけばよいのか、求人はする必要があるのかなど色々と考えなければならないことがたくさんあります。

これらを考えるとたった1ヶ月では間に合わないことがわかると思います。つまり、退職をする上でも残されるスタッフや患者さんのことを考えたタイミングで話をすることが大事だと思います。

退職理由をどうするか

理学療法士とは全くの別の分野に興味が出てしまったことを話すべきだと思います。仮に今の職場のデメリットだけを理由に辞めたいとなると、なかなか辞めることができません。

上司によっては対策案を出されたり、説得などが始まり、なかなか退職に向けた話が進まずいつのまにかその退職の話すらなくなっていることもあります。

そうならないためにも、理学療法士ではできない「自分のやりたいこと」を明確に伝えるほうが効果的だと思います。また、そのやりたいことに対して現実的な計画をしっかりと持っていることを実証しましょう。

そうすることで、こちらがやめたいと思っていることが本気であると相手に伝わりやすくなります。基本、上司は辞めたいということに関して、誰でも1回はそう思うんだ、まだ深く考えてないでいってるんだなと思っていることがよくあります。

一度や二度断られても、自分がやりたいことのためにブレずに説明しましょう。

退職までにやるべきこと

そして、自分が退職したあとでも後輩や新しく入社したスタッフの育成にも積極的に絡んでいくことが大切です。

後輩には自分が担当していた患者さんの引き継ぎをしますが、ただ表上の話だけでなく、その方の性格や癖、会話の内容など、その後そのスタッフが患者さんと接しやすくなる引き継ぎを、また患者さんにとっても変わったスタッフとうまく関係を築けるように佩用する必要があります。

それと、自分が入社当時からお世話になっていた全スタッフに挨拶回りをすることも忘れてはいけません。例え、合わなかった担当者やスタッフにもこの時は挨拶に行くべきです。

これは社会人としてよりも人ととしてとても大切なことだと思います。自分がその職場で少しでもお世話になったのであれば、理由はどうあれ感謝を言うべき相手になります。

理学療法士からのおすすめ転職先

理学療法士を辞めた後、私が考えるおすすめの転職先を紹介します。

理学療法士から柔道整復師

理学療法士と柔道整復師は似ているように思いますが、私は柔道整復師のほうが自由度が高いと思っています。接骨院などを経営しているのは柔道整復師ということもあり、自分で開業をすることもできます。

よって、一から自分の理想に合わせた治療場を作ることができますし、自分がオーナーになるため、上司からの余計な圧などはありません。

理学療法士から医者

医学部を受けなければなりませんが、将来を考えれば決して悪い選択ではないと思います。解剖学などある程度の知識はすでに持っているため、一から医学部を目指す方と比べて入りやすいと思います。

また、医者になった後も、自分で経営もできますし、何より給料面が全然違います。多少、医者になるために出費をしたとしても後々返ってくる可能性が十分にあります。

理学療法士からスポーツジムトレーナー

これは他職種との関係が苦手な方にはおすすめの転職です。理学療法士の時は医師、看護師、検査技師、作業療法士、言語聴覚士、医療事務などとたくさんの職種と一緒に仕事をしなければなりません。

しかしスポーツジムのトレーナーはほぼ同じ分野であるインストラクターの方々と一緒に仕事を共有していくので理学療法士のときと比べてやりやすいと思います。

理学療法士から異業種への転職するときの注意点

転職エージェントは必ず活用する

先ほどおすすめした柔道整復師やスポーツジムトレーナーなどは、理学療法士の仕事と接点がありますが、全く接点のない異業種へ転職する場合は、転職サイト・転職エージェントを活用する必要があります。

特に、重要なのは転職エージェントです。転職サイトと転職エージェントの違いは、前者が1人で転職活動をするのに対し、後者はキャリアアドバイザーが相談に乗ってくれます。

そのため、転職サイトはどんな求人があるかをチェックするぐらいで、転職を本気で成功させたいなら転職エージェントを利用してください。おすすめは業界最大手のリクルートエージェントです。

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面接での退職理由の伝え方

退職理由に関してはあまりネガティブな発言は避けましょう。そこでいちばん大切なことはその面接に受かることです。前職場の悪口を言う場ではありません。

たとえ、ネガティブな理由で辞めたとしても、それを次の職場ではこう改善していきます、過去の経験を生かして変わります、など面接している側が期待できるような発言を意識するべきです。

まとめ

実際に理学療法士を辞めると考え出してから辞めるまでには色々なことがあります。それこそ、「辞めるのをやめようかな」と思うこともあるくらいです。

辞めたい理由が明確でなかったり、「ただ今の生活から逃げたい」といったネガティブな考えだけでは辞めることは難しいかもしれません。しかし、その退職の先に自分が本来やりたいことが明確になっていれば、退職への行動もスムーズにできると思います。

その際、自分1人で悩みすぎず、友人や家族、マイナビコメディカルなどの転職エージェントなどにも相談して、狭い自分の考えだけにとらわれずに広い視野を見ながら考え行動できると良いと思います。

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この記事の監修者

株式会社eia

 

この記事の企画・監修者は株式会社eiaです。クラウドソーシングサービスより実際の体験談の執筆依頼・インタビュー調査した内容をまとめた記事になります。

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