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「公務員の仕事は安定しているし、地域密着型の仕事で人にも地域にも貢献できるぞ!」と勇んで公務員を目指したお一人に、あなたも当てはまるのではないでしょうか。

官民一体となって地域をより良くしていく。とてもやりがいに溢れた仕事だと、私自身も県庁で働くことが決まったときは気が引き締まる思いでした。

県庁での仕事は毎日多くの人に出会い、イレギュラーなことも多く、経験値はぐっと上がりました。半面、理不尽なクレーム対応や古い体制に疑問を抱くこともありました。

あなたも公務員の厳しい現実に直面し悩んでいませんか?地域振興部や総務部など4年間の県庁生活を経て私はサービス業へ転職しました。

学ぶことも多くやりがいもある仕事を辞めて後悔しないだろうか。同じように悩んだ私の経験をお伝えしますので、参考になれば幸いです。

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県庁を辞めたくなった理由

お前たち公務員は・・・と一括りにされる

公務員に対する世間の目は厳しいです。良いことをしたときは当たり前だと言われあまりお褒めの言葉はもらえず、反対にお叱りは理不尽なくらい受けます。

全く関係ない他県の不祥事でも、「これだから公務員は」と一括りに考えられます。過去の事例を掘り起こして、「前にこんなことがあったからまた同じことを繰り返すんだろう。」と言われたりもします。

一番返答に困るのは、常套句のように「お前たち公務員は俺たちの税金で給料もらってるんだろ!」と言われることでしょうか・・・。

なかなか成果物として見せられない、目に見えない裏方の仕事が多いので、公務員はろくに仕事もせずに高い給料をもらっている、と思われることが多いようです。

仕事量も多いし世間のイメージより結構激務なんですけどね。

常に公平・中立な立場でいなければならない

発言には特に注意が必要です。誰が聞いても誰から見ても公平な言葉を選ばなくてはなりません。何気なく放った言葉に食いつかれます。「それは差別的発言じゃないのか。」「人の気持ちを全然考えていない。」と叱られます。

文書でお伝えするときも言い回しには再三チェックが入ります。語尾ひとつでも気をつけなければなりません。

私も人間ですから・・・と言いたくなりますが、ぐっと我慢です。

なので、自分なりの考えで答えを出すのは危険が伴うので、一度上司に相談してから、が鉄則でした。

理不尽なクレームを受ける

公務員は思いのほか見られています。電話や来庁で直接お話をするとき以外にも、通勤中の態度や昼休みに外食をしているとき、執務室を出て庁内を歩いているとき、気は抜けません。

「今朝横断歩道を歩いている公務員が信号無視をしていた。」「店で話し声が大きくてうるさかった。」「仕事中に携帯電話を見てさぼっていた。」など、普通の人なら見逃されるかもしれないことも、公務員だから、という理由で厳しくチェックされています。それが公務員ではない可能性を含んでいても、です。

なにか勘違いしている方は結構多く、地域のお困り事解決先のように電話がかかってきます。「それ公務員関係ないですよね・・・?」みたいなことでもとにかく怒りをぶつけられます。

しかしそのときも反発は絶対NGです。「そうですよね、わかります、はい、はい、申し訳ございません。」と、とにかく受け入れ謝りましょう。

誠実に対応していれば、だいたいの方は話しているうちに怒りが静まって電話を切ります。

型にはまった固い考え方の人が多い

仕事をしていくなかで上司に相談することは日常的にありますが、なかなか首を縦に振らない頭の固い人も多いです。こっちの方が効率的なのに!と思っても、公務員マニュアルのような考えに則た判断しかしてくれない「THE お役所仕事」に直面することもしばしばです。

自分の身を安全な場所に置きたい、守りに入っている上司と仕事をしても未来が見えませんよね。

年功序列の風潮が否めない

在籍していれば給料はもらえるし、年数が経てばある程度まで昇級しリストラにあうことはないのが公務員です。そのため人によって仕事に対する温度差が激しいです。

ここまでやるかと驚く公務員の鑑のような人もいれば、登庁から退庁までぼーっと座って過ごしている人もいます。

自分よりだいぶ年上の上司が大した仕事もせず一日だらだらと過ごし定時退庁し、あくせく働いて残業している若手より断然いい給料をもらっていると思うと腑に落ちませんよね。

県庁を退職しサービス業へと転職した理由

  • 自分の考えで決定、実行できるから
  • お客様の反応が目の前で見られるから
  • 頑張りが成果に反映されるから

県庁では中立の立場で物事を判断・発言しなければならなかったので、自分の意見を反映させながら自主的に決めていく、ということはあまりありませんでした。

自分で決定するということは責任も背負うことになりますが、やりがいや達成感は大きいです。

そしてお客様との距離が近いので、良くも悪くも反応がダイレクトに伝わってきます。お怒りのときはすぐフォローに回れるし、なにより喜ばれたとき、感謝されたときの感動は今まで味わったことがないものでした。

県庁での成果物は、資料を作り上げた、一つの契約を締結した、など大事な仕事ですが実感しにくいものでした。

サービス業は、売上や在庫としてダイレクトに数字で出てきます。それは誰が見ても基準は同じで成果がわかりやすく、モチベーションにも繋がります。

県庁を辞めてOKな人、NGな人

辞めるのは簡単ですが、冷静になって考えてみてください。今は嫌なところばかり目についてしまうかもしれませんが、全く解決の糸口がないでしょうか?転職しても同じ状況になることは考えられませんか?

後悔しない決断をするためにもう一度考えてみましょう。

辞めてはいけない人

  • 県庁へ入って1年経たない人
  • 県庁内の身近な人に誰にも相談していない人
  • 公務の中でこれだけはやり抜いたと言えるものが1つもない人
  • 休日出勤や時間外労働が苦痛な人
  • 安定から外れることが怖い人

上記に当てはまる方は、もう一度考え直してみてもいいと思います。

県庁には部署がたくさんあります。向き不向きは当然ありますし、部署ごとに業務内容も全く違います。一緒に働く人も変わります。たった一つの部署しか経験せずに辞めてしまうのはまだ早いです。

また、庁内には、あなたと同じように県庁を辞めようと考えたことがある人が必ずいます。そういった人でなくても、あなたより勤務年数が長く経験も豊富な先輩に悩みを打ち明けるのもいいかもしれません。

業務の見えていなかった面を知ることができますし、自分の考えも整理できるのでおすすめです。

先程も述べましたが、県庁内には本当にたくさんの部署があります。今の仕事にやりがいを感じていなくても異動して自分に向いている業務に携われることはありますし、辛い経験ややりきったという達成感無くして仕事の本質はまだ見えていません。

やりきった経験は自信にも繋がります。それは転職活動をしていく中でも有利になります。

基本的に県庁は月曜日から金曜日の平日に仕事をし、土日祝日や年末年始は休みです。稀に休日出勤もありますが、イベント対応など特例で滅多にありません。

時間外労働もゼロではありませんが、残業をする日は上司に了解を得てから計画的に行うので、自分の裁量次第で残業をしないということも可能です。

転職先で毎日残業続きということも考えられますので、異業種の知人などに聞いてみるのもいいかもしれませんね。

公務員はリストラがありませんし、給与面も労働条件も安定しています。福利厚生も充実していますので、冒険せずに目の前の仕事をこなしていきたいと考えている場合は辞めるのを一度考え直してみることをおすすめします。なんだかんだで公務員は守られています。

辞めていい人

  • 次にやりたいことが見つかっている人
  • 自分の意見を反映させ、自ら仕事を作っていくのが好きな人
  • 競い合うのが苦にならない人
  • 福利厚生を重視しない人

次の道を決めている人、県庁ではできないやりたいことがある人は思い切って辞める決断をしてもいいかもしれません。

県庁は業務の幅はとても広いので様々な経験を積むのにはとても良い環境です。しかし、必ずしも希望の部署に就けるとは限りませんし、明確にやりたいことがある人はそちらを目指したほうが近道の場合もあります。

中立な立場の県庁では、自分の意見で物事を決め仕事を取ってくるのは難しいです。決められた範囲で確実にこなすのが得意な人には能力を十分に発揮できる場所ですが、新規開拓や営業のような、自ら交渉して切り拓いていく仕事がしたい人には役不足かもしれませんね。

また県庁は成績を競い合ったり順位をつけて優劣を判断したりはしません。成果主義の業界では常に結果を出し数字が全てという話も聞いたことがあるのではないでしょうか。競争に向かっていく覚悟があれば新しい道を目指してみましょう。

先にも述べたように、県庁は福利厚生も充実しており、制度に守られています。福利厚生は当然の権利のようで当然に与えられない会社も多く存在します。しっかりと見極め判断しましょう。

県庁からのおすすめ転職先

IT業界

IT業界は今後需要が高まる業界です。プログラミングの教室も増えているので、公務員を続けながら教室に通い、知識をつけながら転職準備をすることができます。

また、IT業界はスキルさえ身につけてしまえば一生自分の武器として使うことができるので道を切り拓くことが可能でしょう。未経験からでも転職の可能性が十分に高い業界です。

接客業

公務員は日ごろから地域の方や企業さんの話を聞き、相談に乗ったり問題を解決することが多いです。知らず知らずのうちにコミュニケーション能力が身についています。

様々な意見を耳にする機会が多いので、接客業へ転職した際も色々なパターンのお客様への対応がすんなりとできる可能性が高いです。

接客業と言っても飲食店や販売、受付など業種は幅広いです。自分が好きだ、楽しいと思える業界を探してこれまでの経験を生かしてくださいね。

キャリアコンサルタント

コンサルタントは冷静さと論理的思考力が求められます。現状を分析し、適切な解決策を導き出しアドバイスをする、これは公務員が日々行う業務と似ています。

コンサルタントにも企業コンサルタントやキャリアコンサルタントがあります。転職を悩んでいたあなただからこそ、同じような悩みを抱えている人にできるアドバイスがあるのではないでしょうか。

県庁から転職するときのポイント

退職後のスケジュールを明確にする

次の仕事は何をするのか、仕事のあてはあるのか、いつまでに再就職したいのかなど、県庁を辞めた後のビジョンを明確にし、不安にならないことが第一です。不安になると焦ってしまい、目標を見失いがちです。

焦ると冷静な判断ができず自分でも考えていなかった選択をしてしまう恐れがあります。譲れない点な何なのか、優先条件は何か、明確にしておきましょう。

私は県庁に在籍しながら転職活動を進めたので、次の仕事を決めてから退職しました。そうすると落ち着いて考えられるので同じ失敗を繰り返すリスクは小さくなります。

早めに上司に退職の意思を伝える

退職すると言っても自分の都合だけを考えるわけにもいきません。退職の意思は早めに上司に伝えましょう。

職場はチームですから、自分が抜けた後の人員の確保、自分が持っている業務の引継ぎ、退職に伴う事務的な手続きなど退職前に行うことはたくさんあります。自分一人が抜けたら終わりではなく、多くの人が関わります。いなくなる立場であっても責任は最後まで持ちましょう。

人間関係をスムーズにしておいたほうが、あとあと助かることも多いですよ。

書類や面接の準備など実際に転職活動をする

最近はネットで履歴書を提出することもありますが、証明写真やスーツの準備など、いつでも動ける準備をしておきましょう。チャンスはどこに転がっているかわかりません。

実際に私が転職活動をする中で、タイミングがすごく重要だと感じました。

希望に合う求人がいつも出ているとは限りませんし、準備が不十分なせいで応募締め切りに間に合わないということになればまた一からやり直しです。

「今!これ!」と感じた時にすぐに動けるかが成功のカギですよ!

まとめ

転職は大きな決断なので、なかなか答えが出ない気持ちはとてもよく分かります。

私も安定を手放して新しい世界に挑戦するのが本当に正解なのかすごく悩みました。でも、悩んだ末に行動したから今があります。行動しなければ良くも悪くも何も変わりません。

「やらなくて後悔よりやって後悔」

これは私が大事にしている言葉です。転職して後悔はしていませんが、きっと行動していなかったら今も後ろ髪引かれていたと思います。

もし誰かに相談したとしても、最終的な決断は必ず自分でしてください。誰かに委ねるとうまくいかなかったとき人のせいにしてしまい、同じ失敗を繰り返しかねません。

未来は誰にも分らないので、あなたの決断が明るい未来に繋がることを願っています。そして、その決断に私の経験が少しでも参考になれば幸いです。

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この記事の監修者

株式会社eia

 

この記事の企画・監修者は株式会社eiaです。クラウドソーシングサービスより実際の体験談の執筆依頼・インタビュー調査した内容をまとめた記事になります。

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