自分がやりたい仕事ってなんだろう?就活の際に、誰しもが考えた事ではないでしょうか。あなたもそんな時期があったことでしょう。私は当時、「体を動かす仕事」「人と接する仕事」「パソコンを使った仕事」の3ジャンルに絞って考えました。
最終的に、体育会系だったということもあり、「働くなら汗水流して仕事しよう!」と決め自動車整備士の仕事に就きました。
しかし、仕事していく中で様々な問題にぶち当たって悩んみました。
- このまま続けていくべきなのか・・・
- この仕事に未来はあるのだろうか・・・
- 辞めるにしてもどう動いたらよいのか・・・
- 辞めた後の生活はどうしよう・・・
など不安な事だらけだと思います。自分も何度も悩みました。泣きました。なんで自分だけ辛い思いをしなければならないのか。この仕事をしていて、明るい未来がみえてこない。あなたも同じような境遇に立たされているのではないでしょうか。
私の経験をもとに、自動車整備士から今の職に就くまでのお話しをさせていただきます。少しでも参考になれば幸いです。
トヨタ系列の整備しとして7年勤務した後、中古車販売の営業職に転職。現在はシステムエンジニアとしてクライアント先にてシステムの開発、保守業務に従事。
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(診断時間は約5分です)
自動車整備士を辞めたくなった理由
この記事の目次
給与・待遇が悪い
何よりこれですね!誰しも、お金はたくさんほしいですよね。整備士となると収入の限界があります。しかも、限界値がとても低い。
管理職になれば話しは違うと思いますが、整備士として長く経験を積んで、スキルアップしたところでどの会社でも給与面ではなかなか収入アップにはつながりにくいのではないでしょうか。金が欲しいなら、早めに行動しないと選択肢が少なくなってしまいますよ。
【平均年収380万円~460万円程度】】
・専門卒:月17万円
・高卒初任給:月15万円
額面でこんなもんなので、ここから税金やらなんやら引かれるととても悲しい数字になりますよね・・・
さらに、車のローンとか保険などなどいくらあっても足りない状態でした。いちばんひどい月は手取り11万円だったときもありました。
私が勤めていた会社では、毎年昇給はありますがすずめの涙程度しかあがりませんでした。資格手当も業界的にとても低い。他資格を取得しても手当は数千円から数万円あれば良い会社でしょう。あなたの会社も同じような感じではないでしょうか。
将来性に不安
自動車整備士のキャリアアップしていくと整備の仕事はしなくなる。
フロントマンになり、数字を管理する工場長(マネージャー)になりクレーム対応等整備することはほとんどなくなってくるため、将来自分はこんな仕事することになると考えるとめちゃくちゃつまらないしストレスしか無いと感じましたね。
お客様のクレーム対応
これもなかなかのストレスでしたね・・・。変に車にこだわりが強い人とかね・・・。
- おたくで洗車してもらったら洗車傷ついた
- 走行中室内からキシキシ音がする
- 車検したばっかりなのに故障した
などなど多岐にわたってありますが、もちろん重大な故障のサインかもしれませんが調べた結果、安全性に異常はありませんと説明しても納得してくれず・・・
本音を言うと、動いているものなんだからきしむ音とか気にしてたら車乗れねーぞ!とか思ってましたね。
洗車も十分に注意をはらってキレイにしています。それでも傷はつきます。それを理解していないユーザーの対応とかほんと精神的にしんどかったですね。
車検したばっかりなのに故障したっていうクレームはユーザーが無知の無能すぎてこっちが怒りたくなります。車検は、あくまで現状が保安基準に適合しているかを検査するものじゃないですか!予防整備ももちろんしているでしょうけど壊れるものは壊れる!
人間の健康診断と同じで、急性的なものは無理!!!!
人間関係
どこの会社でもあることですが、どんな仕事でも人がよければ長く続くものですよね。しかし、多くの人はそうはいかないものです。
酷いときは、自分の作業台を先輩が蹴り飛ばされ大変なことになったことを今でも覚えてます。
冗談なのか本気なのか、若いうちは仕事でミスすることはありました。そのたび「やめちまえ」「明日から来るな」などの暴言を吐かれた時期もありました。
「あんたも昔は、新人のときはこうだっただろ!!」と言いたい気持ちを言えずに日々耐えていたらある時屋上で泣いてました。
整備以外の業務が酷い
これは、特殊かもしれませんが私が勤めていた会社ではケータイの販売を強制されていました。期間内に決まった台数の契約をしてこい。できないなら自身で契約してノルマのこなしていました。
当時はみんなケータイ5台もちがあたりまえでした。整備士なのになんで!?って思ってました。
営業マンは固定の顧客がいるのでそこにアプローチできますが、整備士の人間は家族または友人に声をかけていくしかなく、あまりしつこいと友人も離れていってしまうんじゃないかと思い自爆していましたね。
労働環境がきつい(夏は熱い/冬は寒い)
工場内は真夏はサウナ!昨今では、空調設備が良くなってきたのでそこまでだとは思いますが、まだまだ空調設備が整っていない工場もたくさんあることでしょう。飲み物代の高くつきますしね。
冬は、洗車がね、一番大変ですよね。ボディーは凍るし、水は冷たいし・・・。
美容師さんとか主婦の方の手荒れ並みにひどくなります。ましてや、オイルまみれですからね。
ディーラーを退職しガリバーの営業職へと転職した理由
給与・待遇が好印象
基本給はさほど良くはなく一般的でしたが、歩合制に惹かれました。買取専門だったため買いとれば買い取るほど業績が伸び定期的にインセンティブが入るので安定はしないですがなかなかの報酬が見込めました。
整備職後、営業職がしたかった
もともと人と話すことが好きで、営業職には興味がありました。しかし、高卒新卒で営業マンは採用している会社自体がないに等しかったです。
なので、整備士として経験を積みながら年を重ねてからちゃんチャレンジしようと思っていました。
スーツを着て仕事がしたかった
これは単純にスーツをきてビシッと仕事することがカッコイイと思っていたからです。。。w
【補足】転職後の正直な感想
転職は、総合的な感想としては良かったと思っています。
【転職して良かったこと】
・一番は収入が増えた事
・人間関係のリセット
・新たな経験ができた
【転職して悪かったこと】
・新たな人間関係構築の手間
・年下の上司
・新たな仕事内容の把握
転職を考える方の多くは現状に満足していなく、なにかしらに不満を抱えていることでしょう。悩んでいる暇があるのなら、自分が正しいという道を進みましょう。そこに時間を使うことのほうがとても有効な時間になります。
自動車整備士を辞めるべき人・辞めないほうがいい人
辞めるべきではない人
- 自分に自信がない人
- 目標が無い人
- 入社1年未満の人
上記に一つでも該当する人は辞めるのは踏みとどまったほうがいいでしょう。ほぼほぼというか絶対と言って良いです。私の経験上、自分に自信がない人・目標が無い人に関してはたとえ転職しても同じことの繰り返しです。
入社1年未満の人は、まだまだ見切るには早すぎると思いますが、やりたいことがある人はそれに向かって時間を使ったほうが良いですよ。時間は有限です。人生長いと思いきやいつ死ぬか分らない中それでも続けますか?
病的にしんどい人は別ですよ。身体を壊してからでは元も子もないのでね。
辞めてもいい人
- 自分に自信がある人
- 目標があり、具体的なライフプランがある人
- ポジティブな人
- コミュニケーション能力が高い人
- お金に余裕がある人
上記の一つでも当てはまる人は、いつ辞めても上手くいくと思います。大丈夫です。今すぐ辞めてしまいましょう。ただし、計画的にw
自分のやりたいことにベクトルを向け時間を使うべきです。退職するときに私は、めちゃくちゃ先輩や他部署の方々から止められました。しかし、後悔はありません。
今まで苦労はしましたが、収入もアップしました事も良かったことのひとつです。踏み出したことによって出会えた人はたくさんいます。
説得するにあたって使った言葉としては、自分がやりたいことにベクトルが向いてしまって今の仕事にやる気がなくなってしまった。今の仕事を頑張るよりやりたいことを頑張りたい。
そのほうが、後悔せずに生きていけると思うんです!的な話しをした記憶があります。
自動車整備士からのおすすめ転職先
システムエンジニア
収入アップ・将来性を重視している方はシステムエンジニアはおすすめです。しかし、今までの培った技術はなにも役に立ちません。
なかなかの根性とやる気がないと難しいかもしれませんが、チャレンジするには良い職業だと思います。私は30歳でこの職業につき、四苦八苦しながら頑張ってます。
飲食業
楽しく仕事をしたい方にはおすすめです。収入の面はあまり期待しできませんが、会社によっては待遇が良いところがあるのでよくリサーチしてみたほうが良いです。
ただ、本当に楽しい仕事だと個人的には思います。店長やっていましたが、経営についても身をもって経験できるので、自身のスキルアップに繋がります。
起業
収入アップと楽しさを求めている人はもうこれ一択です!!!自分の楽しいと思えるものだったら苦痛にならないでしょう。そうは言っても大変ですけど…。
起業するにも、人・物・金を準備しないといけません。経験もないと融資等も受けれませんのでそのあたりも視野にいれて検討してみるのもいいでしょう。
自動車整備士から転職したいあなたへのアドバイス
必ずしも転職先を決めてから退職する必要はない
よく次の仕事が決まってから退職したほうが良いという意見がありますがそれウソです。
失業手当や退職後に仕事をしていなくてももらえるお金がありますので、給付日の時期を下調べしてからとりあえず退職でも全然OK!数か月かけてゆっくり次の仕事を探すのも長い人生の中では良い時間になると思いますよ。
いままで自分はまるまる3か月仕事をしていなかった時期はありました。それでも、こうして生きています。
誰かに相談しなくても全然大丈夫
今の仕事を辞める際、会社から聞かれることがいくつかあると思います。「転職・退職の理由は?」「誰かに相談した?」と聞かれたことがあります。
理由に関しては、正直に言ってもいいと思います。前向きな理由の方が止められたりしないと思いますが、ネガティブな理由だと結構イラっとされる事を言われる可能性があるので、それに耐えられる人は正直に言ってみましょう。
よく言われるのが、「そんなんじゃ、どこに行っても通用しない。」定型文のような全然心に響かない言葉ですね。
スマートに職を離れたいようであれば、ウソでもポジティブな理由を用意しておくといいかもですね。
せっかく転職するならまったく新しい世界に挑戦
これは私個人の考えが強いですが、せっかくならまったく違う世界に挑戦してみはどうですか?正直けっこう勇気がいることだと思います。自分もそうでした。
人によっては、今までも経験を活かすべきと考える方もいるでしょう。あなたはどっちですかね?
どっちも正解だと思います。ぶっちゃけなにを言われようが所詮他人ですから、あなたの人生どんな選択をするかは自由です。反対されたとしてもその人はあなたのことを助けてくれますか?養ってくれるんでしょうか?
やりたい仕事ピックアップして選ぶも良し。絶対やりたくない仕事をピックアップしてそれはさけるという絞り方も用意でしょう!
ワクワクする事への挑戦の方が、転職活動に活力が湧くと思いますよ。
まとめ
心身ともにズタボロで、辞めたいという人は今すぐ休んでください。お金の心配はあると思いますが、日本に住んでる限りは収入が一時的に途切れても死にません。
なにより、自分の身体を大切にしてあげてください。あなた一人会社からいなくなっても、正直会社はなんのダメージはありません。仕事は回ります。
自身が、どういった人生にしたいのか。どういった最後にしたいのか。それによってなにをすべきが見えてきます。
「時間の自由」「人の自由」「経済の自由」この3つのバランスが大事だと私は思っています。
このバランスが崩れると人は苦痛を感じます。人によって自由の大きさはそれぞれ違います。年収600万円で満足する人。いやいや1000万円ないと満足できないよ。
金はそこそこで、食事に付き合ってくれる友人や知人、家族がいて土日遊べればそれで幸せと思う人もいます。
自分の自由の大きさはどの程度なのか。どの程度必要なのか。そして、具体的に決めること。それを実現させるためにはどうしたらよいか。そんなことを考え、行動すればあなたのこれからの行動が変わってくることでしょう。
楽しくワクワクする人生を!!!
まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?
もし、今の仕事が不満なら、ミイダスを使い転職した場合の想定年収を確かめてください。
診断後に無料登録すると、7万人の転職事例ビフォー・アフターが検索できるので、同職業の先輩の転職先も調べることができます。
辞めた後どうなる?を知ることで、何か今の現状を解決するヒントが掴めるはずですよ。
(診断時間は約5分です)