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【大好きな動物の役に立つ仕事がしたい】小学生の時からの夢を叶えるため、ペットの専門学校での勉強はとても楽しく、充実した日々でした。

ペットと関わる仕事に就くことができたら、毎日かわいいペットに癒されながら仕事ができて、キラキラした毎日が待っている。

そう思ってこの仕事に就く方もいるのではないでしょうか。

ただ好きなだけで決めただけでなく、動物に関わる色々な仕事がある中で、動物病院の看護士と聞くとトリミングサロンやペットショップよりなんだか雇用が安定してそう。

好きな仕事をしながら安定した毎日が送れる。そんな気がして働き始めた職場で思い描いた仕事とは全然違う労働環境に心が折れていませんか?

これからどう働いていこうという岐路に立っていませんか?

私は新卒の病院で4年間、その後転職し違う病院で3年間働いてきましたが、その中で何度も心が折れかけて、たくさん悩みました。そんな私の今までの職務経験や転職経験をお話させていただきます。

少しでも参考になれば幸いです。

まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?

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動物看護師を辞めたくなった理由

長い拘束時間と365日シフト制

病院によって勤務の時間は違いますが、拘束時間が長いことがほとんどですよね。私の最初に勤めた病院は、早番と遅番で8時間労働が守られるときもありましたが、朝8時半から夜19時までという勤務もありました。

さらに重症患者で夜に緊急手術が入れば補助が必要なので、23時すぎになることもあります。

そんな日は1人暮らしをしていたアパートに帰るころにはそこから家事をしようという気にもなれず、へとへとでした。

疲れながらも充実した日々でしたが、プライベートはというと、土日は連れて来る飼い主さんが仕事が休みで来れることが多いので、病院も混み合いますよね。

また、生き物相手の仕事なので年末年始やお盆も関係なく仕事。飼い主さんで旅行や帰省する方なども多いので、ペットホテルもとても混み合いますよね。

そんな忙しい時期は、働く社員は使いづらいですが、有給などを使わない限りは出勤が必要。

友達や恋人はカレンダー通りの休みの人がほとんどだったので、なかなか遊びに出かけたりも出来ず寂しい思いをしたこともありました。

安月給

仕事へのやる気はあっても、この問題に1番悩むのではないでしょうか。長い拘束時間や土日や、お盆年末年始の出勤などをする苦労をしてもこれだけ?と思ってしまう安月給ですよね。

病院により異なりますが新卒から3~4年働いてやっと大学卒業新卒のお給料くらいになります。

努力する分もっとお金がついてきてくれれば、またがんばろうと思えるモチベーションになりますが、安いお給料に悩みあまり長く続けないで辞めようと思ったことが何度もありました。

特殊な人間関係

動物病院の看護士は専門学校で学んだ後、6年大学で学んだ獣医師と働きますよね。

人それぞれ個性があって変わってると言われる人なんてたくさん居ますが、私が思うに「先生」というジャンルは本当に変わり者が多いです。

頭が良くないと入学も国家試験を通過して卒業も出来ない大学卒業をしている方達なので、一般の人から見た変わり者としても見えますし、プライドや医療に対するこだわりなど、良くも悪くも1番身近で働く動物看護師が影響を受けますよね。

そんな環境で、一般的な企業のように課長係長など部署が別れているわけでなく、獣医師、看護士、受付という少ないジャンルとあまり多くない人数で働くので、人間関係トラブルがあったりするとどこに相談すれば良いのか悩んだり、巻き込まれることも多々あります。

井の中の蛙状態

上記にもあるように、あまり多くない人数で閉鎖的な環境で働く中で、営業職や大きな会社で働く友達の話を聞くと、私社会の知識が薄いなと思い世の中から離れた所で働いている気持ちになりました。

もちろん病院でも飼い主さんとの交流があったりするので全く関わらないわけではありませんが、若かった私は病院の中だけではない知らない世界を知りたいという野望があったので、仕事は好きでしたがそういった面で物足りなさを感じていました。

動物病院を退職し他の動物病院へ転職した理由

ボーナスカット

安月給でがんばる中でモチベーションアップになった社員のボーナスの支給。

私の勤務していた病院では月給の1ヶ月分くらいでしたが、夏と冬の支給で自動車ローンのボーナス払いがあったりレジャー費用にしたりしていました。そんな中、ボーナスがカット。

働き始めた頃より病院の混み具合が穏やかになってきたなと思っていましたが、それにしてもあまりに突然のボーナスカットに驚き、個人企業の恐ろしさを感じました。

1人暮らしにもお金がかかるのと、ボーナスをあてにしていた出費もあったので、安月給でプライベートの楽しみもなく働く毎日を経済的にどうにかしないとと思い転職をしようと思ったのが1番のきっかけです。

スキルアップ

最初に勤務した病院は獣医師、看護士、トリマー、受付で10名ほどの小さな病院でしたし、院長も穏やかであまり野望のないタイプだったのでさほど変わりのない毎日。

働き始めた頃より病院の混み合いも穏やかになっていって、パートさんにとっては働きやすい職場だったと思いますが、若かった私にとってはもっと忙しい環境に揉まれてスキルアップして有能な看護士になりたい。

がんばった分お給料も貰いたいという気持ちが強くなり、忙しい労働環境でも充実してて、お給料がアップしそうな病院を調べ始めました。

石の上にも3年

転職のタイミングを決意したのはまさにこの言葉で、ことわざとの意味は異なるかもしれないですし、今時この言葉は古いのかもしれないですが、新卒から働き始めてどんなに辛くても3年は絶対にがんばろうと思っていました。

最初は先輩の指導を受けながら覚えることも多く、失敗をすることもありながら成長していきましたが、2~3年働いていくと段々と周りが見えてきて仕事も身に付いてきました。

3年間が終わる頃に、この先もこの病院で働くか辞めるか。そんなことを考えて始めた時に、この先今の病院で成長しながら明るくキラキラ働く自分の姿が想像できなかったので、4年目に仕事をしながら次に働く職場を探して満4年退職し、他院への転職をしました。

動物看護師を辞めるべき人・辞めてはいけない人

辞める前に考えて欲しい、勤務形態やお給料のことを省いて考えた時でも本当にこの仕事を辞めたいと思うか。

辞めてはいけない人

  • 院内のある程度の仕事を覚えてない人
  • 仕事の楽しさや感動を感じた事がない人
  • 次にしたいことに志がない人

新卒者が働き出す春の4月は、動物病院が1年の中で最も忙しい繁忙期ですよね。入りたてで先輩看護士に指導をしてもらいたいですが、そんな先輩も忙しく働いてるのでなかなか丁寧に教えてもらいにくい環境があると思います。

新しい仕事が覚えられていない中、慌ただしく働く毎日に心が折れて1ヶ月くらいで辞めて行く方がいますが、もうひと踏ん張りすることをオススメします。

忙しい時期に1ヶ月ほどしか働いてないと、少しの業務と雑用をして終わったくらいでしょうか。それくらいで仕事の何をやりきったか、動物病院を知りきったと言えるでしょうか。

忙しくて辛い思いをする日もありますが、6月くらいまでがんばれば春の怒涛の忙しさは過ぎ落ち着いてくるので、そこから多くの業務がある動物病院の仕事を覚えていきましょう。

知ること、出来ることが増え先輩看護士と獣医師と病院の一員として働き、一通りの業務を自分で出来るようになりましょう。

働いている中でペットの死などの悲しく精神的に辛いことや、それでもやってくる仕事の拘束時間の長さによる肉体的疲れに心が折れそうな場面がやってくると思いますが、続けていれば病気でやってきたペットが元気になる姿や帝王切開で産まれる新たな命に立ち会えることなど、多くの感動に出会えます。

働く時間が長くなってくれば飼い主さんと顔馴染みになって、他愛ないおしゃべりをしたり気に掛けあったり楽しいふれ合いがあります。

酸いも甘いも知りつくして、辞めたいと思った時は次に転職してどんな仕事をするかの方向性を考えましょう。他の病院にもこの業界を離れても良い職場はたくさんあるとは思いますが、楽にお金を稼げる仕事はありません。

今の職場に嫌気がさして、転職すれば良いことが待っているなどと期待しすぎてもそんな理想の世界が待っているとは限りません。

やりがいやお給料に期待しすぎれば、益々忙しすぎる環境に耐えられない可能性もありますし、働く業界を変えたときに合わなくて後悔することもあるかもしれないです。

現実と理想をすり合わせながら、自分にとってより良い選択をしてください。

辞めていい人

  • 心身ともにパワーのない人
  • 優しすぎる自分を変えられない人
  • お金がすべてな合理的考えな人
  • 動物病院の看護士は獣医師の補助に付き大型犬や暴れるペットの保定をしたり、検査や入院しているペットのお世話など体力を使う仕事ですよね。

    そんな肉体労働に立ち向かい、病気で苦しむ大好きなペットの姿や悲しいペットの死の場面なども乗り越えられる、心身ともにパワーがないと続きません。

    ペットが好きすぎて優しすぎる人にとっては酷な環境であるとも言えますよね。それでも好きじゃなきゃ続けられないし、好きすぎても辛いです。

    かわいさに期待して乗り越えられない人は、動物病院以外にも動物関係の仕事はありますし、それは仕事じゃなくて趣味としてプライベートで楽しむことをオススメします。

    仕事でお給料をもらいながらとなると厳しさもあるので、好きの究極は無償のボランティアやプライベートでペットをかわいがることではないかと思います。

    それと、安月給の動物看護師を続けていくにはやりがいに目を向けないと続きません。仕事のお給料に期待することは大切なことですが、合理的な人にとっては耐え難い状況だと思います。

    仕事はお給料を貰うものと割り切りたい人は、他の業界で働きながらたまに好きなペットとふれ合うくらいの方が幸せな生活になると思います。

    動物看護師から転職するときのポイント

    自分の売りを作りアピール

    転職しようと思った時に意識すべきことは、自分の売りを作ることです。

    新卒で職場に入った時には、そう多くの仕事をこなすことは望まれてないかもしれないですが、経験者として転職する場合即戦力として期待されます。

    もちろん事務的なことだったり病院のルールは大きく異なることがありますが、保定技術や飼い主さんへの丁寧な対応などの経験が生かされる場面がたくさんあります。

    また、新卒のときより出来ることやアピールポイントがあると履歴書にも書きやすいです。

    私が転職しようと思った時に何を売りにしようと考え、経験として4年間と「認定動物看護師」の資格を働きながら3年目で勉強して取得したので、今の私はこれだけのことができます。というアピールになりました。

    この経験と資格を認めていただけたのか、転職の際3つの病院の実習と面接をしましたがすべてで採用をいただくことができました。

    もちろん資格や経験だけでなく、しっかり挨拶ができる人であることや、スタッフ同士のスムーズなコミュニケーションが取れることなど、社会人として基本的なことも大事な要素ですが、自分の特性をしっかりアピールできる人であることは重要なんだなと思いました。

    雇用形態をよく確認

    新卒の時に新人で雇用形態やお給料のことは聞きにくかったと思いますが、経験者としての自分が働く雇用形態は特性がある分聞きやすくなっていると思いますし、働く中で後々不満に思わないよう面接の際しっかり聞いておくことをオススメします。

    経験者としても勤務時間やお金の話は聞きづらいかもしれないですが、聞かずにこのことが不満で辞めることがあったりするのはもったいないです。

    実習をさせてもらって雰囲気をつかむ

    雇用形態の条件が良くとも、人間関係がギクシャクしていたり、実際働いてみるとなんか自分に合わないなと感じてしまっては辛いですよね。実習をめんどくさがらず是非行ってください。

    私も転職の際面接実習を3つ行いましたが、就職を決めた病院以外は自分に合わないと感じました。

    どこも雇用形態条件がすごく悪い所はありませんでしたが、看護士歴20年くらいの厳しい大ベテランが居て新人がなかなか定着しない病院や、獣医師の技術が下手でペットに負担のかかりすぎる手術を見て帰り道に涙することもありました。

    どれも現場で実習してみなければわからなかったことです。面接で雇用形態条件だけに惹かれ決めていたら絶対後悔してたと思うし、辞めていたかもしれないです。

    再就職を決めた病院の実習では忙しい病院でしたが獣医師が治療に丁寧に取り組み、看護士もともに助け合いながら働く人間関係も良好な環境でした。

    実習をしたことにより納得のいく選択をし、その病院では結婚するまでの3年間働き続けることもできました。面接実習ともに自分なりに良いと思える職場探しと決断をできますよう、祈ってます。

    動物看護師を辞めたいあなたに最後に伝えたいこと

    今までスキルを生かすか殺すか

    この記事を読んでくださってる方が動物看護師歴数ヶ月なのか何年も働いた方なのかわかりませんが、働いた中で学びや身に付いた技術があると思います。

    それが転職することによりリセットされ、最初からまた身に付けることもあります。それでも、転職して他の病院でしか得られないこともあります。

    自分の今までのスキルを生かしていくにはどの選択をするのが良いのか、よく考えてみてください。

    まだパワーがあるか

    忙しい毎日に疲れもう辞めたい、逃げたいと思っている方も居るでしょう。

    もちろん心身の健康を壊してまで続ける必要はありませんが、今まで動物看護師を続けてこれたパワフルな方は疲れは一時的なもので、まだエネルギーが残っていませんか?

    少し休んだらまた大好きなペットのためにがんばれそうではないですか?一時的な「嫌だ」という感情だけに振り回されず、立ち止まって少し冷静に考えてみてください。

    未来の方向性

    今の動物病院を続けるも転職して他院に行くも、業界を変えてしまうことも自分で決めたことが1番正解です。

    他の意見などを取り入れつつも、仕事をしていくのは自分自身なので、自分の意志でしっかりして後悔しない決断をしてください。

    まとめ

    動物病院の看護士は本当に毎日が忙しく、精神的にも辛いペットとの別れがあったりして心身ともに疲弊しますが、大好きなペットが元気になっていく姿を身近で見ることのできるとてもやりがいのある仕事ですよね。

    しかし、ただ続けることが絶対的に正しいことではありません。

    この業界は動物思いの優しくてがんばりやさんの方が多いので、自分のキャパシティを越えて心身を壊してしまう方も見てきました。

    がんばれない自分がダメな人間であったりカッコ悪いわけでは決してないので「出来ない」と言える自分も、責任ある社会人だと認めてあげてください。

    そんな中でもまだパワーがある方はこの業界で病気に苦しむペットのためにがんばりましょう。

    2019年国会の法案で決まった動物看護師の国家資格化により、これからこの仕事がもっと認められる世の中になることを、この仕事が大好きな私も一緒に祈ってます。

    まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?

    もし、今の仕事が不満なら、ミイダスを使い転職した場合の想定年収を確かめてください。

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    辞めた後どうなる?を知ることで、何か今の現状を解決するヒントが掴めるはずですよ。

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    この記事の監修者

    株式会社eia

     

    この記事の企画・監修者は株式会社eiaです。クラウドソーシングサービスより実際の体験談の執筆依頼・インタビュー調査した内容をまとめた記事になります。

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