私がディーラー事務を始めた理由として、誰もが知る高級ディーラーへの憧れからでした。入社当初は受付・接客メインで、その後は事務に移り時々接客に出ていました。
当初から凄かった女同士のギスギスとした人間関係や、会社のドロドロとした環境に辛くなってきてしまいました。
結果、ストレスにより心身のバランスが崩れてしまったため、2年ほどで接客業へと転職しました。そんな現在は結婚出産を経て、ライターとして在宅でお仕事をしています。
人間関係や期待に応えないといけないという重圧に悩まされ、苦しんでいませんか?
私は、悩まされどんどんと自分を追い込んでしまい、非常に大変な思いをしました。この記事はディーラー事務を経験した私が、転職を悩まれているあなたに経験したことや思っていたことなどをお話します。
転職の参考にして下さい。
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ディーラー事務を辞めたくなった理由
この記事の目次
女だらけのギスギス感が辛い
入社当初、本社ではない女だらけの場所にいました。なぜかそこはすでに出来上がっている仲良しグループと化していました。入社したての頃ですと、この現象はよくありますよね。
出来るだけコミュニケーションを取らないと円滑に仕事ができないと思い、懸命に話しかけるようにしますが、入れませんでした。一生懸命その場所に馴染めるように自分を作る毎日でした。職場での女のギスギス感はよくある漫画のようでした。
私は一生懸命先回りをしてできる事をしたり、策を尽くしましたが、ほんの少しでも出来ていないことを見つけてはケチをつけられてしまう始末。
あまりにケチをつけられ姑のようにグチグチと言われ続け、泣きながら母に電話した日もありました。こんなに辛い思いをするならいっそ辞めてしまった方が楽なのではないかと思った日もありました。
ですが、辞めるといったり、休むといったりとその連絡をするのですら怖くて怖くて、どうすることもできませんでした。結局、その時は本当にだめだと思うまで働いてみようと思いとどまりました。
中には、1対1や特定の人物がいないときは、普通に話してくれる人もいました。ですが、グループで話すときは必ずそのグループでしか分からないような話題だったので入る事ができませんでした。
また、その店舗で仕事をしている間に社内研修という名の社員旅行があり、その間も結局居場所がなく、変な気疲れを起こしながら、肩身の狭い思い社内研修の時間を過ごしました。
結局その店舗では最後まで馴染むことができず、毎日にやりづらさを感じたまま、本社に異動となりました。後ほど分かったことですが、仲良しグループと化していた中でも、序列、いざこざ、陰口が絶えずあったそうです。
今はその環境は退職などによりなくなったそうですが、今思うだけでも女って恐ろしいなと思いました。
あなたも女性の部署で悩まされていませんか?今の私だから言えることは、本当に無理だけはしないで下さい。そこの職場だけがすべてじゃないんです。自分らしさを見失わず、のびのびと働けることが一番です。
都合のいいように使われる
本社に異動し、周りが優しく、話しやすい人が多かったからか人間関係は少しずつマシになっていきました。
ですが事務として配属をされたにも関わらず、事務の仕事だけでなく、他部署の仕事をまわされるようになり、事務という傍らプロジェクトに配属されたり、人がいないときには接客と忙しい日々でした。
ですが、その業務を行う際、「〇〇(私の名前)がする必要ある?」「その部署であいている人いないの?」と同じ部署の方に言われることが徐々に増えていきました。
こう言われてしまうのにも理由があり、わたしのいた部署では、取締役がいた部署で消化しきれない仕事を丸投げしてくることが多々あり、この部署自体もパンク寸前になることがあったからです。
部署の一員として役に立ちたいと思う一心、様々なところで活躍できるようになりたい、その気持ちがありました。ですので請け負ったお仕事を断りたくありませんでした。
ですが取締役から請け負った仕事、自身の部署の上長からツッコミをたびたび受け、板挟み状態となりました。
また、「期待してるよ!」と取締役の方から肩を叩かれたりすることもあったので期待に答えなければという気持ちが別の方向へと空回り、どんどんと焦りへと繋がってしまいました。
いつしかやらなければ、しなければ、答えなければとどんどんと追い込んでしまうように。その結果、知らず知らずのうちに自分自身のキャパをオーバーし、心身のバランスが崩れていきました。
今思い返せば期待され、多岐にわたる仕事を回して下さってたのではなく、ただの都合の良い何でも屋だったのでないかと思い返すたびに思います。
全部こなしたい!もっと役に立ちたい!あなたはそう思ったことはありませんか?その気持ちは大事なことではありますが、何でも屋になっていたとしたら要注意です。
あなたにしかできない仕事があなたにもあります。
電話対応に疲れ果てる
本社に異動して電話の量の凄さからさらにストレスをためることが多くなりました。通常の業務をこなしつつ大量に鳴る修理依頼や問い合わせ、お礼の電話等、、電話を取る人は複数いますが、それでも、追いつかないことも多々ありました。
お客様も困って電話をしてきている場合が多いので非常にスムーズな対応を迫られます。それが色々なケースに渡ってかかってくるので、非常に大変でした。
またお客様によってはせっかちな方もいらっしゃり、圧力をものすごくかけてくる方もいたので、電話をとる前に、ビクビクしていました。
これは、ディーラー事務でよくあることだと思います。もちろん電話だけではなく、部署の業務、他部署の業務も積み重なっているので、訳が分からなくなってしまうこともよくありました。
休憩を取ろうとしても電話がなると休憩が取れない、それが勤務中に永遠と続きます。そんな日々が当たり前となっていました。
人間関係の比較的良い部署ではありましたが、電話の果てしない量の多さ、自分の消化能力が追いついていなかったこと。更にその頃自分を追い詰めてしまっていた時期と重なっていた為、自暴自棄になってしまうことが増えました。
電話対応は、相手の顔が見えない分、今相手がどう考えているかどうしたいかや感情なども頭を働かせながら対応しなければいけません。クレーム対応の際は、冷や汗をかきながら話すこともありますよね。
ストレスがたまりやすい仕事でもあるので、他の電話対応できる方が居れば、私のように休憩中にも電話を取るということまではする必要はないと思います。
どうしても電話を避けたいという場合は電話がなる回数が少ないところや取らなくても良い職場を選ぶのも手かもしれません。
会社のドロドロ感に嫌気が指す
私の勤務していた会社は、表向きはみんな和気あいあい、締めるところはしっかりしてとっても充実した楽しい職場です、といった雰囲気の会社でした。
女性ばかりの店舗でも、女性社会ならではのギスギスとした社会ではありましたが、本社は男女関係のドロドロ感がしょっちゅうありました。
取締役と役職ありの方の男女関係、店舗をまたいでの男女関係、友達のような男女関係や一夜限りなど、、男女関係でのドロドロなことがたくさんありました。
取締役と男女の関係になってから、高待遇を受けたり、その部署にはなかった役職がついた、という理不尽なことも本社では起こっていました。
また噂話も底付なしであることないことがあっという間に広がっていく会社でもありました。和気あいあい、しめるところはしめるといった裏側では男女の関係のドロドロ、理不尽な人事といった公私混同状態のひどい有様でした。
会社の内情のドロドロに巻き込まれていませんか?あまり踏み入りすぎると、自分も巻き込まれる場合もあります。
男女関係のドロドロを避けるのは、どの職業を避ければいいということも一概には言えません。その職場によりけりです。
職場を確認できるのであれば下見をし、あなたの直感と判断次第で少しは防げるかもしれません。
外見、身なりに対してのセクハラ
一流ディーラーということもあり、見た目や身なりをきちんとしないといけないのは当たり前なのですが、周りはとてもスリムでモデルのような方ばかりでした。
仕事での女性ならではのギスギスとした関係や、仕事での対応によるストレスなどで私のは、ストレス太りを起こしてしまっていました。
体型が少し変わるごとに、「〇〇、周りに比べてアレ(太ってる)だよね」、「お前もうちょっと痩せてたらなー」などと事あるごとに言われるようになってしまいました。常に一番細い子と比べられるようになり、肩身が狭く、辛い思いをしました。
スリムな子に対しても少し制服がきつくなったら、「なんか太った?下半身の制服パンパンじゃない?」などと言っていました。
これらのことは、基本的に男性社員が女性社員に向けて言ってました。受け取り方次第で今のご時世ではセクハラですよね。冗談を交えながら言っていると頭では分かっているのですが、体型のことを気にしていると冗談も冗談に聞こえなくなっていきました。
会社にいるときは食べる量が減る、終わるとリミッターが外れたかのように買い込み食べる、といった行動に出るようになりました。
仕事が終わる時間が近づくと食べ物のことが頭から離れず、終われば目の色を変えながら買い込み、帰って食べ、食べたことに後悔をしてまた会社で食べる量を減らす、の悪循環に陥ってしまいました。
病院にも通院しましたが、結局これらのストレスによる衝動的な行動は辞めて転職して落ち着くまで治ることはありませんでした。
あなたもセクハラ発言をされて、どんどんとストレスがたまっていませんか?
ですが、セクハラが完全にない職場を見つけるのは大変ですよね。その場合は、セクハラを禁止している方針の会社や対策を取っている会社を探すのが一番近道だと思います。
残業が当たり前な風潮
私がいた会社では残業をしてこそできる社員という世界でした。
事務、営業、広告関連の部門では、残業でたくさんの仕事をして、長い時間仕事をしている=できている社員という会社の人間の間で謎の認識がありました。
逆に、残業をせず定時で帰るということは、仕事が出来ないから量をそこまで与えられていない、自分でみつけて率先して仕事が出来ていない、そういった風に捉えられてしまっていました。
本当のできる社員は、時間内に効率良くたくさん仕事をこなすというのが他の会社では普通ですよね。通常の業務を定時までこなし、その後は自分で出来ることを見つけ、お客様を喜ばせ、会社に貢献する為のお仕事を考え、遂行していくといった流れです。
私の在籍していた会社では、遅い人で23時まで仕事をしている方もいました。それが週に六回続くとなるともう自分のプライベートはほぼなく、疲ればかりたまりますよね。
私も在籍していたときは社畜脳になってしまい、出来ることを常に探し続けながら残業をするということが当たり前になっていました。
残業をしている間は会社にいるわけなので、電話もひっきりなしの中で対応をしながら残業をしていました。拘束時間が伸びるとストレスも比例してどんどんと溜まり、発散する時間もその分減っていきました。
自動車業界はブラックといいますが、まさにその通りです。中には自動車業界でもホワイトな企業もあるかと思いますが、一握りだと思います。
あなたもたくさん残業をしていることができる社員の証拠や誇りと持っていませんか?また、残業をするのが当たり前と思っていませんか?
辛くない方はそれで良いのかもしれません。ですが、辛いと少しでも思う方は無理をしない様にして下さい。この場合、ブラック企業に勤めないということが一番の改善策と言えます。ですが、今のご時世、見極めが難しいですよね。
ありきたりな方法ではありますが、残業はなしと書かれているところとその会社の雰囲気を見極めながら探すのが一番近道だと思います。
私がディーラー事務を辞めて接客業へと転職した理由
- 給与が良い
- 楽しくお仕事ができる
- ガチガチに縛られることがない
ディーラー事務自体もお給与は高い方でしたが、接客業は日給が高い、インセンティブが多かったので、それを遥かに上回るお給料を頂けました。
また、礼儀作法は出来た上での話ですが、お客様話して盛り上げてという感じでしたので、自分自身も楽しい気持ちになりながら接客することができました。
そして、ディーラー事務のときは決まった時間に決まったように働かなければなりませんでした。
私が勤めた接客業の場合は、自由出勤で自分のスタイルに合わせながら働くことができたので、縛られず、自分のペースで働くことができました。
ディーラー事務を辞めるべき人・辞めないほうがいい人
今まで経験したことや改善策をお伝えしました。やめて後悔のないように、やめる前にはしっかり考えるようにしてください。ここでは、辞めるべきではない人、辞めるべき人を紹介します。一度照らし合わせてみて、しっかりと考えてみて下さい。
辞めるべきではない人
- 入社して3ヶ月未満
- 淡々とした作業時間が苦にならない人
- 打たれ強くメンタルの強い人
- 自分が活き活きと仕事してる姿がイメージできる人
入社して3ヶ月未満だとまだ仕事をつかめていないと思うので、辞めてしまうのは勿体ないと思います。3ヶ月を超えて、それでもなお厳しければ転職を考えると良いと思います。
事務は根気のいる作業も多く、電話でメンタルを擦り減らされることも多いです。なので、打たれ強くメンタルの強い人は給与等が良ければ、事務を辞めてしまうのは勿体ないかなと思います。
未来の自分が事務をしていて活き活き仕事をしてる姿を想像できる方も辞めるべきではないと思います。イメージができるということは、まだその仕事に対して希望を持っていると思うので、辞めるべきではないと思います。
辞めてもいい人
- ストレス耐性が低い人
- 次の仕事はこれがしたいと決まっている人
- 自分の働いている未来が、暗すぎて全くイメージがわかない人
事務は、根気のいる作業や、裏方としてのチームワーク、電話の対応などでストレスがたまりやすいです。現時点、いくつも不満がある人でストレス耐性が低い人は、辞めた方が良いと思います。
次の仕事はこれがしたいと決まっている人は、事務をダラダラ続けるのは勿体ないです。不安であれば転職先が決まるまで働くのも良いと思いますが、やりたくないと心底思う職業だとストレスもたまると思うので辞めた方が懸命だと思います。
自分の働いている未来が、暗すぎて全くイメージがわかない人も辞めるべきだと思います。お先真っ暗と思う状況だと、もう心身がかなり疲弊してしまっているからです。あなたが心身共に健康で働けるのが一番です。
ディーラー事務からのおすすめ転職先
受付
ディーラー事務として勤務していた経験を活かして受付がおすすめ転職先だと思います。ディーラー事務だと、なんでも屋さんになりやすい傾向がありますが、受付だと受付の業務に集中することができるからです。
なんでも屋さんになっていたのが辛かった方にピッタリです。受付の中でも企業の受付嬢、インフォメーションスタッフがおすすめです。
コールセンター
ディーラー事務で数々の電話対応をされてきた方はコールセンターも良いと思います。
コールセンターもたくさんの電話は来ますが、人数も多いですし、分からなければコールセンター長にすぐ聞ける状況でもありますので、四方八方走って確認しに行かないといけないということがないからです。
コールセンターの中でもおすすめなのが、TVショッピングの注文受付です。
きちんと対応をすればクレームを受けることがまずないので、スムーズにお仕事ができます。
キャバ嬢
最期におすすめの職業はキャバ嬢です。意外とディーラー事務をしていた方(外資)は、キャバ嬢に転職している人が周りには多いです。
ディーラー事務は、人の前に出ることもあるので外見、身なりの見せ方はある程度分かっています。
マメに連絡を取るなどの努力は必要になりますが、自分らしさを活かしてお仕事をしたい方におすすめの転職先です。
ディーラー事務から転職するときのポイント
退職後のあとのことを考える
退職したあと、何も考えていないと慌てることになりますよね。
そうならない為に、会社に退職することを伝える前に一体自分が何をしたいのか、考え、やりたいこと考えておくことが必要です。
またその際に、自分がその職業で働いている姿を思い浮かべ、自分がやりたいとおもったものや合っているかなどしっかりと考えるようにして絞っていきましょう。
転職サイトに登録をしたり求人サイトを見る
ある程度職業が絞れたところで、転職サイトなどに登録をし、募集をしている企業を探します。
いくつか目星がついたところで、企業にコンタクトを取り、書類選考をして頂くところまでは、行って良いと思います。
ただし、急募と書いているところはトントン拍子で進んでいく可能性が高いので、応募を先延ばしする方がおすすめです。
退職の希望を伝える
転職サイトに登録をしたところで、会社に退職の旨を伝えましょう。
書類選考までは退職の旨を伝える前でも問題はありませんが、そこから転職先に面接を始めるようにするのが良いです。
そして転職先の面接では、いつ退職になるかを伝えた上で面接をするようにしましょう。面接する際に退職日をきちんと伝えることで企業にとっても助かりますよね。
ただし就業規定などにより、退職の旨を伝えるのは辞める日の3ヶ月前となっている場合は、退職日を伝えてから企業にコンタクトを取るのが良いでしょう。
まとめ
今回、ディーラー事務の働いた経験を元に思ったことや意識して行ったことなどを赤裸々に綴りました。
そして接客業に転職するまでにイメージしておくべきことなども紹介しました。人間関係や、セクハラ、業務の大変さなど、あなたにも耐え難い辛いことがあるので、このページを見てくださっているのだと思います。
自分が自分らしく健康にいれることが一番です。焦って決めてしまうのではなく、自分のペースで転職活動を行ってみるのも良いです。
この体験談であなたの転職の力になれると幸いです。最後までお読み下さりありがとうございました。
まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?
もし、今の仕事が不満なら、ミイダスを使い転職した場合の想定年収を確かめてください。
診断後に無料登録すると、7万人の転職事例ビフォー・アフターが検索できるので、同職業の先輩の転職先も調べることができます。
辞めた後どうなる?を知ることで、何か今の現状を解決するヒントが掴めるはずですよ。
(診断時間は約5分です)