「受かりやすい」「給料も高い」と、目先の待遇に惹かれ私は訪問販売員になりました。

しかし、入社して1か月目で、この仕事の将来性ややり方に疑問を覚え始めました。最終的には入社1年未満で病んでしまい、退職を決意しました。

私が取扱う商品は「光回線」の契約営業でした。毎日数字と顧客クレームに追われ、一日中歩き回ったり電話をしたり、何をしてるんだろう・・・そんな生活に嫌気をさして、スーパーの店員に転職しました。

今はキャリアアップして化学メーカーに勤めていますが、本当に訪問販売を辞めてよかったと心の底から思います。

訪問販売員で毎日辛い、辞めたい、不安に感じている方へ、私の経験を参考にして頂ければ幸いです。

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訪問販売を辞めたくなった理由

毎日営業成績に追われる

訪問販売に限らず、営業職全てに当て嵌まることかもしれませんが、とにかく「営業成績が良くないと白い目で見られる」毎日でした。

ルート営業などではないため、訪問販売では「数打ちゃ当たる」戦法で片っ端から顧客を探し、運がよければ契約を結べますが、一度断れたらその家には行けません。

毎日毎日「営業できる場所が減っていく」ことの繰り返しであるのに、職場では白い目で見られる、そんなプレッシャーに耐え続けていました。

しかし上司からは「ノルマを達成できなかった原因と対策を述べろ」と怒られるばかりであり、プレッシャーに耐え続けているだけでは解決すら出来ない状況であったので、当然続けられるはずがありませんでした。

将来性が無い

訪問販売の多くは、将来性がありません。特に契約系の販売となると、同業他社も同じエリアで毎日契約を取るためどんどん顧客の母数が減っていきます。10年後、同じように毎日足で顧客を探して契約をとっているなんて全く考えられませんでした。

時代変化にとても弱い職種形態であり、そもそも派遣やバイトも多い業界である理由が良く分かります。

また、数を捌くことが大事であるため、顧客一人一人にかける時間は少なく、当然「営業力」「コミュニケーション力」なんてスキルも身につくはずがなく、自分の将来にもプラスにならないと感じていました。

望まれない職業

望まれない職業・・・これに尽きると思います。

訪問販売を辞めた今、土日や平日の夜にインターホンを鳴らされ、「○○買いませんか?」と言われても「買うわけないだろ」と思います。当時何故買ってくれると思って営業してたのか分かりません。

電話で片っ端からアポイントをとっても、ほぼ全ての方からは不機嫌そうな声で「迷惑です」と言われ、訪問先でもインターホンまたは玄関前で「いりません」と言われることが毎日何十件何百件…。望まれていないと分かっていながら飛び込んでいくのは、よっぽどタフな精神を持っていないと不可能であると痛感しました。

ゴールデンウィークやクリスマスなど、家で楽しんでいる家庭の空気を壊して「契約してください」なんて成功するはずも無いのに、祝日や大型連休も訪問営業の毎日でした。

そして、社会的地位も低く、「望まれていない職業」「社会的にも下」な自分にどんどん自信が無くなっていき、「早く辞めてスキルアップを目指さなければ」という焦りと共に仕事していた記憶があります。

給料が安い

訪問販売は歩合制です。固定給は都会ですら16万程度が相場です。当然訪問販売のようなグレーな委託会社は残業代は出ません。

私のところは1契約につき3,000円でした。1か月20日勤務として、毎日1契約しても給与は合計22万円です。

ここまでしんどく辛い思いをして、22万です。そして、まず毎日1契約も取れることはありません。営業成績トップであっても、月12契約程度でした。

求人情報誌には「月収40万以上可能!直行直帰も出来る自由な働き方です!」などと書いていましたが、今考えるとありえない話です。

多くの訪問販売ではこのように「理論上不可能ではない」という考えのもとでめちゃくちゃな好待遇を掲載しています。

せめてこれだけ辛い思いをして月収40万円以上あればまだ耐えられますが、ここまで人生を消耗して毎月20万程度しか貰えなかった私には、訪問販売を続ける理由が全くありませんでした。

やりがいを全く感じない

給料が安くても、人に望まれなくても、本人が楽しければ続けられるかもしれませんが、私は全くやりがいを感じませんでした。

心から良いと思える商品を売るのならまだやりがいはあるのかもしれません。しかし、そんな商品があれば、わざわざ訪問販売しなくても売れます。

強引さと話術を駆使してやっと数百人に一人契約するかしないかという商品を、テンプレセールストークで売り続けるだけであったため、私には楽しさがありませんでした。

恐らく、訪問販売が辛くてもう辞めたいと思っている方の殆どが「やりがいを感じない」という意見をお持ちだと思います。

私は将来性の無さで辞めました

辞めたくなった理由はたくさんありますが、最終的には「将来性が無さすぎる」ことを確信して辞めました。

取扱っている商品自体に将来性があるかどうかは不明ですが、「訪問販売」という職種に将来性が無い事は書籍やネット、ニュースでも度々目にしますし、自分自身が痛感しました。

それに、この職業を長く続ければ続けるほど、「スキルアップの機会」を無駄にしている気持ちがとても強かったです。実際、転職活動時に訪問販売しか経験が無いと苦労します。

そして、「望まれない」ものを訪問して販売する以上、いつ消費者センター等にクレームを入れられて委託業者が倒産するかも分かったものではありません。事実この業界は企業存続率が低いです。

何でも自動化とネット化が進む現代において、10年20年後にも一軒一軒訪問販売している構図も浮かびません。どうせこの職業を一生ものとする気持ちが無かったので、限界が来る前にさっさと辞めて、ストレスのかからない仕事をしようと決意しました。

訪問販売を辞めるべき人・辞めないほうがいい人

訪問販売員を辞めたい理由は人の数だけ存在すると思います。もしも将来性のある立場にあったり、ニッチな分野でライバル会社が居ないなど、辞める前に今一度見直してみることは大事です。その上で、感情だけに任せず、メリットデメリットを考慮して決意しましょう。

辞めるべきではない人

  • 販売員になって1か月未満の人
  • 向いている転職先が見つけられていない人
  • 取扱い商品の市場価値が分かっていない人
  • 契約を1件も取っていない人

上記に1つでも該当する場合は、あと少しだけ続けてみることをオススメします。

販売員になって1か月未満の人は、そもそもまだ仕事に慣れてすらいない段階で「一時の不安な感情」で辞めてしまうこととなるからです。

1か月未満でも、働いていた事実は残るため、転職活動で「すぐに辞めた経歴」が不利になります。

また、そもそも自分にはどんな職種が向いているのか、何がしたいのかも見つけられていない状態で辞めてしまうのは危険です。もしかしたら今の職種がまだ一番向いている可能性もあります。今一度、自分に向いているものを見つけてから考えましょう。

取扱い商品の市場価値が分かっていなかったり、契約を1件も取れていなかったりする人も、もう少しだけ続けてみることをオススメします。

商品が大変価値あるもので、ライバル会社が居なく契約の取りやすい市場であれば、すぐに辞めてしまうのは勿体ないです。まずは自分で調べ契約を取ってみて、その結果を見てから考えましょう。

辞めてもいい人

  • 精神的に限界が来ている人
  • 市場飽和している商品販売員の人
  • 全く楽しくない人
  • 他にやりたいことがある人

精神的にもう辛くて逃げ出したいという人は、今すぐ辞めましょう。こんな職業のために身を滅ぼすメリットはありません。自分が自分らしく生きていけることが大事です。

そして、市場飽和している商品販売員の人も、未来がないため辞めていいと思います。代表例でいえば寝具や医療器具、メガネ等です。

これらの商品は昔は売れましたが、今は消費者が自分で買いに行くのが当たり前となっています。突然家に来た見知らぬ人から買う方が珍しいです。遅かれ早かれ辞める事が決まっているのなら、決断を早めていいでしょう。

また、私自身もそうですが、やりがいを感じず楽しくないのであれば、この職種にしがみつくメリットは無いと思います。

ただでさえ体力と時間を奪われる仕事であるため、転職のために勉強したり自己投資の時間を作りたい人は辞めていいと言えるでしょう。

私がスーパーの店員へと転職した理由

光回線の訪問販売を辞め、私はスーパーの店員に転職しました。一番の理由は「責任が少ない」からです。こう言うと全国のスーパー店員に失礼かもしれませんが、営業と比較すれば責任の大きさにはやかり大きな差を感じました。

毎日やることは決まっており、覚えることも少なく簡単、競争や数字に追われることもなく、簡単な仕事で月給は訪問販売員よりも高かったです。転職して本当に良かったと思いました。

そして、私は最終的に化学メーカーに転職したかったため、時間的な余裕が欲しかったのも1つの理由です。

スーパーは休憩や就業時間が明確に決まっており、体力も消耗しないため、仕事以外の時間を資格勉強や転職サイト閲覧などに充てることができました。

契約を取らなければいけない、と不安にかられていた毎日から解放され、気楽にそれなりの月収を貰えるスーパー店員への転職は真っ先に目に入って、即座に行動に移したのを今でも鮮明に覚えています。

訪問販売からのおすすめ転職先

スーパー店員

楽であり責任が少なく、まだまだ無くならない職種です。

コンビニなどは自動化が進んでいますが、スーパーなどは惣菜や品出し、レジ打ちなど連携して行っており、まだまだ人員が必要な業界です。

数か月越しのプロジェクトを遂行するなどといった大がかりな仕事が無いため、時間的にも精神的にも余裕があります。とにかく今の仕事に疲れたから、楽でそれなりの月収を貰いたいという人には大変オススメできます。

品質管理

私自身も経験したことがある、メーカーでの品質管理職もオススメです。

具体的には、そのメーカーの製品を自社内で保管し、品質に以上が出ないか等をチェックする仕事です。メーカーなので月収も高く、知名度が高いメーカーだと社会的地位も得られます。

月収の割には仕事は楽で、「どうすれば品質に異常が出るか」の可能性などを考え試験を実施し、異常が出たら解決策を技術部署に依頼したりなど、楽しめる人にはやりがいもある仕事です。

一般事務

訪問販売からの経験が直接使えるのが一般事務職です。多くの訪問販売員は資料作成や顧客整理などで、基本的な事務作業の他office系のPC作業も経験している方が殆どであるため、一般事務職でも即戦力となれます。

また、一般事務は俗にいう「雑務」がメインとなるため、オフィスワークで過ごせる他、大きな責任も無い場合が殆どです。

訪問販売から転職するときのポイント

「何を得たか」を明確にしておく

訪問販売は少し特殊な職業であり、明確に「どんなスキルを得たか」が分かりづらいです。

そのため転職の際は、どんな業務をしてきてどんなスキルを持っているかを履歴書に記載しておかないと、書類選考で苦戦する可能性があります。

転職先が見つかってから退職する

当たり前ですが、辛いから先に仕事を辞めてしまうと、転職するまでの余白の生活費に困ります。

転職と退職はセットと考えたほうがいいです。特に多くの企業では、退職に1ヶ月程度の期間は必要ですので、転職先を見つけた後、余裕をもって退職の意思表示をしましょう。

前職の悪口は言わない

転職時、訪問販売の悪口をいう事にメリットはありません。特に面接などでそのような発言をしてしまうと、何事にもネガティブな印象を持たれかねません。

辛く嫌な思いをしているからつい言いたくなってしまいますが、転職先に私情を持ち込むのはご法度です。

まとめ

訪問販売は本当に苦痛な仕事でした。辞めてからはストレスフリーな社会生活を遅れており、時間とお金に余裕が出来たことは何より人生においての大きなメリットです。

もしも今、訪問販売を辞めようか悩んでいる方は、本当にその会社に居続ける理由があるのかよく考えて下さい。転職するというのは人生おいて大きな決断です。

しかし、「何となくで消耗する毎日」を知らないうちに決断している今は、本当に10年後20年後に後悔してしまわないか、行動するのは今ではないのか、よく考えてみましょう。

けっして貴方の選択肢は「訪問販売を続けること」だけでは無いはずです。今の毎日が辛くて、少しでも楽しい社会生活を実現したい方たちにとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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