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仕事の意義とはなんでしょう。それぞれみな色々な捉え方があると思いますが「人々や社会の役に立つこと」と言えば多くの人の賛同が得られるでしょう。海上保安官が人々の役に立たないはずがありません。

これはほとんどの人に理解されるでしょう。ですが、実際に働いている側にとって「はたしてこの仕事は本当に人々の役に立っているだろうか」と感じたことはありませんか。私自身、その思いに悩みました。

私は学生時代に必死に勉強して入庁した海上保安官を18ヶ月で退職し、地方自治体での勤務を9年経験したのち、いまではフリーランスとしてもっと身近な人の生活に寄り添って働いています。

海上保安官としての仕事が人々の役に立っていないはずがない。でも、なにか自分の心を満たすことができない。そう感じていました。何が正解か、その答えは誰にもわかりません。

あなたが満足しない以上、その仕事があなたにとって良い仕事とは呼べないのではないでしょうか。
そんな少し複雑な悩みに寄り添いたいと思います。

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【元海上保安官の本音】海上保安官を辞めたくなった理由

理想と現実の違い

映画「海猿」は日本人であれば多くの人が知る「命を懸けて命を救う系映画」の代名詞ですよね。誰しもが好感を持ち、嫌悪感を抱く人は少ないでしょう。私自身その映画に圧倒的な好感を持った1人です。

でもその理想的な世界と現実の世界には多くの違いがあります。そのギャップを受け入れることに多くの時間がかかりました。よく公安系の職種は保険だと言われます。

活躍の場がなければない方がいいに決まってます。公安職が忙しいということは誰かが嫌な思いをしているということです。暇なことが一番いいのですが、しかし、なかなか活躍の場がないというのはやりがいに繋げるのことが困難なことですね。

特殊な職場環境

海上保安官の職務は多くが海の上で過ごすことになります。願書を出願した時からわかっていたことですが、職場環境が特殊です。長ければ何ヶ月も海上で過ごすこともあります。

海上で休暇を過ごして心身をリフレッシュさせるのはなかなか困難ですね。どんなにやりがいのある仕事でもそれに耐えきれない人は多くいるでしょう。

また、船上勤務だとあまり一般市民に触れ合う機会がなく、同じ人との勤務が繰り返されるます。人との関わりが少ないこともストレスを溜める原因になってしまいます。また社会との繋がりが薄くなってしまうことも一つの要因ではないでしょうか。

私にも経験がありますが、最新のニュースが分からなかったり、行事に参加できなかったり、かなり一般的な生活とは離れてしまう部分がありますね。

社会のためになってますか?

海上保安官の仕事について意味がないとか無駄だとかいう人はほとんどいないでしょう。国民にとって必要な存在なのは周知の事実です。ですが、社会と切り離された環境でそのことを信じ続けるのは難しいですね。

わかってはいても、国民から直接「ありがとう」と言われることは他の職種に比べて圧倒的に少ない職業です。それは私にとってモチベーションを維持させることができない大きな要因になってしまいました。

人のモチベーションとはかなりの部分で人とのつながりや承認欲求に左右されてしまいます。社会との繋がりが薄いというのはモチベーションが低下してしまう要因になってしまいます。

圧倒的な縦社会

組織の人間関係に嫌気が指す人は少なくないでしょう。縦社会といえば、みなさんが想像するように代表的なものが学生時代の部活動。その年齢幅を何十倍に広くし、そこに権力や長年のプライドを付け加えます。

それが公安職の縦社会ですね。どんなに仕事で成果をあげようが、業務に関して勤勉しスキルアップを図ろうが、時間と年齢を重ねなければ上官にモノを言うこともできません。

ときには実力を認めてもらえないこともあるでしょう。そのうえもし頑張りが認められて昇進することができても実態の上下関係は変わらなかったりします。

加えて先輩を追い抜かして昇進すれば、妬み嫉みを買ってしまうこともあります。こと公務員に関してはその傾向が強いように感じます。そうして毎日毎日人間関係に気を使うより、実力社会や一人でできる仕事に憧れを持ちますね。

国家公務員の給与制度・昇任制度

公務員とはどんなに頑張っても給与や階級・立場に大きな変化を生み出すことはできません。一般企業であれば実力主義も認められるでしょう。しかし、公安系の組織はなかなかそれが認められません。

そのうえ日本という国がまだまだ実力主義の文化に追いついていないように感じます。そういう文化の中で実力によって報酬のアップを期待したり、大幅な昇進を期待することはできません。

内部で働いていると外部の企業やヘッドハンティングの話を聞いた時に羨ましく感じます。やはり仕事というものは対価があってこそ差が見えるものです。前述したように国民からの感謝の表現も同じように対価です。

やはり何か対価に応じた仕事の方がやる気が出てくるものではないでしょうか。

海上保安官を退職後に公安職の地方自治体へ転職した理由

  • 活躍する機会の多さ
  • 前職に比べて歩合制が多少認められる
  • 市民と接する機会の多さ
  • 新しい仕事は社会と切り離せない仕事だったから

海上で働いていた私にとって、陸上でかつ市民の近くで仕事ができるというのはとても魅力的でした。市民から「ありがとう」と直接言われることは仕事に対するモチベーションの維持にとても影響しました。

そして、やりがいを感じる瞬間も純粋に回数が多かったです。確かに量ではなく質だという考え方もありますが、私自身には回数が多いことがとても魅力的に感じました。

また、新しい仕事も公務員であることには変わりなかったのでもちろん前職と近い部分はありましたが、組織が小さくなったことで柔軟性や機動性を感じることができたのは良かったです。

海上保安官を辞めてOKな人、NGな人

仕事を辞める理由は人それぞれ様々な理由があると思います。でも、少なくとも過去の自分が心をときめかせたものなのですから、嫌悪感や劣等感ではなく、尊敬や誇りを持ったうえで辞めるための行動を移しましょう。

辞めてはいけない人

  • 海上保安官にとっては3ヶ月程度だと、まだ研修期間(保安学校入校期間)であるため全容がわからない
  • 最初の1年間は研修が終了した後の勤務体系や給与形態が把握できない
  • 研修期間さえ乗り越えれば思った以上にやりがいを感じる可能性がある

これらに該当する人はまだまだ業務を継続できる可能性があります。海上保安官の業務は多岐に渡ります。研修期間(保安学校時代)はその業務のほんの一部しか見ることができません。

そのなかにはあなたに合った業務がある可能性があります。それらを少しでも見てから辞める決断をしても遅くはないのではないでしょうか。今の業務や配置に不満があっても少し我慢していれば環境が変わることは大いにあり得ます。

それからこの期間で辞めてしまうと次の仕事で与える印象がかなり悪くなってしまいます。このくらいの判断力で自分に向いてないと判断してしまうと次の仕事でも少し自分の意向にそぐわない場合に同じことを繰り返してしまう可能性があります。

きちんと判断できる状況を見たうえで辞める決断をする必要があります。

辞めていい人

  • 職場環境(海上)に堪えられない
  • 協調性の必要性が理解できない
  • 社会との分断に耐えられない
  • 縦社会に堪えられない
  • 人間関係が耐えられない
  • 給与形態(歩合制でないこと)に満足できない

このような感覚を持っている人は悩む必要がないと思います。これらは我慢のしようがありません。例え我慢できたとしても、それは長くあなたを苦しめてしまうでしょう。

そしてこれらの項目は企業側が変わることはほぼありません。堅固な縦社会を長年構築してきたこの独特な組織にこれらの変化の期待をすることは時間の無駄になってしまうでしょう。

それよりはもっと有意義な時間を過ごすべきです。

海上保安官には様々な面で制限があります。公務員というのは制限が強く、なかなかそれを打開していくのは難しいものがあります。それを変えるという選択肢もありますが、それには大変なエネルギーを要します。

それならばそのエネルギーを違う方向に向けた方がいいのではないでしょうか。一口に「人のためになる仕事」といっても様々な見方ができます。

海上保安官のように目に見えづらい形で人のためになることもできますが、美味しい料理を提供することで人のためになることもできます。

その捉え方は人それぞれなので一概には言えませんが、災害対応だけが「人のためになる仕事」ではないことをきちんと見つめ直してもいいのではないでしょうか。

海上保安官から転職するときのポイント

問題提起

もし辞めたいという感情が芽生えたら、まずその問題を明らかにする必要があります。そしてその問題に沿ったやりたいことを明確にする必要があります。

具体的には、自分の仕事についてなにがどう不満で、なにをどう改善すれば自分が満足できるのかを明確にします。仕事ですからもちろんわがままばかりを言ってても仕方ありません。

しかし、どうしても我慢できないことを我慢し続けて働くのは、あなたの人生を無駄にすることももちろんですが、同僚などの周りの人にとっても悪い影響を与えます。

その原因が何なのかを明確にして準備しておくことでより良い次の選択ができることでしょう。

問題解決に沿った仕事を探す

なにが不満でそれをどうしたら満足するのかをきちんと整理し、それに沿った次の進路を探す必要があります。問題というのも抽象的ではなく、なにが嫌なのか不満なのかをはっきり具体的にさせておきましょう。

それは自らの現状を受け入れるのです。そうすることで、罪悪感や劣等感が払拭され、快い気持ちで次の進路に進むことができます。

この問題点を明確にできず、なんとなく「嫌だな」という気持ちを持ってやめたいと思っている人は少なくないと思います。

「逃げ」ではなく自ら「進化」を生み出していくことは、転職という一大イベントの支えになるでしょう。

退職の意向を伝える

これは置かれている環境によってもタイミングが難しいことですが、できるだけ早い方がいいかもしれません。国家公務員というのは補充の効きづらい職種であるため、役職や担当が割り振られている場合すぐに辞めることができない可能性があります。

少なくとも2、3ヶ月は前に意向を伝えておくのが理想的でしょう。

また身近な上司や同僚にも伝えておきましょう。そうすることで業務の引き継ぎなどがスムーズに行えます。「飛ぶ鳥跡を濁さず」です。

転職に対する考え方を見つめ直す

これは、すでに前向きに捉えられていれば必要ありません。どうしても長きにわたり終身雇用がよしとされてきた日本において転職というものが悪印象であることは否定できません。

それでも昔に比べると理解が出てきたと思いますが、そのことをきちんと自分のなかでも見つめ直しておきましょう。

ではどうすれば転職を認めることができるでしょうか。これは私が実際に言われたことですが、もし転職したいと考えているのが自分ではなく自分の子供や大切な人だと想像してみてください。

耐えがたい悩みを持ちながら働き続けている姿を見るのは嫌ですよね。日本人はとくにですが、こと自分の悩みは抱えてしまいがちです。自分のことであれば耐えられても家族や大切な人のこととなると耐え難く感じませんか。

転職は決して悪いことではないのです。「逃げ」ではないのです。ときには我慢が必要なこともありますが、自分を騙して生き続ける方がよっぽど「逃げ」なのではないでしょうか。

次の仕事に対しての準備を始める

次の仕事によっては資格が必要であったり、試験が必要であったりするでしょう。その準備をしておくことでスムーズに転職することができ、その分不安やストレスも少なくなるでしょう。

具体的には、資格であれば取得まで辿り着かなくても準備として勉強やリサーチしておくだけで違います。次の職の業務についてリサーチしておくこともいいでしょう。

具体的な勉強でなくてもその分野を一目しておくことで不安がなくなったり、希望がもてたりします。その行動ひとつで変な未練もなくなり未来に対してのより良い覚悟が持てるでしょう。

進路を決めて行動に移す

最後に転職もしくは退職が決まったらやるべきことがあります。それはきちんと周囲の人にその状況を説明して、自らのリスペクトを示し理解と応援をしてもらうことです。

ただ「コレが嫌だから辞めます」というのは子供のわがままと同じです。そうではなく「コレがやりたいからこうします」と明確に提起できれば、必ずそれを理解してくれる人が現れ、その人は協力者になってくれます。

未来に対して周囲の人から応援してもらえるかどうかは、その後のあなたにとって大きく変わってきます。その後の仕事や目標の大きなモチベーションになることでしょう。

【まとめ】海上保安官を辞めたいあなたに最後に伝えたいこと

  • なにが問題なのかを明確にする
  • どうすればその問題を解決できるかを明確にする
  • 海上保安という仕事に対してのリスペクトを忘れない
  • 自分に向いていなかったと受け入れる
  • 明るい未来に顔を晴れさせる

自衛隊・警察・消防・海上保安官などの公安職とは社会や人々にとって絶対に必要な仕事です。それを辞めるということに関して私自身多くの人に「もったいない」ということを言われました。

それでもいま私に後悔はありません。それは辞めるときにまた新たなときめきを持って明るい未来を想像して辞めたからです。

人の命を救う仕事でなくても例えどんな仕事でも、あなたがワクワクする仕事に転職するのであればそれは良い決断と言えるのではないでしょうか。

また私は、かつての仲間たちが今日も日本の海を守ってくれていることに心から尊敬と誇りを感じています。

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この記事の監修者

株式会社eia

 

この記事の企画・監修者は株式会社eiaです。クラウドソーシングサービスより実際の体験談の執筆依頼・インタビュー調査した内容をまとめた記事になります。

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