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「どんなお客様の要望にもてきぱき応え、感謝される仕事がしたい。」そんな思いでホテルのフロントを目指した人も多いのではないでしょうか。

私自身も、格好よくフロントで働く自分の姿を思い描いてホテルのフロントに就職しました。様々な国籍のお客様を接客し、臨機応変に対応するとてもやりがいのある格好いい仕事ですよね。

私もお客様から感謝される仕事はとても嬉しく思っていました。しかし私は華やかな理想と厳しい現実のギャップに悩み、少しずつ出勤するのが辛く感じるようになりました。

もしかすると、あなたも私と同じように「やりがいはあるけど、この不満を抱えたまま働いていけるのだろうか。」と悩んでいませんか。

この記事では、ホテルから退職し、新しい職種に転職した私の経験をお話しします。少しでも参考になれば幸いです。

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ホテルのフロントを辞めたくなった理由

長時間労働

シフト制のため、日によって長かったり短かったり労働時間が変わるのは承知の上で就職しました。

しかし、一番人が不足するチェックインの時間帯が上がり時間になっていたり、経験の浅いアルバイトしかいない時間が上がり時間になっていたりすると、定時では上がれませんよね。

また、終電まで働いた翌日、早朝勤務のシフトになってことも度々ありました。忙しくなる時間帯や、睡眠時間のことまで考慮していない上司にも、社員なのだから残業して当たり前と思っているアルバイトにもイライラ。不満と疲労は募る一方でした。

休日が少ない

新しいホテルが次々と出来てスタッフ不足になるホテルが多い中、シフト制のフロント勤務では年間休日が100日未満のホテルも多いのではないでしょう。

また、事務処理など個人での仕事を任されている場合は通常業務時間内には手が付けられず、休日出勤や自宅へ仕事を持ち帰ることもあります。

ただでさえ連休も少ないホテルのフロント職なのに週1日しかない休日に仕事をすると体を休める時間もありませんよね。有給休暇など使える雰囲気ではないし、軽い病気ではなかなか休めません。

インフルエンザのスタッフが体調不良を言い出せず、職場内で大流行したこともありました。体調は自己管理と言われていましたが、こんな職場環境でどう管理すればよかったのでしょうか。

低賃金

初任給は他の企業と同じ水準に設定されている場合でも、その後の昇給が伸び悩むホテルのフロント職は多いですよね。ホテルの部屋数は限られており、部屋単価が急激に上がることもないため、宿泊部全体で稼げる金額には上限があります。

手取りの給与を増やすために、残業しかないと考えられますが、部署ごとの予算もあり残業代がきっちり支払われるホテルも少ないのではないでしょうか。

ホテルのフロント職に配属されて3か月目からかなりの残業時間がありましたが、どう見ても残業代が少ない気がする・・・信頼できる先輩に相談すると、「残業代は調整される」と当たり前のように言われ言葉を失いました。

私はホテルのフロント職の素敵なイメージが一気に崩れ落ち、本当にここに入社して良かったのだろうかと考えるようになりました。

人不足の部署に回される

ホテルは24時間365日稼働しているため、様々な部署で緊急事態が起こるのではないでしょうか。早朝から深夜まで必ず人がいるフロント職は、1番に手助けの声がかかることが多いですよね。

レストランで人が足りない時、急に部屋のベットメイキングが必要になった時、宴会場の受付に人が必要になった時。フロント職は暇だと思っているのでしょうか。何から何まで頼まれます。

よく言えば「頼られる部署」ですが、あまりに何でも頼まれるのでどこの部署に配属されたのか分からなくなることもしばしばです。

将来設計ができない

ホテルのフロント職では、結婚して子供ができて、家を買って・・・のような将来へのイメージがしにくいことも退職したくなった理由でした。

労働時間が不規則なため友人から飲み会に誘われることも減り、ホテル以外での出会いが少なくなっていませんか。独身の先輩が多い職場にいると「私は結婚できるのだろうか」とどんどん不安になりました。

また私がいたホテルでは、フロント職同士で結婚した場合は夫婦どちらかが退職するか違う部署に異動することが決まっていました。

結婚して夫婦どちらかが退職や異動する先輩達を見ていると、結婚しても続けられる仕事がしたいと思うようになりました。

ホテルを退職して職業訓練校を経て経理職へと転職した理由

  • 長時間労働が嫌になったから
  • 年齢を重ねても続けられる仕事に転職したかったから
  • ハローワークで経理職の職業訓練校を見つけたから
  • 経験がなくても、資格があると応募できる求人が多くなるから

結局、長時間働いても残業代は切られる、昇給も見込めない、結婚すれば続けられるか分からない、将来への不安から退職を決めました。これだけ不満が募るとやる気もでませんし、心のゆとりもなくなりますよね。

そんな中、私がいたホテルの経理職の人達が決算の繁忙期以外は定時で帰るのを見て、物凄くうらやましくなったのを覚えています。

経理担当の方は年齢層も高く、転職してきた人も多かったので経理の仕事なら長く続けられると思いインターネットで求人を探し始めました。しかし、今までの職歴と全く違う職種に転職する場合、資格や経験で応募資格を満たせないことも多いですよね。

経理職の場合、簿記の資格か経理職の経験がないと応募できる求人がほとんどありませんでした。そこでハローワークに掲示してある経理職の職業訓練校に応募して、転職よりまずは職業訓練校で簿記の資格を取得することにしました。

職業訓練校に行くには簡単な試験と面接が必要でしたが、運よく入校することができました。

私はホテルを退職した後、簿記の資格勉強を始めたので転職先を見つけるまで時間がかかりましたが、もしホテルのフロント職を続けながら次の職につながる資格が取得できるともっと効率よく転職活動ができたかもしれません。

次にしたい職種がきまっている人は、次の仕事で役立つ資格をひとつでも取っておくと応募できる求人が増え、転職に役立つと思います。

簿記の資格を取得してからは、応募できる求人が多くなりスムーズに面接まで行けるようになりました。1社面接を受けた結果、経理職の内定をもらうことができ、その会社で3年働きました。

ホテルのフロントを辞めるべき人・辞めないほうがいい人

しかし、辞めたい気持ちから退職後の計画や転職の準備をせずに焦って辞めてしまうのはお勧めしません。後悔しないためにも、退職をする前にもう一度あなたの辞めたい理由について考えてみてください。

辞めるべきではない人

  • ホテルのフロント職に就職して3か月未満の人
  • 明確に辞めたい理由がわからない人
  • 仕事を通して、身につけられたものが何もないと感じている人

上記3点に該当する方はもう少し退職を待ってみることをお勧めします。

ホテルのフロント職で花形といえばチェックイン・チェックアウト業務ですが、3か月以内では荷物の運搬や、フロント前での案内などフロント職の一部の業務しか出来ていないのではないですか。

それでつまらないから辞めたいと考えている人は、ほかの業務を経験したら仕事が楽しくなる可能性もありますよね。仕事で身につけられたものが何もないと感じている人も、もう少しフロント職を続けていいと思います。

仕事に慣れてくれば自分のスキルも上がり、辞めたいという気持ちが薄れるかもしれませんよね。

次の仕事に転職する場合も、面接時に必ず前職での経験を聞かれますので何かひとつでも身に着けてから退職することをお勧めします。

辞めてもいい人

  • 心身ともに限界な人人
  • 次にやりたいことが決まっている人
  • 違う職種に転職したい人

心身ともに限界だと感じている人は早急に退職したほうが良いです。私も長時間労働が続いたこともあり、徐々に体調を崩してメンタルも不安定になったため退職しました。

こんなに悩むなら早く辞めればよかったと後悔したこと覚えています。あなたができる職業も、転職先も必ずあるはずです。気楽に構えて、あなたに合った仕事や会社を探してみてくださいね。

また、次にやりたい仕事が決まっている人も、辞めて次の仕事で職歴を積むことのほうが将来に繋がるのではないでしょうか。自分に向いていないと感じる仕事をずるずると続ける意味はあるのでしょうか。

やりたいことや自分に向いている職種に転職したい人は辞める勇気も必要だと思います。順調に転職活動ができるよう、在職中から資格の取得や求人情報の収集などできることから始めてみてくださいね。

ホテルを退職する際の注意点

正社員の場合は通常3か月前までに退職したい旨を伝えるように言われますが、各ホテルの就業規則に記載している通りに伝えれば問題ありません。

まず直属の上司に退職したいことを伝えるべきですが、人手不足のホテル業界。上司がなかなか辞めさせてくれないこともあります。私の場合、退職したいと上司に申し出ても何度も呼び出され考え直すように説得されました。

結局辞めさせてもらうまで5か月程かかりました。もし、上司に相談しても退職への話が進まない場合は、総務課や人事課へ直接退職届を持っていけばスムーズに退職できるでしょう。

またシフト制のため、辞めたい月のシフトが作成される前にシフト作成の担当者に伝えて自分の名前を外してもらう必要があります。「もうシフトを作ったからもう1か月働いてくれ」と言われても、あなたにも予定があるのに困りますよね。

周りに退職を知られたくないという思いもあるかもしれませんが、スムーズに退職するには引継ぎも大切です。退職が決まったら、なるべく早く引継ぎ相手に仕事を引き継ぎましょう。

ホテルのフロントからのおすすめ転職先

経理職・総務職

お金を扱うことが多く、他部署との交流が盛んなホテルのフロント職ですので、経理の仕事には馴染みやすいです。

経理職も様々で、企業に就職して売上・仕入の管理、給与計算など社内の経理を行う場合と、会計事務所のように取引先の決算業務など対外的な経理を行う場合があります。

どちらの場合でも、お金の計算をするという意味では共通しています。どういう経理職がしたいか考えて求人を探してみてください。

また、経理職・総務職は他部署や取引先との接点が多いため、ホテルのフロント職での接客経験を活かして円滑なコミュニケーションに役立ちます。

ホテルのフロント職では接客が業務のほとんどで対人疲れもあったかもしれませんが、経理職では対人の業務もパソコンなどの事務もどちらもあるため、ストレスも感じにくかったです。

営業職

お客様とのコミュニケーションが大切な営業職では、様々な年齢、性別、職業の人と接するフロント職での経験が活かせます。

営業職からホテルのフロント職へ転職する人もいますので、共通点は多いはずです。営業職では営業事務の方やメーカー担当者とのやり取りが大切ですよね。

お客様から聞き取った内容をたくさんの人と協力し要望叶えるのは、営業職のコミュニケーション能力が頼りになります。また、フロント職では営業もすることがあるのではないでしょうか。

朝食をつけていない宿泊客に朝食をお勧めしたり、ホテル内のレストランを使ってくれるようにレストランの季節ごとの料理をご紹介したりと、なるべくホテルでお金を使ってくれるように案内しますよね。

フロントの業務の中で営業するのが好きだと感じている人は営業職への転職もお勧めです。

ツアーガイド・通訳案内士

ホテルのフロント職ではお客様をご案内するために観光地について詳しくなったのではないでしょうか。

このホテルから1番早く目的地に着くように案内をしたり、雨の時期でも楽しめる観光地をご紹介したりと、お客様ごとにご案内する内容を考えて喜ばれた経験がありますよね。

ツアーガイドの仕事では、ホテルのフロント職で身に着けた観光地や観光地までのアクセスなどの知識が直接活かせます。英語やその他の言語が話せる方は、日本への外国人観光客が増えている中で即戦力になる人材としてすぐに採用してもらえるかもしれません。

通訳案内士の資格を取得して、外国からの観光客を対象にしたツアーガイドになる人や、海外で日本人向けのツアーガイドになる人もいます。

国内海外問わず活躍できる職業のため、海外で働いてみたい方にもお勧めです。

ホテルのフロントから転職するときのポイント

ハローワークにいく

インターネットで簡単に仕事を探せる時代ですが、まずはハローワークに行くことが大切です。ハローワークには求人情報だけでなく、失業保険の手続きや職業訓練校の案内などもあります。

ホテルのフロント職以外にどんな職種があるのか知ることもでき、今まであなたが聞いたことがなかった職種にも興味が出るかもしれませんよね。

興味がある求人の応募資格などの情報収集をしてみると次に何を準備するべきか分かり、よりスムーズに転職活動をスタートできます。また退職前から早めに職種や転職の希望をハローワークの人に相談しておくと、新しい求人が出た時にすぐ連絡をくれることもあります。

良い求人にも早く出会えそうですよね。求人数が多い時期、少ない時期があるので、転職を考え始めたら早めにハローワークに行ってみてください。

転職する仕事と、ホテルのフロント職の共通点を見つける

あなたが未経験の職種に応募する場合、ホテルのフロント職との共通点を見つけ、それを履歴書や面接でアピールすることが大切です。

私は未経験の経理職に応募したので、面接時に「どうしてこの職種に転職したいのか。」を聞かれました。フロント職では、お客様の接客だけでなく経理や手配の仕事もあるということを説明して、志望理由を理解してもらえました。

転職先の会社や職種に合わせてホテルのフロント職での仕事との共通点をアピールすると面接官に志望動機を納得してもらい易いと思います。

求人内容を見極めて、応募する

あなたの希望・妥協できないことを明確にし、求人にどんどん応募することが大切です。今まで長時間労働が嫌だったのに、残業が多いところに転職してもまた同じ思いをするだけですよね。

入社しないと分からないこともありますが、今までホテルのフロント職で嫌だったことが解決するように求人内容を見極めることは一番重要です。

いざ応募する場合は、会社の評判などを調べてみると、実際その会社で働いていた人の経験などが転職サイトに載っている場合もありますので、参考にしてください。

まとめ

私は、ホテルのフロント職でやり残したことはないと思い退職し、退職した現在も後悔はありません。経理職に転職して、ホテルのフロント職より自分に合っていると分かったので、これからも長く続けていきたいと思っています。

また、繁忙期はあるものの規則正しい生活が送れるようになったことも、本当に良かったと感じている点です。

辞めたいのに辞められない人は、何かまだ心残りや退職することへの不安があるのではないでしょうか。もう一度、退職した後のあなたの生活について考えてみてください。現在のストレスは無くなっていますか?次の職場で生き生きと働けそうですか?

最後に退職するか決めるのはあなたです。あなたの将来についてよく考えてから決断してほしいと思います。

私の経験が少しでもあなたの参考になれば幸いです。

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この記事の監修者

株式会社eia

 

この記事の企画・監修者は株式会社eiaです。クラウドソーシングサービスより実際の体験談の執筆依頼・インタビュー調査した内容をまとめた記事になります。

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