病院で働くことで色々な方から「ありがとう」と感謝されるようになりたい。そういう気持ちを持って医療職の道に進んだ人は多いのではないのでしょうか?

私もそのうちの一人で、専門的なスキルを生かして患者さんの命を救ったり治療に役立つサポートをするのはみんなが真似できるわけではない、勉強したからこそ身についた特別なスキルなんだと実感します。

そんな医療職でも臨床工学技士は、チーム医療が大切だとされる今の医療において、医療機器のスペシャリストとして病院全体の医療の安全を管理している素晴らしい職種であり、今後ますます業務の幅が広がっていくでしょう。

私は看護大学を卒業後、「命のエンジニア」というキャッチフレーズに惹かれ、臨床工学技士の免許を取得しました。

ダブルライセンスという肩書きで医療業界に飛び出しましたが、臨床工学技士の仕事は未知数。現在のことも未来のことも不安になることが多い職種だという現実に直面しました。

もしかしたらこれを読んでいるあなたは私のような悩みを抱えており、転職をしたいと考えていないでしょうか?今

今回は看護師・臨床工学技士という2つのライセンスを持っているからこそわかる「臨床工学技士」の辛さと転職を考えているあなたにアドバイスをお伝えできればと思います。

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総合病院の臨床工学技士を辞めたくなった理由

体力的にきつくなる時がある

あなたが現在働いている職場は当直体制ですか?それとも夜勤、オンコールですか?私の働いている職場は当直体制をとっており、当直時は8時半から翌日の9時まで働くのです。

夜中に何もなければ働きませんが、なんだかんだ呼ばれることがほとんど。これが月4回あるわけですから、だんだんと身体が悲鳴をあげています。

医療職は体力とは無関係と思っていましたが、面接で「体力に自信はありますか?」と聞かれた理由がやっとわかった気がします。

給料が安い

大学を卒業してやっと手に入れた国家資格。しかしそれに見合った給料かといえば疑問です。もらえる給料は会社員と変わらず、額面上高く見えるのは残業代のかさ増し分という現状。

これなら看護師として働いている方が割りにあっていると私は思います。また、施設ごとを比べても、透析クリニックの方が大学病院や急性期病院よりお給料がよく、お金を選ぶのかやりがいを選ぶのかという究極の2択になってしまいます。

やりがいに見合ったお給料になるのはいったい、いつになるのでしょうか?

業務の幅が狭い

これは看護師を経験した上でわかることなのですが、臨床工学技士の業務の幅が狭いことが私にとって一番辞めたくなる理由です。

例えるならば薬剤のiv。看護師はできて臨床工学技士にはできないことがあるため、臨床工学技士の方は大変もどかしさを感じるでしょう。あなたもきっと自分にできない業務の幅を知って、看護師だったらなと思うことあるのではないでしょうか?

臨床工学技士を退職せず現在も働いている理由

私が今でも臨床工学技士として働いている理由は3つあります。それは、

  • 仕事に熱中するほど周りから信頼される
  • 患者さんに感謝される
  • なんだかんだ専門職という肩書き

の大きく分けて3つの理由です。

仕事に熱中するほど周りから信頼される

臨床工学技士は先ほども述べたようにたまに無理なお願いをされたり、知らないことを質問されたりと理不尽な気持ちになることがとても多いですよね。

ですが、そのようなお願いに対して1つ1つ丁寧に返したり、臨床工学技士にしかできないようなこと、新しい知識を医師や看護師と共有することでグッと信頼されるようになります。

実際私も仕事がまだ慣れていない頃は自分の知識の幅が狭く、周りからは言われたことしかできないと思われていましたが、熱心に仕事を取り組むうちに自分の知識量がグーンと増え、看護師や医師が要求しているレベルを上回ることができました。

スタッフから信頼されることはこの仕事を続けている一番のモチベーションになっています。

患者さんに感謝される

主に透析業務に入っているからこそわかることなのですが、普段臨床工学技士が患者さんとあまり関わらない分、透析業務は唯一と言っていいほど患者さんと深く関わる部分であり、そこでは世間話もそうですが人生の悩みも乗ってくれることがあります。

私の勤務先は50代から60代の患者さんが多いため、お酒の話やオススメの居酒屋の話、恋愛相談など・・・。

もちろんそこには何度も穿刺や返血にいき、信頼関係がきちんとできていることが条件ですが、医療現場という常に張り詰めた環境でも少しだけ肩の力を抜いた時間を作れます。

そして何より患者さんにありがとうと感謝されたり、上手だねと褒めてもらえることがこの職業を続ける生きがいでもあるのです。

なんだかんだ専門職という肩書き

臨床工学技士を仕事と割り切って続けていられるただ1つの理由です。私は看護大学を卒業後1年で取った資格ですが、長い人は4年生の大学で取得できる資格、それも国家試験を合格しないと取得できないのです。

毎日必死に勉強して得た国家資格をちょっとやそっとの理由で手放すなんてもったいないですよね?

私にとっては、今辞めたくても辞めた後の方が何倍も忙しいと感じるため、どんだけ嫌なことがあってもこれは仕事だと割り切って頑張っています。

この他にも、臨床工学技士が嫌になったら一度看護師の目線で物事を考えてみようとします。そうすることによって客観的な考え方が思い浮かびますし、看護師の免許を持っていてよかったと思う瞬間でもあります。

臨床工学技士を辞めてOKな人、NGな人

もしあなたが臨床工学技士を今すぐにでも辞めたい場合、ちょっと考えて欲しいことがあります。以下にお話しする。辞めていい人と辞めてはいけないことを自分で当てはめてみて、もう一度臨床工学技士としての働き方を見直してみませんか?

辞めてはいけない人

まず病院を辞めてはいけない人について3点ほどお話しします。

  • 病院で働いて1年未満の人
  • 固定業務のみしている人
  • やめた先のことを考えてない人

1つ目に、病院で働いて1年というと、まだ基本的な仕事を覚えたてで、やっと待機や夜勤がつくようになったくらいではないでしょうか?

新卒1年目というのはどの病院も辛くて大変なのは一緒です。インシデントもたくさん起こすかもしれませんし、怒られることもあるでしょう。ですが、あなたの今の頑張りで2年目以降はこの仕事が楽しくなってくる可能性があります。

勉強すればするほどスキルも身につくため、もうすこし今の環境に耐え続けるべきです。

2つ目ですが、ローテーション体制を新卒からとってない病院も存在します。当然、透析なら透析だけしか業務を行わないため、つまらなさとやりがいのなさを感じることがあります。

実は固定業務の面白さは専門的知識がある程度ついてからが楽しく感じるのです。他の業務にあたることで臨床工学技士をやめるきっかけがなくなることもあります。

最後に、仕事をやめるというのは簡単ですが、大変なのはやめる前なのではなくやめた後です。やめた後の人生設計をきちんとしないと後悔や失敗をするため、やめてもいいような準備をしっかりしてから考えるようにしましょう。

辞めていい人

逆に臨床工学技士を辞めていい人とはどのような人でしょうか?

  • 辞めた後のビジョンをきちんと計画しているト
  • 体力的、精神的な支障をきたしている
  • 職種そのものでなく病院だけを辞めようとしているト

1つ目ですが、明確な目的があって、その計画がきちんと立てられてあるならば臨床工学技士を辞めていいでしょう。

例えば、「医療機器にもっと詳しくなりたいからメーカーの営業に所属する」といった医療に関連した目的や、今までなんとなく勉強して手に職つけてきたけど、実は料理が得意でこれからは飲食店を経営するといった医療とは関係しない目的でも。

ビジョンをしっかり持っていることは仕事を辞める上で一番の理由になるからです。

2つ目は、私がみてきた中で真っ先に辞めた方がいい人の特徴です。先ほども述べたように臨床工学技士はハードワークなため、体力がない人はどこかで身体が限界に達します。

そういう人に限って無理をしてししまうことがあるため、健康状態が悪化する前に退職届または休養届けを出しましょう。

3つ目は臨床工学技士そのものではないですが、辞めたいと思った時に真っ先にするべき行動の1つです。職場を変えるだけで臨床工学技士としての資格を手放す心配も無くなります。

臨床工学技士から転職するときのポイント

臨床工学技士から転職をする際のポイントは以下の条件によって異なります。

同じ業界の場合

まず1つ目は「同じ医療業界で転職をする」ということです。私の考えだと臨床工学技士の転職は同じ業界にした方が安心安全です。

私のようにダブルライセンスを持っていればその間を行き来するのがベストですが、そうでなければ医療機器メーカーの営業もしくは開発に転職することをオススメします。

実際に私の周りでも臨床工学技士の現場が嫌になって医療機器メーカーに転職する方が多く、今までの知識を十分に活かすことができます。

しかし、ここで気をつけていただきたいことが、医療業界メーカーから臨床工学技士として現場に戻ることはなかなか難しいということです。そういった点に注意しながら転職活動をするといいでしょう。

また、他の医療職種の免許を取りたい場合、時間はかかりますがwライセンスは他の人にはあまりない強みにもなりますのでもう一度学び直すといいでしょう。

今は仕事をしながら学校に通える制度が多く存在するためそれらを上手く活用することをおすすめします。

異なる業界の場合

2つ目ですが、こちらは「異なる業界に転職する」ということです。医療職種が異なる業界に転職することはある程度覚悟をする必要があります。英語を職場では使用しないしパソコンのスキルもありません。

専門職ならではの悩みですね。でも、臨床工学技士として働いてきたからこそ得たスキルだってあるんですよ。

それはコミュニケーションスキルと高い責任能力です。チーム医療の中、質の高い医療を提供するためには円滑なコミュニケーションが大切であり、このスキルは病院内で自然と伸びていきます。

また、命を預かる仕事なので当然責任能力が高いはず。でなきゃこの仕事は務まりません。このような強みを転職の際だしていけば新しい業界にも踏み出すことができるでしょう。

臨床工学技士を辞めたいあなたに最後に伝えたいこと

話を聞いてもらおう

まずは話を聞いてもらいましょう。せっかく病院で働いているのですから、周りにはたくさんの職種の方が働いています。

看護師、薬剤師、医師、検査技師…。他の職種だからこそできるアドバイスもあるでしょうし必ずあなたの助けになると思います。本当に転職をするのかどうか、相談に乗ってもらったあとで考え直してみてはいかがですか?

思い切って部署内の上司に言ってみましょう

言いづらいことはあなたを1番理解してる人に言ってみることで解決することがあります。私は転職を考えていることを上司にまず話しました。

そうしたことで気持ち的に吹っ切れましたし、自分のスキルを活かすにはこれからどうするべきか親身に相談に乗ってもらいました。一緒に働いてきたからこそわかる自分の特徴も上司が1番知っているのではないでしょうか?

臨床工学技士から臨床工学技士の転職も視野に

臨床工学技士が嫌になった時、それはもしかしたら職業自体の問題ではないかもしれません。嫌になる原因の一部は職場環境にある場合があり、それは職場を変えることで改善する可能性があります。

臨床工学技士は将来性豊かな職種なため探せば求人もたくさんありますし転職サイトも活用できます。職業そのものをやめたいと感じたら、一度他の病院へ見学してみたらいかがでしょうか?

やめたい原因がみつかるかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか?臨床工学技士という仕事は、AIが進化していく中、実はこれから発展していく医療職種なのではないかと私は考えています。

あなたがこの仕事を辞めたい理由、それはすごくわかりますが、まずはよく考えて、多くの病院から転職する病院を選んでみて、それでもダメなら臨床工学技士としてのスキルを生かした新たな職に向かって頑張ってみましょう。

国家試験を合格したあなたなら大丈夫。どのような道に進んでもきっといい仕事に出会えるはずです。

まずは、今の仕事の適性を調べてみませんか?

仕事を辞めたいなら、現状から把握してみましょう。今の仕事は合っているのか、どういう仕事が自分に合っているかを知ることで、辞めるべきかを判断する手助けになると思います。

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