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誰かに何かを「伝える」ための仕事だということ、そして「ものづくり」が出来ること。

この二つが、私が印刷会社に入社を決めた大きな理由です。印刷会社で働くことを志した方の中には、同じように、広告や製作に強い興味を持っていたという方も多いのではないでしょうか。

大学卒業後、私は2年間印刷会社の営業職として勤めました。そして転職を決意し、現在は広告デザインの制作会社で働いています。

印刷業界は勤務時間が長く、夜遅くなることも多いですよね。そして、どれだけ頑張ったとしても、業界全体は目に見えて衰退していきます。

あなたも、仕事のやりがいと「このままでいいのか」という気持ちに揺らぎ、苦しんでいるのではないでしょうか。私もずっと悩み続けてきました。

この記事では、悩んだ結果転職を選んだ私の経験を書いています。私の転職経験についてお伝えすることが、あなたの悩みを解消出来る一助となれば、心より幸いです。

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印刷会社を辞めたくなった理由!印刷会社はやめとけと言われる所以

勤務時間が長い

最も「川下」にいる業界、それが印刷業界です。広報物や出版物を製作するには、発注元の会社が原稿やデータを私たちに渡してくれることで、初めてこちらの仕事がスタート出来ます。

つまり、広報担当者や編集者が勤務を終えてからようやく仕事が出来る、という場合が多いのです。

自然と勤務時間は遅くなり、気付けば終電に乗るために走る日々…。私がこの先印刷会社で働いていけないと感じた、最も大きな理由です。

業界自体が衰退している

ペーパーレス化が印刷業界に与えた影響は、どれほど大きかったでしょうか。書籍、会社案内、学校案内、カタログなど、そのほとんどが電子化されていきました。

そして、その流れは今後ますます拡大することでしょう。業界最大手といわれる企業であっても、その利益は年々右肩下がり。黒字化している企業があっても、それは印刷事業を切り離した企業に限ったことです。

この先勤めていても、純粋な印刷事業が発展する未来は無いと言っても過言ではありません。縮小していくことがわかりきっている業界で、キャリアを積み上げる理由があるのでしょうか。

給料が低い

年収で見ると、他の企業に比べて低い年収ではなかったと思います。ただし、それは残業代が上乗せされているからです。

基本給が高いわけではなく、残業が多すぎることにより、残業代でお給料を稼いでいる状態でした。

また、私が勤めていた会社は残業代が支給されたのでまだ良かったのですが、印刷会社は「裁量労働制」や「固定残業手当」、すなわち、どれだけ働いても残業代を支払わないという制度の会社も数多くあります。

もしも、あなたが働いている会社もそうなのであれば、今一度考えてみていただきたいです。この労働時間と給料は見合っているのだろうか、と。

業務量が多い

夜遅くなる原因の一つでもあるのですが、印刷会社の営業職はとにかく業務量が多いです。

企画提案を考えることから、仕入れ、外注手配、日程管理や見積もり作成、印刷のための製造指示書、納品の手配など…。これだけの業務をこなしながら、外回りをする必要があります。

スタートからフィニッシュまで、全てを管理するのは仕事のやりがいでもあるのですが、他の業界では類を見ないほどの忙しさを誇ります。その上製品不良があった際には、休日出勤して製品の検品なんてことも。

工場に縛られる

印刷会社は製造業ですので、有形商材を扱う仕事です。自社工場を持つ企業であれば、その工場の「作業充当」に追われますよね。

どれだけ利益がある仕事をしても、工場が稼働していなければ赤字が発生してしまうため、自社工場での製造を伴う仕事が求められます。

しかし、製造を伴う仕事はどんどん数を減らしており、また、業界内の競争によって薄利の仕事ばかりになっています。製造業であることによって、利益を追求した提案がしづらくなっているのです。

私はもっと自由度がある提案をお客様にしたいと思い、退職を決めました。

印刷会社を退職し広告デザイン会社へと転職した理由

川の上流に行きたかった

印刷会社はいわゆる製造業。企画制作から携わることも多いのですが、工場を動かし、目に見える製品を作り上げることが仕事です。

形になった製品をお客様にお届けできることは、まさにものづくりの喜び。やりがいがある仕事ではあったのですが、製品を製造する流れで、最も川下にいることも確かでした。

私が転職した会社は、広告の企画やデザインを制作する会社です。広告デザインを作り上げ、印刷会社にデータを渡し、製造してもらっています。

制作物の外側ではなく、中身を作る会社で働くことで、少し川上に行けると私は考えました。それにより、何を制作するか、どれくらいの期間で作るかといったコントロールを自身で行うようになり、見える景色も変わりました。

何より、もう川の下で原稿やデータを流してもらうことを待つ必要はないのです。

制作物への想いは失っていなかった

長時間労働や非効率的な働き方、業界全体の衰退などが嫌で印刷会社を退職しましたが、パンフレットやカタログ、書籍を制作する過程はとても好きでした。

たくさんの人が考えて作り上げた企画と、デザイナーやカメラマンなど、職人の仕事によって生み出された制作物。その制作過程に携われることは、この上ない喜びでした。

その気持ちは、会社を辞めようと考えてからも消えることはありませんでした。そのため、企画・デザイン制作の会社に入社しようと決めたのです。

結果、自分には今の環境のほうが向いていました。

印刷会社で働いていると、企画制作から関われる仕事もありますが、圧倒的に多いのは製造指示書を作成したり、日程管理をしたり、製造コストを調整したりする業務です。

企画やデザインなど、広報物そのものとより向き合うことができるのは、今の仕事でした。転職してよかったと感じています。

培った知識や経験を活かせた

まったくの異業種に転職することも考えたのですが、印刷業界と近い業界である広告業界は、やはり転職しやすかったです。そして、これまで培った経験がまさに強みとして輝きました。

製造の流れを全て理解していて、印刷やデータに関する知識が深い、ということは強力なアピールポイントなのです。実際、私は会社やお客様から強い信頼を寄せていただいています。

ちなみに広告業界以外でも、印刷会社で培った経験というのは汎用性があり、さまざまな業界で活かすことができます。

企画提案力もあり、広い業界のお客様と取引しており、有形商材も無形商材も扱うことができる。印刷会社に勤めているあなたのその経験は、どこで戦っても強力な武器となるでしょう。

印刷会社を辞めてOKな人、NGな人

印刷業界で働いていると、辛いことやしんどいこと、不満なことや不安なことが多いですよね。

このページをご覧になっているあなたは、もしかするとすぐにでも会社を辞めようと思っているのかもしれません。

しかし、勢いだけで退職してしまって後悔することもあります。これから解説する内容を見ていただいて、本当に辞めるべきかどうか、改めて考えていただければと思います。

辞めてはいけない人

  • 「嫌だ」という気持ちだけで辞める人
  • 一人で仕事を動かしたことがない人(まだ一人立ちしていない人)
  • 辞める理由が長時間労働だけの人

上記の項目に当てはまる方は、もう一度、自分が会社を辞めるべきなのかどうか、真剣に考えてみるほうがいいかもしれません。

印刷業界の仕事はしんどい、ということはこれまでも述べてきましたし、事実です。

しかし、業務量が多くてしんどい、夜遅くなるのが辛い、という理由だけで退職を考えているのであれば、あまりおすすめはしません。転職によってその状況が改善されるかどうかはわからないからです。

違う業界の会社でも、夜遅くなることはありますし、業務量がもっと多いこともあるかもしれません。もしくは、どこか偏った雰囲気の職場がつらいなど、また違う悩みが生まれることもあります。

特に、長時間労働を改善できていない会社はまだまだ多いので、その一点を理由に転職を考えている方は、特に慎重な会社選びが必要となるでしょう。

まだ一人で仕事を成し遂げたことがないという方も、すぐに辞めてしまうことはおすすめしません。転職するとき、これまでの知識や経験を強みとしてアピールできなければもったいないですよね。

新しい勤め先に自信を持って自分を売り込むためにも、「こんなことをがんばった、こんなことができる」という成果があるといいでしょう。

そして、実際に一人で仕事を成し遂げられるあなたなら、どの会社で働いても自分自身の「経験」を武器に輝くことができるはずです。より明るいキャリアの道を目指すためにも、まずは今の仕事をもうひと頑張りしてみるのもいいのではないでしょうか。

もちろん、あなたが体や心を病んでしまうほどに仕事で苦しんでいるのであれば、それは絶対に会社を辞めるべきです。

辞めていい人

  • 業界全体に将来性を感じないから辞める
  • 「こういう仕事がしたいから」という理由で辞める
  • キャリアアップのため、もしくは収入を増やすために辞める

今の会社や仕事に対する不満だけではなく、業界について考えた上で辞めるべきだと考えているのであれば、転職をおすすめします。

漠然とした不安だけではなく、「印刷業界のこういうところが衰退の原因となっている」というところまで説明できると尚いいですね。

そこまで考えられるのであれば、今後自分がどういう業界で働きたいのか、というキャリアビジョンを明確にすることができるでしょう。

何かはっきりした目標のために会社を辞めたい方も、後悔がない転職ができると思います。その目標が今の会社では実現できないような内容なのでしたら、目標に向けてぜひ明るいスタートを切ってください。

印刷会社からのおすすめ転職先

広告業界の会社

自分自身が勤めてみて思いましたが、印刷会社で得た知識を存分に活かすことができます。

データや原稿を渡したあと、完成品ができるまでの動きについて詳しくない人も多い中、製造の流れやスケジュールの動きについてイメージできるのは強いです。

また、元々近い業界ですので、専門用語やものの考え方で躓かないというだけでも、未経験の方よりだいぶ進んだスタートを切れますよ。印刷会社にいて、企画制作などに関わることが好きだという方には特におすすめです。

IT関連企業

印刷業界で「天井」を見ることに嫌気がさした方におすすめ。天井とはつまり、製造コストに対する利益率や、印刷物の発行部数から考えられる今後の見込みなど、市場の限界値です。

印刷物は基本的に有形商材ですから、1件に対する利益率もある程度は決まっています。しかしIT業界が売っている無形商材であれば、新しい要素などを合わせて提案したり、長期継続で契約を結んだりすることで、製造費にとらわれず利益を得ることができるのです。

かなりスピーディーに動く業界なので、柔軟な対応力を身に着けたいと考えている方にも向いています。

コンサルティング業界

印刷会社に勤めている方は、仕事の最初から最後までディレクションできる方が多いと思います。企画提案をし、案件によっては外注手配もし、社内の人間を動かし、製造・納品まで管理する。そのような俯瞰的なものの見方は、コンサルティング業には欠かせない要素です。

また、企画、デザイン、印刷、加工、配送と、関係部署が多いからこそ、かなり細かいコスト管理を求められるのではないでしょうか。

企業の課題を見つけ出し、改善方法を考えるコンサルティング業でしたら、印刷会社で身に着けたシビアなコストマネジメント能力と、進行管理能力を活かすことができます。

印刷会社から転職するときのポイント

キャリアビジョンを明確にする

実は、私はここを曖昧にしたまま会社を辞めました。印刷業界を抜け出したいと思う理由はいくらでもあったものの、今後どうなりたいかという視点は弱かったです。

そして、仕事が忙しすぎて転職活動ができないという理由から、次の職を決める前に退職しました。

結果、キャリアビジョンが見えていないせいで転職活動が難航。3か月の無職生活を送りました。

転職サイト・キャリアエージェントを活用する

離職してから転職活動をしてもいいのですが、在職中にできるのであれば、ぜひ今から転職サイトをチェックしてみてください。

他の企業と比較することで、意外と自分の待遇がいいことに気づいたり、今と同じような収入を得る難しさがわかったりと、転職を考える上でも大きなヒントになります。

、もっと好条件の仕事がこんなにあるのか、という気づきに繋がることも。

実際に働く人の声に注意する

異業種に転職するときは、わからないことばかりで不安ですよね。自分にできるのだろうか、ちゃんとやっていけるのだろうか。心配事はつきないと思います。

そして、働いてみないとわからないことも多々あり、思っていた仕事とギャップがあることも。

そのようなことを防ぐためにも、実際に働いている方々の口コミや評価を集めたリサーチサイトに登録したり、転職エージェントに頼ってみたりと、その会社で働く人の意見はできるだけ集めるようにしましょう。

それにより、会社のマイナス面を知ることができますし、逆に不安が解消されることもあります。ちなみに、私はSNSで転職活動専用のアカウントを作り、同じく転職活動を行っている方々と情報交換をしていました。

まとめ

印刷会社は労働時間が長く、業界としても縮小傾向にあるので、退職を検討している方は少なくないと思います。しかし、実際に会社を辞めようとはなかなか踏み切ることができず、悩んでしまいますよね。

今の仕事に強いやりがいを感じている、あるいは今の会社でキャリアを積みたいと考えているならば、転職は見送ってもいいかもしれません。

ただ、もしもあなたが、勇気や行動力がないという理由で踏みとどまっているのであれば、その時間は少しもったいないかもしれません。世の中には、あなたにもっと向いている仕事が、もっと楽しいと思える仕事が、あるいはもっと稼ぐことができる仕事があるかもしれないのです。

今回、実際に印刷会社から転職した私の経験を書くことで、あなたの迷いに少しでも寄り添うことができたなら、とても嬉しいです。

私は同じ悩みを持っていた仲間として、心からあなたを応援しています。

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もし、今の仕事が不満なら、ミイダスを使い転職した場合の想定年収を確かめてください。

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この記事の監修者

株式会社eia

 

この記事の企画・監修者は株式会社eiaです。クラウドソーシングサービスより実際の体験談の執筆依頼・インタビュー調査した内容をまとめた記事になります。

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