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美容師を辞めたい・・・。あなたは1ケ月で何回思いましたか?専門学校に通っていた時は、たくさん練習して早くスタイリストになって、独立したい!と意気込んできたはず。

しかし、いざサロンワークが始まると、思ってもみない環境に1ケ月でこんなはずじゃなかったと思ったことでしょう。実は私も小学生から美容師という仕事にずっとあこがれていて、将来の夢は??と聞かれると必ず”美容師”と答える程でしたがわずか2年で退職の道を選びました。

せっかく専門学校まで出て、地方から上京したにもかかわらずです。正直美容師という仕事は離職率も高く、毎月のように辞めたい症候群に襲われる職業です。今回は辞めたくなる理由や辞める時の注意点などをまとめてみました。

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美容師を辞めたくなる理由

人間関係のわるさ

新人なので怒られることのほうが多いアシスタント時代。入社したその日から毎日のように注意を受けます。社会人ですから怒られるのは当然なのですがたちが悪い・・・。挨拶しても、質問しても無視です。

ドライなどの施術中は別人のように仲良しごっこですが、陰ではチネチ先輩同士で悪口言っててボロカス雑巾扱いで精神的なダメージが半端なかったです。

私には男の先輩がいました。シャンプーやヘッドスパなどにも指名制度のある店舗にいた私は男の先輩より指名を多くとってしまいあからさまな無視が始まりました。「男のくせに、ぐちぐち言っててばからしい」との思いから、相当わたしの態度も悪くなっていたと思います。

上司に相談したら、「人こそひとのかがみ」と謎の説教をされたときは、悔しさで涙が出ました。私の態度も悪いと言いたかったのでしょうが、毎日無視をされていればふてくされた態度にもなりますって感じです。

そこで人間関係を相談するときの注意ですが、アシスタントリーダーや同期に相談するのはやめましょう。なぜならそのリーダーも異常な環境の中成り上がった人です。

心のどこかでは、それくらい耐えろ。とあまり取り合ってくれない可能性もあります。むしろやめてくれればライバルが減るなんて思われているかもしれません。

そんな時はぜひ、オーナーや店長に相談しましょう。あなたがもし、人間関係の辛さから辞めたいと言い出したらオーナーや店長は困ります。

なぜならオーナーや店長はいつでも売上のことと回転率のことしか考えていないので、あなたの指名客が来なくなってしまうことや駒が1人いなくなってしまうことを考え真剣に取り合ってくれることでしょう。

賃金の安さと異常な労働時間の長さ

美容師は、好きじゃなければできない仕事とよく言われますがその通りです。朝は先輩よりも早く行って練習をし、帰りは先輩よりも遅くまで残って練習をするので深夜になることも珍しくありません。

練習だって、疲れてるしめんどくせーと思って帰れば次の日先輩から大げさな説教がまっているし、朝から深夜まで仕事して心も体もヘロヘロです。交代制も導入されてなかったし、食べない飲めないが当たり前なのでどんどん体もやせていきました。

こんなに頑張ったからお給料もらうのワクワクするなと思って初給料を見てがっかり。たったの14万円です。そこから、練習用のウィッグの購入、シザーケースの購入、化粧道具など沢山の支出があるのです。

そして労働時間の長さは完璧に違法レベルです。労働基準監督署に訴えれば完全にアウトだけどみんながみんな「朝から晩まで働いて練習する私たちってすごい?」的な世界なので誰も言いません。

辞めて行く人が訴えないのは美容業界どこも一緒で、いわば暗黙の了解だからです。もちろん休憩の時間もないし、お昼ご飯も食べられないで夕方にチャチャっと食べることなんてことも当たり前。

入社して間も無く、とにかくお客の回転率を意識して本当に忙しい店舗に入社してしまった私は、先輩に「おにぎりにウィンナーを入れて食べると時短になるから、今度からお弁当は持ってこないでね。カップラーメンは食べるのに時間がかかるからダメだよ。」と言われた時は、白目むきそうでした。

プライベートの時間がない

もちろん美容師だってお休みはあります。でも、だいたいは蓄積された毎日の仕事に疲れ果て休日は泥のように眠ってしまいます。だいたい半日寝て潰れて、ようやく動き出そうとしても、もうお昼なんです。

せっかくの休みなのに、ますますやる気がなくなってボーとして終わります。また、連休を入れれば鬼のような連続出勤が待っているし、当時有休なんて言葉も知りませんし、八方塞がりでした。

デートもしたいのにお金もないし、接客業なのに服も買えないのです。そして、自腹で交通費を払い泊りがけで講習会にも出席します。勉強だからと交通費は出ません。

私は、日々悔しい思いをしていたので講習なんて適当に受けて、久しぶりの東京を満喫し、学生時代の友達に散々愚痴を言いストレス解消しました。講習会の時は通常の日より早く終われるので、ほんの少しだけプライベートが満喫できますよ。

社会保険などの加入制度がなく将来が不安

一番びっくりしたのは、大きなサロンに入社したのに社会保険加入制度がなかったことです。私が入社したところは、それなりに大きく、地元のなかではかなり手広くやってるチェーン店でした。しかし、社会保険制度がないのです。

あるのは雇用保険のみ。労災も「一回使うと労基署に目をつけられるから」という理由で医者代を直接手渡されました。情けない世界ですよね。

ですので保険などが心配だなという方はあらかじめ社会保険完備と謳っているサロンに入社しましょう。

そうでない限り、だいたいが国保だと疑ったほうがいいです。わざわざ社会保険完備と書く理由は、それほど社会保険を加入させてくれるサロンが少ないからです。

更に、美容業界の中では社会保険加入制度を導入したことがビックニュース&売りなんです。

私は体を壊して辞めました

そうは言っても、なんだかんだ美容の仕事が大好きで入った世界。なかなかやめる勇気もなく、先輩からの理不尽な対応や過酷な労働環境も、ほかのスタッフがいるからなんとか耐えられました。

しかし、一日14時間立ちっぱなしで働いて、体が悲鳴を上げないわけがありません。最初は朝起きるとアキレス腱が痛く、しばらくすれば治るという症状が続いていたのですが、だんだんとその日一日中歩けなくなるレベルまで悪化していきました。

その症状はアキレス腱炎という名称らしくスポーツ障害としてよくある症状らしいです。

スポーツ障害の場合、長時間のウォーキングなどで負荷がかかり発症するのですが、私の場合は仕事中に起こったことなので、休憩や安静にすることもできませんでした。

それが悪化すると手術を伴らしく、ここまで犠牲にしなければいけないのかと疑問に思い、夢よりなにより自分の体が一番大事だと思い退職しました。

あなたがもし体力的に限界だと感じているのであれば、これから何十年も使う自分の体をぜひ労わってあげるという意味で退職をオススメします。

美容師を辞めるべき人・辞めないほうがいい人

ただ辞める前に今一度考えてほしいことがあります。専門学校に通っている頃からサロンに入店するまであなたは何人の脱落者を見てきましたか?

まず入学して三ヶ月毎週のように実技の試験や筆記の試験、休む暇もなく放課後も練習し、1年、2年と過ぎ卒業するころにはクラスの4人は最低でもいなくなっています。

その次に試験でふるい落とされ美容師になれなかった友人や美容師の免許を取ったけど違う道に進んだ友人。バイトの延長で美容業にもつかず、飲食に就いた友人。最終的に美容師として入店する友人はクラスの1/3程度でしょう。

そんな環境でせっかくここまで来れたのに本当にやめてもいいのかよく考えてみてください。もし悩んでしまったら退職することは考えなおしたほうがいいです。全然未練なんかないという方は今が辞め時でしょう。

ただここで悩んでしまった方は必ず後悔します。今悩んでしまった方はぜひスタイリストになってからの退職をお勧めします。なぜならいま違う店舗に行ったとしても振り出しのシャンプーからやり直しだからです。

実は私最初の店舗をたったの1か月でやめてしまっています。再就職先に美容院を選んだのは辞めて後悔したからです。ですが次の店舗でもどうにか頑張ろうと思ったのですが本当に無理でした。両親には本当に申し訳なく思っています。

辞めるべきではない人

  • 入社1年未満の人
  • 明確な理由がない人
  • 辞めることに対して踏ん切りがつかない人
  • 接客が好きな人

アシスタントといっても入社間もなくからお客様対応をします。

入社1年もあればだいぶ慣れてきてトリートメントの塗布、スタイリストへのゴムやピン渡し、カラーやカットの準備、根元染めなどしているうちに常連さんとも顔見知りになってきます。

そんな中で、「この仕事面白い」と思ったり「これなら得意だな」と思う分野が必ず出てきます。そしてサロンでも自分のことを求めてくれるお客様も出てきて指名などもとれるようになりやりがいを感じるようになります。

明確な理由がなくやみくもにただ辞めようとしたり、やめたいけどどうしようと悩んでいるうちはどこかで納得していないからです。その気持ちで退職したら必ず「あの時頑張っていたらとっくに切れるようになっているんだろうな」といつまでも後悔しますよ。

辞めてもいい人

  • 心身共に限界の人
  • 美容の仕事が楽しくない人
  • 情熱を失った人
  • 接客も営業も好きではない人
  • 不器用な人

とにかく仕事に行きたくない、美容の仕事も、接客も営業も本当に嫌だと思う人はぜひ今すぐにやめてください。その気持ちで対応してると必ず顔や態度に現れ、目の前の鏡で見られていますよ。

追い打ちをかけるように社内でのテストもなかなか合格できず自分の不器用加減にうんざりすることもあるでしょう。そんな時は「独立して店を持つんだ」などという情熱は完全に冷めきってしまっていますよね。

もうあなたは心身ともに疲れているんです。休みましょう。そして、整体やジムなどに行き体をリフレッシュしてください。凝り固まった体を元通りして次のステップへ進んでください。

安心してください。美容師をしていたなら次の仕事どこだろうと続きます。精神的にも体力的にも相当強くなっていますから。

美容師を辞めるときの注意点

  • 退職時は必ず筋を通してやめる
  • 無断欠勤して退職しない
  • 辞める場合お客様に店内で伝えない

美容業界はとても狭く、セミナーや講習会などで再会する恐れもあります。そして、再就職しようとしたサロンが実はオーナー同士が知り合いだったり、もしくはまさかの同じ系列だったということもあり得ます。

ですので、せっかく新たに頑張ろうとしたサロンで前の悪い噂が広まったら最悪です。必ず、感謝の気持ちを伝え綺麗に退職しましょう。そして、もう辞めるからいいやと無断欠勤したりするのもやめましょう。

美容師は細かい所持品が多いので忘れ物も多いです。例えばダッカールやコーム、ウィッグなど忘れ物をしてしまったり、源泉徴収票の発行や離職票などの発行などのお願いをする時とても気まずいです。

辞める日が確定しているのであればその日までは頑張りましょう。また自分が担当しているお客様にも個人的に退職することを伝えましょうね。

店内で話ししてしまうとお店の印象を悪くしてしまいますので気をつけてください。

美容師からのおすすめ転職先

美容師からアイリスト

一番多い転職先としてはアイリストです。むしろ美容師をやらずにアイリストになった友人もいます。アイリストは美容師免許が必須になるため美容師の免許を活かしたいという方にはおススメです。

美容師と違い何ヶ月か先輩に練習台になってもらい、すぐにデビューをして一対一でお客様に施術ができるというところも魅力的です。2

年経験を積めば一人前といえるアイリスト。スクールの費用も店舗が出してくれることもあるのでぜひ検討してみてください。

美容師から事務

ずっと立ち仕事をしていると座ってできる仕事がとても魅力的に見えるんです。私は座ってできる仕事ってこんなにも楽なんだ・・・と感じました。

仕事内容も自分が管理を怠ると周りに迷惑がかかるような仕事もありましたが基本的には「縁の下の力持ち」の存在なので地味な仕事です。

ですが社内で5分でご飯を食べろという人もいないし理不尽な無視をする人もいないので、私は入社当日から本当に快適に過ごせました。

美容師から工場

美容業から工場ってなかなか多いのです。なぜならコミュニケーションをとるのに疲れたから。美容師という職業は全面に鏡があり常に見られています。

その時に、疲れた顔をしていたり、接客にふさわしくない顔をしていると速攻で呼び出されます。丸一日笑顔で接し続けるのも疲れるのです。

とにかく接客、コミュニケーションをとりたくないという方は工場のライン作業などオススメです。ただ一日中同じ作業の繰り返しですので忍耐力や集中力が必須です。

美容師から転職するときのポイント

面接は在職中に

美容師を辞めたいのであれば、面接も同時進行してください。休みの日に面接をしできれば辞めた次の週から新しい就職先で働けるのがベストです。とにかく辞めて仕事がないということは避けましょう。

本命じゃなくてもOK

美容師の仕事をしているとなかなか仕事探しもできず、面接に行っても不採用になり日にちだけが過ぎてしまうことも多いと思います。そんな時は、一度他のバイトに切り替えましょう。

派遣などはかなり時給もいいので頑張れば美容師の時よりも稼げます。定時に帰れるのでその時間を利用して就活を行いましょう。履歴書に傷はつきますが納得いく行動なので問題ありません。

ハローワークの活用

上記で転職するならすぐにと書きましたが、どうしても見つけられない場合はハローワークで失業給付を受けながら職探しをするのもありだと思います。

自己都合退職の場合3か月間は給付されませんが、ハローワークでは面接の練習や資格の取得、就職支援、就職相談などもしてくれるので何をどうすればわからないという方はハローワークで相談するのもいいと思います。

また万が一雇用保険さえも未加入だった場合遡って加入できるので絶対に催促しましょう。雇用保険の加入条件は週20時間以上の労働者です。加入していないと失業給付金がもらえませんよ。

まとめ

いざ意気込んで店長やオーナーに仕事を辞めますと伝えると「他の仕事をしてもすぐに辞めるよ??」と100%その言葉で引き止めようとしてくると思います。でもそれは本人次第です。

辞め癖がついてしまう人もいれば、美容師時代が辛かったから些細なことでもこれくらいなら頑張れると経験を自分のバネにする人もいます。

もしそんな風に言われたとしても「えっ、私はそんなにダメな人間なんだ」などと思わないでくださいね。

ただ一つ言えるのは、美容師ほど過酷で低賃金でギスギスがミックスされた職場はありません。自信をもってください。必ずやめてよかったと思えますから。

まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?

もし、今の仕事が不満なら、ミイダスを使い転職した場合の想定年収を確かめてください。

(以下のように診断結果が出ます)

診断後に無料登録すると、7万人の転職事例ビフォー・アフターが検索できるので、同職業の先輩の転職先も調べることができます。

辞めた後どうなる?を知ることで、何か今の現状を解決するヒントが掴めるはずですよ。

(診断時間は約5分です)

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問:あなたが解決したいお悩みは?
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この記事の監修者

株式会社eia

 

この記事の企画・監修者は株式会社eiaです。クラウドソーシングサービスより実際の体験談の執筆依頼・インタビュー調査した内容をまとめた記事になります。

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