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「格好の良い制服を着て仕事をして、高収入を目指そう」そう考えて、佐川急便を志望する方は多いのではないでしょうか?私自身も「高収入を目指そう」と考え、佐川急便へ就職しました。

私は大学を中退し、その後暫くバンド活動をしながら接客業(飲食店)などのアルバイトをして、運送業とは全く畑違いの仕事に携わっており、就職当時はなかなか業務になれず苦労しました。

もしかすると、あなたも以前の私のように理想と現実のギャップに苦しみ、「佐川急便で恰好が良く、高収入を目指していたが、続ける自信がない。」と悩んでいませんか?

もしこの記事を読んでいるあなたが、佐川急便からの転職を考えているのであれば、少しでもこの記事が参考になれば幸いです。

【この記事の執筆者の経歴】
佐川急便に総合職として就職し9年在籍したのち大手物流会社へ転職

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佐川急便を辞めたくなった理由

予想よりはるかに安い賃金

当時の私の頭の中では「佐川急便は高収入」といったイメージが強く、入社当時は期待に胸を膨らませていました。

しかし実際に入社してみると決して高収入というわけではなく、むしろ残業時間の割には低賃金なのではないか?と思う程で、正直言って期待外れであったことが印象的です。

以前は個人の「売上重視的」な給料査定で、売り上げが直接賃金に反映されるシステムであったため、売り上げを伸ばせば高収入を目指せたようですが、現在(以前に私が在籍時)はその様なシステムは廃止されていました。

その為、給料は普通のサラリーマンと同じような「基本給」と「残業」で構成されており、特別高収入とは決して言えなかった為、生活も苦しかった記憶があります。

結局「佐川急便は高収入」と言うイメージは、もはや昔の話なのでしょう。

多すぎるサービス残業

現在は知りませんが、私が佐川急便に在籍していた当時は現場が常に人手不足な状態で、サービス残業も当たり前のように行われていました。

管理者も「仕事重視」的な考え方が当たり前であったため、繁忙期などは定時近くにタイムカードを切って、深夜まで働かされるという状態が続きストレスも溜まっていく一方であった記憶があります。

早朝から深夜近くまでの仕事でしたので、当時新婚だった私は妻とのコミュニケーションをとる時間もなく、生まれたばかりの長男とも遊ぶ暇もない為、次第に家庭内の空気も悪くなっていきました。

そして休日は疲れを癒すためにただ寝てばかりいる日々。

今考えると妻や子供には大変申し訳ないことをしたと反省していますが、職場の周りも皆そのような生活を送っていましたので、当時の私にはその状況が普通だという感覚に陥っていたのだと思います。

また、当時は労働基準法が改正されてすぐで、まだ管理が緩かった為、このような状況がある程度は放任されていたのではないかと思われます。

本当に仕事中心の生活で、家族と充実した時間などを送っていた記憶などは全くない為、今頃になって「もっと早く転職して、まだ赤ん坊だった子供の面倒をもっと見ておけばよかった」と猛省しています。

殺伐とした人間関係

私が佐川急便で働いていた当時は、本当に人手不足で、働いている各人が自分の業務のみをこなすのに精一杯な状況でした。

その為、同じ部署の他のドライバーの集配が間に合わなくて手伝って欲しい時にも、自分の業務が忙しすぎて手伝いに行けなかったりすることが殆どであったため、同じ部署内で気まずい雰囲気になることがありました。

その結果お互いのストレスが溜まってしまい、部署内の空気が殺伐としていた記憶があります。

結局、新人などが入社してきてもそんな会社の雰囲気と賃金の低さに嫌気がさして辞めていく人が多く、人手が増えないのに対して、業務過多の状態がいつまでも続き、いつまでも部署内の殺伐とした空気は変わらないという悪循環が続いていました。

こういう環境下で仕事をしていた私もストレスを抱えてしまい、それを妻に八つ当たりをしたりして、家庭内においても次第に悪循環が生じていったのを覚えています。

家庭内の空気が悪くなるにつれて、次第に佐川急便に入社したことを後悔するようになっていきました。

ミス発生時などの上司からの執拗な叱責

常に業務過多状態であったため、稀に誤配(配達先を間違えてしまう)したり、代引き商品のお金を紛失してしまったり、集荷した荷物の発送先の入力を間違えたりして、顧客の見当違いの場所に荷物が配達されたり等のミスもしばしば発生していました。

その都度上司の「なぜそんなミスをしたのか?」等の叱責はとても激しく、尋常ではないほど執拗で、一度ミスをしてしまうと日付が変わってしまっても帰れない事も日常茶飯事であり、常にミスをしない様に怯えながら仕事をしていたことを今でも鮮明に覚えています。

ある時上司に「ミスを防止する為に人手を増やしてほしい」と上申した所、大勢の同僚の前で、胸倉を掴まれ、「仕事に対してのお前達の意識が足りないから、ミスを犯すんだ」と激しく罵詈雑言を浴びせられ叱責されました。

この時期から「もう辞めたい」と真剣に考えるようになっていった記憶があります。

そしてこの後退職を決定づける出来事が発生しました。

それは、数人で管理していた代引き商品の金額があわず、皆で右往左往した結果、当時の上司は私が代引き商品の金額を盗んだと決めつけたのです。

私は違うと必死に抗議しましたが完全に犯人呼ばわりされ、次第に「自分が落としてしまったのかもしれない」と思い込んで「悔しいが自腹で払おう」そう決めました。

しかし、その矢先に他の従業員がその金額、入金伝票を誤って持ち帰っていたのでした。

私は上司のこの余りにも理不尽な行為に激しい怒りを覚え、上司にきちんと謝罪するように交渉しましたが、結局何の一言の謝罪の言葉もないまま、まるで何もなかったかの様子で私に接してきたのです。

その後私は必死に怒りを鎮めて仕事に専念しようと試みますが、どうしても会社と上司に対する不信感を払拭することができず、退職を決意しました。

法的な手段等を利用して戦おうかとも考えましたが、そうすれば多大な費用と時間がかかってしまうため、泣く泣く諦め退職と言う手段に踏み込んだのです。

部署によってはこのような環境ではないかもしれませんが、佐川急便は基本的に旧日本的な体育会系の会社である為、「完全な縦社会的組織構造」の会社であり、「上司のいう事は絶対」的な風潮が蔓延していました。

現在の状況は分かりませんが、私が所属していた時期はこのような環境だったのです。

不規則的な休日制度

佐川急便は一応週休2日制をとっており一応日曜休みでしたが、もう一日の休みが業務状況やシフト次第で決定されていく為、まとまった連休などを取ることも不可能でした。

業務上の都合により、盆、正月なども殆どが仕事であったため、家族みんなで出かけたりすることもなかったと思います。

現在はどうなっているかは分かりませんが、当時はゴールデンウイークや盆、正月等に出勤しても特別な手当ても支給されなかった為、むなしい気持ちで仕事をしていました。

意味のない有給制度

佐川急便には一応有給制度はありましたが、常に業務過多であった為、とても有給を奨励し、使用できる環境ではありませんでした。

本当はみんな有給を使って休みを取得したいのに、そんなことをすれば他の人に多大に迷惑が掛かってしまうため有給を取得しようとする人は滅多にいなかったと思います。

不幸事などのやむを得ない理由以外は、通常の休日以外で休む人はほとんどいなかった為、なんとなく「休みがとりにくい」環境でした。私自身も熱がでたり、体調不良であっても無理やり出勤しなければならず、体力的にもかなり辛かった記憶があります。

今考えると、当時はまだ若かったからできた仕事なのだと思っています。

佐川急便を辞めて山九に転職した理由

結局私は、自身の労働環境、賃金に対しても不満がありましたし、上司との人間関係にも疲れ果ててしまい佐川急便を退職する決断をしました。

競合他社からの誘いなどもありましたが、「転職してまた同じようになってしまってはいけない」と思い、今度は全く畑違いの物流企業大手の山九株式会社への転職を目指すことを決意したのです。

実用的な資格を取得したかった

佐川急便で働いていた当時は私自身、自動車免許以外なんの資格も持っていなかった為、「技術系の仕事をして、役に立つ資格を取得したい」と考えていました。

私が転職し、配属された先は某製鉄所構内での機械保全作業でした。三交代勤務で、はじめは先輩社員の補助作業などがメインでした。

クレーンを使用しての作業や、溶接作業などが沢山あったのでそれらの資格を取得し、実務経験を通して仕事に慣れていけば自身のキャリアアップに繋がると期待していたように思います。

福利厚生が充実した会社で働きたかった

山九株式会社は充実した福利厚生が有名な会社です。社宅にも格安の値段で入居が可能で、更に自宅を購入すれば補助支援金等が一定期間支給される点が魅力的でした。

資格の取得に関しても、業務に必要な資格は全て会社負担で取得できるため、この制度を利用しない術はないと思い、多数の試験を受講したのを覚えています。

三交代勤務で、休日は土日に決まっていませんでしたが、5日勤務ごとに決まって支給されるため、予定が立てやすく、ゴールデンウイークや、盆、正月などに出勤すればきちんと手当も支給されるため働き甲斐もありました。

会社所有の保養所等もあり、格安で利用ができる為、旅行時の経費を削減できてとても便利でした。

山九株式会社の賃金はさておき、福利厚生面に力を注いでいましたので、以前よりも家族との時間を確保でき、充実してきたので転職してよかったと思いました。

サービス残業がなく、有給をきちんと取れる会社で働きたかった

山九株式会社は、それぞれの勤務体系に合わせて年間休日日数を設定しており、勤務の都合上その日数に満たなければ強制的に休まなければならない「指定休日制度」と言う制度があり非常に便利でした。

有給に関してもどちらかと言えば有給取得を奨励する傾向がありましたので、色々な予定を立てることができて、プライベートも以前よりかなり充実していた記憶があります。

【補足】転職後の正直な感想

私は転職して、とにかくプライベートな時間を沢山取得できたことに大きな喜びを感じました。

以前は毎日早朝から深夜まで働き詰めで家族との会話等も殆どなかったのですが、この転職を機に、家族ともそして自分とも向き合う時間が十分確保できるようになったので精神的にも安定していた気もします。

資格関係も在籍時に沢山取得させて頂き、そういう面では自分にとってはとても有益であったと言えるでしょう。

しかし加齢とともに三交代勤務が辛くなったり、その勤務状況で家族とのすれ違い等も発生したりして、結局はやはり常昼勤務が様々な点で自分に合っているという結果に至り、現在は黒崎播磨株式会社(常昼勤務)に勤務しています。

結論から言えば職を転々としたわけになりますが、転職がきっかけで今の仕事に就けたので、その経験が今の状況を創り上げる糧になってくれたのだと確信しております。

佐川急便を辞めてOKな人、NGな人

どんな職業からの転職を考える時にでも共通して言える事ですが、あなたは今辞めようとしている会社に対して1つの未練も残っていない状態でしょうか?

もし何か一つでも未練が残るような点があれば、退職を決めてしまう前にもう1度自問自答してみて下さい。その自問自答により、本当に退職すべきか、仮に退職してどのような方面に進むべきかがはっきりと示されることでしょう。

辞めてはいけない人

  • 佐川急便の仕事が始まって3ヶ月未満の人
  • 佐川急便に対して1点でも未練がある人
  • 次にどんな仕事をしたいか決まってない人

上記の1つでも当てはまる人は今退職をしないことをおススメします。特に3ヶ月未満で退職するという事は、結局、佐川急便の仕事自体何も把握できていない状態での転職になり、何も得られないまま終わってしまうことになります。

これは一番残念なことでどのような仕事においても、ある程度経験を重ねる事で得られることが必ず存在します。3ヶ月程度ではその「何か」を取得する前に終わってしまうことになり、結局ただの「逃げ」の転職になってしまうでしょう。

更にそうしてしまえば転職活動時に、面接先の企業からの印象も「物事を長く継続できない」と見られてしまう恐れもある為、不利になってしまう恐れもあるからです。

佐川急便を退職するにあたり、何か1点でも未練がある人も転職活動をするべきではないと考えます。

個人的な考えではありますが、そもそも転職と言うのは、辞めようとしている会社の全てが嫌になってからするものであると私は考えます。

仮に、転職を考えるきっかけになった理由への思いが、その会社のメリット、長所よりも強くなければ絶対に退職するべきではないと思います。

何を差し引きに考えても絶対に退職したいと考えてから退職しないと、転職した後、少しでも未練を引きずったままでは、新しい会社の業務で決して良いパフォーマンスを発揮することができないからです。

そして退職後、次にどんな仕事をしたいか決まっていない人も早急に退職をするべきではないでしょう。

なぜなら次の明確なビジョンが見えていないと、退職したとしても自分のやりたいことが見つかっていない為「とりあえず」的に転職してしまい、結局また退職するという悪循環を繰り返す恐れがあるからです。

このような観点から退職前に、次にやりたい仕事(本当に自分が携わりたい仕事)を決めて退職することが重要と言えるでしょう。

辞めていい人

  • 辞めようとしている会社に全く未練がない人
  • 勤務状態、福利厚生が合わない人
  • 次にやりたいことが決まっている人

上記に一つでも当てはまる人は、転職を考えるタイミングでしょう。

辞めようとしている会社に対して全く未練がないという事は、次にどのような企業に転職しても「やはり転職しなければよかった」等の後ろ向きな気持ちになる事がありません。

その為、業務において最大のパフォーマンスを発揮できるに違いないからです。

そして現状の勤務状態、福利厚生が自分に合わない人も転職を考えるべきタイミングなのかもしれません。

そもそも労働時間などの勤務状態が自分に合わなければ、そのストレスにより体調不良を引き起こしてしまうかもしれないからです。

体調不良が発生してしまっては転職どころではなくなってしまいますので、そうなってしまう前に思い切って転職して気分を変えてみるのもおススメします。

有給などの福利厚生が自分に合わない場合も転職をおススメします。たとえ有給制度があっても使用できない環境であればない事と同じです。

家族とのプライベートを充実させる為に有給は不可欠です。その有給が使用できず、ストレスを溜めてしまっては先ほど述べた様な体調不良を引き起こしてしまいます。

そうなってしまう前に、福利厚生面が自分に合わない場合は、早めに退職するのも1つの有効な手段と言えるでしょう。

次にやりたい事(自分が本当にやりたい事)が見つかっている人も退職を考えている時点で、既に自分の新たなビジョンを構築しています。

その状態であれば次のステージに行っても前向きに業務に取り組むことができ、確実にキャリアアップが可能ですので転職をおススメします。

佐川急便から転職するときのポイント

自分が本当にやりたい事を見つける

佐川急便を退職する時の重要なポイントとして、今後自分が本当にやりたい事を見つけ、そこでどのように活躍していきたいのかを明確にする必要があります。

このまま次も運送業界で働くのか、それとも全く別の分野に進んでいくのか、その選択であなたのこれからの人生は大きく変わっていきます。

ですので、退職する時に自分と時間を掛けて向き合い、自分の進むべき道を明確にしておけば、またすぐに転職してしまう等のリスクを回避できるので、とても重要なポイントと言えるでしょう。

退職の意志をはっきりと伝える

あなたが退職の話を上司などに持ち出せば、会社側はきっとあなたを引き留めようとしてくるでしょう。色々な条件をあなたに提示してどうしてもあなたが退職しないような方法を進めてくるに違いありません。

会社側があなたにとって最適な条件を提示してくれば、その条件で会社に残るのも一つの有効な手段とも言えます。しかしあなた自身の決意が固まっているのであれば何も迷うことはありません。

個人的な意見ではありますが、あやふやな回答をしていては、次第に相手も苛立ってきますので、1度退職を決めたのであればきっぱりと伝える事が円満に退職できる手段だと思います。

転職サイト・求人サイト・転職エージェントに登録して転職先を見つける

自分のこれからのビジョンが定まり、現状の職場に退職の意向を伝えたら最初にやるべきことは転職サイト・求人サイトへの登録です。

退職しても次の転職先がなかなか見つからなければ、気分が塞ぎ気味になってしまい、思うような転職活動ができなくなってしまいます。私が現在の会社に転職する際は「indeed」へ即登録し、自分の経歴、資格などをサイト内に登録すればすぐにおすすめの求人を提示してくれましたのでとても助かりました。

このようなサイトを利用すれば、あなたの今後のビジョンにマッチした求人がきっと見つかることでしょう。

まとめ

今回は佐川急便を退職する時の重要なポイントなどについて触れてきました。私の経験について色々な事を述べてきましたが、結局一番大事なのはあなた自身の気持ちです。

今の自分の職場環境が合わないと判断すれば退職を決断すべきであるし、またどうしても自分のやりたい職業などがあれば、自分で明確なビジョンを設定してそこに向かう最初の手段として「退職」と言う選択肢が存在しているのです。

とりあえずは自分自身としっかりと向き合い、自分のこれからの方向性を定め、退職と言う選択肢を考えるのも1つの手でしょう。

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この記事の監修者

株式会社eia

 

この記事の企画・監修者は株式会社eiaです。クラウドソーシングサービスより実際の体験談の執筆依頼・インタビュー調査した内容をまとめた記事になります。

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