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どんな職種でも、営業職というのは大変なイメージがありますよね。

特に生命保険の営業をしている方は、「ノルマが厳しく身内も犠牲にしなければいけない」「経費ばかりかかって仕方がない」というかなりハードな負担を抱えている方も多いのではないでしょうか。

現に私は、アクサ生命の営業職を経験し、仕事がつらくて転職しました。今振り返ってみると、生命保険の営業はもちろん良い面も沢山ありましたが、私には今の仕事の方があっているなと実感しています。

今回は、生命保険の営業がつらくて辞めたいと悩むあなたに、辞めたくなる原因や転職するときの注意点、おすすめの転職先をご紹介します!

一度きりの人生、つらい仕事を続けるのはもったいないです。あなたにも必ず明るい未来が待っていますので、ぜひ参考にして頂けたら幸いです。

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アクサ生命を辞めたくなった理由

生命保険の営業がしんどいと感じている人には、色々な理由があると思います。自分に合わない部分やつらいと感じる原因は、自分でしっかりと把握して、転職活動に生かすことが大事です。

実際に生命保険の営業をしている人がよく悩んでいることは、以下のようなことが多いと思います。

査定がある

保険の営業に限らず、ノルマがある営業職は多いです。ノルマはあっても、達成できなければ即クビなんてことは中々ありません。しかし、「ノルマが達成できなかったら査定落ちで退職」というのは保険営業ではよくある話です。

私が勤めていたアクサ生命でも、入社1年目は4ヶ月に1度、2年目以降は半年または1年に1度の査定があり、ノルマをクリアできなければ即退職でした。

どんなに頑張っていても契約が取れなければ退職を余儀なくされるというのは、かなりのストレスになると思います。

私の職場でも査定の度に人が減っていました。入れ替わりが激しく、上司は新しい人を見つけるのにも必死そうでした。周りに求職者はいないか探してみてと言われたり、ひどい時はお客さんにまで聞いてみてと頼まれたこともありました。

それくらい離職する人が後を絶たない仕事であるといえます。

お客さんが冷たい

「保険の営業」と聞くと、どうしても「しつこく勧誘してくる」「いらないのに度々訪問される」といった、少し敬遠してしまいたくなる印象があるのでしょうね。

営業先に行くと「保険は結構です」と言われることが山ほどあると思います。私は、「断られるのは当たり前だから、そんなの気にしちゃだめ」と先輩からよく言われていました。

でも、気にしないなんて無理ですよね。

こちらだってできれば楽しく働きたいですし、お客さんと良い関係を築きたいと思って訪問しています。それなのに「もう来ないでください」とドアをしめられたり、保険会社と名乗るだけで冷たくあしらわれたり。

こんな毎日の営業で何も感じないという人は、どんなメンタルをもっているんですかと耳を疑いたくなります。

自分の周りの人に売るように指導される

生命保険や医療保険に加入している人で、知人や親戚が保険会社に勤めているから加入したという人は多いと思います。

もちろん、保険に入りたくてお願いしているなら結構なのですが、中には「付き合いで入っている」「家族の頼みで仕方なく」なんて理由で入っている人も沢山見かけます。

このことからもわかるように、保険会社に入社すると、まずは自分の周りの人に声を掛けるよう指導されることが多いです。

家族や友人、近所の知り合いまで声を掛けるリストを作らされたという話も聞いたことがあります。

私が勤めていたアクサ生命では、身の回りの人のことを「Iマーケット」と呼び、「研修で学んだことを知り合いに広めましょう!」というような指導をうけました。

でも友人に「生命保険会社に入社したから、少し保険の話聞いてくれる?」なんて、なかなか言いにくいですよね。

お客さんと同じように、身の回りの知人だって「しつこく勧誘されたくない」という思いをもっているはずです。大事な友だちや家族に対して、自分の契約のために保険を勧誘するなんて嫌だ!そう感じる人は沢山いると思います。

新規開拓を求められる

既存のお客様か、身の回りの知人から契約がとれなければ、新規開拓を余儀なくされます。いわゆる「白地訪問」です。

飛び込みでマンションの1件1件をまわる強者もいるようですが、新規開拓が好きという人はなかなかいないと思います。

実際に自分が営業される立場だとしても、何の繋がりもなかった保険会社がいきなり訪ねてきたら、「結構です」と断ると思います。

何の手応えも感じられない白地の訪問先を回る中で、先の見えない仕事にうんざりする人もいるようです。

給与が安定しない

生命保険営業の給与には、一般的に基本給と成果給(会社によって呼び方は違うと思います)の2種類があります。基本給は固定された給与であり、成果給は契約によって変動する給与です。

入社して1年程の間は基本給が多く、契約がとれなくても最低限の給与は保障されています。しかし年数が経つにつれ、成果給の割合が大部分を占めるようになります。

つまり、契約がとれないとわずかな基本給のみ。手取りで1桁になる人も珍しくありません。もちろん、契約がとれればその分給与に反映されるので、頑張りがいはあると思います。

ですが毎月コンスタントに契約を取り続けられる人なんて、どれだけいるのでしょうか。

さらに、保険の営業は基本的に経費が自己負担です。営業に使う車も自家用車ですし、ガソリン代も自費。お客さんにもっていく手土産だとか、営業中にとめる駐車場なんかも、全て自己負担になる場合が多いです。

そもそも保険の営業は個人事業主扱いである場合が多いです。確定申告も自分で行い、経費を計算して申告します。

契約をとらなければ給与が減る、経費も引かれる、という二つの側面が、給与の不安定さに繋がっていると思います。もしも手取りが1桁の月が続いたら、将来への不安を禁じ得ないですよね。

私は会社本位の仕事に耐え切れずで辞めました

私が保険の営業をする上で一番つらかったのは、「会社本位」の仕事だと感じたことです。お客さんに喜んでもらいたいという気持ちが強かったので、会社からの「契約第一」というプレッシャーに応えることができませんでした。

もちろん会社として「顧客第一」と謳っているところも多いと思います。

ですが、実際は顧客第一なんてことはありません。常に契約ありき。お客さんの都合なんて考えず、インセンティブの高い商品を売る。私が勤めていたアクサ生命でも、「断られたところだって何度でもいけ」という朝礼が毎日ありました。

お客さんの立場に立ってみたら、断っているのに何度も来るセールスマンなんて仕事の邪魔でしかないと思います。嫌な思いをさせたくない。でも会社からは契約を求められる。こんなジレンマが常にありました。

そして私は、「もっと相手本位で動ける仕事がしたい」と思うようになり転職に踏み切りました。

アクサ生命を辞めるべき人・辞めないほうがいい人

このように、生命保険の営業を辞めたくなる理由は色々あると思います。ですが、転職を考える前に一旦辞めたい理由を整理してみることも大事です。

もし一時の感情で辞めてしまい、あとになって「もう少し続けておけばよかったな・・・」と思うのはもったいないからです。

生命保険の営業は、契約さえ取れていれば基本的に自由な仕事です。訪問先もスケジュールも、全て自分で決めることができます。

女性が多い仕事ということもあり、子育てや介護にも理解がある会社がほとんです。

こうした生命保険の営業をするメリットも踏まえつつ、本当に転職したいかどうか、改めて考えてみることをおすすめします。

辞めるべきではない人

  • 保険の営業を初めて1年未満の人
  • まだ回れる訪問先が残っている人
  • 小さい子供や介護状態の家族がいる人

もし、上記のいずれかに当てはまる人は、一旦立ち止まって考えてみてください。保険の営業を始めてすぐの内は、一般課程試験や専門試験など、資格取得のための研修等も多くあると思います。

保険の知識を身に着けている最中では、なかなか仕事のやりがいや楽しさを見つけづらいかもしれません。「入社したばかりだけどなんとなく不安」という状態の場合は、もう少し経験年数が経って明確な辞めたい理由がでてくるまで、粘ってみるのもいいと思います。

また、まだ保険加入を検討している訪問先が残っているような場合も、決断は少し早いかもしれません。

「全てやれることはやった」という状態の方が、前向きに転職活動ができるでしょうし、悔いのない転職活動ができると思います。

そして、やはり生命保険の営業は時間の融通がきく仕事です。

「子どもが急な熱で休まなきゃいけない」「介護も両立しなければいけない」このような状態の方は、今と同じ働き方ができる会社が多く存在するわけではないことも、頭に入れておく必要があります。

転職しても大丈夫な状態か、きちんと見極めてから決断しましょう。

辞めてもいい人

  • 見込みのある訪問先は全て回った人
  • 他にやりたいことがある人
  • 続けられないほどメンタルがしんどい人

上記のいずれかに当てはまる人は、思い切って転職活動を始めることをおすすめします。

もうやれることは全てやったという人と、他にやりたいことがあるという人は、前向きな転職活動ができると思います。

メンタルがしんどいという人は、くれぐれも我慢しすぎないように気を付けてください。冒頭でも言いましたが、人生一度きりです。

しんどいのに身を削ってやらなければいけない仕事なんてありません。健康が一番大切です。もっと楽しく、働きやすい仕事を見つけるためにエネルギーを使いましょう!

アクサ生命を退職するときの注意点

  • お客さんに迷惑をかけないよう、引継ぎをきちんと行う
  • 挨拶周りをするため、余裕をもって退職スケジュールを立てる
  • 誓約書等の書類があるため、無断退職はNG

生命保険の営業は、単に保険を売るだけが仕事ではありません。万が一の時の給付金や保険金の請求、解約の手続き、保険金受取人の変更など、保全としての仕事も多岐に渡ります。

引き継ぎもなしに辞めてしまうと、お客さんに迷惑がかかってしまうので、今担当しているお客さんの情報をきちんと後の担当に伝えましょう。

また、「いつのまにか担当してくれていた人が辞めていた」というのも、印象としてはあまり良くないかもしれません。

お世話になったご挨拶と次の担当の紹介をしておけば、辞めた後のことも安心してもらえると思います。最後までお客さんに寄り添って対応しましょう。

そして、保険の営業をしていると沢山の個人情報や機微情報が入ってきます。保険会社は、退職者には業務上知り得た情報は決して口外しないという誓約をしてもらわなければなりません。

そのための書類などもあるので、くれぐれも無断で辞めてしまうようなことは避けてください。

私が人事(採用担当)へと転職した理由

私の転職先は、製造業の会社の人事(採用担当)です。営業とは全く異なる職種のように思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

私は転職する上での条件として、「土日祝休み」「9:00〜18:00までの就業時間」「ノルマがない仕事」「人と関わる仕事」の4点を決めていました。

その条件の中で目に留まった求人が、「人事(採用)に興味ありませんか?」というもの。採用は直接人と関われる仕事である上に、比較的大きな会社だったので福利厚生もよく、私の求める条件に合っていました。

生命保険の営業とは違い、クビになる確率もほぼないというのも安心でした。面接に行き、仕事についての話を聞くうちに志望度がどんどん高まりました。

採用というのは、相手が職探しをする上で求める条件と、会社が採用する者に求める条件をすり合わせる仕事だという説明をうけました。

相手の立場に立って考え、なにを求めているのか、どんな仕事がしたいのか、深くヒアリングする必要があります。相手のニーズを捉え、そのポイントに訴求するというのは、営業にも通じるところがありますよね。

逆に生命保険の営業とは違い、会社の直接的な利益のために人と接することはないため、より相手本位で考えることのできる職種だと言えます。

生命保険の営業をしていて、「必要のないものを売りたくない」「もっとお客さんに寄り添いたいん」と思っている方は、私のように直接利益とは結びつかない、人と関わる仕事もおすすめです。

アクサ生命からのおすすめ転職先

銀行や証券などの金融業界

金融の知識が求められる中途採用では、生命保険会社での経験が重宝されます。生命保険の営業になってから、色々な研修を受け、資格を取得してきたことと思います。

そこで得た知識を活かすことができる金融業界であれば、評価もされやすいはずです。

また今まで、長期的に資産をどう運用するかということをお客さんにお伝えしてきた経験は、カードローンや住宅ローンを扱う会社でも活かすことができます。

他業種の営業職

生命保険の営業をしていたからといって、金融系にしか行けないわけではありません。私のように、全く異なる業種にいくのもありだと思います。

特に営業職というのは、どの業種にも、どの会社にもあるものです。生命保険会社で培った精神的な強さや人とのコミュニケーション力、抽象的なものを分かりやすく伝える力というのは、必ずどこの会社でも評価してもらえます。

私の知人でも、生命保険の営業から医薬品業界の営業(MR)に転職した例があります。

目に見えないものを売ってきた力は特に評価されやすいです。自信をもって、他業種の営業職にも挑戦してみてください。

サービス業

ノルマや査定、常に契約に追われる負荷にストレスを感じる方には、サービス業もおすすめです。

生命保険の営業って、ニーズのないところに保険の必要性を喚起し、ニーズをつくりあげるという面がありますよね。いたって健康な人がいつも医療保険を欲しがっているかというと、そんなことはありません。

欲しいと思っていない人に対して、保険がないとどうなるか危機意識を呼び起こし、契約していただくというのは、簡単なことではありません。

ある意味、お客さんの都合よりもこちらの契約が優先ということになり得る仕事です。そんな営業のやり方にうんざりしたという方は、とことんお客様本位を追求できるサービス業が向いているかもしれません。

サービス業といっても、飲食系や美容系、娯楽施設、宿泊施設でのサービス提供者など、職種は多岐に渡ります。もちろんサービス業の仕事でも、会社の利益のために雇われているので、営業的な要素も出てくるかもしれません。

ですが営業とサービス業の決定的な違いは、優先するものの違いにあると思います。

お客さんを常に第一に考えることができる仕事というのは、生命保険とはまた違った良さがあるはずです。

アクサ生命から転職するときのポイント

私がアクサ生命から転職した時の流れを紹介します。どの時期にどんなことをしておけばいいか、参考になれば嬉しいです。

退職の半年前:転職エージェントに登録

私は転職活動の第一歩として、転職エージェントに登録しました。転職エージェントとは、求人媒体に職歴などの情報を登録し、企業からオファーやスカウトを受けられたり、条件のあった会社を紹介してくれるサービスです。

最近では色々な種類の転職エージェントが存在するので、複数に登録するのもひとつの手です。自分では見つけられないような企業を次々と紹介してくれるので、様々な企業に出会えます。

求人の検索やエージェントとのやりとりに時間を割きたいので、転職に向けて半年前頃には動き出しましょう!

退職の3~4ヶ月前:転職活動に本腰を入れる

行きたい企業をいくつか絞ったら、選考に参加します。転職が初めての方であれば、職務経歴書の作成などに時間がかかるかもしれません。職務経歴書について調べれば書き方の例が山ほどでてきますので、見よう見まねで書いてみましょう。

企業によっては終業後に面接に来るようお願いされたり、就業時間中しかだめだと時間を指定されることもあります。

両者の都合を合わせて面接を組むため、日程がなかなか合わないケースもあり得ます。十分に余裕をもったスケジュールを立てるためにも、選考への参加は退職の3〜4ヶ月前から進めていきましょう!

退職1ヶ月前:退職の意思を伝える

転職先から内定がもらえたら、上司に辞める旨を伝えましょう。退職の1ヶ月前にいえば辞めさせてもらえるところは多いと思います。その際、残りの1ヶ月で仕事の挨拶回りや引き継ぎをきちんとやることをお伝えします。

私が辞める時は、引き継ぎや片付けの時間があまり無く、ばたばたしてしまいました。退職日から逆算し、今日は何件挨拶に回っておく、というような計画を立てられるといいですね。

また、この期間中に転職先の仕事について勉強しておくのもおすすめです。

まとめ

生命保険の営業から、人事(採用担当)へ転職した私の例をご紹介しました。

仕事を辞めたくても、そんなに簡単に辞められるものではないですよね。悩んでいる原因、辞めたい原因をもう一度洗い出し、自分はどうしたいのか再確認してみましょう。

そして考えた結果、やはり自分は生命保険の営業を辞めると決めたら、すぐに転職エージェントに登録しましょう。善は急げです。あなたにぴったりの求人が転がっているかもしれません。

最後に、もう一度言います。人生は一度きりです。悩んでくよくよしながら仕事をするなんて、時間がもったいないです。

転職すると決めたら、もう迷う必要はありません!あなたらしく輝ける仕事を見つけにいきましょう。

まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?

もし、今の仕事が不満なら、ミイダスを使い転職した場合の想定年収を確かめてください。

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辞めた後どうなる?を知ることで、何か今の現状を解決するヒントが掴めるはずですよ。

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この記事の監修者

株式会社eia

 

この記事の企画・監修者は株式会社eiaです。クラウドソーシングサービスより実際の体験談の執筆依頼・インタビュー調査した内容をまとめた記事になります。

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