順風満帆に仕事ができれば良いですが、そうならず泣く思いで仕事に出かけている人は少なからずいることでしょう。
仕事は良い面だけでなく、苦しい面や辛い面も現実的にはよくあります。しかも、耐え忍んでいればいずれ光が見えてくる、そんなわずかな希望すらないことも珍しくありません。
毎日上司から文句を言われる、仕事が終わるとクタクタになって家でグッタリしてしまう、気持ちが前向きになれないなどの状態は本当に辛いですよね。
では、そんな泣くほど苦しい仕事と向き合うためにはどうすれば良いのか、その対処法を5つアドバイスしていきましょう。泣くほど辛い仕事が少し楽になる、それだけでもだいぶ違うはずです。
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82%の人が仕事で泣いた経験がある
この記事の目次
働く社会人100名に上記のアンケートを実施した結果、82%の方が仕事で泣いた経験があると回答しています。特に、以下の2つの理由で泣いたと回答された方が非常に多かったです。
- 上司のパワハラ
- 先輩社員からの叱責
- お客さんからのクレーム
上司に職場の同僚がみんな見ている前で理不尽に怒られました。新人だった私は反論できずに悔しくて泣いてしまいました。
私の存在がストレスと言われ、ほぼ毎日いつ辞めるのか問い詰め、雑談もしてもらえず、直属の先輩でもないのに何故か指示をしてきて、私が言葉を発する前に口答えするな、とっととやっとけ、やれなかったらどうなるか覚えとけと言われたとき。
先輩が一緒に担当していた得意先のトラブルを私に連絡してくれず、わざとトラブルを放置し、私の責任にして得意先に謝罪に行ったことです。
コールセンターなので何か質問や不具合があった方が電話をしてくるのですが、部署的にクレーム対応係でした。開口一番に怒鳴られて、時には脅されたり酷い暴言も吐かれました。毎日の事で慣れればよかったのにそれが出来ず電話が怖くなり泣いてしまいました。
43%の人は実際に仕事を辞めている
仕事で泣いた経験があると回答された方の中で、実際に43%の人が辞めたと回答しています。辞めた方に共通しているのは「精神的に耐えられなかった」というキーワードです。
辞めたと回答した人の声
心療内科に通うようになり仕事にも意欲的に取り組む事が出来なくなりました。このままでは心身ともにおかしくなりそうだったので辞めました。
今後もこのようなことが続くと思うと精神的にもたないと思ったから。また、仕事に対して楽しみから苦しみに変わっていた。
限界がきました。辛過ぎて体がおかしくなってしまいました。何をしても笑えない日が続いて普通じゃない生活になり、もう無理でした。
上司のパワハラが止まらずに、エスカレートしていったために、精神的におかしくなり、辞める事でしか悪化を防ぐ方法が無かったため。
辞めなかったと回答した人の声
悪い時期は長く続かないと思いましたし、これで辞めたらカッコ悪い、自分はやれば出来るんだ!と根性出しました。
自分自身が、いい加減な仕事をしてしまった為のミスという自覚はあったので、仕事を辞めずに、仕事で挽回しようと思ったからです。
配置転換などもあるので、それまでは我慢するしかないと思いました。また、先輩の嫌がらせは日常的だったこともあってあきらめの気持ちもありました。
辞めたら自分の経歴に傷が付くし、その上司に負けた気がして嫌だったからです。その上司の直属の上司に相談したことで理不尽に怒ることがなくなりました。
仕事が泣くほど辛いときの対処法5つ
自分に非があることなら真摯に反省し、自分の努力や工夫で解決できるものであれば心にゆとりをもたせたり上司に相談したりして解決の道をはかってほしいと思います。
仕事のつらい点を徹底的に追及して問題解決を目指す
一度仕事があっているか、何が辛いか。それは改善できるのか、またはそこまで辛くてもやる必要があるかを考えてみてください。先輩など相談できる人がいれば相談してみるのも一つです。
仕事のすべてがつらいということも人によってはあるのでしょうが、それらの中でも一番つらい点をまずは追求していきましょう。
やりたくない仕事があると仕事全体が嫌いになってしまうものですが、裏を返せばそれさえ無難にやり過ごせれば仕事がそれほどつらくなくなるかもしれません。ですので、まずはあなたがつらいと思っている仕事がどれなのか、冷静に振り返ってみることが大事です。
1日の始まりから終わりまでで、この仕事になると憂鬱になるというのもはありませんか?
たとえば、顧客への営業、タイムリミットの決められた事務処理、ワンオペレーションでしなければいけない作業、1日の中で最も忙しくなる時間帯の作業などが該当しやすいです。責任ばかり押し付けられてどうにもならない、人がいなくて負担が大きいなどは、とてもつらくなってしまいますよね。
あなたに大きな負担がかかっているわけですから、そう思ってしまうのも無理はありません。
今は会社が効率至上主義になっていますので、従業員へのケアは疎かになりがちです。また、普通にできて当たり前ですから、上司から仕事ぶりを評価されることも少ないでしょう。それでは報われなくてつらい気持ちばかりが増していってしまいますよね。
ならば、仕事のつらい点を少しでも改善させていけば、つらい気持ちも薄れていくのではないでしょうか?
大事なのは、つらい点を徹底的に追及して問題と向き合うことです。問題と向き合わずそのままにしても、事態は良い方向へ進展していきません。ならばまずは問題と向き合っていき、建設的な解決を目指すようにしたほうがつらい気持ちは薄れていきますよね。
会社の中で問題解決に向けて自分ができることは微々たるものだろうと最初から諦めてしまいがちですが、まずはその気持ちを奮い立たせてみませんか?できることから少しずつやっていけばいいので、何も難しく考える必要はありません。
どこがつらいのかを徹底的に追求し、そこに照準を絞って問題解決にあたるのです。そうすれば仕事へと臨む気持ちが少しは和らいでいきますし、つらいと思う時間が少なくなっていくのではないでしょうか?
そこを乗り越えられれば、今までつらいと思っていた仕事も実は案外できる仕事だったと思えるようになるかもしれません。
ですから、まずは仕事のつらい点を徹底的に追求し、問題解決を一所懸命に目指していきましょう。
仕事に遊び感覚を取り入れてできるだけ楽しむ
マジメな性格をしていて仕事に100%全力で取り組もうとする人ほど、上手くいかなかったときの反動は大きくなってしまいます。
完璧を目指して仕事をしていたのに上手くいかなければ、それだけで自己嫌悪に陥ってしまうこともあっておかしくありません。それでは、心がどんどんつらくなってしまい、会社へ行きにくくなってしまいます。
仕事に対してマジメなのは良いことですが、その考え方が度を越しているのもマイナスになってしまうという典型的な例ですね。
そこで取り入れて欲しい感覚が、遊び感覚です。これは仕事をふざけて行うのではなく、ちょっとした遊び感覚を仕事に取り入れてみるということです。
たとえば、とある仕事を10分で終えられるかどうか自分の中でチャレンジする、誰かとの打ち合わせをするのに会話をどこまで盛り上げられるのかトライしてみる、同僚の誰かと密かに心の中で成果を競ってみるなどです。
これらの遊び感覚を取り入れれば、仕事のプレッシャーが少しは和らぎます。遊び感覚ですので、それほど真剣に考えてはいけません。あくまで「できたらいいな」ぐらいにとどめておきましょう。
そうすることで、仕事へのプレッシャーが弱まります。
マジメな性格をしていると「仕事を遊び感覚で行うなんて信じられない」と思ってしまうかもしれませんが、そうして思い詰めてしまうことがつらい苦しいの根本的な原因になっているのではないでしょうか?
あなたのそのマジメな性格は仕事に対して大きな力になりますが、その反面上手くいかなったときに諸刃の剣となって自分に痛みが返ってきてしまうのです。
イメージとしては肩の力を抜くこと、笑顔を心がけること、周りをよく見ることで、仕事をちょっとした遊び感覚でとらえてみるとだいぶ違います。今まで苦しめられてきた仕事が何だかおもしろく思えてきますし、そうなればつらいと嘆くようなこともなくなるのではないでしょうか?
あなたにとっては仕事をそんなふうに気軽にとらえられないのかもしれませんが、つらさから逃れるためにはそんな発想の転換も時には必要といえるでしょう。
仕事はプライベートのためにあると完全に割り切る
仕事どうこうではつらさから逃れられそうにない、もうお手上げ状態だと思ってしまったら、次に考えるのはプライベートの充実です。
プライベートを満喫させるためには、お金が必要不可欠ですよね。お金がなければ、プライベートで遊ぶことは基本的にできません。すなわち、たとえ仕事がつらくても、プライベートを楽しみたければ頑張るしかないのです。
会社に行くのが億劫だったらつらいのは当たり前ですが、行かなかったら給料は支払われなくなってしまいます。それでは、大切なプライベートもいつかは失われてしまうことでしょう。そちらのほうが、もっとつらいのではないでしょうか?
つまり、仕事はプライベートのためにあるのだと、完全に割り切って考えてしまうのも仕事のつらさを緩和するためには必要な考え方です。
実際のところ多くの人は、そんな考え方を持って仕事に臨んでいることでしょう。口には出さなくても、プライベートのために仕事をしている人は決して少なくありません。それでは仕事をないがしろにしているのではないかと危惧してしまいがちですが、そうではありません。
仕事のモチベーションをプライベートが支えている、といえばわかりやすいのではないでしょうか?そんなふうに仕事と向き合って良いのかと疑心暗鬼になるのかもしれませんが、つらいことを理由に辞めてしまうぐらいならそのほうが良いです。
会社から必要とされているのは、高潔な志ではありません。会社の戦力となって働いてくれるマンパワーなのですから、どんなことを思っていようと仕事さえできているならそれで良いのです。
プライベートに全力を注ぐための仕事、それは決して不純な動機ではありません。それで仕事のつらさが紛れるなら、むしろ推奨されても良いぐらいです。
1日中寝っ転がってスマホゲームに課金、2日3日アウトドアでキャンプを楽しみたい、友達と一緒に朝まで飲み明かしたいなど、プライベートを充実させたければお金を切り離して考えることはできませんよね。そして、お金を稼ぐためには仕事をしなければならず、つらくても頑張らないといけないです。
ですから、つらくて泣きそうでも、それがプライベートのためだと割り切れれば、少しは納得して仕事に向き合えるのではないでしょうか?
好きな異性がいればつらい仕事を忘れられる
会社に行く目的が好きな異性に会うため、そんなふうに行く目的を切り替えられれば、仕事そのものはつらくても会社には行きやすくなります。
特に恋愛に興味がある20代30代ぐらいまでは、仕事のつらさを好きな異性のためと方向転換してしまうのも決して邪道ではありませんよね。あなたには、好きな異性が会社にいませんか?
もしもいれば、その人を目当てにして会社に行くことのモチベーションにしましょう。
どんなに憂鬱な気持ちで出社したとしても、好きな異性から「おはよう」とあいさつされれば、その日1日何だか頑張れそうな気になるものですよね。人とは単純なもので、たとえそれだけのことでも気分が全然違ったりするものです。
泣くほどつらいから行きたくないと思っていた会社も、そのつらいの気持ちに異性を好きという気持ちを上書きすれば、だいぶ楽になりますよね。
職場恋愛、職場結婚は何となく古い恋愛方法だと思われがちですがそんなことはありません。人間関係が濃密になりやすいのはやはり職場ですので、会社内で誰か好きな異性ができやすいというのは、実は現実的によくあることです。
そして、会社へ行けばその好きな異性と顔を合わせる可能性があるのですから、捨てたものではありませんよね。仕事がつらくてどんよりしていた気分も、好きな異性のことを思い浮かべれば晴れやかになってくるのではないでしょうか?
好きな異性がいるだけで、長いと感じられる仕事のつらさもだいぶソフトになってくることがあります。仕事では「何でこんな仕事をしなければいけないのか」と、あなたにとって筋の通らない、納得のいかない仕事を振られることもあるでしょう。
しかし、それは会社勤めをしている以上どうにもならないことで受け入れなければいけない現状です。ですが、そこへ好きな異性というモチベーションアップの材料があれば、仕事の不満はどこかへ吹き飛んでいってしまいますよね。
会社によっては同性だらけということもあるでしょうし、たとえ異性がいたとしても必ず誰かを好きになると決まっているわけではありません。ですが、あえて異性を意図的に好きになり、その異性を目的にして会社に通おうとすれば仕事のつらさは薄まるのではないでしょうか?
ですので、好きな人目的で会社に通うのも立派な問題解決方法です。
何をやってみてもつらいなら転職をするのも1つの手
仕事が泣くほど辛いなら、正直そのまま続けても大きなストレスでしかない。転職経験のある私から言うと、良い職場は探せば必ずあるので、心身を壊す前にはっきり辞めて良いと思う。
すぐ辞めることは簡単です。でも、そこを我慢、辛くても我慢する事で自分は成長する、得られるものがあると思います。でも、夜が眠れない、精神的に辛いなど体に負担がかかるようなら、辞めるべきかもしれません。
ここまで紹介してきたアドバイスをすべて試してみてもつらい気持ちがまったくなくならない、もうどうにもならないと八方ふさがりになってしまったら、次に考えるのは転職です。
転職をすれば、振られる仕事の内容はもちろんのこと、周りの人間関係まですべてがガラッと変わります。それは本当に大きな変化ですので、軽々しく決めて良いものではありません。転職をすることが本当に最良の解決方法なのか、それは時間をかけて検討する必要がありますよね。
仕事には、合う合わないが間違いなくあります。いくら合わない仕事を懸命に続けたとしても、その仕事で才能が花開く可能性は薄いでしょう。実際のところつらい気持ちしかないですので、そんな中仕事を続けたとしても心が暗くなってしまうだけですよね。
それはあなたにとって良いことではないはずです。それなら意を決して転職してしまい、すべての環境を一変させてしまったほうが良いかもしれません。
ただ、まず最初にいきなり転職を申し出るのではなく、少し様子をみたほうが良いでしょう。その会社に未練がまったくないのかどうか、仕事をいったん失おうとしている状況で心境の変化はないのかどうか、それを自問自答してみることです。
そこで「仕事を辞めるのはよくない」「この会社でもう1度頑張ってみよう」と再起の気持ちが芽生えるかもしれませんし、場合によっては「転職やむなし」の結論に至るかもしれないです。
転職をすることは楽ではありませんが、それでも仕事を変化させたいならこれほど効果が強い手段はありませんよね。あなたにとって転職を選択するのが吉と出るか凶と出るかはわかりませんが、少なくとも現状から脱却できることは間違いありません。
それだけ思い詰めたうえでの決断なら後悔はないでしょうし、仕事のすべてがつらいだけの感情に埋め尽くされてしまった場合は、転職を前向きに検討することで状況にとても大きな変化をもたらすことができます。
まとめ
仕事がつらくてしかたないときは、毎日の出社が苦行に思えてきてしまいますよね。仕事中の時間の進み方は遅く、トイレでこっそり泣いてしまうようなことも場合によってはあります。
もしもそうなってしまったら、紹介してきた5つの対処法を参考にしてみて下さい。つらいから即辞めるという決断は簡単ですが、最低でも1度はこの問題に向き合っておかないとまた同じことを繰り返すハメになりかねません。
仕事がつらいのを乗り越える方法をきちんと体得しておけば、たとえつらくなっても上手く受け流して会社に長くいることができるようになります。
ですので、泣きたいぐらいつらいときは、これらの対処法を実践して問題解決がしっかりできるようにしましょう。
まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?
もし、今の仕事が不満なら、ミイダスを使い転職した場合の想定年収を確かめてください。
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辞めた後どうなる?を知ることで、何か今の現状を解決するヒントが掴めるはずですよ。
(診断時間は約5分です)