未経験から長期で働ける仕事であり、そこそこ給料も高いため携帯ショップで働く事を決心した方もいるのではないでしょうか。
正社員募集だけではなく、パートや派遣社員の募集もあり、派遣会社に登録したら携帯ショップを紹介された方も多いでしょう。
私も過去、派遣会社に登録へ行ったら、携帯ショップを紹介され、あっという間に初出勤の日が決まり、仕事がスタートしました。覚えることが多い上に、細かなルールが多いなという思いが最初の感想でしたね。
また思っていたより、売上や販売件数を意識させられるということに驚きもありました。
辞めたい・辞めようかななど、辞めることを検討されているあなたに、私の経験談を是非、参考にしてくださいね!
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携帯ショップを辞めたくなる理由
この記事の目次
様々な理由で退職を考えるようになるのですが、携帯ショップを辞めたくなる理由として非常に多い理由が5つあります。
お店や運営している会社によって、辞めたくなる理由が明確に違いが出ていて、「そんな店もあるんだ!」「自分のお店と一緒!」など、発見と激しく共感できる部分があると思います。
入社歴が浅い人に多い辞めたく理由もあれば、長い人だからこそ辞めたくなる理由がそれぞれあるものですよね。私も入社してから辞めたいと思った理由と実際、長く勤めてから辞める最終の決断に至った理由は違いがありました。
入社して歴が浅い人も歴が長い人にも、共感ポイントが幾つかあると思います。接客業の中でも覚えることの量も接客マナーや身だしなみも非常に細かくルールがあるため、気を使う職業でもあります。
数字にもシビアな業界のため、ストレスも相当なものですよね。どういう理由があるのか詳しくお伝えします。
勤務時間が長い・休みが少ない
通常の1日あたりの勤務時間は9時間拘束、8時間勤務となりますが、平均10時間というのが当たり前になっているお店もあります。
早番だと19時には帰れると思いきや、お店が忙しいと残業となり結局、ラストまで残るということが多いんです。
遅番でもお店の閉店時間が19時又は20時だったとしても、時にはお客様が閉店時間を過ぎても店内にいらっしゃる場合は、自動的に残業となりますし、閉店時間ジャストで帰れることは、ほぼないですよね。
締め作業やレジ金の確認など、終わってから行う業務があるので、どうしても30分は終わってからも仕事があるものです。また通年、人手不足という事もあり、通し勤務や連勤が発生しやすい状況が起きやすいのも事実です。
ONとOFFがあるメリハリある生活をしたいや、結婚したや子供ができた・生まれたの場合、男性は家庭にいる時間を確保するために、退職をしていくし、女性は家事ができなくなるため、退職していく人が多いものです。
店長からしても人手がいないため、どうすることもできないという言葉しか言えず、余計にメンバーから不満が生まれるというサイクルに陥りやすいです。
またお休みも繁忙期は非常に希望休が取りにくいです。
人気機種の新機種発売となると、フル出勤になるだけでなく、発売前日まで新機種情報が来なかったりするので、発売日はいつもより早めに出勤をする必要があったりと状況に応じてシフトが変化していきます。
休みが少なくなったから代休ということも無い又は、翌月に代休を取ることがあります。そのタイミングで残業も多くなる傾向があり、いつも以上に体力の消耗も激しくなります。
あなたも同じような経験はしていないでしょうか?繁忙期を超えたら離職者が多発するのも、携帯業界にはよくある話です。
お客様との会話によるストレス
携帯電話って契約するときに平均1~2時間を掛かり「長いなー」と感じた経験はないですか?
便利になった分、説明する部分も多くなり注意事項も増えます。また操作が難しくなったり、WiFiの利用をするかしないかなど、細かい事が多く、お客様側に理解してもらうように簡単に且つ分かりやすく説明する事が店員には求められます。
しかし、お客様にご案内した全てを理解してもらえず「こんなの聞いていない、お金返して!」や「理解するまで説明するのが当然でしょ!」と言われてしまう始末。。。
また理不尽なお客様も年々、増えています。
「さっき購入して持って帰って箱から出したら液晶が割れている。新品と交換してよ!」と言われて破損したものを見たら、明らかに落下させた跡があったり、不正契約しようと企んでいる人が来店し契約審査に出すと契約NG結果となりお伝えすると逆上してくるなど様々なお客様が多く来店します。
言った・言わないの水掛け論になると、どうしても店員側が悪くなることが多くなり謝罪したり、最悪は返品や返金が発生したり、SNS関連で口コミされる可能性があります。
返品や返金が発生するとお店側からも怒られたり、始末書を書く羽目になったりと良い事は一つもありません。もちろん、自分自身のモチベーションもDOWNしてしまいます。
こうした通常の接客業以上に精神的負荷が掛かるので、「もう少し精神的に楽な仕事をしたい」と考え、退職をする方も多いです。業界あるあるなので、あなたも思い当たる節がたくさんあるのではないでしょうか?
オシャレができない
携帯ショップも一部店舗を除き、ほぼほぼ店員さんは黒髪・髪は束ねている・ネイルは薄い色合い(つけ爪なし)・メイクはナチュラル・ヒゲNG・ピアスNGというのが定番ですよね?
これは老若男女のお客様が来店されるため、万人受けするための身だしなみとして教えられます。新人研修ではもちろん、覆面調査員(ミステリーショッパー)も四半期毎に訪れる可能性があり、身だしなみは接客業の中でも厳しい職業だと思います。
服装は制服を支給されるので、女性は全員同じ見た目ですし、髪留めでオシャレしようと思っても使用OKにされている色もあり、自分の思うような色合いを付けることも難しいです。
男性もネクタイの色合いやシャツの色なども指定されているため、女性同様に小物でオシャレは難しいです。また髪型も男性は耳が隠れない長さを指定されてしまうため、少し髪が伸びる切りに行く必要があります。
ヒゲのお手入れも毎日ですし、私がいた携帯ショップでは、男性メンバーはロッカーにカミソリや電気シェーバーを常備している人が多かったです。
しかし、やはり少しぐらいオシャレしたいですよね?特に20代半ばまでの方だと好きな髪型で好きな服装を着たいと考える人も多いですね。
オシャレがしたいという理由が直結して退職理由になるというより、何かで退職したいという思いにプラスαで退職の決心を後押しする理由にあると思います。
携帯ショップを辞めた方は8割ぐらいはイメチェンをします。今まで出来なかった雰囲気を楽しみ始めますね。イメチェンと同時に職場環境も一新したいという気持ちが働くのでしょうね。
ポジティブな将来設計が描けない
携帯ショップのお仕事は慣れてくると、日々の仕事がルーティン化しているように感じます。これはベテランと位置づけされれば、されるほど変化がない毎日に感じやすくなるでしょう。
運営している会社の規模によりますが、副店長や店長になった後に、どういうポジションが用意されているかによってモチベーションは大きく変わるでしょう。昇格していくにしても上のポストが少なければ、余計に将来は不安になります。
基本的に上のポジションにならなければお給料が増えることは難しく、年収を上げにくくなりますよね。
業界的にもしっかりとした人事制度や昇給システムが構築されている会社とそうではない会社の差が激しく、「この給料でこの先やっていけるのか・・・」と一抹の不安を感じる人が多いのも事実です。
しっかりとした人事制度がない会社だと余計に、評価も曖昧なことが多く、不満や不公平さを感じやすいですよね。また結婚を期に平日の休みが多くなる携帯ショップのお仕事を継続する事は難しいと判断する人も多いですね。
あわせて、給与を上げたいけど今の仕事では難しいと判断して転職活動する20代半ば~30代前半の方は非常に多いです。
私が在籍していたときも、上記の理由で退職を考えている方や退職理由にしていた方が圧倒的に多く、よく相談を受けていました。相談を受けた際に引き止める材料がないなーっていう思いでしたから、引き止めるという事はしませんでした。
その会社の規模によりますが、将来設計を描けないという考え始めている方もいるのではないでしょうか。
罪悪感が強くなり、商品のオススメができない!
お店にいると売上やオプション付帯率など、携帯本体だけの販売だけでなく、様々な付加商品の提案をする必要性がありますよね。
お客様の利用シーンを聞いて必要ない物でも「契約して頂くと本体代金が安くなるので」と言って契約をして頂く手法で販売していくことが携帯ショップは多いものです。
利用しないだろうと思うオプションも、付加商品も契約や購入を促すように指示されます。
また、「契約月と翌月は月額無料なので、一度お使い頂いてから必要なければ解約してください」と言ってオプション契約をしてもらうようにオススメします。
お客様によっては忘れてしまい、料金が発生し契約から3カ月後にクレームとしてお客様が来店することも、しばしばあります。クレームが発生すると、お客様に謝罪をするのは自分自身になります。
どういう説明をしたのか、どういう流れで契約したのか店長や会社側からヒアリングされますが、数カ月前の記憶なので曖昧になってしまうことも少なくありません。
こうした接客を続けていくと、徐々に「このお客様には必要ないのにな」「お客様にオススメしたくないな」や「クレームにならないかな」などとと思い初めると、もうお客様への提案ができず、「これ頂戴」に対して提供する事しかできなくなります。
そうなるとお店側から指摘や注意が入り、更にオプション付帯率が低下して小言を言われたりして、ストレスがドンドン溜まり、出勤すること自体がたまらなくイヤになってしまいますね。
自分が詐欺師のよう思えてしまいお客様を騙して成績を上げていると感じ、「人として」という道徳的な部分が失われていると思い、そんな自分をイヤになる状態に陥っていきます。
勿論、商売なので販売しないといけないことは理解しているが良心の心が痛むという複雑な心境になります。あなたも罪悪感を覚えるような販売をしたことがあったのではないでしょうか?
私は自分の将来を考えて辞めました
私自身、携帯ショップで3年間お仕事をしている際に、仕事内容が慣れてきたと感じ出した2年目以降から「この仕事をこれから先、続けていてもいいのかな?」という漠然とした不安を抱えていました。
年齢としても20代半ばになっていたので、「結婚」や「出産」も考えていましたし、自分の周囲にいる友人からも結婚話や、仕事を継続するのかなどリアルタイムで話を聞くことが多く、携帯ショップで継続して仕事をしていける環境が果たしてあるのか?ということを考えるようになりました。
また、もし結婚とかしない場合も、想像してみましたが競争が激しい携帯業界でいつ自分のいるお店や運営代理店が潰れるか分からないと感じるほど、閑散期はヒマな毎日でした。
閑散期はアルバイトや派遣社員もシフトが削られたりしているのを見ていましたし、シフトを削られすぎると生活が不安定になってくるので、アルバイトや派遣社員が辞めてしまい、結果的に人手不足に陥るということが、定番でした。
そんな漠然とした不安がある中で、退職を決意した出来事がありました。その出来事が起きた時は、役職としては副店長でした。
私が入社した1年後にアルバイトとして採用したスタッフができちゃった婚をすることになり、ギリギリまで働き、出産後に復帰したいと相談を受けました。
私としては店舗でもベテランスタッフでしたし、希望通りにしてあげたいと思い、シフトも調整できるように他メンバーに説明し快諾もらった状態にして店長へ話をしたら「シフトに穴が空くんじゃない?大丈夫??」「アルバイトだし、やめてもらった方がいいんじゃないかなー」と言われました。
少なくても2年以上は一緒に働いてきたメンバーですし、真面目に仕事をしている姿は知っているにも関わらず、妊娠や出産が分かると「こんなにもバッサリと切られるんだ」と思いました。
このままではいつか自分も同じ目に合うと危機感を感じ、早めに退職をしようと決心しました。そのアルバイトの子は退職し、家から近い所でパートをしているようなので、まだ良かったと思います。
結婚してもしなくても、もし会社がなくなるとなった場合に「どこでも通用する人間にならなければ、今の生活もこれからの生活も守れなくなる」と痛感しました。
携帯ショップでの仕事を通じてBtoCでの接客・販売はできると自信を持って言えるようになったので、自分に今足りない部分はどこかを考え始めました。その足りない部分を明確にし、それを補うための仕事は何かを考え結論付けた時点で退職を店側に伝えました。
将来が不安という漠然とした思いや考えをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
携帯ショップを辞めるべき人・辞めないほうがいい人
辞めるべきではない人
- 携帯ショップの仕事がスタートして3ヶ月未満の人
- 明確に辞めたい理由がない人
- 携帯ショップのお仕事の中で、一つでもやり通したと言えることがない人
上記に該当するなら辞めるのはもう少し待つことをオススメします。特に3カ月未満の経験では楽しい・辛いも把握しにくいですし、やり通した仕事や明確に辞めたい理由も見つけにくい上に転職時にフリとなりやすいです。
折角の仕事を経験を次の転職に活かすことができないのは勿体ないと思いますし、明確になぜ辞めたいのか、◯◯をやり通したからその経験をもっと活かしたいと思う事で、自分自身も成長でき、転職の際の面接で自信を持って挑むことができるのではないでしょうか。
上記に項目に該当していて辞めた方は、出戻りしているケースを私は見てきました。仕事の良し悪し、あなたが頑張ったことをハッキリと言えることが大事です。
辞めてもいい人
- メンタル面で継続が困難となりそうな人
- 自分の求める条件が明確な人
- 明確に次の仕事の選択ができている人
身体も精神的にも健康が一番です。再起できなくなるぐらいなら、早めに見切りをつけるべきです。
また、明確に次のキャリアビジョンがある人は目的と目標があるので、それに向かって進むほうが、日々の生活も楽しく充実するのではないかと思います。
私の経験的に、ただ良い条件の会社に就職したいだけで、満たされることはないです。人は必ず欲があり、「もっともっと」と高みを目指します。
良い条件=具体的に良い条件は◯◯というように決めてから転職活動すると、活動しやすく且つ就職率が高いです。あなたの考えや希望を明確にできているなら、きっと転職活動もしやすいでしょう。
退職時に注意してほしいこと
退職すると決心してから私が気にしたのは有給休暇が取得できるのかとても気になり始めました。
そこで私が退職するときに、繁忙期が終わり新人スタッフが入店してきたタイミングで店長と会社へ退職する意思を伝えました。
「すぐに退職ではなく、新人を育ててから退職するので3カ月間を目処で辞めさせてもらえませんか?」とお伝えしました。そうすると転職活動の時間もあるし、お店の事も考えていると捉えてもらい、面接の為に休みをもらうや有給休暇を取りやすくなるのではないかと考えたからです。
自分の都合や思いばかりを前面に押し出すのではなく、お店の事や自分が辞めた後のことも考えていますよということを恩着せがましくならないように注意しながら、話をすると意外と思い通りに物事は進みます。
退職の際は自分の要望を言いすぎないように注意するとスムーズに辞めれる段取りが整うと思いますよ。
携帯ショップからのおすすめ転職先
携帯ショップから営業職
携帯ショップで身に付くスキルとしてはヒアリング能力と提案力が優れるところです。この技術は販売する商品が有形商材である限り、衰えることはありません。
営業経験としては未経験でも、スグに実績へ繋がる傾向が強いので、大成しやすいためオススメです。
携帯ショップから不動産仲介
携帯ショップ同様に細かい契約書の中身や法務的な要素が強いお仕事です。
契約に至るまで、お客様が求めていそうなことを先回りしてご提案することで成約率は上がります。そういう細やかな対応は携帯ショップで身に付いている部分になるので、お客様との信頼関係構築が早く、インセンティブも貰えるのでオススメです。
携帯ショップからマネジメント職
携帯ショップは年齢関係なく、人を教育したりマネジメントする機会が非常に多いと思います。特に店長や副店長経験をした方はその経験を基にマネジメント職で活躍される人が多いです。
又は人事や人材の採用担当者として、会社にとって有望な人材を採用していく仕事ができるようになるのでオススメですよ。
携帯ショップから転職するときに面接で伝えるべきこと
携帯ショップからの転職する際に、企業側に面接で伝えるべき項目が2つあります。
一つ目は、自分がしていた業務の内容を簡潔に伝えることです。
接客・販売は分かりますが、新人教育をしていたや売上管理・売上目標に対しての進捗率など、どういう貢献をしてきて、その経験を元にどういう事ができるのかということをしっかりと伝えることで企業側として一緒に働いてるイメージが沸きやすいです。
二つ目は、どういう責任を任されていたのかを伝えることが大事です。
「お店や企業側から◯◯は自分と任されていたので、◯◯を気を付けて任務を全うしてきた」というような言い方をすると、責任感ある人という印象ができますね。
携帯ショップのイメージとして接客・販売が浮かび、言葉遣いや応対能力はあるとみなされやすいですが、売上管理や目標進捗の管理など、管理業務や営業的要素も経験している事を伝えると、非常に好印象となります。
まとめ
携帯ショップは説明も販売も年々、難しくなってきています。その中で必ず学んでいることや強みになることがあります。
お客様対応力も提案力・ヒアリング力・管理能力など、せっかく大変な仕事を一生懸命、続けてきたのですから転職時にアピールしないと勿体ないと思います。
携帯ショップのお仕事で何を一番努力して結果に結びついたのか、どの業務が得意だったのかを辞める前に自分自身を把握することで、身に付いた「スキル」という部分が明確になりあなたにしかない強みと経験値になると思いますよ。
辞める・辞めないを悩んだら一度、何を学べたかを考えると退職のタイミングも冷静な判断できるのではないでしょうか。
どっちを選択しても後悔しない自分を目指してほしいと思います。ぜひ、参考にしてくださいね。
まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?
もし、今の仕事が不満なら、ミイダスを使い転職した場合の想定年収を確かめてください。
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辞めた後どうなる?を知ることで、何か今の現状を解決するヒントが掴めるはずですよ。
(診断時間は約5分です)