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私は学校卒業後、約2年間巫女さんをしていました。

最初は軽い気持ちでアルバイトに応募し採用してもらえたのですが、とても楽しかったため、いくつか神社でアルバイトさせていただき、その中のひとつよりたまたま空きが出来たので正社員として採用してもらえました。

正直就職活動が難航していたので、本当にラッキーだったと思います。

この記事を読んでいる人は現役の巫女さんが多いと思いますが、巫女さんの仕事は本当にやりがいのある仕事だと思います。

結婚式やお宮参り、七五三、成人式、節目の行事など人の人生の晴れ舞台に関われることは、何かパワーのようなものを貰えていたような気がします。

ただ、辛いことが多い仕事でもあるので、この記事では私が辞めた理由についてご紹介させて頂きます。

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私が巫女を辞めたくなった理由

男性をたてる必要がある

今の時代は職場での女性の地位も上がり、男女平等という世論が強く押されていますが、神社の世界では男性をたてる傾向にあります。

以前と比べ跡継ぎの問題も増えてきたため女性神主も増加傾向でありますが、やはりイメージとしては神主=男性、巫女=女性(男性の巫女は居ないですが)でしょう。

一見女性が奥ゆかしくて良いのではとも解釈することも出来ますが、女性側から見ると仕事がしにくくもありますよね。

実際にある程度の規模になると社務内の雑用を行うのは巫女や裏方の女性であることが多いです。もちろん優しい男性の方がほとんどで、手を貸していただけることが多くあります。

男性と違って女性は生理があるため、血の穢れがあるとされ、生理期間中は女性は拝殿(ご祈願などを行うところ)に上がってはいけないとする神社もあり、結果的に女性は裏方に回るケースも多いですね。

そのため男性に比べると女性神主さんを敬遠しがちな部分もあります。私が勤めていた神社では女性神主さんが活躍されていましたが、男性の神主さんに比べると声が優しく、女性ならではの気遣いなどもあり、特に七五三等の時には大変好評だったのを覚えています。

拘束時間が長い

これは常勤の巫女なら誰しも思うのではないでしょうか。拘束時間がとにかく長いです。

夜勤は特別なお祀りの日(年末年始など)のときしかなかったものの、早番・遅番もあり、通常勤務をこなした後に舞の練習などもこなさなくてはなりませんでした。

二人以上で舞う機会もあったため、自分が覚えられないと相方に迷惑をかけてしまうので、結局業務外で練習したり覚えたりもありました。

一見華やかな世界にも見えますが、水上を泳ぐ鳥みたいなもので、水面下では必死に雑用や練習に追われるような感じでした。

年末年始や大きなお祭りになると貫徹も珍しくなく、休みも2週間以上無いなどもありました。きっと巫女に限らずその時期は職員皆顔にクマ作ってたと思います(笑)。

ただがんばった分特別手当なども出るところもあったので、それで頑張れたところもあります。また、他の職業に比べ装束に着替えないといけないため、最初のほうは苦労します(慣れると洋服と変わらず着られるのですが)。

あと年末年始はアルバイトの巫女さんにひたすら装束の着付け&片付けやメンテナンスもしなければならず、その分早出したりとやはり拘束時間は長かったです。

また拘束時間以外にも、大きなお祭りの前は油断ちや四足の動物を極力口にしないという決まりもありました。

外からは見えない色々なしきたりもあり、お坊さんほどではないと思いますが、生活にも縛りが出ることもありました。

カレンダー通りに休めない

これもあるあるではないでしょうか。まずカレンダーどおりに休めません。

これは一般の飲食業やサービス業と同じような感じですね。年末年始休めないことが違うぐらいでしょうか。

土日祝日がたくさん参拝者がいらっしゃるので、主に休みは平日になります。

決まった曜日に休めるといいのですが、いわゆるシフト制で、大きなお祭りに当たったときや大安の日(結婚式等が入る)は平日でもまず休めません。

年間休日は多くが2桁だと思います。

つぶしが効きにくい

巫女という仕事はまず他職につぶしがききません。

巫女⇒女性神職になったりしたらきくかもしれませんが、神職資格を取る部分で引っかかるため、ほぼその進路を行く人はいません。

また、巫女には残念ながら年齢的に生涯現役は難しいです。引退した後裏方として残る方はいらっしゃると思いますが、定年まで巫女はまずないと思います。

結婚して引退される方以外は転職することが多いです。ですが転職時になかなかアピールポイントがなく、私も転職時に、特に職務経歴書を提出しなくてはならないときはすごく悩みました。

ただ、巫女という職種は一般の人が接する機会がほとんどないせいか、面接時はまずそこに突っ込まれることが多く、お話は弾むことが多かったです。

大体面接内容が予想つくので、リラックスして面接に臨めるという意味ではいいのかもしれません(笑)。

意外と怖い

これは人によると思いますが、実は意外と怖いです。

社頭に立つのは巫女さんが多いと思いますが、場所柄でしょうか、普通の職場と比べて不審人物が多いです。

賽銭泥棒等もいるようですし(私は当たったことがありませんが)、「何かが見える」と言っていろんなものを持って尋ねて来られる人もいます。

もちろん本当に不安を抱えてこられる方が大半であるため、お話を聞いて対応をさせて頂くのですが、そうでない人も残念ながらいらっしゃるため、怖い思いをする時もあります。

公共の場としての側面もあるため、そのあたりの対応は難しいところでしたね。「気持ちよくお参りできました」と言われるととても嬉しかったです。

巫女を辞める前にやるべきこと

資格を取る

何かしら資格を取ることは転職への一番の近道だと思います。私はパソコン系の資格を職業訓練で取得し、一般事務のほうへ進みました。

巫女やってました!だけでは一般の人はどんな仕事内容かイメージしにくいので、しっかりとアピールできるものを作っておくといいです。

保育士や介護系の資格だと巫女時代の接遇経験などを活かしやすいかなと思います。

事務能力を磨いておく

これは職場次第だと思いますが、事務能力を磨ける機会があれば磨いておくといいです。スケジュール表を作ったり、文書を作ったり、名簿の作成など色々あると思います。

ワード・エクセルは最低触れるのであれば触っておいたほうが絶対にいいです。そういう機会が無いのであれば、自宅や講座、職業訓練等で使えるようにしておきましょう。

これは事務系に進む進まないに限らず最低限やっておくことを勧めます。今の世の中、どんな職種でもパソコンを導入していない職場はほとんどありません。

人の管理を学んでおく

これも職場次第ですが、ある程度の規模のところで、ある程度経つと、アルバイトの巫女さんを統括する場面が出てくると思います。

ここでシフトの管理の仕方や人員の配置の仕方を学んでおきましょう。転職後すぐは使わないかもしれませんが、数年経つとそういったことも役に立つ場面が出てきます。

上手く人を配置するということは、コスト削減にも繋がっていきます。どんな仕事についても役に立つと思いますよ。

まとめ

長年勤めることが出来ないゆえに、転職に悩まれている方もたくさんいらっしゃると思います。

私自身それなりに楽しく働けていたので、年齢的にもう巫女に戻ることは出来ませんが、定年退職後は神社の裏方としてまた働けたらという願望もあります。

女の世界ということもあり、色々本当に大変でしたが。なかなかアピールポイントを見出すのは難しいところではありますが、自分の短所や長所を理解し、そこを考えながら自分にあった職場に出会えたら幸せですね。

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この記事の監修者

株式会社eia

 

この記事の企画・監修者は株式会社eiaです。クラウドソーシングサービスより実際の体験談の執筆依頼・インタビュー調査した内容をまとめた記事になります。

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