新入社員として入社したものの、「ストレスで涙が出る。もう仕事を辞めたい」と思うこともありますよね。
今のあなたと同じく、私も新入社員時代に仕事のストレスがひどくて、会社を辞めようかどうか悩んだことがありました。毎日毎日ストレスが溜まる一方だったんですよね。当時は、本当に辛いものでした。
ですから、あなたの今の辛さは誰よりもよくわかるつもりでいます。そんな私からあなたへ、5つのことをお伝えさせてください。
ただ、先にお伝えしたいのは病気になるまで耐える必要はありません。所詮仕事です。なので、もう限界と思えば辞めてもいいんですよ。
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ストレスを感じる人ほど伸びしろが大きい
この記事の目次
仕事をしていれば、ほとんどの人が何らかのストレスを感じるものです。まして、仕事にも職場にも慣れていない新入社員がストレスを感じるのは当然のことですよね。
しかし、中には、「まったくストレスを感じない」という新入社員もいます。神経が図太いというのか、同じように仕事にも職場にも慣れていないのに、ぜんぜんストレスを感じない人も、実際にいます。
あなたや私のように、人一倍ストレスを感じやすい人間から見ると、うらやましいように思えますが、実は、そういうタイプの人はなかなか仕事で成長しにくいものなんですよ。
それは、鈍感な神経の持ち主だからです。どんな仕事をするにしても、仕事に関しては敏感な神経を持っている人の方が、ずっと成長しやすいものなのです。
たとえば、仕事のスキルを磨くにしても、先輩の仕事ぶりや上司の仕事ぶりを繊細な目で観察できる人、その観察から敏感に「コツ」をつかめる人の方が、上達しやすいですよね。
また、仕事に関する情報を収集する際も、鈍感な神経の持ち主よりも敏感で感受性が豊かな人の方が有利にちがいありません。
あなたは、その繊細な神経の持ち主なのだと思いますよ。感受性が豊かだからこそ、今の仕事や職場の人間関係などから多くの刺激を受け、それがストレスになってしまっているのではないでしょうか。
感受性の鈍い人なら、たとえば先輩や上司から何か注意されたとしても、まったくなんとも思いません。なんとも思わなければ、ストレスを感じない反面、成長もしにくいわけですよね。
その点、あなたは人一倍感受性が豊かなために、人から言われたことに敏感に反応し、ちょっとしたミスなどにも深く傷ついてしまうわけです。
その繊細な神経と豊かな感受性は、必ず仕事に生かせます。今は、それがマイナスに作用して、ストレス過多になってしまっているのでしょうが、「敏感」「繊細」「感受性豊か」というのは、人間にとって本来、長所ですよね。長所なのですから、いつか必ずそれが仕事に生きる時がくるはずです。
まずは、そのことをぜひ自覚してください。ストレスを感じやすい人ほど、仕事の伸びしろが大きく、仕事で成長しやすいのです。
人生の選択はポジティブなもの
あなたの人生の選択権は、100%あなたが握っています。というと、「当たり前のこと」と思われるかもしれませんね。
確かに、今さら私がお伝えする必要もない、当たり前のことではありますが、「仕事を辞めたい」という悩みを抱えてしまうと、それをつい忘れてしまいがちなんです。
「ストレスがひどいから仕事を辞めたい」と思った時、すぐに辞めてしまう人もいます。しかし、そうでないケースもたくさんあります。あなたや、かつての私のように、仕事を辞めたいけど辞めていいものか悩み、なかなか結論を出せない人が多いんですよね。
その場合は、「仕事が辛い。辞めたい」と思いながら、「だけど、新入社員の段階で仕事を辞めていいのだろうか。辞めた後の事も不安だ」と迷うわけです。
つまり、「仕事を続ける」ということも、「辞める」ということも、ネガティブに考えてしまうんですよね。
その2つは、あなたの意志で自由に選んでいい人生の選択肢なのに、気持ちが受け身になって、「どっちも選択したくない」という否定的な見方をしているのではないでしょうか。
客観的に考えてみましょう。どちらを選ぶのもあなたの自由なのですから、ネガティブに捉える必要なんでまったくないんですよね。「どちらを選んだ方が幸せになれるかな。自分にとって得かな」というように、ぜひポジティブに考えて見てください。
悩んでいる時は、誰かに相談したり助言を求めたりすることも有用ですが、最終的には100%あなたの意志で選択できるんです。「選択できる」というように、ポジティブに考えるのがポイント。
また、「いつ選択するか」も、あなたの自由です。これも、つい忘れてしまいがちですが、「辞める、辞めない」の選択は、いつまでにしなければいけないというテーマではありませんよね。
人から与えられたテーマではなく、あなた自身の中から生まれたテーマなのですから、選択をいつするかもあなたが自由に決めていいわけです。
もっと言えば、「選択しない」という選択もあると考えていいでしょう。つまり、「このテーマはペンディングにしよう」という選択をすることもできるわけですよね。
このように、問題をポジティブに捉え、能動的になることで、気持ちはかなり違ってくるのではないでしょうか。「いつでも、どんな選択でもすることもできる」というのが、あなたの「現実」なのです。
仕事を続けるうちにストレス耐性がつくこともある
私もそうでしたが、あなたもストレス耐性がまだついていないために、苦しんでいるのではないでしょうか。経験の浅い新入社員は、ベテランの社員に比べて、どうしてもストレス耐性が弱い傾向があります。
ということはつまり、「仕事を続け、経験を積むにしたがって、ストレス耐性がつくこともある」ということなんですよ。
これは、新入社員の段階では実感できませんよね。けれど、実際に経験によって耐性高めた人の例を私は何人も知っています。私自身もその一人なんですよ。
どうして、経験によってストレス耐性が高められるのか。理由の一つは、「慣れ」です。
例えば、上司から仕事のことで注意を受けたとしましょう。あなたや私のように敏感な人間は、上司から注意されたり叱られたりすれば、ひどく傷つきます。しかし、何度も注意されることをくりかえしていけば、やがてそれに慣れますよね。
新入社員時代に言われて大きなストレスを感じたことも、何年か経てば、それほど傷つかず、ストレスも感じなくなるものなんですよ。
もう一つが、「ストレス解消術が身に着く」という理由です。経験の浅い新入社員時代は、仕事で感じたストレスをうまく解消することができません。おそらく、あなたは、仕事のない休日も憂鬱な気分で過ごしているのではないでしょうか。
私もそうでしたが、ストレスが原因で仕事を辞めたいと思うと、そのことがいつでも頭のどこかにあるため、休日やオフタイムもついそのことに囚われてしまうものですよね。
これでは、ストレスは募るばかりです。経験豊富な人は、同じようなストレスを感じたとしても、それを上手に軽減、解消することができるんですよ。
オンとオフをきっちり切り替え、休日やオフタイムに自分の好きなことをして、発散することができるために、ストレスが後に残らないわけです。
このように、ストレス解消術を身に着けることができれば、ストレスを感じても、ストレスに負けることはなくなります。これがつまり、ストレス耐性がついたということなんですよ。
すべての人がそうだとは言い切れません。けれど、仕事を続けることによって、耐性がつき、ストレスと上手くつきあうことができるようになれる可能性は、決して低くないと思いますよ。
転職という選択肢を考えてみる
あなたには、今の仕事を辞めて別の仕事をする、つまり転職するという選択肢もありますよね。
ですから、一度、その可能性を考えてみるといいでしょう。漠然と考えるよりも、ある程度、リアルにシミュレーションしたほうがいいと思いますよ。
まず、就活の振り返りから始めてみてはどうでしょうか。今の会社に入る前の就活から、まだあまり時間が経っていませんから、むりなく振り返ることができるでしょう。
就活で上手くいったと思うところはどこか、反省点はどんな所かをチェックみてください。そして、もしもう一度就活をするとしたら、どんな点に注意しながら進めていけばいいかを考えるわけですね。
履歴書の控えが残っているようなら、それを見てみましょう。そして、自分が人事担当者になったつもりで、その履歴書を採点するのです。赤ペンで訂正、修正をするといいと思ますよ。
こうすると、自分を客観視できますから、次回はよりグレードの高い履歴書を作ることができるはずです。
履歴書が残っていないなら、あらためて作成してみましょう。「志望動機」は、とりあえず、今の会社に応募するという想定で作るといいと思いますよ。
そして、「自分が面接官だったら、この履歴書を元に、どんな質問をするか」と考え、それに対する答えも考えてみましょう。
自分一人でする面接のシミュレーションですが、今はまだ、転職活動を始めていないだけに、気楽にできると思いますし、やってみると、けっこう楽しめてしまうものですよ。
最初にこれをやっておくと、実際に転職活動をする時に役に立つと思います。その上で、転職の求人情報にも当たってみてください。転職サイトや求人誌を見て、自分が今転職する場合、どんな選択肢があるのか調べるわけです。
コツは「間口をできるだけ広げること」です。まだ、転職活動は始まっていないのですから、最初から「この業種」とか「この職種」と、限定してしまう必要はありません。
できるだけ幅広い求人情報をチェックするようにしましょう。それらの求人はすべて、今のあなたの選択肢なのです。
もちろん、実際に応募した場合、結果はどうなるかわかりません。しかし、求人の条件さえ満たしていれば、すべての求人は「転職の応募の選択肢」にはなるわけですよね。
やりたい仕事を見つける
最後に、一番大切なことをお伝えしましょう。それは、「もし、今の仕事を辞めるという選択をするとしても、それは、やりたいことが見つかってからにした方がいい」ということです。
次にやりたいことが見つからないまま、ストレスの辛さから逃れるために会社を辞めたとしましょう。その場合、転職活動をする際、「特にやりたい仕事はないけれど、働かないわけにはいかないから、求人を探す」ということになってしまいますよね。
そんなモチベーションで転職活動を始めても、なかなかうまくいかないかもしれません。「この仕事よりもこっちの方がまし」といった理由で求人をチョイスしても、当然、熱は入りませんよね。
説得力のある志望動機もかけないでしょうし、肝心の面接で、熱意を伝えることができなければ、採用はなかなか難しいでしょう。
たとえ、採用されたとしても、別にやりたいと思わない仕事であれば、モチベーションは上がりません。仕事にやりがいを見い出すことができず、仕事を楽しむことができなければ、ストレスは溜まるばかりですよね。
また、自分とミスマッチの仕事に就いてしまえば、ストレスはさらにひどくなるに違いありません。
これは、私の友人の例なのですが、ストレスが原因で転職したところ、次の会社でも同じようにストレスに悩んで、前の会社よりもさらに短い時間で辞めてしまった例があるんですよ。
その友人は、その後、やりたいことを見つけ、今はその仕事を継続できています。その友人も言っていましたし、私も同じように考えているのですが、その仕事が「やりたいこと」であれば、少々ストレスを感じてもそれを処理できるし、ストレスに負けないで仕事を続けることができるものなんですよね。
ですから、もしあなたが、「辞める」という選択をするならば、その前にぜひ、「やりたいこと。やりたい仕事。」を見つけてください。
先ほど、転職の求人情報を見るとき、できるだけ間口を広くした方がいいというお話をしました。それは、できるだけ多くの業種や職種を見ることで、その中から「この仕事をやりたい」と思えるものが見つかりやすくなるからなんですよ。
本当にやりたいこと、何が何でもやってみたいという仕事が見つかったら、「起業する」という選択肢も生まれますよね。
これまでは考えたこともないかもしれません。しかし、世の中には実際に会社を辞めて起業して、成功している人はたくさんいますよね。あなたもその一人になれる可能性だってあるんです。
まとめ
同じ悩みを経験した私から、あなたにお伝えしたいことを5点、お話ししました。
大切なのは、自分の人生の選択をポジティブに考え、能動的になること、そして、「今の仕事を辞める」という選択をする場合は、その前に、「次にやりたいこと」を見つけることです。
但し、うつ病になりそう・・・というレベルで悩んでいるのでしたら、次を考えずに先に辞めてください。辞めてからでも何とかなりますので、そこまで自分を追い込むのは絶対にNGですよ。
ただ、新入社員で辞めても1年働いてないと失業保険はもらえないのも事実です。
「失業保険の受給資格やもらえる金額について!2倍以上貰える方法もご紹介!」の記事で、ある条件を満たせば半年でも失業保険が出ることは書きましたが、それでも半年です。頑張れるでしょうか?
もし、半年も頑張れないというのであれば、「会社の辞め方の手順!仕事を辞めるときの悩みを解決します!」の記事で、会社の辞め方を確認するようにしてください。
まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?
もし、今の仕事が不満なら、ミイダスを使い転職した場合の想定年収を確かめてください。
診断後に無料登録すると、7万人の転職事例ビフォー・アフターが検索できるので、同職業の先輩の転職先も調べることができます。
辞めた後どうなる?を知ることで、何か今の現状を解決するヒントが掴めるはずですよ。
(診断時間は約5分です)