私は幼少の頃からゲームが好きで、いつかゲームを作ってみたい!という強い思いから、その念願が叶ってゲーム開発職に就くことが出来ました。
しかし、理想と現実はほど遠く、私が思い描くようなゲームは作れず、歯がゆい思いばかりしてきました。納期ばかりを追う日々に次第にストレスが増すばかりで、「本当に面白いと思ってゲームを作っているのか?」と仕事自体に疑問を持つようになりました。
ゲーム開発は華やかでカッコいい仕事だと思っていたものが、実は地味で泥臭い仕事であると現実を突き付けられた時、行き場のない感情と焦燥感に駆られる日々が続きました。
好きな事を仕事にする以上は、このようなジレンマはありがちなことなのかもしれません。
そして、もしかするとあなたも、私と同じように悩んでいるのではありませんか?
私はゲーム開発職を10年間続け、その後転職していますが、その経験をお話することで少しでも参考にして頂ければ幸いです。
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ゲーム開発職を辞めたくなった理由
この記事の目次
作りたいゲームが作れるとは限らない
冒頭でもお話させて頂きましたが、たとえ有名なゲームメーカーに就職したとしても、自分が好きなタイトルのゲームが作れる人はごく一部であり、それも最初は運の要素が強いでしょう。
もちろん、好きなゲームへの熱い思いを、ディレクター・プロデューサーへ直談判する事が許される社風の会社であれば、ノーとはなりませんが、それも含めてごく一部という事です。
もちろん最初から作りたいゲームが作れるとは思っていない人も多いかと思います。そして、作りたいゲームでなくとも「面白くなりそうなゲーム」であれば、開発意欲も湧くでしょう。
ところが現実は厳しく、「面白くなりそうもないゲーム」=「つまらないゲーム」に対して、2年~3年もの間、開発しなくてはならないことが往々にしてあるのです。
面白くなりそうもないゲームを面白くするのが開発の仕事だろうとは思いますが、年々のプロジェクトの肥大化、そして、ゲーム開発予算の高騰により、まずはスケジュール有りきであり、面白くないと分かっていてもプロジェクトは刻刻と進行しています。なかなか後戻りは出来ないのです。
ビッグタイトルでは時折、再開発のニュースがピックアップされますが、現実はそのような予算も無い事がほとんどです。
結果として、一度つまらないと感じたら、仕事も次第につまらなくなりますし、モチベーションもあがらなくなりますよね?
複数プロジェクト同時進行による激務
プロジェクトの進行具合や、人員不足によって度々起こりえるのが、複数のプロジェクトを兼任することです。
私はこれまで最大で三つのプロジェクトを兼任しました。もちろんゼロから全てを請け負ったわけではありませんし、当初は会社に頼りにされていると考え、仕事に誇りを持って臨んでいました。
しかしながら、それらを全て受け入れてしまったことで、残業時間は100時間を超え、会社に寝泊まりすることも多々あり、結果的に家族に迷惑をかけてしまうことがありました。
ゲーム開発というのは、日々の業務で完結することはなく、数年後の完成までを見越した業務の連続であるため、どうしても残業が多くなってしまいがちな職業であることは間違いありません。
そうなることで、次第にプライベートのゲームの時間もめっきり少なくなり、ゲーム開発の激務のせいで、私的なゲームが楽しめなくなるという状況に陥ってしまいました。
そしてついには、「好きなゲームが楽しめる生活が出来ないなんて馬鹿らしくて我慢できない!」と、そう考えるようになったのです。
意味のないリテイクを指示される日々
ゲーム開発は様々なチェックを通して、最終的に仕様に満たされれば販売されるわけですが、一発OKというわけにはいきません。チェックの後のリテイク=「修正」は付き物です。
より良いものを開発をする上でリテイクはなくてはならないものですし、リテイク自体を否定するわけではありません。しかしながらリテイクにも「良いリテイク」と「悪いリテイク」が存在するのです。
「良いリテイク」とは映像クオリティやゲームバランスの向上といった、ゲーム全体のクオリティを上げるものです。そして「悪いリテイク」とは、ゲームの軸がぶれるような修正が目立ち、最終的にスタッフの賛同が得られなかったものを言います。
これに関してはゲーム開発会社のスタッフの質によるものも大きいかと思いますが、私の働いていた会社では、「悪いリテイク」がとにかく目立ち、私を含め周りのスタッフが次第に疲弊していったのが目に見えてわかりました。
そして最終的には「本当にこのようなリテイクをして、面白いゲームが出来るのだろうか。このリテイクは意味のないリテイクだ!」と感じるようになり、心も体もストレスで満たされ、次第に病むようになりました。
ゲーム開発で鬱になり、そしてついには、ゲーム自体が嫌いになっていったのです。
強要される休日出勤
ゲーム開発は大きなプロジェクトで動いているため、開発一丸となってゲームの完成日に向かって突き進みます。会社としては、ゲームをリリースしないと売り上げが立たないわけですから、至極当然の事であるといえます。
しかしながら、ゲーム開発が佳境になるにつれ、休日出勤を強要される日々が続きます。それも、時期によってはゴールデンウィークや、正月まで全出勤がありえます。
ゲーム開発職において、忙し過ぎて実家に帰省出来ないというのは、割りとよくあります。そのため、家族に迷惑をかけたり、年中体調不良になったりと、プライベートの生活に支障が出たりするのです。
これはゲーム業界自体が残業は当たり前、仕事をするのは当然という習慣があるからに他になりません。そのうえ、家族持ちの上司は、家族がいるからと当然の権利の如く、正月もゴールデンウィークも部下が出勤する中、休んでいたりするのです。
これでは、上司を信頼できないですし、理不尽に思うのも無理有りません。今でこそ少なくなったにしろ、こうしたブラックな習慣が蔓延しているのはゲーム業界ならではとなります。
なるべくしてなる不健康な生活
ゲーム開発で特徴的な長時間の残業、長時間のデスクワーク、夜遅い夜食、睡眠不足、運動不足と全てにおいて不健康になる要素が備わっています。
また、日頃のストレスからか喫煙率も他の業界と比べて高いように感じます。
さらに休日出勤も多いため、休日に運動しようにも中々足が運びません。出勤であればもちろんの事、休みの日は日ごろの疲れを癒すため、ずっと寝ていることも度々です。
体に染みついた不健康な生活というのは、一朝一夕で改善出来るものではありません。
私はゲームが嫌いになりそうで辞めました
大好きなゲームを作ることが夢だったにも関わらず、現実は鬱になるほどのストレスを抱える激務であったことや、面白くないと分かっていてもゲームを完成させなくてはならないジレンマが常に私の心を支配していました。
そして何よりも月の残業時間が100時間を超えるオーバーワークによって、心も体も悲鳴を上げ、私的なゲーム時間も自分自身に充てられない事によって、ゲームが好きという感情が薄れていく事への恐怖心が日に日に増していきました。
いつか面白いゲームが作れる日が来るとか、辛いのは今だけだとか、何かにしがみつくように10年間邁進したものの、結局最期は鬱に悩まされ精根尽き果てたのです。ゲームが好きでゲーム業界に入ったのにゲームが嫌いになることは辛いものです。
いつの日か仕事を辞めればまたゲームが好きになるかもしれないと開き直ってからは、今の生活が馬鹿らしく感じ、最終的に辞める決意に至りました。
ゲーム開発職を辞めるべき人・辞めないほうがいい人
ゲーム開発職を辞めたいと思う理由は様々だと思います。特にゲームといったエンターテインメントを創造する職業は、ゲームが好きから入る人がほとんどだと思いますし、実際私もそうでした。
あなたはなぜゲーム開発職を辞めたいのか。それは一時の感情からではなく本心でしょうか?
エンターテインメントの文化は世界から見ても日本はかなり発展しています。それ故に働き手の募集も多いですし、クリエイティブ職は、会社によっても待遇は大きく変わってくるでしょう。
つまり、辞めるといってもゲーム業界自体を去るパターンと、転職して心機一転し別の業界に転職するパターンが考えられます。ちなみに私は好きを仕事にする難しさを知ったため、転職の際は完全に別業界を選びました。
いずれにしろ、ゲーム開発職を辞めるべきか、辞めないほうが良いか、辞めて後で後悔するという最悪のシナリオを描かないように、もう一度じっくりと冷静に考えてみましょう。
辞めるべきではない人
- ゲームを1本も開発していない人
- 人間関係で悩んでいる人
- 望んだ部署に配属されずに悩んでいる人
上記の理由でゲーム開発職を辞めたいと考えている人は、もう一度考え直してみてください。
まず第一に、『ゲームを1本も開発していない人』は、せっかくゲーム開発を志したにも関わらず、非常にもったいないと感じませんか?それが、いかに社内環境が悪かったとはいえ、1本も作らず開発を途中で投げ出したのでは、次のステップに影響が無いとは言い切れません。
仕事を辞めるにしても3年間は続けましょうということを聞いたことはありませんか?3年間は個人的には長すぎるとは感じますが、それと同じように、まずは1本ゲームを作ってみてはいかがでしょうか。
プロジェクトの進め方、開発の段取りを把握することは非常に重要です。そしてその結果、同じ会社でもう1本開発にトライするのか、その経験を活かして同業他社、はたまた別業界に転職するのかを判断してみてはいかがでしょうか。
どんなに嫌な事や理不尽な事があったとしても、1本ゲームを世の中にリリースする達成感は何事にもかえられません。このまま1本もゲームを開発せず、何も実績が無い状態で転職を考えるのは、かなりリスキーとみて間違いありません。
次に、『人間関係で悩んでいる人』ですが、人間関係は仕事をする上で不可欠な問題です。どうしてもあなたに合わない人間はどこの業界でも存在しますし、それは誰でも同じです。
仕事をする以上、人と関わっていくピープル・スキルは必須となります。ピープル・スキルとは良好な対人関係を築くスキルの事です。
特にゲーム開発に関して言えば、プロジェクト単位で関わっていく人は変化しますし、あなたが嫌だと感じる人は次のプロジェクトでは関わらない可能性も出てきます。
また、あなたが昇進すれば人間関係も変化するでしょう。つまり、同じ会社であっても時間が経てば人間関係も変化していくものです。
逆に言えば、今会社を辞めて別会社で活躍しようと奮起したとしても、就職先の会社であなたが嫌だと感じる人間はいないとは言い切れませんよね?
最期に、『望んだ部署に配属されずに悩んでいる人』は、次のように考えてみてください。部署が違う事で色々なスキルを身につけられるチャンスだとは思えませんか?
私が長年仕事をしてきて感じたこととして、同じ部署で仕事をずっと続けることこそ危ういと感じています。同じ会社であったとしても、様々な部署を経験する事でいろいろな人間と関係を持つことになります。
それは社外の協力会社との折衝にも繋がってきます。
配属されたい部署があるからこそ、別の部署から俯瞰で捉える事も重要になってきます。特にゲーム開発はプロジェクトチームで成り立っていますから、部署間の協力は不可欠です。
様々な部署を経験することは、あなたにとって大きな強みになるはずですが如何でしょうか。
辞めてもいい人
- 給与等の金銭的理由で辞めたいと考えている人
- 残業等労働条件に不満がある人
- ゲームが嫌いになってしまった人
もちろん、最終的な判断はあなた自身ですが、上記に当て嵌まる方はゲーム開発職を辞めてしまっても良いかもしれません。
まず第一に、『給与等の金銭的理由で辞めたいと考えている人』は、ある条件以外ではゲーム開発職自体に向いていないと言えます。
その理由は、私自身がそうだったのですが、自分の夢や好きな事を仕事にするために最初から給与等の対価を求めている時点で、それは本当にやりたいことなのか?と自問自答すべきです。
やりたいことをやってお金を貰えるのは、とてもハッピーなことですし、結果を出さない内に給与が低いと訴えるのであれば、この仕事に向いていないと言わざるを得ません。
この場合は、ぜひ別の業界で働くべきでしょう。
一方である条件というのは、自ら開発したゲームが爆発的にヒットし、結果を出した上で対価が支払われていないのであれば、それは堂々と高給を求めて良いでしょう。
また、自分が納得した給与を支払われていないと感じるのであれば、自分のキャリアを評価してくれる同業他社に転職するのは正当な理由といえます。
次に、『残業等労働条件に不満がある人』に関しては、今でこそ三六協定で社会的に残業時間が減ったとは言われていますが、会社によってはサービス残業やタイムカードを切ってからの残業等、悪しき習慣がある会社は未だにあるのが事実です。
あってはならない事ですが、今あなたが働いている会社が不当な残業が蔓延している会社なのであれば、堂々と辞めるべきです。
最期に、『ゲームが嫌いになってしまった人』は、私のように辛い思いをする前に辞めるべきです。ゲーム開発職は、ゲームでユーザーを楽しませる夢のあるお仕事です。
自分自身が楽しめないのに、ユーザーを楽しませる気持ちにはなれません。ユーザーのためを思って、あなた以外の人に開発を委ねるべきです。
そして、そうなってしまった理由を上司に報告すればきっと理解してくれるでしょう。
人生は一度きりです。自分や家族の幸せを掴むためにも決断しましょう。
私がWeb広告営業へと転職した理由
なぜゲーム開発職からWeb広告営業?と思われたかもしれません。
私が転職した第一のきっかけはゲーム業界から離れて、プライベートの時間を充実させたいことでした。趣味は趣味、仕事は仕事と切り離したかったからです。
常に仕事の事が頭から離れない日々から脱し、鬱病を克服したいことを念頭に転職活動した結果、Web広告営業に行きつきました。
それにしてもなぜ営業なのか、いくつかエピソードを紹介します。ゲーム開発職時代にプレゼンをすると、事あるごとに「営業でも食っていけるね!」と上司に言われることが度々ありました。
また、一時期住宅ローンに妙に詳しくなったことを皮切りに、職場の同僚に住宅ローンの比較を説明した所、同じように営業に向いている旨を言われました。
その言葉が本当かどうかはおいといて、もしかしたらこの仕事向いているのかも?と思う事が大事です。そして、開発職とは別の何か新しい自分と向き合いたいと考え営業職を志望しました。
営業の中でもWeb広告営業にした理由は、Web関係であれば理解も早いかな?程度の事でした。その程度の事でと思うかもしれませんが、自分の直感、これならやれそうかなというのは大事です。
仕事をするのは自分ですから、良い方向に向かうと信じられるのであれば進むべきであると考え転職を決断しました。
ゲーム会社からのおすすめ転職先
ゲーム会社から映像制作職
ゲームにとって映像制作は必要不可欠ですが、ゲーム開発以外でも映像制作を必要とする業種は数多くあります。映画、アニメ、ドラマ、TV、インターネット動画配信、動画広告、エンターテインメント等、映像制作を必要とする事業は年々需要が高まっています。
特に昨今、Netflix、Amazonプライム等、インターネット動画配信業での映像制作はコンテンツ量が日に日に増し、その分野のクリエイター、技術者を多く募集しています。
ゲーム開発の映像制作は、これらの中でもトップクラスでクリエイティビティーが要求されている職種のため、その分野で携わった経験を証明するためのポートフォリオを準備すれば、他分野のプロ映像クリエイターとしての道が開かれるかもしれません。
近年では、より高度なVFXやリアルタイムレンダリングのようなハイクオリティー映像、テクニックを必要とするシチュエーションも増してきておりますが、動画配信アプリのような配信技術や編集技術をエンジニアに求められるパターンも増えてきています。
これまでの映像制作技術や、撮影技術、編集技術に加えて配信技術の需要も日に日に高まっている現状から、ネットワーク配信エンジニアを目指す選択肢も有りでしょう。
ゲーム会社からアプリ開発職
ゲーム開発職の中でもアプリゲームの開発者であれば、専門職として十分に実力を発揮できるでしょう。現在のネットサービスはアプリ開発が必須の状況になりつつあります。
ゲーム以外の様々な社会インフラサービスの向上を提案する企画力、事業推進力、開発力、拡大販促力、マーケティング力のいずれかは、ゲーム開発で培ってきた経験が活かせるはずです。
余談ではありますが、近年私が展開しているアプリサービスではゲーム開発視点のUIデザインの意見を求められたりします。
それはなぜかと言うと、ゲームのような様々な情報を一つの画面に表示するUI技術が、ゲーム以外のアプリサービスの考え方にも通じるのではないかと考えられたからです。
ゲーム開発職でも、プランナー・ディレクター・プロデューサー、エンジニア、デザイナー、プロダクトマネージャー、サウンドクリエイター等、あなたが担当していた部署によっても開発したいアプリは違うかと思います。
そして前提を覆すようですが、この固まった考え方自体も未来志向では変化し続けるでしょう。それは堀江貴文さんが提唱する「多動力」です。自分のスキルはこれだから、このアプリ開発をやるのではなく、このアプリ開発をやりたいから、このスキルを磨き新しく勉強する。
この発想まで来れば、将来的に多大なるスキルアップに繋がるでしょう。
ゲーム会社からマーケティング職
「ユーザーが面白いと思うゲームを考える。」これこそがマーケティングではないでしょうか。マーケティングに特化した職業というのは、日本ではあまり多くありません。企画開発や販売促進の一部であったりします。
元マクドナルドCMOの足立光さんが、マーケティングは商売であると提唱しているように、マーケティング理論を持ち合わせることこそ、ユーザー目線であり、商売目線となります。
ビジネスにつながるタスクを全てやることであり、人に割り振ったりする仕事がマーケターとしての役割です。そして最終的には、相手の心を揺さぶる、動かすことが出来れば、マーケティングの一つの成果では無いでしょうか。
「面白いとは、心が揺さぶられる事」だとすれば、ゲーム開発も同じような心理で仕事をしていくることになります。つまり、ゲーム開発者はマーケティングに大きくつながるといえます。
ゲーム開発者は元より「ユーザーが利用しやすい、遊びやすいサービスを提供する」ことを考えてきたはずです。つまり、アナタがゲーム開発職で四六時中考えてきたり悩んできたことはユーザー視点であり、商売目線と言えるでしょう。
ゲーム開発職から転職するときのポイント
現在のプロジェクトを完結させる
ゲーム開発職は数年間で完結するプロジェクトの集合体です。そのためすぐ辞める事は会社に多大なる迷惑をかけるとともに、中途半端なキャリアを形成することになります。
上司のパワハラや体調不良等のよっぽどの事が無い限り、次のキャリアを形成する上で今ある仕事を完結させてから、次のステップを踏むことが理想でしょう。
やりたいことを明確にする
次の自分のキャリアを考えずして「辞めたい!」が先行してしまうと、あまり良いことはありません。辞めてから考えるという人も中にはいるかと思います。
それで成功する例もあるでしょうが、上記の通り、プロジェクトを完結させるまでには、時間はあります。
その間に何をやりたいのかを明確にして、そのやりたいパワーを胸に秘めてプロジェクト完結の職務を全うすると、将来への希望も湧いてくるでしょう。
さらにプラスワンを言うなら、次の業界について調べ勉強することをお勧めします。調べることによって、それが本当にやりたいことなのか再認識することで次のステップを踏み外さないリスクヘッジにもなります。
在職中に転職活動をする
一般的に在職中に転職活動することは、非常にパワーが必要です。ゲーム開発職は、ただでさえ忙しい上に、転職活動というと大変と思うかもしれません。
しかしながら、それは通常の2,3カ月で転職活動をする場合です。
今回は、プロジェクトを完結させるまで猶予があります。その間にやりたいことを明確にし、業界のことを調べます。そして、転職エージェントに登録しておけば企業オファーは向こうからやってきます。
在職中であっても、転職エージェントであれば自分の好きなペースで進めることが出来ますし、自分のキャリアとやりたいことがマッチングしているかどうか教えてくれます。
まとめ
元々好きだったものが仕事によって嫌いになっていくのは大変辛いことです。
その辛い体験から、現在のWeb広告営業に転職した結果としては、大好きなゲームが出来る時間が取り戻せ、一時の鬱状態から脱せられたことで人生が楽しく感じられるようになりました。
仕事というのは、社会を形成する輪に入ることであり、自分の人生を豊かにする大事な収入源を確保する手段であることは間違いありません。
そして好きな事を仕事にして生きていくことは、その人の努力の賜物であり、一長一短で出来る事ではありません。私のような例はあくまで一例にすぎませんが、好きな事を仕事にする大変さが伝わればと思います。
そして、自分が潰れないような仕事の選択があることを、学んでください。自分を守るのも変えるのも、自分しか出来ないのですから。
最期の決断はあなた自身です。そして、私の経験があなたの決断の後押しになれば幸いです。
まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?
もし、今の仕事が不満なら、ミイダスを使い転職した場合の想定年収を確かめてください。
診断後に無料登録すると、7万人の転職事例ビフォー・アフターが検索できるので、同職業の先輩の転職先も調べることができます。
辞めた後どうなる?を知ることで、何か今の現状を解決するヒントが掴めるはずですよ。
(診断時間は約5分です)