会社の将来性。会社選びの際に入念にチェックしたはずでも、入社してみると「あれ?」なんて状況は多々あります。そしてそんな時、将来性に不安があれば、恐怖や焦りを感じてしまいますよね?

「会社の将来性に不安があれば、会社を辞めて転職した方がいいのでは?」

そう感じる人は多いかもしれません。もちろん、転職することは間違ってはいませんが焦って決めるのはNGです。

会社の将来性の有無というのは、そう簡単に判断できるものではありません。経営状況、職場環境等々、様々な要素から判断するものですので、自分だけで判断するのは非常に危険。偏ったものさしで判断して、辞めてしまった後で後悔なんて結果、絶対に避けたいですよね?

そこで今回は会社の将来性が不安で辞めたいと悩んでいる人は必見。将来性を理由に退職する前に試して欲しいこと、そして将来性の見極め方についてお話ししていきます。

まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?

(診断時間は約5分です)

会社の将来性がない会社の特徴5つ

冒頭でもお話ししたように、将来性がない会社とは一言では表現できないものです。そこでこれより、将来性がない会社によく見られる特徴を挙げていきます。

業績悪化による人員削減を実施している

リストラや希望退職の実施等々、人員削減を積極的に図っている会社というのは普通ではないですよね?その背景には、確実に会社の業績悪化や経営不振等々の不安要素が存在します。

私の経験上、景気が落ち込んでいたり、一時的に会社の業績が落ち込んだりしても、一般的には会社側は人員削減を積極的にはおこないません。それはあくまで一時的なものですので、会社としてはいきなり過剰な人員削減には乗り出さないからです。

勿論、業績回復を図る上では、人件費の削減というものは一番効果的なものではありますので、新卒採用を見送ったり、採用人数を絞るなんてことで人員削減をすることはあります。

しかしリストラや希望退職は別。これは完全に緊急事態です。リストラや希望退職を実施している会社は相当切羽詰まっています。

実際、私の元職場に中途採用で入った男性は希望退職で前職を離れましたが、その数年後、彼の前の会社は海外企業に買収されました。業績悪化による積極的な人員削減は紛れもなく将来性に不安があるのです。

離職率が高い

昨今では、出産・育児を経験した人向けだけでなく、多くの層に対して、会社は長く働いて貰えるような制度を整えていますよね?フレックス出社制度、時短勤務、復職制度などなど、会社が用意している制度は挙げればきりがありません。

また社員一人ひとりの権利を大切にしたり、残業時間の削減をしたりなど、社員が気持ちよく働けるような環境作りにも会社は力をいれています。セクハラやモラハラなんて言葉が最近飛び交っていますが、そのような対策にも積極的に乗り出しています。

しかしそんな昨今の会社の動きとは逆に、一方では、離職率の高い会社というのも存在します。社員の離職理由は様々ではありますが、離職率が高い会社側というのは明らかに様子がおかしいというのは想像できることでしょう。

時代の流れとして長く働いて貰うための努力を多くの会社側がしているなか、それとは逆をいっている会社というのは社員にとっては不安でしかありません。

職場環境に問題があるのか、それとも経営不振な面があるのか、背景は様々でしょうが、離職率の高い会社には必ず問題があります。将来性に疑問を感じて問題ないでしょう。

独自の強みがない

名のある大企業であっても、現在は生き残り合戦。ヒット商品一つを生み出したとしても、すぐに真似されてしまう。価格競争になった瞬間に海外勢に負けてしまう。そんな時代なのです。

そのため、生き残るためには独自性が欠かせません。他社にはないものを生み出せる力、それがないとどんどん追い越されてしまうのです。

他者のまねをして生み出したものが、一時的には流行りに乗ってヒットしたとしても、それがそのまま持続できるかはわかりません。独自の強みがベースで生み出したものであれば、今後もヒットの連続、会社の将来も明るいでしょう。

しかしそうでなければ、一回のヒットで即終了となり、その会社には将来性はありません。

独自の強みがない会社というのは、今は順調でもやがて衰退します。長い目で見た場合、将来性は期待できないのです。

社員のモチベーションが低い

社長がどんなに優秀でも、商品がどんなに素晴らしくても、社員一人ひとりのモチベーションが低ければ勝ち上がってはいけません。会社という組織で動いていく以上、社員一人ひとりの力というものは非常に大切なのです。

社長や商品がいくら素晴らしくても、結局最前線で動くのは社員ですし、売りさばくのは社員です。

そんな社員のモチベーションが低ければ、会社としては成長できません。社長の指示に従うことができない、商品の魅力も上手に伝えられなければ、将来性は全くないでしょう。

組織で動く以上、チームワークが大切。社長や商品が素晴らしくなくても、そこにいる社員全員がモチベーション高く動くことができれば、V字回復も夢ではありません。しかしその逆はありません。

社長や商品が素晴らしくても社員のモチベーションが低ければV字回復はできないのです。会社の将来性を図る上では、社員一人ひとりのモチベーションの有無もまた判断材料となるのです。

新しいことにチャレンジする風土が会社にない

先ほども申し上げた通り、現在は生き残り合戦です。独自の強みも大切ですが、くわえて更に大切なことが、チャレンジ精神。

独自性があったとしても、時代のニーズに合わせて新しいことに挑戦していく風土も兼ね備えていなければ会社としては生き残れません。今持っている独自の強みが時代によっては世の中には受けいれて貰えない可能性だってあるからです。

例えば、昔懐かしの駄菓子など。昔は革命的で大ヒット商品、老若男女問わず好かれたものであっても、現在もそのままの状態をキープできるのかと言われれば難しいですよね?味を変えたり、売り方や魅せ方を工夫しなければ、現在のニーズに合致したものにならないことでしょう。

時代に合わせて常に挑戦し続ける会社は生き残りますが、それをしない会社には将来性はありません。昔の栄光にすがっていつまでも同じことをやっている会社には将来性は期待できないのです。

辞める前に試して欲しいこと

経営不振などによる会社の将来性というのは、残念ながら自分一人の力では解決するのは困難。しかしそうでなければ自分自身で状況を改善することは可能です。決して見切りをつけてその会社を辞めるだけが選択肢ではないのです。

社内改革をすることで辞めずに済めば転職する手間が省けますよね?もう一度新たな気持ちで臨めますし、将来性に不安を感じることなく気持ちよく働くことができるでしょう。

なので経営上の問題ではないのであれば、先ずは辞める前に社内改革を試みてみましょう。

積極的に提案をする

独自の強みがないなんて場合、社内にアイディアマンがいないケースがほとんどです。

社長をはじめとする上層部がアイディアマンであれば、きっと様々なアイディアが浮かんできちんと独自の強みを確立できてきたはずでしょう。今まで他者の真似事ばかりやってきた会社というのは、新しいことを思いつくことが苦手であった可能性が高いのです。

もしあなた自身に良いアイディアがあれば、是非「積極的に提案」してみましょう。一人で案を抱えていても勿体無いです。特に若手であれば、自分自身に決定権限があるわけではないので、自分だけの力で実現・商品化することはできません。

また、もしあなたの出したアイディアが未熟なものであっても、そこから周囲がヒントを得て何かが生まれるかもしれません。上司が不足点を補って素晴らしいものへと繋げてくれるかもしれません。

上司を巻き込むことができれば、いくら自分自身が若手であっても、それを実現させることは十分可能です。

広がる可能性がある限り、積極的に提案をしてみましょう。折角思い浮かんだアイディアを自分の中だけに留めておくのは勿体無いです。会社の将来性にも繋がりますので、是非行動してみましょう。

業務効率化を実施する

社員のモチベーションが低い場合、それは社員が本来の仕事ではなく、無駄な仕事に振り回されて困っている結果からきている可能性があります。

折角〇〇を目指して入社したのに、結局日々の雑務に追われて本来の仕事に辿り着けていない。その結果、ストレスが溜まり、その会社に希望を見出せず、モチベーションが低くなっている可能性があるからです。

そのような場合、「業務効率化を実施」することをおすすめします。要は、日々の無駄な作業を改め、簡素化できることは簡素化していくのです。

例えば決裁ルートの見直しやマニュアル作成など。特に決裁ルートの見直しや決裁の取り方に関してのルール変更はおすすめ。決裁は重要なものではありますが、それがネックとなり、仕事がなかなか進まないなんてことも多いです。

重要なことに対しては必ず上司の決裁は必要ですし、必要に応じて説明も必須ですが、そうではない日々のルーティーンのようなものに関しては多少の簡略化は可能でしょう。

上司の決裁の取得、事務処理の煩雑さというのは上層部の人間には理解できません。自分たちが日々やっている作業の中で省略しても問題ないものはないかチェックし、改善前と改善後の結果をシミュレーションして数値化し提案してみましょう。

余計な仕事が減って、本業に携われるようになることで社員のモチベーションは変わるかもしれません。自分自身の負荷も軽減されますので、是非試してみましょう。

今あることから派生してできることをやってみる

新たなことに挑戦する風土がない会社の場合、相当保守的な会社が多いです。リスクを気にしたり、チャレンジすることを恐れて、なかなか次のステップを踏み込めないのです。

そのような会社の場合、いくら新しいことを提案しても上層部には通りません。積極的な提案は逆に鬱陶しく思われてしまうばかりで、異端児のレッテルを貼られかねません。

しかしそうは言いながらも、このままではその会社の将来性が不安ですよね?いつまでも昔のままでは会社は生き残っていけません。なのでそのような保守的な風土の会社の場合、「今あることから派生してできること」を提案してみましょう。

既に得意分野として確立しているものからちょっと派生させるくらいのものであれば、保守的な風土の会社でも実行には移しやすいです。既にあるものに少々手を加えるだけのものですから、新たに設備投資をしたり、莫大な研究開発費を注ぎ込むようなこともありません。

会社としても少ないリスクでできますし、比較的手を出しやすいでしょう。かなりハードルを下げることができます。

実際、本業から派生して行った事業が成功し、更に成長している会社というのは多く存在しますよね?成功例が身近にある分、上にも話が通りやすいでしょう。成功した会社の例を挙げて、それと比較しながら新事業について話をすれば、会社側もイメージしやすいです。

「成功例があるのならうちでもやってみるか。」という流れに持っていけますし、リスクとメリットを同時に理解できるので、保守的な風土の会社には一番良い提案方法でしょう。

保守的な風土のところでいきなり奇抜なことをやろうとしてはNG。先ずは既にあるものを使って派生したことから少しずつ風土改革に挑んでいきましょう。

転職する場合に転職先の将来性を見極める方法

辞める前に最後の望みをかけて社内改革に踏み出してはみたものの、それでも事態は変わらないなんて場合。手は尽くしたけれども改善が見られない場合は、もう転職するしかありませんよね?

残念ではありますが、将来性のある会社を探すポイントを理解し、新たな一歩を踏み出しましょう。

会社の売上やビジネスモデル、成熟業界などを確認する

会社の将来性に真っ先に直結するのが、その会社の経営状況です。いくらその会社の風土が素晴らしくても、目の前にある経営状況が最悪であれば将来性は期待できません。折角転職しても、また転職をする必要が出てきてしまうことでしょう。

「会社の売上やビジネスモデル、成熟業界などの確認」は、その会社の経営状況の確認をするうえで大切なものです。四季報やIR情報の確認をすることで、会社の経営状況は自分で判断することができます。

古くからある会社だから安心。CMでもよく目・耳にする会社だから安心。そんな時代はもう終わりました。昨今でも日本を代表する大企業が経営不振から海外企業に買収されましたよね?

きちんと四季報やIR情報といった数字のデータで確認しなければ、本当にその会社が安全なのかどうかはわかりません。

会社は基本的に自分の会社を良く見せようとします。そのためCMなどでは、元気な姿、完璧な姿しか見せません。しかし四季報やIR情報といったデータではそうはいきません。実態を載せなければなりませんので、嘘をつくことはできないからです。

会社の将来性は自分自身の将来性にも関わる大きな問題です。きちんとしたデータに則って、客観的にその会社を判断するようにしましょう。

経営方針、経営理念の確認

入社後であればなかなか部署や上司を自分で好きなように選ぶことはできません。そのため自分の希望通りにいかなかったり、上司とも意見が合わなかったりなんてすることも多々あるでしょう。

しかし入社前は別ですよね?自らチェックし、自分の希望するところに面接に行けるわけですから、会社を選ぶ権利が十分あります。事前に「経営方針、経営理念の確認」をしっかりすることで、入社後のギャップを少しでも減らすことができますし、何よりもその時点で会社の将来性をチェックすることができるのです。

経営方針や経営理念を確認することで、風土の確認、独自性の有無などを知ることができます。チャレンジなんて言葉をそのまま経営方針に掲げているのであれば、それは紛れもなくチャレンジ精神に溢れた会社。経営方針や経営理念をチェックすることで、そのようなことを読み取ることができるのです。

また社長からのメッセージも注目すべき点です。現在のトップがどのようなことを考え、どのような道に進もうとしているのかを読み取ることができますので、それがそのままその会社の将来性を判断する材料に繋がります。

中小企業など規模が比較的小さな会社の場合は、会社説明会で社長自らが方針や理念を話してくれます。注目すべきポイントなのです。

経営状況には関心がいっても、なかなか経営方針や経営理念にまで関心がいかないかもしれません。しかし将来性を判断する重要な材料であるのに間違いありません。注目するようにしましょう。

転職口コミサイトをチェックする

先ほども言いましたが、会社というのは自分自身を良く見せようとします。それは世間や取引先からの信頼を得るため、会社のイメージアップのためです。そのため、会社に対して離職理由や社風等々の生の情報を質問しても、良い答えしか返ってきません。現実をきちんと知ることは難しいのです。

なので「転職口コミサイトをチェックする」ことは非常におすすめです。口コミサイトということもあり、色々な情報を方々から載せてくれています。退職理由や社員のモチベーション、会社の問題点などの情報を集めるにはもってこいなのです。

しかしあくまで「口コミサイト」ということをお忘れなく。要は匿名で誰が書いているのかわかりませんので、その情報が本当なのか嘘なのかまでは判断できないからです。

転職口コミサイトの情報だけを正として判断してしまうのは危険ですが、参考にするのはOK。実際、私も会社選びの際には会社の提示している情報だけでなく、口コミサイトも利用します。会社から与えられた情報だけを取るよりも、色々なソースを元に判断することができるので絶対におすすめです。

最終的には自分の感性や考えに基づいて決定することになるわけですから、どの情報に対しても客観的に判断するようにしましょう。

まとめ

会社の将来性というのは、入社前に確認したつもりでも、入社後イメージ通りでなかったり、変わったりすることはよくあります。どんなに現時点で将来性があっても、世の中や経済の流れが変わることで、それが持続できるかどうかは定かではないのです。

会社の将来性に不安があれば、誰だって焦りや恐怖を感じます。このままここにいていいのかと不安になることでしょう。

しかし状況に応じては転職しなくても解決できますので、焦るのはNG。先ずは何に問題があるのかを確認し、自分で解決可能なら解決に向けて自ら行動してほしいのです。自分では無理となったら、将来性の有無の見極め方に注意して転職してほしいのです。

現時点で自分の会社の将来性に不安のある人は、是非今回挙げたポイントや方法を参考にしてみてくださいね。

まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?

(診断時間は約5分です)