小さなときから雑誌・本を読むのが好きでした。

中学・高校生の時には編集の仕事に就きたいと思い、大学は文学系の学部に進学、四年間で読書を重ねてついに憧れの出版社に就職しました。

しかし、実際に働いてみると、思っていた職場とかけ離れていて愕然としてしまいました。

仕事の都合上、残業や休日出勤は覚悟していましたが、思っていた以上に不規則な生活が続き、精神は張り詰めたままの状態。そして常に締め切りに追われる生活は過酷で、体調を崩してしまったのです。

こんなに働いているのに、職業人としてスキルがまったく身につかない環境に嫌気がさしてしまい、いつも転職のことばかり考えるようになりました。

これを読んでいるあなたも、もしかしたら同じではないでしょうか。今、転職を考えているあなたに、そっと私が経験したことをお話します。

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編集者を辞めたくなった理由

一見、華やかに見える編集職ですが、思った以上に泥臭いことが多いです。憧れだった編集職を辞めたくなった理由を教えます。

専業スキルが身につかない

編集職は全体を統括するのが仕事です。ライターやカメラマンの手配をして、取材対象にアポイントをとるなど、やらなければいけないことがたくさんあります。これには神経をすり減らしますよね。

ですが、実際に記事を書くのはライターですし、写真を撮るのはカメラマン、編集者がやっていることといえば、関わる人たちを調整することだけなんですよね。

どんだけ経験を積んでも、技術は専門職にかないません。身につくのは誰かを調整する技術ばかりです。社会人にとって、専業スキルがつかないのは致命的です。

「このままで良いのか?」と、私は徐々に自分の将来に不安を感じるようになりました。

なんでも屋さんにされる

編集者とはいえ、実際の現場で統括していればいいというわけではありせん。

ときにはカメラマンのアシスタントをしたり、ライターが書いた原稿に赤入れをしたりすることもあります。私は「それも編集の仕事」だと割り切って積極的に行っていましたが、だんだんと雑用的なことまでやらされるようになったのです。

朝早く起きて取材に関わる人たち全てを車でのピッキングや、取材後の後片付けまで、編集の仕事とはいえないようなことまで押し付けられていました。それで、なにかトラブルが起きると全て編集者である私の責任となるのです。

関係者の中には、何かあっても編集者が責任を取るからといいという考えの方もいて、正直うんざりしていました。とくにフリーランスの人たちは、「毎月決まった給料が保証されているんだから、雑用までして当然!」という考えの人ばかりでした。

ときには、昼食のお弁当のおかずのことで不平不満を言ってくるような人もいます。それくらいは「我慢しろよ!」と言いたくなります。そもそも企画をやりたくて編集職についたのに、人の面倒ばかりに見なければいけないことに嫌気がさしてきました。

残業が多い

編集職である以上、残業が多いのは覚悟していましたが、あまりに多すぎました。

たとえば、朝に会社に行くと、その日の夜に帰ることができないのは当たり前。締切が近いときは、何日も家に帰れないという日もあります。会社を辞める直前は、家を出る度に「次はいつ帰ってこれるのだろう」と思いながら出社していました。

同じ編集職の先輩は、仕事でほとんど家に帰られないからと、電気・ガスは解約していたそうです(水道はさすがに契約してましたが…)。それを聞いたときに、私は転職することを固く決意しました。

仕事が不規則、休みが取れない

人間、先の予定が立たないというのは意外と辛いものです。

たとえ休みの日でも、いつ仕事が入るか分からないため予定を入れることができませんでした。友人と会う約束をしていても、直前でキャンセルをしたことは一度や二度ではありません。ひどいときには、会った瞬間に仕事で呼び出されることもありました。

こんな調子なので、彼女を作ることもできません。約束をしていても会えるかどうか分かりませんからね。そもそも出会いに場に行くことすらママなりません。

それとは逆に、いきなり休みになることだってあります。しかし、いきなり休みになったからと言って、すぐに会える友人なんていません。だいたいは先に予定が入っていて断られてしまいます。

たまに休みがあったとしても、一人でできるパチンコや競馬くらいしかできずに一日が終わるのです。

常に仕事に追われれる

仕事は複数抱えていました。

そのため、締切が重なることもしばしばあります。当然、一つの締め切りをが過ぎると、その次の締め切りがあるため、常に締め切りに追われる状況でした。

こうなると頭が休まる暇がありません。食事をしているときでも仕事のことばかり考えていしまいますし、家に帰って休んでいても寝る直前まで仕事のことばかり考えてしまいます。あまり覚えていませんが、おそらく寝ている間も仕事に追われる夢を見ていたと思います。

私が出版会社を退職するにいたった理由3つ

  • 不規則な生活が辛い
  • 精神的に追い詰められた
  • 医者に止められた

これらの理由が重なって、結果的に私は編集職を辞めました。次に、このあたりについて掘り下げて紹介します。

先にも書きましたが、私は編集職に就いた以上、残業が多いのも締め切りに追われるのもある程度は覚悟していました。

たしかにこれらは辛いことではありますが、編集職を志した時点でわかっていたことです。ただし、不規則な生活というものが、ここまで人間の精神を蝕むことだというのは予想していませんでした。

人間の体は、基本的に同じサイクルで動くようにできています。日常的な生活を送っていますと、自然と朝に目が覚めて、夜には眠たくなりますよね。食事を摂る時間になるとお腹が減ってきます。その積み重ねが一ヶ月なり一年単位で繰り返されるようになるのです。

しかし、このサイクルが短い期間で不規則に繰り返されると、心身ともに支障をきたすようになるのです。

編集職の仕事は、基本的に断るという選択肢がありません。そのため、スケジュールはいつも飽和状態です。同じ時間帯に複数の仕事が重なることもあります。もちろん、深夜や早朝に仕事が入ることだってあります。そんな状態ではまともな生活サイクルを送ることなんてできません。

結果、スケジュールが空いた時間だけが私が睡眠を確保できる時間となり、その日によって寝る時間、寝ていられれう時間は変わります。

当然のように精神が追い詰められるようになりました。医者に行っても、「仕事をセーブして休む」ことしか診療方法はないと言われます。幸い私は倒れるまではいきませんでしたが、医者に言わせると、「いつ倒れてもおかしくない状態」だったそうです。

編集者を辞めるべき人・辞めないほうがいい人

編集職を辞めたい理由はさまざまだと思います。もしかすると、あなたが辞めたいと思う理由は一時的なものではありませんか?

一口に編集職とはいっても、発行する媒体によって働き方に大きな違いがあります。私のように、倒れてもおかしくない状態で続けるのは論外ですが、場合によっては、辞めたことによって後悔をする人もいると思います。

特に編集職は他の仕事よりも、なりたくてなった人が多い職種なのではないでしょうか。念願かなって就いた職業を、一時的な感情で辞めてしまうのはあまりにもったいないことです。

その点を踏まえて、辞めてしまって後悔はないのか、もう一度考えてほしいと思います。

辞めるべきではない人

  • 編集職について1年未満の人
  • 仕事が多いのは一時的な人
  • 仕事量を調整できる人

もし、これら3つのどれかに当てはまる人は、辞めるのを考え直してみてください。

編集職を辞めるのはとても簡単です。また、編集職は辞める人が非常に多いので他社で募集を書けていることも多いです。それに実力勝負の世界であるため、転職回数を気にする会社もそこまで多くありません。

しかし、安易に転職を繰り返すと、編集職としても実力が身につかず「使い物にならない編集職」になってしまう恐れがあります。ましてや1年以内の駆け出し編集職ですと、他の会社に行っても同じように雑用から始まるものです。

転職をするなら、一定期間経験を積んでからにすることをおすすめします。

編集職である以上、時期によって仕事の増減はするものです。もし、仕事が多いのが一時的なものならば、それを乗り切ってしまえば楽になるはずです。

また、会社に所属しているなら、仕事の量は会社で調整ができるかもしれません。編集職は、どういいうわけか仕事を抱え込んでします性質があります。

もし、本当に辛いのであれば、上司や会社に相談して、仕事の量を調整してもらってはいかがでしょう。

辞めるべき人

  • 編集の仕事が嫌になった人
  • 自分の実力に限界を感じた人
  • 精神を壊してしまった人

古い考えですが、編集職は気力による部分が多いです。

編集職という仕事が嫌になった人や、実力に限界を感じてしまった人は、残念ながら続けるのは難しいと思います。

精神を壊してしまった場合は、いったん休むことをおすすめします。先にも言いましたが、編集職は慢性的な人手不足のため、他の仕事に比べて転職のチャンスが多いです。まずは精神を治すことに集中して、次のチャンスを待ちましょう。

編集者からのおすすめ転職先

専門職(ライター・カメラマン)

編集職は多くの専門職と一緒に仕事をすることが多いです。彼らの仕事を近くで見る機会も多いです。一緒に仕事をするうちに、技術を学ぶ機会も得るはずです。

専門職の仕事を近くで見るうちに興味が出ることもあります。編集職から専門職へ転職する人は少なくありません。

広告代理店

これも編集職と一緒に仕事をする機会が多い職種です。

実は編集職と広告営業は似通った部分が多いです。どのようにすれば効果的な広告を打つことができるのかをクリエイトするのは、むしろ編集職の領分かもしれません。

ウェブブロガー

仕事上、ブログを持っている人は多いです。最初は扱う媒体の告知のために始めたブログにアクセス数が増えて専業にした人もいます。

一時的に収入は下がるかもしれませんが、ウェブ媒体の成長を考えると将来性はあるのかもしれません。

たとえ収入は下がっても、自分のペースで更新できるウェブブロガーは編集者から見ると、魅力的な職業ではないでしょうか。また、規模にもよりますが、自分一人で、企画から撮影、ライティングまで携われるブロガーは、すべて統括したい編集者にとっては理想の職業なのかもしれません。

編集者から転職するときのポイント

退職する前に転職活動を

編集者は時間に自由の効く職業です。一般的な職業だと難しい平日の転職活動も難しくありません。アポイントが入ったと言って、実は面接に伺っていたなんてことも可能ですよね。

すぐに辞めたい気持ちは分かりますが、やはり辞めて収入が途絶えるのは死活問題です。せっかく自由な時間を作れる編集職なので、有効に活用しておきましょう。

退職する意思を伝えよう

「立つ鳥跡を濁さず」という言葉があるように、退職するときは喧嘩別れではなく円満に辞めておくことを圧倒的におすすめします。

特に編集職は思っている以上に狭い業界で、トラブルを起こしたという噂はすぐに業界内外に広がります。いったん扱いづらいという噂がたってしまうと払拭するのは用意ではありません。

それに前にいた会社から仕事が回ってきたなんて話もあります。もし、次も同じ編集職に就くのならば、前の会社とも顔をつないでおいたほうが良いでしょう。

まずは前もって退職の旨を伝え、退職日の調整をしてください。後を引き継ぐ担当者に、しっかりと必要事項を伝え、もといた会社に損害がでないよう気を使ってください。

働きながら転職活動をしても良いのですが、次の就職先が思ったより早く見つかり、自分の都合だけで突然、「辞めます!」は、絶対にお勧めしません。

転職エージェントに登録する

私は転職エージェントに登録して次の仕事を見つけました。

編集職は、自分の実績を言語化しやすい職業です。いつ、どんな企画にかかわって、どれくらいの実績をおさめたのか、時系列で表にまとめ、転職エージェントに伝えることで、転職活動がスムーズに進みます。

自分で求人情報を見なくても、経験を積んだエージェントが実績とあなたの希望を考慮して、転職先を探してくれるのです。

ただでさえ忙しい編集者は、仕事と転職活動を両立するのは現実的ではありませんよね。任せられるところは専門職に任せてしまったほうがいいのです。エージェントが面接日の調整や交渉を行ってくれるからです。

エージェントに任せておくと、スムーズで周囲への迷惑も最小限に転職活動ができるのではないでしょうか。

まとめ

私は転職し、ライターとして再就職しました。

転職エージェントに調査いただき、私の希望に沿うような会社を見つけていただいたことで、給料は上がり仕事量も大幅に減りました。辞めるときは精神的に落ち込んでいたため、一ヶ月の休みを経てから働き始めることもできました。本当に良かったです。

編集職から転職を考えている人は、本当に別の場所で働きたいのもう一度よく考えてみてください。

辞めること自体が目標になっていませんか?

忙しい毎日だとは思いますが、しっかりと考える時間を確保して、それでも転職したいのなら、私には止める権利はありません。最後に決めるのはあなたです。私の経験が、あなたの転職活動に少しでも役立てれば幸いです。

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この記事の監修者

株式会社eia 大嶋

 

この記事の企画・監修者は株式会社eiaの大嶋です。クラウドソーシングサービスより実際の体験談の執筆依頼・インタビュー調査した内容をまとめた記事になります。

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