社会人になりいざ「仕事をするぞ!」という気持ち。私は人と触れ合い話すことが大好き、そこから接客を伴う小売業の会社に就職しました。
しかし、そこでは想像していたこととは違うことも多く遭遇しました。
「私はお客様だぞ!」「客が言ってるのに対応もできないのか?」など自分勝手な人も多く、会社の規定を話してもお客様からしたら関係ないので「いいからやれよ」と言われ苦情が多くなります。
スタッフからも融通が聞かないとか、予定外の作業追加で残業が多くなって行く毎日。後輩スタッフが先輩のやることもやれなど、理不尽な事ばかり。そんな仕事に私はずっと休みたい、やめたいなどずっと思っていました。
私と同じように「できると思ったのに」と思って仕事選んで悩んでいませんか?私の経験と胸の内をお話しして少しでも参考になっていただければ幸いです。
まずは、今の仕事の適性を調べてみませんか?
仕事を辞めたいなら、現状から把握してみましょう。「今の仕事が自分に合っているのか?辞めたとしたらどういう仕事が自分には合っているか?」を調べてみましょう。
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小売業を辞めたくなった理由
この記事の目次
来店した人を”お客様=神様”として対応しないといけない
小売業は接客を行い相手に商品を買っていただく職業です。それは重々承知の上仕事をしていました。
しかし、来店される方や上司からは「お客様なんだから」という言葉をよく聞きました。
”お客様=神様”ということ根底に置け、といわれることが多く、お客様が要望を出して来たら「Yse」と答え、いわれる前に喜ぶことをして苦情を来ないようにしろ、ということをよく強要されました。
会社のルールとして購入後の返品ができない、とあらかじめ提示しお話ししておいたとしても、クレームにつながりスタッフの対応が悪くすいませんと謝ることも多いです。
常にスタッフはお客様よりも下の立場ですが、金を払えば何でもしてくれる”店舗専属の何でも屋”と認識されていることも多いです。
店舗スタッフの意見よりもお客様の声だけを聞き入れてスタッフはミスをしたと認識されるのがとても辛いことでした。
なんでも屋としてこき使われる
小売業の中でも店舗販売を担当することになると、とてもこき使われることが多いです。販売以外に商品陳列や倉庫整理も仕事内容になるのはわかります。
しかし、自店舗に関係ないデータ整理や商品発注などをしないといけないことがあります。それも残業してまで行うことがあります。
残業はその日のうちに終わらせないといけない仕事があるときにすることでもあります。
その中でただ単純に終わるまで帰るな!ということだけで残業させられることが多く、プライベートの時間をどんどん失っていくことがありました。
残業は仕方ないこともあります。しかし、それが毎日のようにあるのは仕事としても気持ちとしても辛いことでもありました。
上司を持ち上げろ!という風潮
どの会社でもあることでありますが、店長や副店長、そして本社などの上司の方が来た時のこびへつらい。とにかく自分より立場がある方に対してペコペコしないいけないという風潮がとにかく強いのが小売業の現場です。
特に上層の方が現場に出てくることは月に1度あるかないか、その中で店舗に来た時はとにかく印象をよくしたいという気持ちから「話しかけに行け」「仕事をしているようにみせろ」など、要求が多くなります。
いつもしているように、ではなく着飾って上司に対応しろという形が多いです。自分自身を見せることはできず、ただテンプレート+立派に見えることをする。
その肩身の狭さにいつも辛さを感じていました。
陰口をたたかれることも多い
店舗スタッフとして働いているとよくあることトップに入る出来事でもあります。物事をうまくやったとき、ミスをしてしまったとき、状況は様々ですが、どんな状況でも必ず妬む方がいます。
その時ストレスを晴らすために陰口をついていたり、ひどいときには直接言ってくることもあります。こちらがやめてほしいことを伝えてもひたすらに続けることも多く、上司に行っても対応をしていただけないことも多いです。
そんな中でいつまでも働いていたいとは思いません。
休むとずる休みといわれる
これはここ数年で特にいわれることが多くなりました。急な体調不良や、一身上の都合による休み、その際に必ずというほど「あいつずるやすみだろ」といわれます。
最近は休み自体が悪い、という風潮にもなっています。これはずる休みをすることが多くなってしまった若者がいることが原因なのかなと思うこともあります。
しかし、全員がそういうわけではなくても必ずというほど、このような評価を受けまったく信頼してもらえなくなります。
規定の休み以外は休むことは絶対に許されない。このような考え方はどうなんだろうとずっと考えて悩むことが多かったです。
私はバカバカしく感じて辞めました
私が小売業をやめた理由は結論から申し上げますと、バカバカしいと感じたからです。どんなことにもYESと答え、お客様をとにかく持ち上げないと評価されない。
そんな仕事場に魅力を感じず、今自分が何をやってるのか考えてみたときに、「なんてバカバカしいことしているんだろう」と思い、その感情が芽生えてから1か月後に退職をしました。
職場では人が足りていない状況でしたが、自分自身のメンタルが持たなくなることが一番良くないと思ったので即時決断することに決めました。
小売業を辞めるべき人・辞めないほうがいい人
小売業をやめたほうがいい理由はたくさんありますが、もちろんその反対もあります。それは人によって感じ方や、やりがいが違うからです。
人がいなければ小売業はそもそも販売することができなくなる職です。
その物を販売することに需要を感じる方もいますので、そこを踏まえながらどちらがいいのか考えてみましょう。
辞めるべきではない人
- 入社後3か月以内の人
- 販売する商品に興味を持った人
- お客様に話しかけに行くのが苦にならない人
- 今の職場で2つ以上頑張った!といえることがない人
上記に該当する方は退職を選ぶタイミングを少し待つことをお勧めします。
入社後3か月以内は研修期間です。この研修期間は会社だけでなく自分が会社を判断するための期間でもあります。その期間はもう少し自分ができることを見つけてチャレンジしてみるのがいいです。
特に話しかけに行くことを苦に思わない方はもう少し頑張ってみましょう。
ほかの職業では会話すらしない職もあります。しかし、小売業ではしっかり相手の話を聞いてお客様にアドバイスや提供をする職です。
その大本となる話しかけることを苦に思わないのであればもう少し経験してみると、楽しさややりがいにつながることが増えてきます。
辞めてもいい人
- 人の言葉に過敏に反応してしまう人
- 人に説明することが苦手と感じる人
- 自分の意志を貫き通したいと考えている人
- 次にやることが明確になっている人
上記に該当する方は退職を考えることをおすすめします。
自分のやりたいこともできずにいること、考えを尊重してもらえないことはとても辛いことでキャリアアップもできません。
そして辛いことをいつまでも行っていても、メンタルとしてもとても辛いと思います。人に一番理解されないことはメンタル面です。特に仕事の上司には人のメンタルを理解してもらうことは容易ではありません。
次の目標が明確になっていているならなおさら迷うことをせずきっぱりとやめることを選択してください。
小売業からのおすすめ転職先
私は人と話すことは苦手ではなかったのですが、人の言葉の意味を考えすぎてしまうことが仕事でも多くあり接客という仕事から作業中心の製造業を選択しました。
特に決まった作業をこなしていく仕事ですので知らない人と会話をしながらする職場ではないため好条件の職場でした。
私は製造業を選択しましたが、小売業の経験や転職理由をもとにおすすめの転職先をご紹介いたします。
小売業から製造業
私が経験した職です。特に小売業にてお客様との接客にて転職を決めた方は相性がいいと思います。製造業では部品の製造や加工などを中心に行っています。
手先が器用でないと難しいということではなく決まった作業を丁寧にこなすことが重要なので誰でも仕事になじみやすいのも特徴です。
工場によってはスキルアップや事務仕事につながることも少なくないのでその後を考えて転職を行う先としてもいい場所です。
小売業から事務職
こちらも私が経験した職務です。事務職はスタッフのサポートや取引先と円滑に作業を進めるための重要な職務です。PCを中心に使用した業務が多く、デスクワーク中心の仕事なのでお客様と会話することは少ないです。
スタッフとの打合せや電話対応がありますが、小売業よりは行いやすくなるまで時間はかからず仕事に慣れることもたやすいです。
人のサポートをすることが得意でデスクワークを苦に思わない方におすすめの職場です。
小売業から営業職
スタッフ関係による転職の場合はこちらがおすすめです。接客や会話が得意なのにそうでない職場を選ぶよりどのような転職理由があるかです。
得意なことを次の転職先にも活かせる職場を選ぶこと一番重要です。小売業で活かせていた接客能力は営業など会話や対応をする職場ではとても重宝します。
決まったことよりも即時対応を得意とする方は選択肢になります。ただ、営業はコツコツお客様のもとへ出向かないといけないことが多いです。
多少なりとも忍耐力が必要になってきますので、そこも考えて選択しましょう。
小売業から転職するときのポイント
退職後の行動を明確に
現職場をやめる際は退職後にどのように行動するかまず考えましょう。何も考えず退職してしまうと時間を持て余してしまいます。
そこでまずは退職後に何をするべきかを考えいつでも行動できるようにしておきましょう。
引っ越し、転職手続きなどを行うために余裕を持ったスケジュール調整をしておきましょう。
転職サイトを利用しながら転職活動をする
現職にて仕事をしながら転職先を見つけることをおすすめします。まず辞めてから、ということになるとなかなか仕事先が見つからず苦労してしまいます。
そこで収入がある状態で就職活動をしましょう。
金銭等がなくなってしまうのは仕事関係なく生活に影響が出てきてしまいます。
円満退職を心がけましょう
転職する際に前職にて蟠りがある状態でやめてしまうのはよくありません。たとえ自身が嫌になり退職を選んだとしてもその間お世話になったことは事実です。
やめる理由は伝えなくていいのでしっかりと退職手続きや、今までのお礼は伝えて退職をするようにしましょう。
特に退職日時、希望などは明確に伝えておくことが重要です。何も相談せず勝手に辞めるということは絶対に辞めましょう。
まとめ
私は小売業を辞めて後悔はしていません。ただ、経験になったことも無駄だと思っていません。そこで経験したことは現在の職場でも活きていますし、現在も満足しています。
もし私と同じように悩んでいる方は一度考え、今自分がどう思って仕事に取り組んでいるのか、今後どうしたいのか想像してみてください。
そのなかでも一つでも引っかかることがあれば思い切って転職を考えてみるといいかもしれません。
辞める理由を考えてばかりで辞める決断をできない方もぜひこの話を参考に考えてみていただけると力になれるかもしれません。
しかし、最後に決断をするのはあなた自身です。自分の行動、考えが最適だったと思える決断をしてください。
まずは、今の仕事の適性を調べてみませんか?
仕事を辞めたいなら、現状から把握してみましょう。「今の仕事が自分に合っているのか?辞めたとしたらどういう仕事が自分には合っているか?」を調べてみましょう。
Re就活の適職診断なら下記のような質問に90問、回答するだけで詳しい解説つきで仕事の適職性やあなたの特性などを把握できます。
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