世間的な鉄道会社のイメージと言えば、高給・安定などといったものが多いでしょう。私もそうでした。

幼い頃から運転士になることに憧れ、最初は契約社員として新幹線の客室乗務員になるも、正社員登用をチラつかせてのパワハラ・嫌がらせに耐えられず退職。

その後に大手私鉄に契約社員で駅係員として配属され、そこでは無事に正社員となり、車掌・運転士とステップアップしましたが、古い体質の職場を変えようとしたところ、上司に嵌められ退職にまで追い込まれました。

私は人と接することが嫌いではなかったので、接客自体はあまり苦痛ではありませんでしたが、二社とも会社の体質は時代錯誤であると感じました。

きっとあなたの会社もガチガチの体育会系なのでしょう。まだチャンスがあるのなら、私のようになる前に是非とも転職をオススメします。

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鉄道会社を辞めたくなる理由

鉄道職員はうつ病になる割合が高いと言うのは、この業界では有名ですね。駅員・車掌・運転士・・・。どの職種も人々の羨望の的となり、花形とも言える素晴らしい職種です。しかし入る会社を間違えてしまえば一転、地獄の日々が待っています。

私は一通り経験してきました。各職種別に「もう辞めてやる!!」と思ったことをご紹介します。

駅員

新入社員として鉄道会社に入社した場合、ほとんどの人は駅係員からのスタートになりますね。まずここで上司や先輩、利用客からの理不尽なクレーム等の洗礼を受けることでしょう。

私が最初に辞めようかと思ったことは、配属されて間もない出番の夜、早寝なのであと2時間で寝られるぞ…という時に管区内で人身事故が発生し、接触相手が見つからないということで捜索に時間がかかり、すべての処理を終えたのが本来の勤務終了時間から4時間を過ぎた頃でした。

シャワーを浴びて一息ついた頃にはもう1時間もしないうちに起きなくてはならず、仮眠なしでの勤務を余儀なくされました。

不幸なことに、私は居残り勤務を命じられており、寝不足の状態で引き続き旅客対応・出札業務・券売機の締切等を行いました。新人の私がそんな状態で完璧に仕事をこなせるはずもなく、出札窓口にて発券誤りをしてしまい、旅客から苦情が来てしまいました。

旅客には説明し、お詫びをすることであっさりと納得していただけましたが、問題は上司や先輩でした。

「ちょっと寝てないぐらいで使えないやつだ」「非番や休みの日に出てきて先輩の仕事を見ていないから出来ないんだ」などと罵声を浴びせられ、それ以降”使えない新人”のレッテルを張られ、車掌に登用されるまで冷遇されていました。

確かに給料を貰って仕事をしている以上、どのようなパフォーマンスであっても全力で働かなければならないのは理解できます。しかし、非番や休日にまで駅に行って見学する意味はあるのでしょうか?あまりにも理不尽なことに私は呆れ返るしかありませんでした。

助け合い・お互いを尊重し合うといった事はほぼ無く、私の次に入ってきた新人もまた2ヶ月もしないうちに退職していました。

「鉄道会社は体育会系だ」と言う話はよく聞きます。確かに私もそう思いました。しかし、まるで中学生や高校生で部活動をしている子たちがそのまま大きくなったような感じだ という印象を受けました。全てにおいて稚拙であり、それが最も顕著なのが駅係員であると考えます。

また、「お前、高卒か?大卒か?大卒は言うことを聞かないので使いにくい。」などと、根拠のない偏見を持ち、それにより接する態度を変えるなど、人間としてどうかと思うばかりでした。

車掌

人によっては実車研修でとても厳しい指導車掌につき、耐えられずにリタイアして駅に戻る人や会社を辞める人もいますよね。私の同期も2割ほど消えていきました。しかし幸運なことに私の指導車掌はとても優しく、丁寧に教えてくれました。

しかし、無事に一人立ちしてもある程度業務に慣れてくると、乗務行路の酷さと給料の安さに愕然とすることでしょう(私の会社は1勤務片道50分×4往復は当たり前、乗務手当という概念はありませんでした)

また、大勢の人の命を預かるという職業柄、精神をおかしくする人も大勢居ます。

考えてみてください。朝や夜の通勤時間帯にあなたは駅で何千人もの乗客の動向を注視しつつ何十枚ものドアを閉める必要があるのです。もし、1枚でも人を挟んで、その人が怪我をすれば旅客事故です。

また、もし車内で暴れる人や不審な人が居たら身を挺して止めなければなりません。考えただけで恐ろしくありませんか?

挟撃事故を起こせば土下座させられることもあったり裁判沙汰にもなる職種であるため、負わされる責任がとても重いにも関わらず、それに反比例する給料・・・。高校生のアルバイトと良い勝負ができるくらいの給料でした。

車掌職は運転士には及ばないとは言え専門職です。この仕事にプライドを持っている人も居ることでしょう。しかし、給料日にはそのプライドは打ち砕かれていることでしょう。

乗務の合間の休憩中に同期と一緒に転職サイトを見ては「この会社良いよね!!」などと喋っていたのは鮮明に記憶に残っています。

これらは会社によるとしか言えませんが、駅員ほど楽ではなく、運転士ほどの知識やプライドは持てないのが車掌です。そんな宙吊りの状態で満足ですか??

運転士

正直なところ、私は運転士になることが夢だったので、辞めたいと思ったことはありませんでした。

しかし、私の会社ではいわゆる「日勤教育」が未だに残っており、ATSを動作させたりすると「反省文数枚+数日間乗務出来ずに密室で上司から罵倒され続ける」などといったことが行われていました。

私自身、日勤教育を受けたことがないので詳細はわかりませんが、日勤教育を受け終えた運転士の2割程は退職・自殺・うつ病を発症しています。会社は関連を否定していますが、それ以前に日勤教育などというものが残っていること自体が驚きでした。

また、上司に反抗したりして目をつけられると、正当な理由なく添乗してきては「どんな制動をしているんだ。下手くそ。」「お前の運転は素人以下だ。やめてしまえ。」などの罵声を浴びせられます。

常に時間に追われることで精神的にやられてしまったり、停止位置やその他多くのことを気にする必要があり、神経質な人にとってはかなり厳しい仕事でしょう。

仕事自体は好きでしたが、実際に私は身体をおかしくしてしまい、不眠症になってしまい、寝ているときに激しく歯ぎしりをするようになったことで歯が磨り減り、実年齢+55歳の歯の状態であると言われてしまいました。

人によっては運転士はとても向いている職業ではありますが、そうでない人が運転士になってしまうと毎日が地獄であると言えるでしょう。

客室乗務員

新幹線の客室乗務員は私にとって初めての仕事で、頑張れば正社員にもなることができ、新幹線の運転士も夢ではないと説明会では言われていました。

しかし実際に入社してみると、私と入れ替わりに契約期間満了となり退職していく先輩がたくさん居ました。

彼らは口を揃えて「ここはやめておけ。」と私に告げましたが、私はその意味が理解できませんでしたが、働き出して数ヶ月で、彼らが言っていたことの意味を理解することが出来ました。

上司に対しては常にゴマをすらなければならず、勤務終了後の飲み会は強制参加で断ろうものならば「正社員になりたくないの?」との脅し。

また、喫煙室では私たちの悪口が横行しており、「あいつらは使えない。言われたとおりの仕事しかしない。」などと言われていたようです。

私たち契約社員には多くの権限が与えられていたわけでもなく、それ以上の事をする必要もないのにそれを求められるという矛盾が生まれていました。「しろ、するな」の矛盾に溜まった不満が爆発し、ある日同期全員で所属長に抗議をしました。

しかし、所属長はまあまあ抑えて・・・などと聞く耳を持たずに話し合いは終了。私たちはそれが原因で評価を大きく落とし、次回の契約更新はありませんでした。

正社員だから、契約社員だからと評価や待遇に明らかな差をつける会社は決して良いとは言えません。ましてや正社員登用を仄めかして業務を強要するなど論外です。

私は上司の嫌がらせに耐えきれず辞めました

私の所属所では、古くから続く理解しがたいルールがありました。運転士と車掌は1勤務を共にするのですが、出勤点呼を終えた後に車掌が運転士に対してコーヒーを買わなければならない。

食堂で食事を摂っている時、先輩が来たらお茶を淹れなければならない。夜、宿舎で仮眠をとる前にお菓子とジュースを持ち寄って乾杯し、その日の勤務について話し合うなどです。

私は入社当初よりそれらのルールに疑問を抱いており、それらをしなかったこともありましたが、案の定先輩にこっぴどく怒られてしまいました。

それから数年経ち、私は運転士になり会社内でもある程度の地位を築き上げ、後輩も数多くできました。後輩も伝統に従ってその通りにしていましたが、私は全員に「私と乗る時は何もしなくて良い。お互い自由にやりやすいようにしよう。」と言いました。

彼らもそれがやりやすいと感じたようで、ガチガチの上下関係はなく、乗務員室通話マイクでふざけあう等、まるで友達同士のように勤務していました。

私がそう言ったことを皮切りに多くの運転士がこれに賛同し、職場の雰囲気はそれまでのギスギスした感じから一転、急速に和やかになり冗談も飛び交うような明るい場所になってきていました。

そんなある日、私は上司に呼び出され、こう言われました。

「お前は職場の雰囲気を乱している。これまで先輩方が築き上げてきた伝統を踏みにじるな。」

私は職場の雰囲気を良くし、若者が働きやすい職場にしたかっただけだ。こんなルールは何の意味も持たない と反論しましたが、上司は聞く耳を持たずでした。

翌日、出勤し1本目の電車に乗り込んだところ、上司が添乗してきました。まさかとは思いましたが、予感は的中。私に罵声を浴びせるために来たのです。

その電車の始発駅から勤務終了までの約10時間、運転中であろうと食事中であろうとお構いなしにただひたすらに罵倒され続けました。

その後も私に対する嫌がらせは毎勤務続き、私が所属所の他の人の悪口を言っているなどといったデマも流されるようになり、結果的に職場での立場がなくなり、結果、退職へと追い込まれました。

鉄道会社を辞めるべき人・辞めないほうがいい人

辞めるべきではない人

  • 人間関係が良い駅/所属所に配属された人
  • 動力者操縦者運転免許を取れる見込みがある人
  • 入社してからの期間があまりにも短すぎる人

まず、入社して間もない時期での退職は、次の就職へと繋げにくいのはどの業界でも同じなので、当然に避けるべきです。

1ヶ月や2ヶ月で人間関係が良くないなどと言うのはあなたがわがままなだけです。もう数ヶ月もすればきっとあなたに心を開いてくれるはずです。

また、人間関係が良い駅に配属されたにも関わらず、仕事が辛いから…などという理由で辞める人も居ましたが、それは良くないと考えます。どのような仕事であっても人間関係が命です。せっかく良い人に恵まれたのならば、それは大切にしましょう。

また、動力者操縦者運転免許を取得するチャンスがあるならば、せめて取って1年間乗務してから辞めましょう。

車の初心運転者期間は1年であるのと一緒で、電車も1年運転すればだいたいそれらしく運転できるものとして、転職にも繋げられます。

辞めてもいい人

  • 人と接することが嫌いな人
  • 地道な作業が嫌いな人
  • 職場の人間関係に恵まれない人

鉄道職員はサービス業です。人と接することが少ない運転士であっても、ホームで旅客に何かを尋ねられることは少なくありません。

車掌や駅員であれば、なおさらその機会も多いことでしょう。それなのに人と接することが嫌い・苦手であるのならば、この仕事は完全にあなたには向いていません。利用客や上司に怒られる前に辞めてしまいましょう。

また、駅員はポストにもよりますが1日中改札で立っているだけであったり、ひたすら発券するだけであったりします。

車掌や運転士は景色の移り変わりこそは見ることが出来るので多少の楽しみはありますが、基本的には放送、扉扱い、運転とルーチンワークです。飽きっぽい人にとっては苦痛でしかない仕事です。

人間関係に恵まれず、辛い思いをしているのであれば、我慢することはありません。

あと数ヶ月で転勤できるなどといったことがわかっているのであれば頑張った方が良いですが、いつまでそこに居なければわからないのならば、心を病んでしまう前に辞めましょう。

鉄道会社からのおすすめ転職先

他の鉄道会社

ある程度の経験があり、同業他社への転職であれば、即戦力になり、鉄道マンとは何たるかを知っていると見なされ採用されやすいです。

また、もしあなたが動力者操縦者運転免許を持っているのならば、さらに優遇されます。私の運転士同期は同業他社へ転職し、給料が1.5倍になったと言っていました。

現在の待遇に満足しているのであれば良いですが、不満があるのならばハローワークや転職サイトをチェックし、比較してみるのも1つのアイデアかも知れません。

旅行会社

旅行会社では、交通手段についての高い知識が要求されます。どの交通機関を使えば良いのか、運賃計算方の詳細、乗り換え駅等、鉄道会社で働いていると、自然にそれらの知識も身につくことでしょう。

自社線はもちろんのこと、相互直通運転している他社線や近隣の他社線についてもある程度の知識はつきます。

また、旅客案内・接客を通じて身についた接客スキルや細やかな気配りなども活かすことができ、好印象を与えられるためにオススメできます。

バス会社

これはもし、あなたが大型2種免許を取得していないのであれば、そこからのスタートになりますが、無事に一人立ちすることができればお客様を乗せて走るという点では同じなので、常に程よい緊張感と責任感を持ち働くことができます。

また、それなりの鉄道会社であれば子会社にバス会社を持っていることが多いので、入社しやすいという点でも有利です。

しかし、会社の体質は鉄道会社によく似ているので、入社前によく見極める必要があります。

鉄道会社から転職するときのポイント

私は鉄道会社⇒鉄道会社⇒退職し海外に来ましたので、鉄道会社同士の転職について記したいと思います。

転職しよう!!と思い立ったらまず、転職サイトに登録し、余裕があればハローワークにも赴き、常に求人をチェックしましょう。

鉄道会社は1年を通じて、どこかの会社は求人を出していますので、それらを比較してよりよい条件、またそれは自分がやりたいことかどうかを見極めていきましょう。

私の経験上、書類選考はほぼ全ての会社で通過することができます。筆記試験の対策は、軽く復習する程度で大丈夫ですが、NR式知能検査やクレペリン検査等の各種適性検査の対策は十分にしておく必要があります。

インターネットを活用し、過去問について調べるなどしておきましょう。

また、自分は何ができるか・どのような業務を担当していたか、等を聞かれることがありますので、予め準備が必要です。

まとめ

結局何が重要かと言うと、「人間関係」です。ほとんどの仕事で重要なのですが、鉄道業界は個々が一人で仕事しているように見えて、実は密接に結びついています。しかしどこかで関係が悪くなってしまうと、綻びが生まれ、やがて大きな事故となってしまいます。

例として挙げたいのが、JR福知山線脱線事故です。日勤教育という言葉が有名になったのもあの事故以来ですね。

当該列車の運転士は日勤教育を恐れるあまりに事故を起こしてしまいました。

ミスを犯した人を責め続けるような会社は良い会社ではありません。ミスを一番悔やんでいるのは本人なのですから、どうすべきかもわかっています。

そのミスを反省させ、次に活かすことが出来る会社や上司が一番良いと考えます。転就職前に会社を見学する機会があれば、よく見極めてください。

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この記事の監修者

株式会社eia 大嶋

 

この記事の企画・監修者は株式会社eiaの大嶋です。クラウドソーシングサービスより実際の体験談の執筆依頼・インタビュー調査した内容をまとめた記事になります。

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