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「誰かを綺麗にする仕事がしたい」そう考えて美容業界を目指した方は多いのではないでしょうか。私自身も人と接する仕事がしたい、さらには「目に見えないものをサービスしたい」と思い美容業界へ就職することを選びました。

私は4年生大学を卒業後、エステティックサロンでビューティーコンシェルジュとして2年間、その後生命保険会社で営業職として8年間勤務しました。

もしかすると、あなたもかつての私と同じように「仕事を続けていく自信がない。」と悩んでいませんか。

この記事を見てくださっているあなたはおそらく転職を考えているのでしょう。一方で、どの業界を選べばいいのか、同じ業界に転職しても同じことになるのではないかと不安に思っているのではありませんか?私の転職経験が少しでも参考になれば嬉しいです。

【この記事の執筆者の経歴】
ソシエ⇒生保営業

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ソシエを辞めたくなった理由

1日の勤務時間、拘束時間が長い

承知の上でしたが、シフト勤務制。私が配属されたのは首都圏の大型店舗でした。早番、遅番も月に数回はありましたが、独身で子どものいない私はとにかくフルタイム勤務(店舗営業前から営業終了後まで)が多く最初は驚きました。

アルバイトでは経験したことのない労働時間に慣れるまでは大変ですよね。ヒールを履いてほとんど立ちっぱなし、最後に休憩に行ってから何時間経ったのだろうと感じる日々でした。

さらに苦痛だったのは、少しでも早く帰れるように要領よく、効率よく仕事を終わらせても、終業後のミーティングはスタッフ全員の片付けが終わってから始まり、自分のタイミングで帰れないことが私にとって大きなストレスでした。

仕事が終わって帰宅し、遅すぎる夕飯を食べて寝る。美容業界に就職し、お客様から見られる仕事をしているのにも関わらず、自分のケアなどほとんど出来ずにいました。

フル勤務が続くと休みの日はお昼まで寝ていることもあり、同居する家族から帰宅が遅いこと、疲れている様子を見て心配されることも多かったです。

勤務時間外に行われる勉強会

一つ目の理由にプラスしての勤務時間後に行われる、化粧品やエステコース勉強会も苦痛でした。フル勤務が多かった私は営業終了後にサロンにいるため、勉強会に参加せざるを得ませんでした。

全体で行われる勉強会もありましたが、特にエステティシャンの技術向上のための練習のモデルをやることが多く、先輩からのモデルの誘いを断るのは新人の私たちには難しいですよね。

確かに勉強会は知識になることも多く、仕事に生かすことができましたが、勤務時間後にさらには無給で行う会社には入社して半年も経たないうちに不信感を抱きました。

それ以外にも毎月月初と中間日には全スタッフ参加の早朝ミーティングがありました。休みのスタッフでも必ず出席しなければならず負担でしかありませんでした。

妊娠、出産して働ける環境ではない

就職活動をしている時にはのちに結婚して妊娠、さらに出産後に働くということまで具体的に考えて就職活動をしていませんでした。

女性専用サロンなのでもちろんスタッフは皆女性です。勤続年数も様々で既婚者、子持ちの方もいますよね。もちろん、結婚適齢期のスタッフも多く先輩の結婚を祝う機会も2年の間に何回かありました。

人員確保の大変さは理解できますが、「妊娠は順番にね。」この店長の言葉は当時の私にはとても衝撃的で家庭を持ちたかった私は不自由さを感じました。

突然の子どもの体調不良で当日欠勤するスタッフもいます。最低限の人員でシフトを組んでいるため、一人の負担が重くなりますよね。申し訳なく謝っている姿も何度も目にしました。

そんなを先輩方を見てこれが私だったら‥と考えるようになりシフト制の職場では迷惑をかける、拘束時間も長く肉体的にもキツい。いつか私が家庭を築いたとしても、家庭と仕事を両立するのはこの職場では難しいのではないかとだんだんと思い始めました。

経済的な不安

基本的に毎月給料の変動はありません。個人でいくら化粧品を販売しても、エステのコースの契約を獲得しても、売り上げの少ないスタッフともほとんど給料が変わりませんでした。

見返りが少ないので、やる気も出ませんよね。サロンで使用している化粧品をお客様に薦めるわけですからもちろん使用してみなくては良さが分かりません。

社員販売で割引はありましたが、多くない給料の中で会社で購入する化粧品代がかなり給料を圧迫していました。さらには、みなし残業代が給料に含まれているため、いくら残業しても残業代はつきません。

思い返すと定時に帰れた記憶はほとんどなく、残業代があればどれだけ良かったのだろうと思います。

私が2年でソシエを退職し生保会社へと転職した理由

結局2年間勤めましたが、毎日同じ場所で、毎月ほとんど同じお客様と接する変わり映えのしない仕事に嫌気がさし、いつかは辞めるのだからこんな気持ちで働いているのは時間が勿体無いと思い異業種の生命保険業界へ転職しました。

営業職に挑戦してみたかった

以前は営業職に苦手意識があり、就職活動では避けていましたが、ビューティーコンシェルジュをしていた時にお客様に販売する仕事(いわゆる営業)をし、成果に繋がる喜びを覚え楽しいと思うようになっていました。

今までのエステサロンではお客様が来るのを待つ受け身の営業スタイルでしたが、保険の営業は自分が営業先を探して、アポイントを取って提案し、契約に繋げる完全に自発的なスタイルだという点が大きな違いです。

難易度が高くなりますが、前職での電話応対や提案の経験も生かすことかでき、成長できるのではないかと思い挑戦してみることにしました。

成果に合わせた給料がもらえる

基本給はありますが、給料の大部分を占めているのが歩合給でした。成績が低ければ悲惨な給料になりますが、成果が大きければ前職の倍以上の給料をもらうことができました。

頑張りが翌月にしっかりと自分に還元されるので苦しくてもとにかくやりがいがありました。

やはり、給料は働く上で大きなポイントになりますし、なによりもモチベーションに直結しますよね。

辛かったことも給料日に頑張った分だけ認めてもらえているような気持ちになり、また翌月から前向きに仕事に取り組むことができるようになりました。

結婚、妊娠、出産をしても働ける環境だった

会社の出勤日は基本的にカレンダー通りです。就業時間も毎日同じ時間でしっかりと決まっています。なんと言ってもプライベートの予定が組みやすい環境でした。

休日にアポイントを入れることもありますが、その分は平日に振替休日を取得することができます。

逆に平日に用事がある場合には、有給も取れますが、その分を休日出勤で補うこともできます。自分の予定に合わせてアポイントを入れるので、調整するのが楽でした。

将来的に家庭を持っても仕事を続けていきたい。平日の子どもの行事や、急な体調不良にも対応でき、職場に迷惑をかけ辛いのはとてもありがたい環境です。この条件の重要さ、そしてその環境の難しさ、そしてありがたさを感じました。

これは前職で不自由さを経験していたからこそ気付けたことで、何事も経験してみないと分かりませんね。

【補足】転職後の正直な感想

転職したての時は、いざ挑戦してみたものの今まで受け身だった営業スタイルが、いきなりの自発的スタイルになることに戸惑いました。求めてきてくれるお客様がどれだけありがたいことだったのかと実感しました。最初は本当に大変でした。

しかし、慣れてくるととにかく働きやすく私には合っていました。

店舗勤務だと早く帰りたくても全スタッフが終わるまで待たなくてはならない、自分の意思だけでは何も決められず、動けなかった経験があったので、自分の仕事が終わったら帰る。

このシンプルなことでさえとても嬉しかったです。

仕事終わりに予定が入れられるなんて‥お店がまだ開いているなんて‥信じられませんでした。プライベートが充実するのはやはり嬉しいですよね。仕事で落ち込んだとしても、立ち直る時間と術があるのは良かったと思います。

そしてビューティーコンシェルジュの研修や、経験が何よりも生きたのが電話応対でした。

丁寧すぎるほど丁寧な接客、細やかな最上級のサービスを提供してきただけあって、顔が見えず緊張することの多い電話ですが、経験に勝るものなしを実感しました。

挫けそうなほどの厳しい研修を受けて良かったと思いました。

ソシエを辞めるべき人・辞めないほうがいい人

辞めるべきではない人

  • サロンに配属されて3ヶ月未満の人
  • 辞めたいことが明確でない人
  • 次にやりたいことが明確でない人

研修が終わりサロンに配属になるとはじめは教育係の先輩が付きますよね。何もかもその先輩から教わり、テストやロールプレイングを繰り返しひとり立ちしていきますよね。

2年目には次年度の新卒の教育係になるかもしれません。まだひとり立ちしていない、ひとりでお客様と接していないのに辞めることはお勧めしません。

教えてもらうばかりではなく、自発的に行動してみない限り失敗もしませんし、失敗から得られるものもありません。

自らが行動し経験したことが今後の活動に生きてくることは間違いありません。経験は大きな武器になりますし次の転職先でも生かすことができるのではないでしょうか。

辞めたいことが明確になっていますか。なんとなくで辞めてしまってはまた、なんとなくで転職しまたなんとなく辞めてしまうことになりかねません。

次に何をしたいのか、反対に何をしたくないのか明確になっていると転職活動する上で企業を絞ることが出来ますし、長く勤めることのできる企業に巡り合う可能性も高くなるのではないでしょうか。

辞めてもいい人

  • 明確なビジョンがある人
  • 勤務形態の合わない人
  • 心身ともに不安定な人

最終的な判断は、自分自身に委ねられますが、上記に一つでも当てはまる方は転職を考えてみるタイミングだと思います。やりたいことが明確な方はもはや新しい環境に挑戦してみない理由がありませんね。

辞めたいという気持ちを抱えながら日々働いていることの方が勿体無い気さえしてきます。現職のスキルはどんな仕事でも絶対に生きますので、挑戦して欲しいです。

そしてそもそも勤務形態が合わず体調を崩してしまったり、精神的に不安定になってしまう方も上司に相談、退職を考えてみるべきだと思います。

そこで改善できるものならば、次に向けて明確なものが見つかるまで続けてみることも大切かと思いますが、何よりもやはり健康第一です。

勤務形態はご自身の生活に直結しますので合うスタイルの会社へ転職することも考えてみてもいいかもしれませんね。

ソシエを辞めたいあなたに最後に伝えたいアドバイス

退職の決意を固める

新卒で入社した会社を退職する決意は出来ましたか。上司に伝える前に今後のビジョンを明確化しておきましょう。

引き止められることもありますので、聞かれても答えられるようにしておくと良いといいでしょう。

退職の意志を伝える

意志が固まったのであればすぐに伝えましょう。私の場合は教育係のついていない2年目での退職だったので直接店長に退職の意志を伝えました。

1年目の場合は教育係の直属の先輩に相談し、その先輩から店長へ伝えられるケースが多かったと思います。が、話が進まないようなら直接店長に伝えて良いでしょう。

私の場合店長から、マネージャ面談になりました。もちろん引き止められましたが、今後のビジョンは明確化していたので、ハッキリと伝えました。

シフトは1ヶ月、2ヶ月先まで出ていることが多いですよね。シフトに合わせて予約を受け付けている為、最低限シフトが出ているところまで勤務するのがマナーかもしれません。

私の場合は、次の新人が配属になるまで待ってくれと言われましたが、作成中のシフトまでで辞めますとここでもハッキリと伝えました。

なかなか勇気が入りますが、意志はハッキリと伝えて下さいね。

転職活動をはじめる

退職の意志を伝えてもなかなか話が進まずに退職日がすぐに決まらないケースもあります。退職日が決まってから転職活動を始めた方が、次の職場にもいつから働けるのかを明確に伝えられるので良いと思います。

しかし、私の同期の中には退職の意志を伝える前から転職活動をしている方もいました。転職先が決まっていると話が進みやすいことがあるかもしれません。

転職先との出会いもタイミングがありますし難しいですが、私の場合はシフト勤務の中で同時に転職活動を行うのが難しかったので、とにかく情報収集をしていました。

そして退職後の有休消化中に転職活動をしそのまま勤務開始しました。さまざまなケースがありますが、参考にして下さいね。

まとめ

最初は好きでやりたかった業界に入社しても辞めたいなと思うことはおかしいことではありません。

どんな仕事も責任を持って取り組まなければまりませんが、納得いかない、理不尽なことは多くあります。あなたが今の職場で一生懸命学んで得た知識や経験は必ずあなたの財産となり、武器になります。

ここに就職したからこそ次に繋がる何かが見つかることもあります。遠回りではありませんよ。

今があなたの転職のタイミングかは分かりませんが、私の経験談があなたにとって良い選択になるきっかけになれば嬉しいです。

あなたの人生の大部分を占める仕事があなたにとって少しでも前向きで楽しいものになりますように。

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この記事の監修者

株式会社eia

 

この記事の企画・監修者は株式会社eiaです。クラウドソーシングサービスより実際の体験談の執筆依頼・インタビュー調査した内容をまとめた記事になります。

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