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この仕事を始めた理由は、スーツを着て、平日にオフィスに出勤する仕事への憧れというとても浅はかなものでした。アパレルの販売員として働いていた私は、人一倍そういう仕事への憧れが強かったと思います。

私の主な仕事は、与えられた担当企業へお昼休みや就業後に訪問し、生保・損保の営業をすることと、引き継いだ既契約者のアフターフォローです。

1年間、営業として勤務しましたが、なかなか話を聞いてもらえず嫌な顔をされる毎日にうんざりしてして、辞めたい気持ちは膨らんでいきました。その後、IT企業の営業事務へ転職。

明治安田生命で働いていたころとはまったく違う、快適な生活が待っていました。この記事が少しでも、あなたの参考になればと思います。

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明治安田生命を辞めたくなった理由

私が明治安田生命を辞めたくなったのには大きく5つの理由があります。

最初はちょっとした違和感からでした。でも、その違和感から目を背け、見ないようにしていたら取り返しがつかないぐらい辞めたい気持ちは膨らんでいきました。

入社を決める前にもっと調べていれば、いろんな人の意見を聞いていれば、とたくさん後悔しました。辞めたいと思うようになったきっかけからお話していきます。

入社してすぐに感じた違和感

意気揚々と入社した後に、私は割とすぐに違和感を感じていました。

私の同期は中途採用で16人。新卒並みの待遇、というより手厚いおもてなしを受け、あなたたちは社会経験がある分新卒より優秀なんだからと研修で毎日言われました。

こういってはなんですが、私も周りの同期もそんな素晴らしい経歴やスキルを持っている人はいませんでした。今思うと、優秀だと思い込ませて辞めないように道をふさいでいたのではないかと思っています。

そこまでではなかったとしても、社内にはどこか宗教染みた変な空気がありました。なんとなくですが入社当初から、ここに染まってはいけないなと思っていました。

結局は昔と変わらないただの生保レディーだった

私は転職エージェントを使って転職活動をして明治安田生命に入社したのですが、そのエージェントでも実際の会社説明でも「あくまでもアフターフォローがメインで従来の生保の営業職とは違う」と言っており、法人を相手にした営業職としての採用だと聞いていました。

ですが結局は、昔で言う生保レディーと何も変わらないものでした。

営業を行う場所が担当の企業というだけで、見知らぬ企業の廊下で嫌そうな顔をする知らない人に片っ端から話しかけないといけません。ほとんど飛び込み営業みたいなものです。

さらに目標というように表現を変えたノルマがあり、暗黙のルールでそのノルマの達成は絶対。

1か月に声をかける人数、提案をする人数、契約件数など、それぞれのステップごとに細かくノルマがあり、毎日そのことばかり考えて生活をするようになっていきました。

何かとお金がかかる

私が一番驚いたことは、自腹で支払うものの多さです。

会社としては、営業職は歩合制の部分があるので個人事業主ということになり、確定申告が必要だからそこで経費として申告してほしいとのことでした。

どうしても納得いかなかったのは、歩合制で給料に反映される部分なんて月にせいぜい数百円程度だったからです。

契約をとるとどれくらい給与に反映されるのかは、入社年数や実績ごとに決められていて、1年目はほぼないに等しいぐらいでした。正直本当に厳しかったです。

交通費や切手代、担当の企業で配る飴や契約時のお菓子の手土産など、仕事を頑張れば頑張るほどお金が無くなっていくのが悲しくて情けなくて。

担当顧客に配る年賀状やカレンダー代で年末に莫大なお金がかかって、微々たるボーナスはすぐに消えました。

成績が思うように伸びないと、友人や家族を持ち出される

チームのリーダーからの圧力はとてつもないものでした。というのも、チームリーダーは「自分のチームのメンバーが目標を達成すること」が自分の目標だからです。

成績が悪い月には友達は?家族は?と、身内に手当たり次第に声をかけさせられます。

友人との食事にリーダーがついてきて営業をされている人もいましたし、チームの先輩は家族や兄弟はもうみんな入り尽くしているとも言っていました。

私はプライベートに仕事を持ち込みたくはなかったし、それで友人との関係が悪くなるようなことは絶対に避けたかったので、しばらくは断り続けましたが、最後のほうは連絡はしたけど契約には至らなかったとウソをつくようになりました。

最初はものすごい罪悪感に襲われましたが、だんだんとウソをつくことにも感覚が麻痺していってしまいました。

プライベートの時間が削られる

まず、残業として認められる仕事が少なかったです。「残業をしないように」ということではなく、「それは残業ではないから残業代は払わない」ということでした。

お客様は会社員。生命保険は個人的なものなので就業時間中に時間を作ってくれる人はなかなかいません。

ですが、終業後の企業を訪問しての営業活動、提案や契約のアポイントは残業に含まれませんでした。終業後にアポイントをとって、話が長引けば21時を過ぎることも。

お客様に指定されれば土日にアポイントをとることもありますし、自宅に伺うこともありました。

もちろん休日に仕事をすれば振替休日は取得できましたが、勤務した時間によって決まりがあり半休しか取れないことが多かったです。

私は仕事内容の矛盾に耐えられなくて辞めました

入社当時から感じていた違和感は、仕事をするうちにどんどん強くなる一方。

保険の勉強をして重要性は理解しましたが、嫌な顔をする人に無理やり話を聞いてもらって勧めるのは違うんじゃないかと思っていくようになりました。

保険の営業に対する扱いは、それはまぁそっけないものでした。でも当然です。自分だって突然知らない人に話しかけられたら警戒するし、それが営業だとわかったら余計に早く話を切り上げなきゃと思いますよね。

そこで、「仕事は仕事」と割り切れれば良かったのですが、仕事だとしても人に嫌がられる仕事をしているんだと思うとどうしても頑張ることができなくなりました。

読まれているかもわからないチラシを作って、何十枚もホッチキス止めをしながら「自分は何をしているんだろう」と毎日考えていました。

ただの仕事、と割り切ることができないくらい自分のお金もプライベートの時間も削られることが耐えられなくてどんどん辞めたい気持ちは膨らんでいました。

明治安田生命を辞めるべき人・辞めないほうがいい人

辞める前に、自分がどうして辞めたいのか、具体的な理由を考えてみてください。

辞めるしか解決方法がないのか、改善の余地があるのかそれによって今後の動き方は大きく変わってきますよ。

もしかしたら、辞めずに続けたほうが良い場合も。せっかく取得した資格を無駄にしてしまうことにもなりますし、もう一度よく自分の気持ちの整理をしてみましょう。

辞めるべきではない人

  • 1年未満の人
  • 良い意味で図太くなれる人
  • 他人からどう思われても良いと思える人
  • 営業の仕事は向いていると思う人

上記に当てはまる人は、すぐに辞めるべきではないと思います。

まず、1年未満の人。私はとりあえず1年で様子を見ることをおすすめします。1年間の流れを経験してみてこの先ずっと、このサイクルで仕事ができるのかを考えてみてください。

忙しい月、忙しくない月、うまくいく月、いかない月をそれぞれ経験してから辞める決断をするのが良いと思います。

勤続1年では転職活動の時に不利になるのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、私の場合は「1年頑張ったんですね」と言ってもらえることが多かったですね。

それくらい、世間から大変な仕事だと認識されていると感じました。良い意味で図太くなれる人とは、うまくいかない月があってもしょうがない、忙しくない月は程よくさぼってしまおうなど、状況に合わせて対応が可能な人。

そういうタイプの人はなんだかんだ言いながらうまく続けている人が多いです。結局は、営業の仕事に向いてると思えるかどうかがポイント。

保険営業を辞めたい、と思っても営業の仕事として切り離して考えてみてくださいね。

営業の仕事は好きだけど保険が無理、と思うのであればいずれ転職した時のための営業のスキルアップのためにもうしばらく働いてみてはどうでしょうか。

保険営業から学べることは多く営業のスキルを磨くのにはぴったりの仕事だと思います。

辞めてもいい人

  • 人生を仕事に捧げられない人
  • メンタルに自信がない人
  • 人とコミュニケーションをとるのが得意ではない人

保険営業は、高い目標意識と向上心がある人ではないと続けていくのは厳しい仕事だと思います。

高い目標意識を持って働けるのであれば最初の数年、もしくは数十年耐えればものすごく稼げるようになっているかもしれません。しかしその逆のリスクとも常に向き合っていかなければならないのが現実です。

何十年続けても稼げないかもしれないし、成績を維持できなければ給料は下がっていきますし、次々に出てくる新しい商品や改正される法律などの勉強はいつまでも続きます。

さらに、この仕事にはメンタルの強さがとても重要です。

何回も断られたり、毎日怪訝な顔をされたり、冷たくあしらわれることはしょっちゅうです。そのたびにいちいち落ち込んでしまう人は、続けるのは難しいと思います。

悩み続けて、心の病気にかかる人も珍しくありません。実際に私の部署には休職をしている人が絶えませんでしたし、休職から復帰する人はいませんでした。

人とコミュニケーションを取るのが得意という人でないとこの仕事は続けられません。いきなり保険の話を聞いてくれる人はいないので、まずは人間関係を構築しないと提案のチャンスすらないのです。

自分から知らない人を呼び止めて話しかけるのはとても勇気がいること。

ですがそれを余裕でこなるようでないと、続けていくのは難しいので、つらい状況を我慢し続ける必要はないと思います。

明治安田生命を辞めるときの注意点

  • 退職日
  • 顧客の引継ぎ

まず注意してほしいのは、退職日をいつにすればいいのかです。有給の消化などの都合もあるので、辞めることが決まったらすぐに上司に報告して、退職日を相談して決めましょう。

年度が変わるタイミングでの退職を考えている場合、あまりギリギリだと人事異動決定後で周りに迷惑がかかる、なんてこともあります。

あとは、自分自身の社会保険の給与からの引き去りが、どのタイミングなのかをあらかじめ総務に確認しておくといいと思います。

私はその点を何も考えずに退職日を決め、退職後に1か月分追加で振込をしないといけませんでした。退職日が決まり、次に注意してほしいのは、今担当している顧客の引継ぎです。

自分から加入してもらっていて仲の良い顧客や、友人、身内などはできる限り信頼のできる同僚にお願いして引き継いでもらいましょう。

担当が変わることに不信感を抱く方もいますので、必ず自分の口から退職する旨を報告してください。

私が営業事務(IT系)へと転職した理由

まず、私は完全に内勤の仕事に就きたいと考えました。

営業の仕事は動きが多く、保険の営業はお客様の就業時間を避けてアポイントをとることが多いので1日のスケジュールは特にアポイントに左右されますよね。

次の仕事では1日会社に籠り、自分の仕事に集中できる環境が良いと思っていました。

そこで私は事務の仕事を探しましたが、私には事務の経験がなかったので、一般事務にいきなりチャレンジするのは無謀ではないかと考え、営業事務にチャレンジすることにしました。

営業職を経験している分仕事のイメージができたし、なにより一般事務よりも求人が多く選択肢の幅は広がりました。

明治安田生命からのおすすめ転職先

営業事務

会社独自のシステムを使うことが多いからか、事務未経験でも応募可能な求人が比較的多いように感じます。

自分が営業を経験していたということで、どういうサポートが営業の役に立つのかを読み取りやすく、スムーズに仕事を勧めることができるでしょう。

営業の経験を活かした転職にはぴったりですし、面接の際の志望理由にもしっかりと根拠をつけて話すことができます。

医療事務

言わずと知れた人気職。実は資格も経験も必要のない求人が結構あります。

そこで活かしてほしいのが保険営業で得た知識。保険商品の勉強と同時に、診療報酬点数や病名など、医療関係の知識もついてきているはず。

医療事務のお仕事は、月末月初の繁忙期を除けば残業はそこまで多くないところが多いので、働きながら医療事務関係の資格取得を目指して見るのも良いでしょう。

接客・サービス業

人と話すのは好き、人に喜んでもらえる仕事がしたい、そう思うのであれば、販売員などのサービス業を目指してみるのはどうでしょうか。

保険営業は自らお客様を捕まえないといけませんが、お客様のほうから来店してくれるタイプの仕事を選べば、スムーズに人間関係を作ることができますよ。

サービス業といっても仕事の種類はたくさんあります。これなら私にもできそうと思う仕事がきっとあるはずです。

明治安田生命から転職するときのポイント

私は働きながら次の仕事を探しました。まず、転職活動をする上でのポイントは今の仕事の手は抜かないことだと思います。

説明会や面接で仕事を休まなければいけない日ももちろんありましたが、しっかりノルマを達成していれば有給の申請をしても嫌な顔をされることはありませんでした。

これは上司や環境に左右されるところかと思いますが、転職活動を成功させるために大切なことだと思います。

もし、会社にバレずに転職活動をしたいのであればなおさらです。もともと外出や振替休日などで社員全員が揃うことはほとんどなかったため、頻繁に休みを取っていても怪しまれている様子はありませんでしたね。

そして、転職のエージェントに登録し面談もしてもらいました。

1年足らずでの転職だったので少しおびえながら向かいましたが、保険営業は周りからもきつい仕事だと認識されているようで、担当の方はとてもやさしかったです。

そこで希望を伝えて何社か紹介してもらい面接をし、転職活動開始から約3か月で内定をゲットしました。

私が利用したのは業界最大手のリクルートエージェントでしたがが、友人もリクルートエージェントに相談して内定をもらっていたので、あなたも相談してみると良いかもしれません。

面接時に気を付けたことは、営業の仕事で得られたスキルとその活かし方についてをしっかり考えておくこと。退職理由についてもしっかり準備していました。

まとめ

あなたの辞めたい気持ちはこの記事を読んでどうなりましたか?

同じような悩みを抱えて明治安田生命を辞めた、私のような人がいるということが伝われば嬉しいです。私はなかなか周りの人に相談することができませんでした。

せっかく入った会社なのだから頑張って続けたほうがいい、そう言われるのが怖かったから。

本当に抱えきれないぐらいストレスをため込んで、やっと相談できるようになりました。私は明治安田生命を辞めたことを後悔していません。

まずは、辞めたいと思うようになった理由をしっかり見つめなおしてみてはいかがでしょうか?

思ったよりもストレスを抱えている自分に気づくかもしれません。ここで働き続ける自分が想像できなければ、辞めてスッキリするのもアリだと思いますよ!

まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?

もし、今の仕事が不満なら、ミイダスを使い転職した場合の想定年収を確かめてください。

(以下のように診断結果が出ます)

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辞めた後どうなる?を知ることで、何か今の現状を解決するヒントが掴めるはずですよ。

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この記事の監修者

株式会社eia

 

この記事の企画・監修者は株式会社eiaです。クラウドソーシングサービスより実際の体験談の執筆依頼・インタビュー調査した内容をまとめた記事になります。

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