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私(45歳)は子供の頃から、自分のお店を持って商売したいというのが夢でした。大学で経営を学び、大手外食チェーン店へ新卒入社をし、接客業を学ぶことで、いずれは自分の店を持てるんだ、自分の夢が叶っていくのだという思いがありました。

しかし、その夢は泡のように消えてしまいました。約3年の勤務の後、私はこの会社を退職するという選択をしたのです。

その後、金属加工メーカーの営業を7年ほど勤め、現在は段ボール製造メーカーで営業をやっており、子供の頃に描いた夢とはかけ離れていますが、とても楽しく毎日を過ごしています。

この文章を読んでくれている方の中にも私のような思いで日々悩みながら、苦しみながら今も接客業を続けている人もいるかもしれません。私が何故、夢に見た職業をあきらめ、そして今の仕事を楽しく続けられているのか、少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

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私は社内や店舗での人間関係の崩壊が理由で接客業を辞める決断をしました

私が大学卒業後、入社した会社は全国に店舗が多くあるとある外食チェーン店でした。私が子供の頃を過ごしてしていた地域にもたくさんの店舗があり、その中で、幹線道路に面した店舗が私の第一号店でした。

そのお店は私の地元でもあり、バイトやパートの人たちは私の高校の後輩という子も多くいる店舗でした。

学生時代のバイト経験は無く、まっさらな状態でこの会社に身を置き始めた為、仕事はバイトのみんなに教えてもらいながらのスタートとなったのですが、地元という環境から、社員の私に懐いてくれる子たちも多く、少しづつ仕事を覚えながら毎日楽しく過ごせたという印象です。

こうして店舗でのキャリアを積みながら毎日頑張ってました。営業時間後も次の新商品の準備などで朝まで店舗にいることもあって勤務時間はとても長かったのですが、バイトのみんなと協力して乗り切ってきたんです。

その店舗で1年勤務の後、約3年間で2店舗の異動を経験しました。それぞれの店舗はどれも特徴ある仕事で、充実していました。

そして私のこの会社での最後となる店舗への異動がありました。今までの3店舗とは少し距離が離れたところへの異動となり、大きなエリアを超えての異動でした。

大きな会社でしたのでこのような異動については始めから覚悟をして入社していますので、異動そのものについては問題ではありませんでした。ただ、エリアを超えての異動は私には合わなかったと言えます。

異動前の店舗から2名一緒に新しい店舗へ異動したのですが、なぜか、私だけ新しい店舗のバイトの子たちとの関係がうまく出来なかったのです。

仕事自体はこれまで積み上げた経験を活かしてやってこれたのですが、店舗の問題を解決していく事への元からいたバイトの子たちの抵抗感が今までとは比べ物にならないほどでした。

接客業ってひとりではできないんですよね。店舗の運営もバイトの子たちを巻き込んでその店舗の大きな流れを作っていくんです。これがうまく行きませんでした。

時間によっては会えない子たちもおり、連絡ノートを作ってみんなの思いを自分も分かってあげたいという気持ちでしたが、何ができてなかっただとか、この材料が足りなかっただとかの文句の場所になりました。

これが一番の辛い出来事でしたが、それでも続けてる方法もあったかもしれません。でも私にはもうひとつの問題が重なって結果としてこの会社を退職することになったんです。

私は社員ですが、店長ではありませんでした。店長(私の直属の上司)はちゃんといたのです。交換ノートにも店長の印鑑は押されていましたし、状況は判っていたはずなんですが、私が相談できるような環境、対応ではなかったように思います。

また、エリアを超えての異動もあり、かつての先輩、同期社員との交流もほとんどなくなってしまい、助けを求めることができない日々でした。

これほどまでに仕事で孤独を感じたことは合計3つの会社を渡り歩いて45歳になった現在でもそれ一度きりの経験です。結局、部下(バイトのみんな)にも、上司(店長や先輩)にも恵まれない店舗で4年目を迎えようとしていた12月に退職を決意しました。私が26歳の時でした。

接客業から転職するまでの流れ

まずは自分自身の問題を解決しよう~プライドをとっぱらおう~

大学を出て、新卒で入社したこの会社を半ば逃げるように辞めてしまった私でしたが、それから半年は今で言う「ニート」状態でした。

失業保険をもらいながら決まった定職にも就かず接客業の経験を請われ、地元の先輩に頼まれて居酒屋を新たに始めるオープニングスタッフとして手伝いをしたり、短期の引っ越しバイトなどで日々の生活を食い繋ぐ本当に自堕落な生活を送っていました。

子供の頃から描いていたものが崩壊し、大学へ行って学んだことへの意味を考える日々が続いていました。

自分が何をしたいのか、どうすれば周りのみんなを納得させられるのかと言ったことを毎日考え、転職することの正当性を見つける毎日でした。

そんな私では、実際に具体的に転職先を見つけることなどできる訳もなく、彼女にも逃げられ、貯金も使い果たし約一年近くはこんな状態を続けました。

接客業で仕事を探すのにも、前の会社よりも大きな会社、上り調子の会社は無いかということばかり考えて一向に行動に移さない自分でしたが、ふとしたきっかけでそんな自分自身を俯瞰で見ることができた出来事があったのです。

前の会社の先輩との偶然の出会いでした。その先輩も私と同じように会社が嫌で逃げるように辞めたひとりでした。別の全く違った職業に就いていました。彼女に子供が出来たのだそうです。

すぐに結婚し、職を探して今の会社に就職できたのだとその先輩は話してくれました。私はそこで気づきました。

今までの自分を肯定して生きていく方法を考える事よりも、これからの自分をどう生きていくかを考えなきゃダメなんだってことです。私の中のプライドは綺麗に無くなりました

新しいスタートを切ることができた大きな転機でした。

まずは行動~同じ業種へ転職しないのなら経験はゼロだと考えよう~

そこからの私の行動は早かったです。すぐにハローワークへ行き自分でも面接が可能な会社を担当の方に見つけてもらうこととしました。

さすがにその日には見つかりませんでしたが、後日ハローワークより「面接を受けませんか」という一通のハガキを受け取り、すぐにOKの連絡を入れました。その会社が金属加工メーカーでした。

そこでは営業職を採用希望しており、正直、私には未経験の職種でした。なので全くの新卒面接のように、大学時代の経験や外食産業時代の話を面接では話しました。ただただ自分というものを前面に押し出して精一杯話しました。

面接にはあと数人が希望者として来られていたのですが、私の元気な部分をよく思っていただけたようで面接官の総務部長は、その場で「君に来てほしい」と話され私は面接時にほぼ最終の社長面接の決定をしていただけたことを今でも覚えています。

どんな会社にはいりたいのではなく、その会社で何ができるかが大事

最終面接はその会社で社長と行われました。

営業職とはどんな仕事なんだろうという不安はもちろんありましたが、それでもその会社でどんなものを作っているのか、どんな加工をしているのかを説明してもらっているうちにこの会社での営業がどんなものなのか少しづつ分かってきました。

その上で、会社の規模やその会社がどれだけ有名なのか、そんな目に見えているものではなく、実際にどんな貢献ができるのかを、具体的には自分は営業としてこういうことをしたいといったことを話している自分がいました。

その熱意が通じて社長には面接のOKをいただきました。

自分の転職が成功した瞬間でした。どれだけ有名な会社に入ろうか、みんなが納得する有名な会社に入らなければならないという変なプライドだけがあった当時の私では考えられない大きな変化があったおかげで、私は新しい仕事を見つけることができたのです。

私が営業職へ転職した理由

接客は提案型営業には向いている

私は、接客業は大好きでした。人と話すことが好きでバイトたちといろんな店舗の改善をしたりするのも楽しくこなていました。多分、こういう職業に就いている人は概ね同じ感覚を持っていると思います。

経験したから言うのですが、そういう人は営業職は向いていると思います。

何を売るのかは大きな問題ではありません。話好きな方でしたら、相手と話をしてお客さまのニーズをくみ取ることができれば問題ありません。

よく話し、よく話を聞く、これは会話の中で自分というものをわかってもらって、一緒に何かを作っていくこととです。店舗でのバイトと一緒に良いお店作りをしてきたことにとても似ていると思いました。

これが接客業をしている方にとって営業職が向いている一番の理由と言えます。

営業は本人の努力が結果に反映されやすい職種です

接客業、特に私の勤めていた外食企業はすでに企業側が用意したものをお客さまがチョイスして購入します。それに対しての提案営業は、「こんなものが欲しい」というものをいかに形にできるかというものです。

店舗での成績は個人の成績になかなか反映されにくいものですが、営業職は自分の顧客の売上金額が自分の成績に直結します。新しい仕事、商品が決まるとこれもすぐに反映されます。

営業とはこういう自分の頑張りが反映されやすい職種です。私にとっても初めての経験でしたが、新商品を初めて受注できた時はとてもうれしかったこと今でも覚えています。

社内のコミュニケーション能力も大事な要素です

私が転職した企業は、いわゆるメーカーですので、製造業です。自社で製品を作って、それを販売します。なので、お客さまから言われた要求を形にしていく中で、製造チームとの打ち合わせも多くありました。

どんなものが作れるのか、どうすれば安く簡単に作る事ができるのかなどを製造と話すことで時には嫌な、面倒くさいモノづくりとなることもあるでしょう。そんなときにコミュニケーション能力はとても重要です。

私は店舗で最大80人のバイトの子たちと一緒に仕事をした経験があります。

スケジュール作成も主な仕事でしたし、この大所帯のバイトの子たちをうまく調整していくことが大きな仕事ひとつでしたので、みんなの意見を聞いたり、時には無理をお願いしたりすることもあり、このコミュニケーション能力は営業職でもかなり役に立つものです。

転職先選びで注意してほしいこと

なんといっても職場の人間関係

私が会社を辞めたいと思った一番の理由はズバリ「人間関係のもつれ」です。どんなにあこがれていた職業でも、どれだけ熱い思いを持って入社した会社であっても、その中の人間関係がうまくいかなかったら仕事は楽しくありません。

徐々に苦痛を感じ、やがて退職の道を歩んでいくでしょう。入社前にどんな人間がいて、その人が自分の敵になるのかなんて全く分かりません。

なので、私が気にしていたことは実際の会社訪問の時にパートの人たちのお仕事への向き合い方を見ていました。楽しく仕事できていると感じた会社であれば問題無いと思います。

あと、自分の年代の人が多く働いているかもチェックしました。一人でも自分の気持ちをわかってくれそうな人が多い会社であれば辛いことも乗り切ることはできると思います。

お給料も大事~給与体系は細かくチェック~

でも、どんなに働く環境が良いとわかっても、自分の仕事に見合った給料がもらえるのかというのもやっぱり大切な事だと思います。私の場合はこの部分については少し不満のある会社でした。

重要なのは基本給です。基本給がすべての基準になっていきます。ボーナスも昇給もこれが基本でした。私の入社した会社は基本給19万円プラス各手当が付くと言ったものでしたが、しっかり見ていなかった私も悪いのですが、基本給に出勤手当という形で19万円というものを形成していました。

実際は基本給14万円プラス出勤手当5万円という形でした。これは結構大きかったです。入社後とても頑張った年のボーナスで最高査定のSAという評価をもらえたことがありました。

でも、自分が思うほどのボーナス額ではなかったのです。これは基本給が低かったことが影響しました。そのほか、営業職にありがちな「営業手当」というのもあってこれによって残業代が付かないことがあります。

反省点ですが、面接では聞きにくいのは理解しますが、最初にしっかり確認しておくべきことだと思います。

通勤時間の問題も忘れないで

これは私の場合、地元のハローワークに相談していたこともあって大きな問題にはなりませんでしたが、民間の転職サイトなどでの転職を希望している方は注意です。

勤務地ってとても重要。今、住んでいる住所からどのような移動手段で通勤するのか、どれくらいの通勤時間がかかるのか私の会社は中心部から離れた工業団地内に立地していたので、自動車通勤も可能で、自宅から約30分の所にありました。

これは通勤時間としては短い方だと思います。一日の仕事が終わって、くたびれた身体で帰宅するのはかなりしんどいことだと思います。転職の際はこれも注意してほしいひとつです。

接客業から転職する際の職務経歴書のポイント

自己PRのポイント

私は、畑違いの職種への転職でした。なので、履歴書に一般的なことを記入し、職務経歴書には店舗でやってきたバイトの子たちとの活動を書きました。

それらを通じて人との接し方を学んだり、人をどうやって自分の味方に付けていくかと言ったことを記入しました。接客業という職種の最大の能力と言っていい人との付き合い方に自身ああったのでこれは大きなアピールポイントとしましょう。

志望動機のポイント

志望動機についても、前職の経験を活かし、人とのつながりを大事にする営業職というものにチャレンジしていきたいことを前面に押し出して「自分はこの会社で何ができるのか」ということをアピールしました。

よくある、「社風に合っている」のような会社の素晴らしいと思われるようなことは一切書いていません。自分ができることを中心に書いていました。

最初は面接を受ける会社がどんなことをしているのか中身まではわからないこともあると思います。なので、人との会話を通じて営業職として企業に貢献したいんだよということをできるだけ具体的に考えていきましょう。

接客業からの転職に悩んでいるあなたへ伝えたいこと

未来は明るいことを信じましょう

私の話を読んでくれているということは、すでに何度も転職を考えてきた人たちなんだと思います。今が辛くても新しい未来は必ずあります。

私のように、どんな会社に入るのが退職したことを正当化できるのかということばかり考えていたプライドなんて取っ払って転職が叶ったことはとてもよかったことだと思っています。

自分の存在価値を認めてくれる会社は必ずあります。それを信じて一歩踏み出してほしいと思います。

転職そのもに悩むなら、転職先でどうやって頑張っていくかを悩んだ方が得

どれだけ頑張っても、異動によって、それまでの評価はあまり意味のないものでした。新しい店舗で何ができるか、できなければそれはその店舗人生の失敗を意味します。

3年もたてば新しい店舗への異動もあるかもしれません、ですが、どこまで我慢して仕事を続けらつかと言えばこれは厳しいと答えざるを得ません。

それより、スパッと今の仕事を諦めて新しい会社で何ができるのか、何を頑張ればいいのかを考えるほうがよっぽど前向きだと思います。

私は、この切り替えができたことが転職先を見つける大きな原動力になったと確信しています。

まとめ

転職に悩んでわかったこと。それは、誰も自分の未来を変えてくれる人はいません。自分自身で切り拓くほかないというのが結論です。ここに到達するまでに自分の中であれこれ考えていた時間が今ではどれほど無駄なことだったのかと思います。

接客業から営業職への転職をして、この経験を積めばそれからはどんな会社に変わってもそのノウハウやスキルは必ず役に立ちます。

幸せなことに、私の2度目の転職は給与の部分ではそれまでの自分を大きく評価してくれたものでした。売るものは変わっても顧客の要望を理解し形にしてくことは変わりません。さあ、悩んでないでとにかく一歩踏み出すことです。自分を信じて頑張って下さい!

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この記事の監修者

株式会社eia

 

この記事の企画・監修者は株式会社eiaです。クラウドソーシングサービスより実際の体験談の執筆依頼・インタビュー調査した内容をまとめた記事になります。

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