最近は、ブラック企業という言葉が大きな社会問題にもなっていますが、過重労働によって精神的に追いつめられてしまう人も少なくありません。

年齢によって多少の差異はあるにせよ、やはり人間ですので身体には限界があります。高度成長期の頃などには「気合いと根性」という風潮もありましたが、本来はワークライフバランスがとても大切ですよね。

「もう疲れました・・・」ということは、あなたはきっと今までかなり無理をして頑張ってこられたのだと思います。そして、現在もう限界に近い状態なのではないでしょうか。

まずは、自分自身が壊れてしまう前に、しっかりとその原因を見極めて最善策を導き出してゆきましょう。

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(診断時間は約5分です)

休みが取れない原因を探る

休みが取れないという原因が会社の運営方針にあるのか、あるいはあなた個人もしくは所属チームの作業効率等にあるのかをまず見極める必要があります。

本来会社というものは、社員の健康を守るために最低限の休みを取得させることが義務づけられています。しかし、残念なことに世の中にはそうしたものを無視して極端な労働を強いるブラック企業というものが存在しています。

あなたの勤めている会社がもしそういった会社であるならば、迷うことなく辞めてしまいましょう。

我慢をしても、あなたの大切な人生の時間がどんどん削ぎ落とされてしまってはもったいないことですよね。

逆に仕事効率に問題がある場合には、改善の余地があります。仕事の効率アップを計るためには、まずはしっかりとしたスケジューリングと他のメンバーとのコミュニケーションが重要になります。

仕事というのは、もちろん個人個人が責任と向上心をもってこなしてゆくものであり、何かしらの問題にぶち当たった時には試行錯誤してそれに立ち向かい乗り越えることで本人のスキルもアップし、社内での評価もあがってゆくものです。

とはいえ個人プレーで成果を出すことだけが重要なわけではありませんし、時には誰かに頼ることも大切です。

仕事の効率化というと、無駄を省いて要領よく作業を進めることと思われがちですが、ここでいう効率化というのは「得手不得手を理解し、上手に人を使う」という意味です。

使うといっても決して他人を利用するということではなく、素直にできないことは認め、できる人の力を借りたり社内外に関わらず第3者のアドバイスを仰ぐなどして、壁の前で足踏みをする時間を削減するということです。

自分では見えなかったものが、違う視点からの助言で急に見えてくることもあります。

その結果、気持ちに余裕ができれば、今直にでも辞めてしまいたいという思いが薄くなるかもしれません。

疲れを感じさせているものを見極める

疲れてしまったということは、当然どこかに大きな負担がかかっているからですよね。

そしておそらくは心身共に疲れ果てているのだと思いますが、どちらの疲労度がより大きいのかを見極めることは、その後の対処方法を選択するうえで重要なポイントとなってきます。

身体的負担であるならば、まずは物理的な休息が必要ですよね。休みが少なく残業も多いようであれば、睡眠不足などの積み重ねで身体を壊してしまう可能性もあります。

そこでまず立ち止まって振り返ってみて欲しいこと、それは夜家に帰ってから寝るまでにどの程度の時間的余裕があるかということです。

忙しく働いている人の中には、日頃自由になる時間が少ない分、逆に寝つく寸前まで布団の中でついつい長々とスマホを見てしまったり寝酒をしてしまうことが習慣となっている人などもいます。

ですが、このような習慣がある場合には睡眠時間が少なくなるだけでなく、睡眠の質自体が著しく低下するため、疲れを引きずる原因となってしまいます。

また、遅い時間に脂っこいものや味の濃いもの、あるいは甘いお菓子などを食べることも胃腸に十分な休息が与えられないため内蔵疲労を起こして倦怠感が抜けなかったり、いつも胃に不快感が出てしまう原因になるので注意が必要です。

小さなことではありますが、忙しい時にこそ生活のリズムを出来る限り意識的に整えることで、感じている疲労感が改善され、頭がスッキリとして気持ち的にも前向きになれるケースもあります。

一方厄介なのは、身体的負担が精神的負担が起因となって発現している場合です。単純な身体負担でれば休息をとることで改善しますが、精神的負担がある場合には物理的な解決を試みてもなかなか改善しないものです。

ストレスは前述した就寝前の悪い習慣同様に、睡眠の質や胃腸の活動を著しく妨げてしまいますので、必然的に肉体疲労も重くなってしまいます。

この状態を1人で抱え込んでずっと我慢し続けてしまうと、知らない内に精神がどんどん追いつめられてゆき、重い鬱病を発症してしまう危険もありますし、1度発症してしまえば1日や2日で完治することはなく、その後長い時間をかけて向き合って行かなくてはなりません。

時には自分のわがままを許容して、有給休暇を利用したり思い切って長期休暇を取得するなどして、心身を休める時間をもつことも大切です。

何故休みたいのかを整理する

仮に十分な休みが取れた場合、何をしたいのかを整理してみるのも良いでしょう。この行程を踏むことで、あなたが本当に望んでいるものが何であるかが少なからず見えてくるはずです。

もし、とにかく寝たい、身体を休めたい、ということばかりが思い浮かぶのであれば、それはあなたの身体がもう体力の限界にきていることを表しています。

無理をし続ければ、心臓にも大きな負担をかけるような結果になりかねません。

今の状況を早急に改善するために、上司等に相談したり、場合によっては病院へいって診断書を出してもらい、半ば強制的にあなた自身を過重労働から遠ざけることもひとつの方法です。

それさえ門前払いをするような職場であれば、自分自身を守るために辞職するというのも正しい手段と言えるでしょう。

逆に、肉体的な休息ではなく、例えばもっと遊びたい、もっと恋人と一緒に過ごしたいというような願望が多く出てくるのであれば、まずはその願望を叶えるために本当に今の仕事を手放してしまって良いのかを、立ち止まってゆっくりと考える必要もあります。

どんな仕事でも100%満足のゆく環境を得るということは、なかなか難しいものですよね。

業界によっては年間の取得可能休暇は多くとも、繁忙期や閑散期があり、繁忙期には連日残業で週末休みも返上という企業も少なくありません。

休みは十分にあるものの、お給料がとても低く時間はあれど遊ぶ金無しというパターンや、仕事自体にちっともやりがいを感じられないというパターンもあります。本当に辞めることが最善なのかをしっかりと見極めましょう。

そして最後にもうひとつ、具体的なものが何も思いつかない場合。

もし、あなたが十分な休みがあった時に何をしたいのかが思い浮かばないのであれば、もしかすると忙し過ぎて休みがないことが、辛いと感じている本当の理由ではない可能性があります。

やりがいや、仕事内容、あるいは職場の人間関係、そういったものの中に満たされない思いがあり、それが気づかぬ内に鬱積して心身を蝕んでいることも考えられます。

このようなものが原因である場合には、あなた自身の夢は何なのか、最終的に辿りつきたいのはどんな場所なのか、業務内容も含め1度しっかりと整理をし、必要に応じて転職などを見据えて準備を進めてみるのが良いかもしれません。

辞めた後のシミュレーションをする

仕事に限らず自分自身が問題の渦中にある時には、概して視野が狭くなってしまうものです。

今のあなたで言えば、十分な休みも取れない辛さから逃れたい気持ちでいっぱいで、辞めてしまうことしか楽になれる方法は無いと感じているかもしれません。

しかし物事を多角的に見れなくなっている時には、本来なら選択しないような道を取ってしまったり、柔軟な考えができなくなってしまって、目の前のものに突き進んでしまうことも少なくありません。

その勢いのまま飛び出して、はたと立ち止まった時に後悔をしても、その時にはもう後戻りはできません。そうならない為にも、辞めてしまう前に現状を抜け出した後のことまで今の内にシミュレーションしておきましょう。

会社を辞めてしばらくは、所定の条件を満たしていれば失業保険などを得ながら生活はできるでしょう。

しかしあくまでそれは次の就職までの準備期間ですので、何もせずに遊んで暮らすことはできませんよね。

それまで忙しく働いていた人が急に何もしなくて良い(何もすることがない)環境に置かれてよく陥ってしまうのが、社会における自分の存在意義を見失って不安になるというものです。

また、次の職場が既に決まっていたり、親が資産家であったり、結婚していて家庭に入っても特に経済的な問題が無い人はまだ良いのですが、そうでない場合、辞めてすぐは穏やかに流れる時間に安堵していても、再就職が決まらなければ経済的な不安はまず確実にやってきます。

この手の不安というのは、想像している以上に精神的な重しになってしまいます。

せっかく忙しい毎日から解放されても、今度は生活の不安に苛まれ、自由な時間を満喫する経済的余裕も無くなってしまっては、全く意味がありませんので、そんな状況は出来る限り回避したいところですよね。

忙しい会社ではなかなか在籍したまま転職活動をするというのは厳しいかとは思いますが、次に何をしたいか、どんな会社が良いのかということぐらいはしっかりと事前に心の中で方向性を立てておくことが重要です。

それが明確であれば、自ずと次ぎに何をすべきがが見えてくるはずですし、目標があるということはそれだけでも精神的な支えになります。

もっと言えば、目指すべき場所が明確であれば、しばらくのんびり過ごしたとしても、不安に苛まれることはないでしょう。

客観的な目を持つ

嫌なことや辛いことというのは、強い負担を強いるのでどうしてもそういった部分にばかり目がいきがちですが、あえて意識的に良い部分に目を向けてみましょう。

例えば職場での評価であったり、入社したてのワクワクした気持ちだったり、同僚との何気ない会話だったり、そういった楽しかったことや自慢に思えるものを思い出すことで、辛さ以外の感情が生まれることもあります。

当事者が客観的な目を持つことは容易いことではないのですが、身近な友人と自分をそっくり入れ替えた状態を想像してみてください。

そして、その相手から今のあなたと同じ悩みを打ち明けられたと仮定した場合に、あなたはどんなアドバイスをするでしょうか。

客観的に分析することはとても難しいことではあるのですが、本来は自分自身のことを誰よりも一番知っているのは自分自身だということもまた事実なのです。

この手法は会社の新人研修などでも実施されることがあるのですが、他人と自分を置き換えることで、それまで感情に押し流されて見えなかった自己の中の本音や、冷静な視点を引き出すことができるというものです。

自分1人の頭の中で行うよりも、実際友達など信頼できる相手に付き合ってもらって対面で行うのがより効果的です。

そしてその際に、相手にはあなたと同じ悩みだけでなく、その人自身があなたの立場になった時に感じると思われることを、なりきって相談してもらってください。

あなたもまた、仕事のことだけでなく例えば日々の生活や、やりたいこと、将来の夢など相手に聞きたいことがあれば何でも良いのでどんどん質問してみてください。

そのうえで最後にもう1度、今度はお互いの本来の立場で同じ質問をしてみましょう。そうすることで、あなた自身が自分で気づかなかった視点に出会えたり、その結果新たな選択肢を見付けることができる可能性もあります。

何よりこのワークショップを通じて、抱えている問題がクリアになると同時に、吐き出すことが精神的な負担の軽減にもなるので一石二鳥でもあります。

まとめ

社会で生きてゆくこと、生活をするためのお金を稼ぐということは決して楽なことではありません。

学生時代とは異なり、人間関係にしても、嫌だったら付き合わなければ良いという選択肢はなく、嫌でも付き合わざるを得ない相手や、不満があってもやらなくてはならない業務をはじめ、様々な場面で妥協しなくてはならないことは沢山あります。

しかし、ひとつだけ妥協してはいけないことがあります。それは心身を犠牲にしてまで働くべきではないということです。

そして本来その見極めができるのは他でもない、あなた自身です。

休みが少なく辛いという思いが本当のところどこから来ているのかを冷静かつ客観的に分析し、そのうえで焦ることなく、自分の心の声にしっかりと耳を傾け最良の道を進んでくださいね。

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(診断時間は約5分です)