私は大学時代、福祉学部に所属し4年間勉強して卒業しました。大学時代に高齢者施設において生活相談員になりたいと思うようになり、社会福祉士の勉強を始めました。

大学を卒業する前に国家試験に合格することが出来、社会福祉士の資格を取得しました。卒業後は相談員になる前にまずは高齢者福祉の現場経験を積んだ方が良いと学校の先生から助言を頂いていたため、経験を積むために特別養護老人ホームに就職し介護士として現場経験を積んできました。

その後は別の会社に転職し、デイサービスの生活相談員や地域包括支援センター等で勤務経験がありますので、特養を辞めたい方はご参考にしてください。

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特養を辞めたくなった理由

人間関係

人間関係の問題は介護現場において頻繁に聞かれる問題です。同じ介護士同士において関係性に亀裂が入ることもあれば、介護士と看護師等といった異業種での関係性亀裂もあります。当然、上司との関係性等といった場合もあります。

介護は利用者の生活を支えることを仕事にしており、生活を支えるという視点においては介護だけでなく、医療の力も必要になってきますので、医療職が介入してくる場合が多々あります。

たいていの場合、ケアを行う上での方向性の違いから関係性のズレが生じてくるケースがあります。そもそも医療と介護では同じ利用者でも捉える視点は異なるのが当然です。

しかし、そのことを良しとせずに溝を埋めることが出来ないままでいる場合があります。

これだけに限りませんが、介護は色んな専門職や色んな世代が集う現場になっているため、仕事に対する考え方等の違いから人間関係問題に発展してしまうトラブルが存在します。

>仕事内容

介護職は利用者の生活を支えていく職業です。利用者の体の状態によっては排泄介助・食事介助・入浴介助等、すべてをこなしていかなければなりません。

又、離床や臥床の際にも介助を必要とする人もいるため、介護士にかかってくる負担は決して軽いとは言い切れません。

仕事に対して得意・苦手などの評価をしてしまうのはあまり良くないかもしれませんが、他人の下の世話をするというのは苦手と考える人も中にはいます。想像している以上に辛いと感じてしまうのが介護の仕事です。

生活リズムの乱れ

介護は利用者の生活を支える役割のため、契約形態にもよりますが、固定休みは存在しません。24時間365日稼働しているのが高齢者施設です。

祝日や年末年始休みもありません。更に、早番・日勤・遅番・夜勤などの勤務が発生するため、日によって出勤時間も変化します。この関係で当然生活リズムを崩されてしまいます。

慣れてしまえばある程度は大丈夫ですが、慣れないうちは体がついていけずに体調を崩してしまうケースもあるかもしれません。

給料が決して高くはない

これは世間的にも既に認知されている話ですが、これだけ重労働にも関わらず、頂ける給料は決して高いという訳ではありません。

夜勤手当てや資格手当て等である程度加算されますが、それでも他職種と比べてもらっている訳ではありません。同じ職場で働く看護師の方がより多く給料をもらっている事実があります。

将来への不安

このまま介護現場で続けていって大丈夫なのか、将来に対する不安が出てくるのも当然の話です。まだ若いうちは若者の力で多少の無理もカバーできましたが、年齢を重ねてくるとそうもいきません。

肩の痛みや特に腰痛を発症しやすくなってしまいます。又、独身の方と家庭をもち子どもがいる家庭の方を比較しても置かれている状況が全く異なります。

特に子どもを持っている人にとっては年中稼働している介護現場に入ってしまうと子供との休みが重ならず交流も減ってしまいます。更に給料も昇給する機会が少ないため、家計簿を直撃していきます。

他にも色んな側面が考えられますが、これらの状況により、将来のことを不安し退職してしまうケースはあります。

私は現場に顔を出さない上司との人間関係が理由で辞めました

私は大学を卒業してから現在に至るまでに転職を何度か繰り返してきました。転職をしてしまった原因は多々あります。介護の仕事は重労働と言っても過言ではありません。

休みなくフル稼働している施設ですので固定休みは存在せず、それに加えて勤務時間も変則的なため体調を崩しやすくなります。私は腰痛を発症し満足に仕事ができなくなってしまうことがありました。

又、給料面でも決して満足できるような給料を頂けるような業界ではありません。しかし、退職する一番のきっかけになったのが人間関係です。人間関係の問題は未だにどこの施設でも頭を悩ませている問題の一つです。

私の場合、特にひどかったのが上司との関係性でした。上司は特に現場介護をするわけではなく、どちらかといえば運営サイドの人間です。1日に一度も現場に顔を出すことなく事務室にこもりっきりの時もあるくらい、現場に顔を出さないような人でした。

そのくせ、現場職員に対して業務を改善するように求めてきたりするので現場職員は不満を持っていました。

特別養護老人ホームにおける入所者の方々は重度な介護状態になっている方や認知症がかなり進んできてしまっている方々が多くを占めています。

そのため、かなりの人数で対応しなければならない状況が多々あるのですが、そういった状況をほとんど無視し、数字だけを見て計算しようとする上司には現場に来てもらいたいと何度も感じたものです。

現場の意見をほとんどスルーしてしまう運営サイドの上司の下で働いてしまっていると、こちら側が本当に壊れてしまうと危機感を感じるようになりました。

なんども上司には訴え、それでもダメなら施設のトップの人に手紙を書いて改善を訴えましたが聞き入れてもらえることはありませんでした。トップが変わらないようならその下にいる上司が変わるわけがないと落胆を覚え、結局そこの施設は1年半で退職することになりました。

特養を辞めるべきではない人

  • 介護に関する資格を所有していない
  • 一連の介護技術を習得していない
  • 転職経験がかなりある
  • 友人、知人の紹介で就職した
  • 就職してまだ間もない

上記のような項目に当てはまる方々は今はまだ辞めるときではありません。逆に言えば、これらにも該当しないような場合は辞める決断をしても良いと思います。

なぜ上記の項目に当てはまるような方は退職を控えた方が良いのかを説明していきます。

まずは介護に関する資格を何も有していない場合ですが、転職するにしても経験者を待遇する流れがこの業界にはあります。無資格ゆえに入れないケースもまだまだ多く存在します。又、資格を有している方が資格手当にも反映され給料が上がる可能性が高いです。

これは会社によって異なる話ですが、資格取得を応援してくれる場所もあり、場合によっては受講料を一部負担してくれる会社もあります。普通に受ければ決して安くない受講料ですが、一部負担してくれるなら乗らない手はありません。

しっかりと勉強し資格を取得してから退職されてもまだまだ遅くはありません。次に一連の介護技術を習得せずに辞めてしまうのはかなり勿体ない状況です。

入浴介助・食事介助・排泄介助などは施設や利用者によって多少違うにしろ、全く異なるという場合は本当に稀です。今この現場で習得した知識や技術は次の現場でも必ず活かされる時がやってきます。

その時のためにも今の現場で身につけるだけ身につけてしまいましょう。その方が後で楽になる可能性が高いです。転職経験がかなりある方も退職するには注意が必要です。

なぜなら採用人事の視点から考えた時に転職履歴が多いことは必ずしもプラスに捉えられるような機会が少ないからです。

自分はこんなにも技術があり、知識も併せ持っているにもかかわらず、それすら見てもらえないで不採用となるケースもよくある話ですので、退職される前に今一度考えてみてください。

友人、知人の紹介で就職した方に関しても退職するリスクが発生します。特に紹介してくれた人がすでに自分より前に退職している場合ですと話が違ってきますが、紹介者がまだ勤めているにもかかわらず自分が先に辞めてしまうのはその後の友人・知人関係に亀裂が生じる可能性があります。

なぜならお互いに申し訳ない気持ちに襲われる可能性があるからです。喧嘩までは行かずとも疎遠になってしまうことはあるかもしれません。

辞める決断をする前に今後のその人との関係性をよく考えた上で、それでも退職したいという気持ちが強く出てしまうようでしたら、退職することでの関係性亀裂を最小限にするよう対策が必要かもしれません。

最後に就職して間もない方は退職をお勧めしません。ドクターストップがかかった、家族の関係で急遽遠くに引っ越すことになってしまった等、どうしようもない事情の場合は仕方ありませんが、それ以外でしたらもう少し様子を見ることをおすすめします。

理由としては履歴書に傷がつくからです。もうこれ以降、一生働かないと決めている人は別ですが、ほとんどの方の場合は転職して他の仕事をすると思います。

当然履歴書の提出は必須であり虚偽の履歴書を作成するわけにはいきませんから、例えば1ヶ月で辞めてしまった場合その旨もきちんと書かなければなりません。そうなると採用担当者はそのことに関してほとんどの確率で突っ込んで聞いてきます。

ここの会社を1ヶ月で退職されていますが何かあったんですか、等といった感じで聞いてきた場合、自分の力が及ばない引っ越しせざるを得ない状況の場合は採用担当者も納得されるのですが、そうでない場合はマイナス面として認識されてしまいます。

そうなると次の仕事に就職するまでにかなりの労力を必要とすることになってしまうので、就職して間もない方はもう少し様子を見ることをお勧めします。

特養を辞めるときの注意点

  • 本当に心残りがないかどうか
  • 退職するタイミングにも注意が必要
  • 退職金について

特別養護老人ホームを退職される場合は上記のことも注意に入れる必要があります。まずは本当に心残りがないかどうかを今一度問いかけてみてください。そこで出会った利用者の人たちは言い方が悪いかもしれませんが、これが最後の別れとなってしまう方々が多くいるはずです。

その方々のことを考えた時に心残りがないようにきちんと自分の気持ちに区切りをつけてしまうことが大切です。私たち介護士はその方々の体を借りながら介護技術や経験を積んできたと表現しても良いくらいです。

その方々を通して身につけた知識技術をこれからも忘れずに大切にしてください。

退職するタイミングにおいても注意が必要です。経営者からしてみれば嫌な話ですが、ボーナスが支給される時期が過ぎてから退職をすることが理想です。余計にお金をもらってから退職する形を嫌がる人もいるかもしれません。

しかし、私たち介護士は今まで現場で精一杯頑張り、耐えるところは必死に耐えてきました。体を悪くした方もいらっしゃるかもしれません。

自分の身を犠牲にしているわけですから、しっかりと権利としてもらえるものはもらっておくくらいの気持ちでいくと良いかもしれません。

最後に退職金についてもよく見ておくと良いです。先ほどのボーナス時期と重なる所がありますが、退職金も労働者の立派な権利です。しかし、企業によっては就業して何年以上の人にしか支給されないケースがあります。

就業規則をきちんと読み込み自分がそこに達しているのかをしっかりと見極めていきましょう。

私が特養から高齢者福祉センターに転職した理由

特別養護老人ホームで現場経験を積んでいたのですが、人間関係が原因で退職し高齢者福祉センターの分野に就職しました。高齢者福祉センターは主に介護予防をメインする場所で、生きがい作りや居場所作りなどを企画し実施していきます。

対象は地域の高齢者なのですが、ほとんどの方が介護保険を申請する前の元気高齢者の方です。ですので、特別養護老人ホームで行ってきた排泄介助や食事介助は仕事の中には含まれません。

なぜこの仕事場にしたかというと、せっかく介護経験を積んだのにも関わらず、全く違う仕事につくのは勿体ないと感じてしまうことと、介護の世界において働く気持ちも薄れてしまったので介護の手前である介護予防なら経験も活かせるのではないかと考えこの職場を選びました。

ネットで検索をかけていたら求人サイトを見つけ応募させていただいたと言う状態です。介護予防運動指導員の資格を取得し、資格取得に関わる費用は会社で払っていただいたため実費はなしです。

現場は違えど、今も高齢者のために仕事をしています。

まとめ

仕事を辞めるというのは並大抵のことではありませんし、軽々しく決めて良いわけでもありません。

きちんと辞めた後のことも考えながら決めなければなりませんし、自分のライフプランをしっかりと立てていかなければ、転職経験をひたすら繰り返してしまう可能性もあります。

しかし、これだけ言ってしまうと退職することが悪のように感じてしまうことがあるかもしれませんが、そんなことはありません。無理は禁物ですし、我慢した挙句に体調を崩してしまっては元も子もありません。

退職する上での注意点はあるものの、自分のことを一番に考え総合的に判断していただければと思います。

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