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私は社会福祉の学校で2年学び、介護福祉士の免許を取得しました。学校に行き始めた1年目には、実習が辛すぎて、この先免許を取得しても、この仕事には就かないだろうなぁと思ったことも多々ありました。

現在、福祉の学校に通っておられるあなたもそう感じることはあるのではないでしょうか?

でも私が実習の中で唯一、訪問介護には魅力を感じることが出来ました。

訪問介護の現場では利用者様と支援員が1対1の関係なので、介護保険など定められた規定内であっても、ある程度は自分の心ゆくまで支援してあげられると思い、免許を取得出来たからには訪問介護で頑張ろうと心に決め就職したのです。

今読んで下さっているあなたもきっと私と同じような思いで訪問介護事業所に勤め始められたのではないでしょうか。

しかし、現実はそんな甘いものではありませんよね。今現在は7年間正社員で働いてきた訪問介護から離れ、違う分野で働いています。

現在、訪問介護支援員を辞めたいとお考えのあなたに私の実際の体験談を少しお話したいと思います。

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訪問介護を辞めたくなった理由

難しい利用者ばかり割り当てられる

訪問介護では、正社員やパートタイマーの他に、登録パートとして一件当たりの報酬での働き方など様々な体系があります。

そこで、難しい利用者いわゆる、支援者に無理難題を押し付けてくる利用者、または多大な労力の要る利用者など、扱いにくい利用者の訪問は大抵が正社員にまわってきます。

もちろん、パートの方も文句ひとつ言わずにどんな利用者にも対応してくれる方も少なからずは居てくれます。しかし大抵は「あの利用者は無理」と言われると決まって、社員に回ってきます。

そういったことを繰り返していくうちに、気がつけば、わがまま言いたい放題の利用者やうるさい家族が居る利用者ばかりを毎日訪問する羽目になっていました。

あなたはこんな思いをしている支援員のひとりではないですか?

管理者からの連絡報告が足りない

利用者宅に訪問に行った以上は自分で責任を持って仕事したいですよね。介護こそ利用者との信頼関係が一番大切ですから、利用者の状態、変化を理解してから訪問するべきだと思います。

訪問介護は次から次へと現場に行くため、事業所に帰れないことなんて日常茶飯事。事業所に家族からの連絡なんて管理者から連絡を貰わないと知る由もないのです。

しかしながら、現実は忙しさも手伝ってか、今朝救急搬送されておられたのも知らず、訪問して初めて家族に聞き、事実を知ることもしばしば。

「え?そうだったのですか?」なんて家族に言える訳もなく、その場をなんとか凌ぐしかない。状況もわからないまま話合わせるのって、ちょっと家族への罪悪感もあったりして、大変です・‥。

何でも屋にさせられてしまう

訪問介護とは、自費介護もあるけれど、大抵は介護保険または障がい保険の規定に則って、支援を行います。ですが、中には高齢者や障がい者の方に全く保険を理解しておられない方も多いのが現実です。

保険内では出来ない、してあげたくてもしてはならないことも沢山ありますよね。

支援員イコールお手伝いさんの様な感覚をお持ちの利用者がいて、出来ないことを説明しても、「それぐらいしてくれてもいいでしょ」と言わんばかりに不満を抱く利用者もおられたり、怒って連絡してくる家族が居たり・・・。

まだまだ介護保険等の理解がないのは事実で仕方ないですが、それでこちらの立場が悪くなってしまうなんてことも多いのです。

支援員のあなたもこのような悩みをお持ちではなないでしょうか?

持病が再発する

介護と言えば腰痛など身体に負担がかかるのはまず当たり前とも言えるほど体力勝負。

体重のある利用者を移乗するのにも、もちろんプロとしてある程度コツはあります。しかし、やはり、力は居る。体位変換だって、コツがあるとはゆえ、腰、首などを中心に身体に響きます。少し腰痛が治ってきたと思う頃にまた、体力のいる利用者のサービスに連続して入ったりして、また余計に悪化する。

身体を壊してまで仕事を続けていく必要があるのか?と悶々とした日々を送っていました。今はまだ体力もどうにかなるとしても、長くは続かないと常に思う。

あなたも身体を壊してしまった経験があるのではないでしょうか?

移動距離が遠く、運転が苦になる

訪問介護は、移動も仕事のひとつですよね。ある程度上手に地理に沿って、利用者宅へ訪問出来るとよいのですが、事業所側の支援員の不足により、車で30分以上は十分にかかる利用者宅に時間内に移動しなければならないのは、とても運転中にも焦りを感じ辛かったです。

人間ある程度時間に余裕がないと、落ち着いて運転も出来ません。ついでに言うと、トイレ休憩の時間もとれないわけです。本当にいつ身体を壊してもおかしくない状態が続きます。

終いにはトイレ休憩の時間がないため、膀胱炎になった支援員もいました。

私は管理者にいいように使われていると感じ、嫌になり辞めました

先述したように、本当に色々な意味での重労働の利用者ばかりを訪問することになり、ほとほと嫌になりました。

毎日毎日、大変な利用者の訪問の中、少しでも時間が空いて、ここで休憩をとろう、と決めた瞬間、必ず私に余分に利用者宅に訪問してほしい、と管理者から連絡が来ました。

小さな子どもさんのおられるパートの方が急に出勤出来なくなるのは仕方のないことでよくあることですよね。それはいいんです。

私は遠く離れた場所に居るのに・・・。頼まれた利用者宅は事業所からすぐそばなのです。

事業所に居る管理者が直ぐに行けるのに!なぜ私が遥々と車を走らせて、利用者宅に汗水垂らして走らないといけないの?なぜ、自分で行けばいいんじゃないの?いつも心で叫んでました。

私の働いていた事業所の管理者は一度行って自分が苦手だと感じた利用者には二度と訪問しないというのがお決まりでした。シフト作成をしているのもその管理者だし、自分は皆が行きたがる優しい利用者だけポツポツと行くだけなのです。

私は管理者だから忙しい、忙しいと周りにアピールしていて、周りもウンザリしているのですが、皆大人だし、口には出さず我慢するしかない環境がもうすでに出来上がっていました。

あなたの事業所の管理者にそうゆうタイプの人はいませんか?

後もうひとつ。明らかにこの仕事にウンザリしてから、私自身変わってしまったことがあります。私生活で高齢者の話を聞く余裕がなくなることです。

この仕事を始めた数年は、自分でも天職だと思うくらい私も張り切っていました。

しかしながら、数年が経ち、どんどん現実を知っていくことで、ほとほとウンザリしてしまい、挙句には、親戚のお年寄りの家に行く用事がある時など、以前はいつでも近くにいるのだから声かけてね。と親戚にも言っていたのですが、お年寄りと話すこと自体が嫌になり、自分自身の気持ちに余裕がなくなり、なんて私って冷たいんだろうと自己嫌悪に陥ってしまうことも・・・。

もうこんな思いまでしてストレス抱えてまで支援員を続ける必要はないと思った時、辞めよう!と決意したのでした。あなたも私と同じような思いを感じたことがあるのではないでしょうか?

きっちり最後まで責任を持ち、引き継ぎを終え、退職したら、ストレスもなくなり、気持ちに余裕も戻り、またお年寄りの話を聞けるようになりました。

人は井の中の蛙で、渦中にいる時は、今の仕事を全うしないといけないという使命感に襲われるのですが、人は職種だって自由に選べる権利があるわけで転職がいけないという訳ではないんですよね。

もしかすると、そのピンチがチャンスになり、全く違う分野で飛躍する可能性だって大なのです。

訪問介護を辞めてもいい人

辞めるべきではない人

  • まだ訪問介護支援員の仕事が楽しいと一度も思った経験のない人
  • 施設など沢山職員が居る場所に馴染めない人または、1人行動が好きな方
  • 車での移動が全く苦にならない、または、運転が大好きな人

上記の3点にあてはまる方は辞めても後悔があるかもしれません。介護業界は、どこの施設や事業所も人手不足により、今やいくらでも、求人はあります。

辞めることは安易ですが、次へのビジョンがはっきりしていないと、どこに勤めても同じ気持ちに陥るのかもしれません。

ほとほと嫌になるのにもある程度期間はあるものです。

中には優しい言葉をかけてくださる利用者もいますし、1対1の付き合いで週に何度も顔を見ていれば、阿吽の呼吸で楽々支援を行うことも出来てきます。その訪問介護の楽しさ、やりがいを一度も感じることなく、辞めてしまったらどうでしょう。

もっとあの時こうしていれば‥。という後悔の結末にもなりかねませんね。

とにかく1人行動が大好きというあなたも、訪問介護支援員は向いているかもしれません。辞めてしまったら、次は施設?販売業?営業?どれをとってもチームで働くのですから、やっぱり1人が気楽と思ってしまうかもしれませんね。

車での移動が大好きというあなたも、遠い場所への移動だってヘッチャラで、次の訪問先へも楽しく気分転換しながら行くことが出来そうですね。

辞めてもいい人

  • 訪問介護の仕事の全般を知り、仕事自体にウンザリしていて、全く事業所に未練がない人
  • ヘルニアなど持病がある人または華奢で力のない人
  • 次にやりたいことが明確にある人
  • 車での移動が、苦になる人
  • 社交的で職員と仲良くなり付き合いの出来る人

私はこの全てに当てはまりますが(笑)あなたは、どうでしょうか?

燃え尽き症候群とでもいうのでしょうか。ウンザリし過ぎて、全く未練がなくなる瞬間がありますよね。もう絶対に続けられない。続けたくない。と思う気持ち。

当てはまるあなたは、スッパリ辞めてしまった方が心身ともに明るくなり、運が上向く可能性大です。介護とはやはり重労働です。持病があると必ず出てくるし、長続きは出来ません。

やりたいことが明確にあるあなたは、是非飛び込んでみるのもいいです。どうせ嫌な毎日を過ごすなら、思い切って辞めて別世界に行って試してみる価値はありますよ。

ただ、車での移動が苦になる方は訪問介護支援員はちょっと難しいですね。楽しいドライブならいいですが、行っても行っても行く先は利用者宅なのですから、最低限、運転が好きじゃなければ、移動、移動にウンザリしてくると思います。

訪問介護支援員って、1人で気楽で良い面もありますけど、たまに1人で不安な時、あなたにもありますよね?たまに2人介助で行ったり、同行があるとちょっと心強かったり、楽しかったりして。そこそこ社交的なあなたなら、チームで働くのも向いているかもしれませんね。

訪問介護を辞めるときの注意点

  • 必ず前もって、退職したい意思を上長に伝えておく
  • 利用者には辞めることは伝えない
  • 最後まで責任を持って仕事をやり通す

訪問介護では、時間ごとに担当支援員が割り当てられているので、突然辞めます、では、一番に利用者に迷惑がかかってしまいます。

どんなに早く辞めたくても、しっかり引き継ぎを行い、最後まで耐え抜けくことが大切なように思います。

支援員のこちらからすれば、重労働の利用者宅に訪問するのは、はっきり言って気の重いことでしかないですよね。しかし、中にはその支援員を待ちわびてくれている利用者もいる訳です。

利用者の多くは、高齢で、ちょっとしたショックが病状を悪化させたりもしかねません。もうこの人来てくれないんだと分かれば、ガクンと肩を落とされる利用者もいるため、ここは、明るく訪問を終えた方が双方にとって良いように思います。

最後まで事故のないよう、気を引き締めて支援に努めることは言うまでもなく大切ですね。あ~あと少しだ、早く辞めたい、ばかり毎日考えて訪問して最後に事故を起こしてしまったでは本末転倒です。

それに、介護業界は意外と狭いですから、訪問介護は辞めるけれども、今後施設に関連した仕事に就く時などにも、評判良い方が有利です。

訪問介護からのおすすめ転職先

訪問介護支援員から児童通所支援事業所

これまで高齢者を相手に仕事してきて、ウンザリしているあなたには、子どものパワーをもらい仕事をすることは、とても新鮮なことかもしれません。児童通所支援事業所では、ハンディのある子どもを相手に仕事するわけですが、体力は要ります。

しかし、精神的には子どものパワーに溢れる場所です。なんといっても毎日自然と笑顔になれることが、あなたのこれまでのストレスを癒してくれる可能性があります。

私は実際こちらに転職しました。もう子どものパワーといったら、凄いものがあります。疲れていたって、気がつけば。自然と笑っていることが癒しになっていました。

訪問介護支援員から福祉用具専門員

こちらは、福祉用具専門員などの資格を問われる職場も有りますが、ほとんどが介護福祉士で実務経験が有ればオッケーという職場は多いです。

こちらなら、今までの経験で培ってきた知識と接遇マナーを発揮し、利用者にアドバイスも出来ます。体力はさほど使わずに介護福祉士の資格も活かせるわけですね。

訪問介護支援員からサービス業

サービス業と一言でいっても様々な職種があります。訪問介護もサービス業の一種に入りますよね。今まで、言いたい放題のわがままな利用者を相手にしてきたのですから、少々の客のわがままには耐えられます(笑)

販売や営業など畑違いの職種では、また違う困難や覚えることが沢山あることも承知の上ですが、訪問介護で培ってきた接遇マナーを存分に活かして、チャレンジしてみることもおすすめです。

訪問介護支援員から新たに資格を取る

訪問介護の仕事で出会った利用者、家族などに様々な職種の人が居て、こんな仕事に就いてみたい!と思った経験はあなたはありますか?時代の流れに乗った仕事をしてみたいと思いませんか?

今度は体力勝負ではなく、医療事務やコーディネーターなど、勉強して、あなたに向いた仕事をすることも可能です。

まとめ

私も訪問介護支援員を辞めて、心身共に健康に戻りました。あの毎日の憂鬱な日々にピリオドを打つことが出来たのです。全く1ミリ足りとも後悔はありません。

今、訪問介護支援員を辞めたいと悩んでいるあなた、一番大切なものを犠牲にしてまで耐えていませんか?

憂鬱な日々でプライベートまで、仕事の嫌だったことを思い出しては暗くなる。なんて勿体ないです。あなたの心身を守るのは、職場のリーダーでも、親でも、子でもない自分自身しか居ないのです。

人それぞれ、何か悩みはあるものですよね。今すぐ訳があって、転職が出来ない人も居るかもしれない。でも身体は資本です。自分を大切に思って、どうか人生を今よりも明るいものにして欲しいと願っています。

私の経験談で少しでもあなたの決断の参考になれば幸いです。

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この記事の監修者

株式会社eia

 

この記事の企画・監修者は株式会社eiaです。クラウドソーシングサービスより実際の体験談の執筆依頼・インタビュー調査した内容をまとめた記事になります。

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